牧師室の二窓 Pastor's note

☆西地域教職退修会を終えて★

 6月23〜25日、鳴門市岡崎海岸の絶景パノラマを臨む、かつて天皇皇后が宿泊されたこともある老舗旅館を貸切状態で西教区の教職17名中15名が参加して、2泊3日の退修会が開かれた。「退修会」と言われるが、しかし大事な事は「修める」こと以外のところにあった。何故、主イエスは「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われたのだろうか。イエスは弟子たちだけでしばらく休むことにどのような意義を託されたのだろうか。牧師たちは日ごろ、イエスの福音を世に伝えるために「蛇の如く、鳩の如く」緊張の日々を送っている。その弟子たちがしばらく弟子たちだけで人里離れた静まった所で一緒に過ごす時を、特別な配慮をもって、恵みの賜物を与えて祝福されたのだと思う。ありのままの教職の素の姿のままに共にある二泊三日は、何があろうともそれでもやはり、リラックスの時、主の賜る祝福の時であった。たしかに肉体的には遠い旅をし、濃密な交わりに疲れを覚えるのだが、しかし、それが明けた時、新しい元気が与えられている。主のご配慮の素晴らしさである。




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