メルマガ 「ほしやそらのこと」  ID  m00048044

       天文と気象をテーマにしたメルマガです。ほぼ毎日発行しています。


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 記事索引  記事の番号をクリックするとジャンプします。


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  201

 2002.04.30

 惑星の公転周期

 4月も終わり

  202

 2002.05.01

 火星と地球

 五月晴れ

  203

 2002.05.02

 歪んだ太陽

 4月もやっぱり暑かった

  204

 2002.05.03

 山に行ったら・・・

 五月晴れは期待薄?

  205

 2002.05.04

 連休の中日

 鯉のぼりの季節

  206

 2002.05.07

 星を見ましたか?

 雨ばっかり・・・

  207

 2002.05.08

 「天体写真」という・・・

 寒くなった!?

  208

 2002.05.09

 惑星が団子状態

 あまぐも

  209

 2002.05.10

 雲の上まで行かないと

 また蒸し暑さが

  210

 2002.05.11

 北極点での星の見え方

 「あられ」と「ひょう」

 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  211

 2002.05.12

 南極点での星の見え方

 沖縄では梅雨入り

  212

 2002.05.13

 分解能

 長々と・・・

  213

 2002.05.14

 月も加わって

 週初めは青空に・・・

  214

 2002.05.15

 南十字星を見たい!

 きょうもまた雨か?

  215

 2002.05.16

 星の瞬き

 集中豪雨のおそれ

  216

 2002.05.17

 南半球での「天の川」

 カビに注意!

  217

 2002.05.18

 見事な「天の川」

 雲の隙間から

  218

 2002.05.19

 「天の川」の正体

 晴れたのだが・・・

  219

 2002.05.20

 隣りの銀河

 平年より低い気温に・・・

  220

 2002.05.21

 子持ち銀河

 雷

 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  221

 2002.05.22

 かみのけ座付近

 今週になって

  222

 2002.05.23

 星の寿命

 走り梅雨

  223

 2002.05.24

 星の重さ

 雨粒の形

  224

 2002.05.25

 また星の重さ?

 青空はいいね!

  225

 2002.05.26

 またまた星の重さ?

 どこまでも青い空

  226

 2002.05.27

 ブラックホール

 空の青さ

  227

 2002.05.28

 惑星5兄弟も・・・

 大気の厚さ

  228

 2002.05.29

 かんむり座

 紫外線に注意!

  229

 2002.05.30

 ヘルクレス座

 くもりのち晴れ

  230

 2002.05.31

 てんびん座

 5月も終わり

 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  231

 2002.06.01

 そろそろ、さそり座が

 気象記念日

  232

 2002.06.02

 なぜ「アンタレス」は・・・

 アジサイの季節

  233

 2002.06.03

 青っぽく光る星

 照り返し

  234

 2002.06.04

 日食の話(1)

 稲妻

  235

 2002.06.05

 日食の話(2)

 そろそろホタルが

  236

 2002.06.06

 日食の話(3)

 後光

  237

 2002.06.07

 日食の話(4)

 真夏日

  238

 2002.06.08

 日食の話(5)

 白っぽい空

  239

 2002.06.09

 コロナ

 風とお客は夜とまる

  240

 2002.06.10

 黒点

 梅雨入り間近

 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  241

 2002.06.11

 日食は・・・

 九州で梅雨入り

  242

 2002.06.12

 日食や月食の計算

 広島でも梅雨入り

  243

 2002.06.13

 フリーの天文ソフト

 梅雨寒

  244

 2002.06.14

 へび座

 梅雨の晴れ間

  245

 2002.06.15

 へびつかい座

 降水確率

  246

 2002.06.16

 ロケットの打ち上げ

 本当に梅雨入り?

  247

 2002.06.17

 おおかみ座

 まだ晴れが続く

  248

 2002.06.18

 じょうぎ座

 W杯は日本に有利!?

  249

 2002.06.19

 そろそろ七夕の星座が

 東北は雨

  250

 2002.06.20

 月夜の明るさ

 少雨傾向

 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  251

 2002.06.21

 太陽の光

 夏至

  252

 2002.06.22

 月のおへそ

 日暈

  253

 2002.06.23

 ミランダ

 アイスクリーム

  254

 2002.06.24

 タイタン

 冷たい風

  255

 2002.06.25

 日の出の時刻

 予想通り・・・

  256

 2002.06.26

 日の入りの時刻

 寒い、寒い。

  257

 2002.06.27

 天文台もなか

 湿舌

  258

 2002.06.28

 写真に星を写すと(1)

 やっと晴れ・・・

  259

 2002.06.29

 写真に星を写すと(2)

 晴れても寒い?

