
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
|
「復活の主との邂逅」
:≪福音書日課≫ヨハネ20:1-18(新209)*≪今日の聖句≫ヨハネ20:16
イエスが、「マリア」と言われると、彼女は振り向いて、ヘブライ語で、「ラボニ」と言った。「先生」という意味である。
・復活の現われに最初に出会ったのが女性であったこと。しかもマグダラのマリアであったことは重ね重ね、主の御業の「不思議」であり、御心にかなって、この世をひっくり返す力を秘めた出来事のしるしである。
・出会いは偶然ではなく、神の出来事である。その特別な出会いとの意味をこめて、「邂逅」という難しい言葉をあえて用いた。神は御心に従って、あえて選んでその人に出会われたのである。すべてのこの世の秩序を恵みへとひっくり返すために。
・その第一番が女性であった。女性は人の数にも入れられず、証言能力も認められなかった。しかも7つの悪霊から癒やされ赦された罪の女であったことは、神の出来事の偉大さを照り返している。
・私たちの想像力が復活の理解の次元へと高められなければ、復活の出来事を受け止めることはできない。それは、この世の歴史的次元を超えた終末論的次元である。主の復活に出会うことは理性では測りがたい次元に出会うことである。それ自体、新しい代が始まる事柄である。すべてのことが新たまり、変容し、貧しい人々が祝宴に与る時が来たのである。
・イエスの復活は、古い男中心の歴史的世界が神の出来事と邂逅した終末論的瞬間である。復活に出会った者にとって、男とか女とかで区別・差別する時代は終わったのである。パウロはさらに、賢い者・無学な者、ユダヤ人や異邦人、自由人や奴隷の間の区別・差別もなくなったと宣言する。復活の夜明けとともに終末論的時が明け染めた。春分の日以後のように、トレンドは光の支配に不可逆的に傾く。 |
|
|
◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。
月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
≪第二日課≫、金曜日:≪福音書日課≫、
日曜日:≪主日説教≫(三原教会・福山教会ホームページhttp://www.mcat.ne.jp/~
miharach/ & フェイスブック「谷川卓三)でお伝えしています。
★日刊「メールマガジン版」(tanigawaster@gmail.comまでお申込みください)、フェ
イスブック(谷川卓三)、「ホームページ」(「三原教会or福山教会」)/フェイスブッ
ク(谷川卓三)で毎日更新されています。
★印刷版の「郵送サービス」(無料)で受け付けています。宛先をご連絡ください。

|