プロジェクトS 第33章 |
「宿禰島」を三原市に寄贈する 作 御畑 完治 |
2013年12月4日 ビックニュースが飛び込んで来た。 部谷さんのフェイスブックに 「宿禰島」が競売に出されたという新聞記事が投稿された。 新聞社の名前は、失念したが 入札最低限度額は、270万円(?)驚愕!! すぐさま 部谷さんにメールした。「入札前に 地主さんと交渉できませんか?部谷さんの広い交流関係者の中に このことについて詳しい人は、いませんか?」返信が来た「競売を申請した後では 事前交渉は、出来ない。」とのこと 「それならば 「裸の島」ファンに呼びかけて 寄付を募り 競売に参加できませんか?」と わたしは、提案した。 わたしは、隣で仕事をしている 開本さんに競売の話をしてみた。開本さん曰く「瀬戸内海の小島を所有するというステイタスに加え 「裸の島」の舞台になった島となれば 800万 いや1000万くらいの価値があるかもしれない。」と わたしの考えと同じであった。 翌日 仕事をしていると 携帯電話が鳴った 部谷さんから「次郎社長と話をして入札に向けて 前向きに検討する」とのこと。 その後の部谷さんは、「新藤兼人監督と映画「裸の島」を愛する会」を立ち上げ 全国の「裸の島」ファンに寄付を呼び掛けた。 凄い行動力である |
そして 運命の日 2014年2月14日 バレンタインデイの日 小雪が舞う中 わたしは、広島地裁福山支部に向かった。そこには、次郎社長 部谷さん 中野さん 堀本逸子さんが 緊張した顔で待っていた。 いよいよ 競売が始まった。 結果は、惨敗!!!!!(涙) 落札者は、780万の金額を提示していた。 しかし ここからの次郎社長の行動は、早かった、閉廷後 すぐさま 落札者(幸いにも 落札者は、福山在住の人だった)に 公開での会談を申し込んだ「裸の島」を愛する会の思いを 熱く語り 買取を提案した。 次郎社長の熱意に 落札者には、賛同していただいた。そして 再び全国の「裸の島」ファンに向けて 寄付を呼びかけた。 2015年4月22日 「宿禰島」の頂上に 天満市長を迎え 関係者一同が参列して 譲渡式が行われた。 |
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次郎社長 天満市長 |
堀本逸子さん 新藤敏江さん |
風さん 中野さん 部谷京子さん 次郎社長 |
堀本逸子さん 部谷京子さん |
風さん 中野さん 部谷さん |