  260

 2002.06.30

 写真に星を写すと(3)

 じゃのめ傘

 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  261

 2002.07.01

 望遠鏡で見た星

 横浜は・・・

  262

 2002.07.02

 7月の星と言えば・・・

 海開き

  263

 2002.07.03

 夏の大三角

 二つ玉台風

  264

 2002.07.04

 北十字

 セミの声

  265

 2002.07.05

 アルビレオ

 雲の彩り

  266

 2002.07.06

 惑星状星雲

 台風は黄海に

  267

 2002.07.07

 七夕

 梅雨明けも間近に

 「M」とは?

  268

 2002.07.08

 や座

 小暑

  269

 2002.07.09

 こぎつね座

 あさがお

  270

 2002.07.10

 こぎつね座

 つるべ


 

 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  271

 2002.07.11

 いるか座

 台風がどんどんと・・・

  272

 2002.07.12

 冥王星

 台風一過

  273

 2002.07.13

 銀河系

 来週は雨模様?

  274

 2002.07.14

 銀河の大きさ

 土用

  275

 2002.07.15

 銀河の星の数

 夏の雲

 前号の答

  276

 2002.07.16

 銀河も回転している

 台風7号は・・・

  277

 2002.07.17

 アルタイル

 エルニーニョ

  278

 2002.07.18

 アンタレス

 熱帯夜

  279

 2002.07.19

 ベテルギウスも・・・

 驟雨

  280

 2002.07.20

 たて座

 昼の時間と暑さの関係


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  281

 2002.07.21

 北極星の探し方

 夏休み

  282

 2002.07.22

 1等星は、なぜ冬と夏に

 梅雨明け

  283

 2002.07.23

 白道

 土用波

  284

 2002.07.24

 赤道

 山の天気

  285

 2002.07.25

 天王星と海王星

 雨が降ったようだが・・・

  286

 2002.07.26

 さそり座

 レンズ雲

  287

 2002.07.27

 すもう取り星

 1年中でいちばん暑いころ

  288

 2002.07.28

 じょうぎ座

 水打ち

  289

 2002.07.29

 さいだん座

 体感温度

  290

 2002.07.30

 ぼうえんきょう座

 暑さのピークは・・・

 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  291

 2002.07.31

 みなみのかんむり座

 7月も終わり

  292

 2002.08.01

 けんびきょう座

 雲海

  293

 2002.08.02

 星雲・星団の宝庫

 雨よ降れ!

  294

 2002.08.03

 エータ・カリーナ星雲

 水不足

  295

 2002.08.04

 暗黒星雲

 ブロッケン現象

  296

 2002.08.05

 天文ソフトが発売される

 山の天気

  297

 2002.08.06

 南斗六星

 8月6日

  298

 2002.08.07

 流星群(1)

 冷房期間

  299

 2002.08.08

 流星群(2)

 立秋

  300

 2002.08.09

 流星群(3)

 花火と風


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    ほしやそらのこと       VOL.201  2002.04.30
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第201号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 惑星の公転周期 ☆☆☆
 惑星の公転周期は次のようになっている。
☆水星   0.240852
☆金星   0.615210
☆地球   1.000039
☆火星   1.880888
☆木星   11.86224
☆土星   29.45778
☆天王星  84.02225
☆海王星  164.7735
☆冥王星  247.7934
 地球は約1年かけて太陽のまわりを1周しているが、いちばん外側
にある冥王星は、何と247年もかかって1まわりしているのだ。
 今、地球から見ると、水星、金星、火星、木星、土星がほぼ同じ方
角に見えているが、公転周期から考えると、こういう現象はきわめて
珍しいということがわかるのである。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 4月も終わり ☆☆☆
 4月もきょうで最後の日となった。上旬は初夏を思わせるような暑
い日が続いた。中旬は梅雨を思わせるような連日の雨。下旬は季節が
逆回りしているような肌寒い日があったりと、変化に富んだ1か月で
あった。
 5月はどんな天気になるのだろう?とくに上旬は大型連休の続きだ
という人も多いだろう。行楽に出かける人にとっては、よい天気にな
れ!と願っているにちがいない。


