
牧師室の二窓 Pastor's note
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9月14日(日)午後4時〜15日(月)午後3時まで、第22回ディアコニア・セミナーが開催されます。今年の参加者は計44名。テーマは「田中正造とキリスト教」です。第一日目は小石川教会での講演会、二日目はバスツアーで田中正造ゆかりの地の見学です。ツアー参加者は29名。田中正造は明治初期、近代日本で最初の大規模公害となった足尾銅山鉱毒事件を追求した当時の衆議院議員であり、最後には、取り残された谷中村村民とともに最後まで抵抗運動をし、命がけで天皇に直訴状をだそうとしたキリスト者です。3.11以後、環境破壊に対する抵抗運動のシンボル的存在として多くの人々から注目されています。現在の天皇ご夫妻が数ヶ月前、田中正造の直訴状をご覧になりに記念館を訪れ、旧谷中村の渡良瀬遊水地を見学されたことにもそれが表れています。
今回は小鹿教会員で静岡大学名誉教授の芳賀直哉先生の講演と引率で田中正造を巡る旅に参加して参ります。先生は特に3.11以後、田中正造の信仰に強く引きつけられ人生観が変わったと言われています。今日、広島での大水による山崩れ災害など世界的な天候異変による災害が多発する時、キリスト者として自然とどう向き合うかが問われている時、この学びに期待するところ大です。
ディアコニア・セミナーではまた、日頃お会いできない皆さんにお会いできることも楽しみの一つです。今週の因島集会に新しい人が来られましたが、その方は明比先生と今春のイスラエル旅行で一緒の際、因島の瀬島幸子姉の事を聞いたことがきっかけで、瀬島さんを電話帳で探し当てて、今回の出会いとなりました。明比先生とお会いしてそのことをお伝えしなければと思っています。
留守中の信徒礼拝が主の祝福のうちに豊かに守られますように。
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