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    ほしやそらのこと       VOL.202  2002.05.01
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第202号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 火星と地球 ☆☆☆
 前号でも書いたように、火星の公転周期は約1.8年。地球は1年
である。だから、内側にある地球が外側の火星を追い抜いていくこと
がる。この追い抜いていく周期は約2年と2か月なのだ。現在の火星
は地球から遠い位置にあるので+1.6等級であるが、接近した時に
は、−2等級にもなる。火星の軌道はかなりの楕円なので、出会う位
置によっては、遠い時と近い時がある。近い位置の軌道で出会った時
を「大接近」と言っていて、火星の模様を観察するのに絶好のチャン
スとなるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 五月晴れ ☆☆☆
 「五月晴れ」という言葉がある。文字通り、5月になっての清々し
い爽やかな晴天のことである。
 さて、それでは、5月の3連休(今年は4連休になるが)天気打率
をみてみよう。

(3日)
     快晴  晴れ  曇り   雨
 広島  40   3  17  40
 東京  50  17   7  27
 大阪  50   0  17  33
 福岡  33  13  20  33
 札幌  43  23  20  13

(4日)
     快晴  晴れ  曇り   雨
 広島  33   3  23  40
 東京  33  13  17  37
 大阪  27  13    20   40
 福岡  30   3  27  40
 札幌  27  13  30  30

(5日)
     快晴  晴れ  曇り   雨
 広島  33  17  20  30
 東京  47  13  17  23
 大阪  27  23  13  37
 福岡  23  13  30  33
 札幌  47  17  30   7

 晴天率はけっして高くないほうだと思うが、さて今年は五月晴れに
なるだろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.203  2002.05.02
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第203号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 歪んだ太陽 ☆☆☆
 ここのところ、雨ばっかり降るから、夕日を見るのは久しぶりのこ
とだった。西の山の端に沈む太陽は黄色っぽくへしゃげて見えていた。
 ところで、のぼりたて、あるいは沈む前の太陽や月は歪んで見える。
では、その歪んだ太陽や月は、上下方向に縮んでいるのだろうか。そ
れとも、左右方向に伸びているのだろうか?
 正解は、上下方向に縮んでいるのだ。地平線近くにある太陽や月は
ずいぶん大きくなったように見える。だから、左右に伸びたのだと思
いがちであるが、実は上下方向に縮んで、”小さく”なっているので
ある。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 4月もやっぱり暑かった?! ☆☆☆
 テレビのニュースを聞いていると、4月の気象について報じていた。
やっぱりと言うか、4月の気温が観測史上最高を記録した所が17か
所もあったそうだ。また、どこの観測点でも、平年より1℃〜3℃も
上回ったということである。
 この、高温状態はいつまで続くのだろうか。高温になると、それだ
け大気中の水蒸気量が多いということになるから、梅雨時の大雨が心
配されるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.204  2002.05.03
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第204号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 山に行ったら・・・ ☆☆☆
 このゴールデンウィークはどこにいくのだろうか?山?それとも海?
あるいは家でゴロゴロと・・・?
 山のほうに行くのだったら、日が暮れたらぜひ星空を眺めたいもの
である。山は高度が高くなるほど空気が澄んでくる。そういう所で眺
める星空は格別なのだ。ただ、山間部は冷え込むので、着物は1枚増
やしておくといいね。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 五月晴れは期待薄? ☆☆☆
 ゴールデンウィークも後半となった。後半の休みで、どこかに出か
けるという人も多いと思うが、天気はどうもよくないようで、五月晴
れは期待薄である。
 新緑はいっそう映えるのは、やはり天気がよい時だと思うが、雨の
中の新緑を楽しむしかないかもしれない。今年は、雨にけむる新緑を
眺めることにしよう。


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    ほしやそらのこと       VOL.205  2002.05.04
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第205号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 連休の中日 ☆☆☆
 きょうは後半の連休の中日である。ひょっとしたら、このメルマガ
を見るのは、連休明けになってしまったという人もいるのではないか
と思われる。
 さて、星空であるが、いろいろな見物がいっぱいである。西の空の
惑星の行列。南北に横たわる春の大曲線を形作る星座たち、明け方の
夜空にある、池谷・張彗星など。今までにも書いてきたが、休みでは
ないとなかなか見ることができないので、機会があれば見てほしいも
のだ。でも、天気がねぇ・・・。(^^;
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 鯉のぼりの季節 ☆☆☆
 「いらかの波と雲の波 重なる波の中空(なかぞら)を・・・」
これは、「こいのぼり」という歌の一節である。今ごろは、民家の庭
先で鯉のぼりを見る機会が多いことと思う。
 鯉のぼりが泳ぐ姿を連想すると、やはりバックにあるのは青空であ
ろう。
 ところで、広島には「広島カープ」というプロ野球球団がある。
「カープ」とはもちろん「鯉」のこと。現在の成績は5割そこそこだ
が、この時期は「鯉のぼりの季節」と言われ、戦績がよい。きょうは
青空の下ででの、広島カープが勝つ姿を見ることができるだろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.206  2002.05.07
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第206号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星を見ましたか? ☆☆☆
 「そらのこと」のところにも書いたように、この連休はなかなか美
しい夜空に出会うことができなかった。いくら星が美しくても、その
間にその星の光を遮る雲があってはどうにもならないのである。
 このメルマガで星のことを書いても、空が曇っていてはそれを確か
めることができない。こういう時は、夜空を見るのは諦めて、星の本
を呼んだり、パソコンで夜空を再現するしかないのかな。このメルマ
ガを購読している人なら、インターネットにも繋がっているはずだか
ら、検索エンジンで、「星」とか「天体」などとキーワードを入れペ
ージを探してみるのもいいかもしれない。きっと、星の数ほどたくさ
んのページが見つかるにちがいない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雨ばっかり・・・ ☆☆☆
 この連休、日本を大移動した人もいるかもしれない。あるいは海外
へ脱出した人も・・・。
 この連休は晴れた日もあったが、ここのところの天気を象徴するよ
うに雨がよく降った。雨の影響か、広島で開催されているフラワーフ
ェスティバルへ行った人は135万人で、予想より5万人減だと報じ
ていた。また、前号で書いた広島カープも5連敗。これも、雨のせい
なのだろうか。
 きょうから仕事という人も多いと思う。身体を「お休みモード」か
ら「おシゴトモード」に切り替えなければならない。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.207  2002.05.08
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第207号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 「天体写真」というキーワードで ☆☆☆
 前日の記事で、ホームページ検索エンジンで、「星」とか「天体」
とか、キーワードを入れて検索してみたらどうかと書いた。
 その記事を書いた後、さっそく「天体写真」と入力して検索してみ
た、このほうが画像がたくさん見られるだろうと思ったからである。
結果は予想通り。いろいろなページを見つけることができたのだ。
 ホームページ検索エンジンには、「Yahoo」をはじめ、「infoseek」
「goo」、「google」などいろいろなものがある。実際の星を見ること
ができないのであれば、ネットサーフィンもよいだろう。ホント、こ
んなに雨ばっかりでは、星の観察どころではないのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 寒くなった!? ☆☆☆
 連休中はとても蒸し暑かったが、連休が明けたら肌寒くなったよう
だ。これは、北からの寒気が入って来て、さらに天気が悪くなったた
めであろう。
 それにしても、雨がよく降る。この地方での梅雨入りは6月の上旬
であるが、とっくの昔から梅雨に入っているような感じなのだ。いつ
までこんな天気が続くのだろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.208  2002.05.09
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第208号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 惑星が団子状態 ☆☆☆
 かつて、「だんご3兄弟」という歌が大流行したが、今の太陽系を
それに例えると、「惑星5兄弟」なのだ。それも団子のように連なっ
ていて、天文ファンにはたまらない光景が、西の空で展開されている。
 そういう光景が見られるのも今のうち。これから水星は急激に高度
を下げていき見えにくくなっていく。さらに夕日が沈むのが遅くなっ
ているので、空が明るくなっている。
 滅多に見ることができない「惑星5兄弟」。見るのなら今のうちだ!
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ あまぐも ☆☆☆
 「あまぐも」と呼ばれる雲の仲間がある。学術的には「乱層雲」と
呼ばれる雲で、雲底が低く一様に暗い灰色をした雲で、ふつうには雨
や雪を降らせる雲である。
 この雲がかかると空は薄暗くなり、昼間でも照明をつけないといけ
ないぐらいになる。
 これから、梅雨明けにかけて毎日のように見る雲となるが、この雲
ばかり見ていると青空が恋しくなってくるのも事実だと思われる。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.209  2002.05.10
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第209号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 雲の上にでも行かないと・・・ ☆☆☆
 メルマガで星空の情報を伝えても、こんなに天気が悪くてはどうし
ようもない。これからしばらくはっきりしない天気が続くということ
だから、もう諦めるしかないのであろう。
 前号で紹介した「惑星5兄弟」を自分の目でも見たいし、写真にも
撮っておきたいと思っているのだが、実現できないないかもしれない。
うまく撮れたら、「天文のページ」に掲載していきたいと思っている
のだが、雲の上に行かないと星空を見ることができないのかなぁ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ また蒸し暑さが ☆☆☆
 最近は気温の変動が激しい。4月上旬の陽気だったかと思うと、今
度は7月のような暑さになるという感じだ。
 昨日は、暑さの上に湿度が高かったので、梅雨の晴れ間の時のよう
な蒸し暑さとなった。汗をかいても、それがなかなか乾かない。日本
特有の蒸し暑さなのだが、どうでもいいものなのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.210  2002.05.11
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第210号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 北極点での星の見え方 ☆☆☆
 北緯90°の地点は北極点である。実際に行くことはまずないであ
ろう。
 さて、その北極点では星はどのように見えるのだろうか?
 星が見えるのは北半球が冬の時で、それの2〜3か月の間ではない
かと考えられる。それは、夏には太陽が沈まないし、太陽が南半球に
まわる冬でも、空が暗くならない時期があるからだ。
 では、「冬至」の頃はどんな星空になっているかというと、北極星
が頭上で輝いていて、それ以外の星は反時計回りに回転しているよう
に見えることだろう。地平線に目をやると、すべての星が左から右に
向かって動いているように見えていることだろう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 「あられ」と「ひょう」 ☆☆☆
 春先から初夏にかけて、霰(あられ)や雹(ひょう)がよく降る。
霰と雹は、どちらも氷のかたまりである。氷と言っても、雪合戦の時
の雪玉をもっと固めたものと思ったらよいだろう。
 霰と雹との違いは、その直径によって決まるのだ。たしか5oを境
にして、それより小さいのが霰で、大きいのが雹だったと思う。
 雹はこの辺りでは降ることがほとんどないが、内陸部に入るとよく
降るようになる。ニワトリの卵から野球のボールぐらいの塊が降って
くるというのだから、たまったものではない。路地物の野菜やビニー
ルハウスなどに甚大な被害をもたらすのである。
 雹の大きなものではカボチャ大のものが中国で降ったことがあると
いう。考えただけでゾッとしてしまう。


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    ほしやそらのこと       VOL.211  2002.05.12
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第211号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 南極点での星の見え方 ☆☆☆
 南緯90°の地点は南極点である。これまた、実際に行くことはま
ずないであろう。
 さて、その南極点では星はどのように見えるのだろうか?
 前号で北極点での見え方について書いたが、それとはすべてが逆に
なると思ってよい。星が見えるのは北半球が夏至の時で、今度は時計
の針と同じ方向に回っているように見えるだろう。
 地平線上では、オリオン座とさそり座が逆さになって、右から左へ
と追いかけっこをしているように見えていることだろう。
 私たち北半球に住んでいる者が、南半球に行って星座を見ると、逆
さになって見えるので奇異に感じるかもしれない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 沖縄では梅雨入り ☆☆☆
 広島県南部でも毎日のように雨が降り、うっとうしい天気が続いて
いるが、沖縄ではもう梅雨入りしたということだ。
 沖縄は南に位置するので、梅雨入りが早いのは当然のことである。
 中国地方での梅雨入りは例年だと、6月上旬ごろ。しかし、今年は
それより早まるということである。でも、すでに梅雨に入ったような
天気が続いているので、今年の場合はいつ梅雨に入ったのか特定する
のは難しいかもしれない。


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    ほしやそらのこと       VOL.212  2002.05.13
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第212号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 分解能 ☆☆☆
 望遠鏡の性能を表す言葉として「分解能」というのがある。これは、
近接した2点の光源をどのくらい近くまで分離して見ることができる
かを表すものなのだ。
 分解能は角度で表し、「分」(’)、秒(”)などで表示してある。
望遠鏡の場合では、ふつう口径が大きくなるほど、分解能もよくなる。
分解能がよいということは、それだけ細かい部分まで見ることができ
るということなのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 長々と・・・ ☆☆☆
 テレビで気象情報を見ていると、「ひまわり」の雲画像が映し出さ
れることがある。ふつうは日本を中心とした狭い範囲のものだが、時
々地球全体や北半球を映し出している画像が紹介されている。
 梅雨前線が発生するようになると、こういう画像が多くなるが、実
にインドのベンガル湾あたりから中国大陸を通り、そして日本へと長
々と雲の帯が続いているのだ。
 だから梅雨時期には毎日のように雨が降り青空をみることが少なく
なるのだ。今年の場合 、すでにそれに近い雲が発生しているという。
季節のテンポが速いのに驚くとともに、「これでいいのか」と、心配
になってくる。


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    ほしやそらのこと       VOL.213  2002.05.14
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第213号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月も加わって ☆☆☆
 惑星5兄弟の観測もだんだんと難しくなってきた。もう、今週がラ
ストチャンスかもしれない。
 その最後を飾るかのように、月が加わってきた。今日は月齢2ぐら
いの細い月がその中にある。天気が心配だが、西の空が晴れていたな
らば、ぜひ見てほしい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 週初めは青空に・・・ ☆☆☆
 前号で書いたように、梅雨前線が横たわるようになると、雲が東西
方向に連なるようになる。
 しかし、まだ梅雨には入っていないようで、雲の切れ間がある。き
ょうは、ちょうどその切れ間に入るということだ。ということは、待
ちわびていた青空を見ることができそうだ。この青空も、持ったとし
ても今日まで。洗濯や布団干しにはチャンスかもしれない。
 ひょっとしたら、雲が早くやって来ているかも・・・。


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    ほしやそらのこと       VOL.214  2002.05.15
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第214号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 南十字星を見たい! ☆☆☆
 南十字星というと、南の国にあこがれを持つ星座だ。日本では、鹿
児島あたりに行くとやっと十字の先(上部)にあるγ星を見ることが
できる。南十字星の全体を見たいになら、沖縄あたりまで行かないと
いけないのだ。
 ところが、今から1000年ぐらい前だったら、広島地方でも南十
字星の半分ぐらいを見ることができていたのだ。
 「えっ?!」と、驚くかも知れないが、歳差という地球の動きによ
って自転軸の方向が少しずつ移動しているからなのである。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ きょうからまた雨か? ☆☆☆
 前日は雨にはならなかったが、雲が空を覆っていた。太陽の光が、
その雲を通り越して何とか、”その方向に太陽がある”というのがわ
かるぐらいであった。
 雨が近いとだんだんと蒸してくる。この時季だとじとっとするよう
な暑さを感じるのだ。
 さて、きょうはまた雨降りの天気になるのだろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.215  2002.05.16
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第215号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の瞬き ☆☆☆
 星の瞬きを言葉に表すとすれば、どのように表すだろうか?
 「きらきら」、それとも「チカチカ」?あるいは「ピカピカ」・・・。
人それぞれに違うだろう。どれが正しくてどれが間違いだということ
はないが、いろいろな表現があっておもしろいものである。
 こういう繰り返し言葉のことを、「ワン・ニャン言葉」ということ
がある。正しくは、「擬音語」または「擬態語」である。なお、英語
圏での星の瞬きかたは、「ティンクル」("twinkle")である。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 集中豪雨のおそれ ☆☆☆
 前号で予想した通り、広島地方では雨となった。それも、ザーザー
と音を立てて降っていた。もう、どこから見ても梅雨のような雨であ
る。梅雨も末期になると集中豪雨が降ることが多いが、昨日の雨もそ
れに近いものがある。今年は季節の変わり方が早いので、もう梅雨入
りしても不思議はないのだ。
 それにしても雨がよく降る。これから本格的な梅雨のシーズンだが
記録的な大雨にならなければよいのだが・・・。


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    ほしやそらのこと       VOL.216  2002.05.17
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第216号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 南半球での「天の川」 ☆☆☆
 夏がだんだんと近づいて来、夜半には夏の星座も顔を出すようにな
ってきた。夏の星座で真っ先に思い浮かぶのが、七夕の話で出てくる
「こと座」「わし座」、そして「はくちょう座」である。「こと座」
の「ベガ」(織女星)と「わし座」の「アルタイル」(牽牛星)の間
には「天の川」があり、それが南北に流れ、南の空で「さそり座」や
「いて座」に重なっている。
 天の川は夏にみると、むくむくとわき上がっているように見えるが
南半球のオーストラリアなどに行くと、もっとはっきりと鮮やかに見
えるということだ。
 私自身、まだ見たことがないので、マゼラン星雲とともに、一度は
見たいと思っている。いつの日か・・・。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ カビに注意! ☆☆☆
 もうずっと前になるが、1993年の夏のことである。この年は連
日の雨で青空を見たのは8月の下旬のことだったのだ。つまり、入梅
してからずっと雨が降り続き、気象庁でも梅雨明けの日を発表できな
い状況だったのだ。
 高温多湿なので部屋のタンスの裏側の壁にカビが生えたりしていた
のだ、驚いたのは何日も入っていない部屋の机の上が白くなっていて、
それがカビだったことだ。
 今年も連日のように雨が降り続いている。まだ、あの時ほど高温で
はないが、カビの発生には注意を払いたいものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.217  2002.05.18
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第217号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 見事な「天の川」 ☆☆☆
 前号で「天の川」のことについて書いたが、オーストラリアあたり
では、実に鮮明に見えるということだ。
 これには理由がある。一つめは空気が乾燥し、また澄んでいるから
だ。日本のように多湿ではないので、空も澄んでいるのだ。例えば、
日本で月夜に日周運動を撮影すると月明かりのカブリが大きく空が明
るくなってしまうのだが、同じ月夜にオーストラリアで撮影すると、
空も暗く写るらしい。また、都市の光の影響も少ないので、空がより
暗いのだ。
 二つ目として、天の川の中心部あたりが、日本では南天に低く見え
ているのに対して、オーストラリアでは天頂近くに見えるようになる
からなのだ。天頂方向の行くほど大気の影響を受けないから、より明
るく見えるのだ。
 こう書いている私自身、そんな見事な天の川を見たことがないのだ。
南半球に行くことがある人はぜひ見てほしいものだ。日本でも空の暗
い所では美しい天の川を見ることができるが、やはり南半球で見るそ
れにはかなわないはずだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雲の隙間から ☆☆☆
 昨日もまた雨。結局、青空を見ることができなかった。灰色の厚い
雲がたれ込め、無彩色の空だった。
 しかし、夕方になると雲が薄くなり、雲の隙間が茜色に染まって見
えたのだ。夕焼けである。
 夕焼けになると、次の日は好天になることが多いが、さてどうだろ
う。みなさんの地方では、青空が見えているだろうか?
 

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    ほしやそらのこと       VOL.218  2002.05.19
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第218号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 「天の川」の正体 ☆☆☆
 天の川は夜空を川のように流れている。濃い所や淡く光っている所
があり、田舎など空の暗い所では、はっきりと見てとれる。
 天の川は「銀河」とも言う。また外国では、「ミルキーウェイ」と
も言うそうだ。「ミルキーウェイ」("Milky way")とは「乳の道」の
ことだ。牛乳をこぼしたようにも見えることから、この名がついたの
だろう。
 でも、水が流れたり乳がしているわけではない。実は遠くにある無
数の星が光っているのだ。星の数は2000億個ぐらいだと言われて
いる。天の川のある私たちの銀河系を遠くから見ると、真ん中が膨ら
んだ円盤のような形をしているということだ。太陽系は中心から離れ
た所にあり、中心は「いて座」付近なので、その方向が明るく輝いて
見えているのだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 晴れることは晴れたのだが・・・ ☆☆☆
 「夕方の次の日は晴れ」。よく言われることだが、今回も何とか晴
れたようだ。久しぶりの青空を見て、ホッとした人もいるのではない
かと思う。
 しかし、東北地方の方は雨だったようだ。南北に長い日本のことだ
から、全国的に晴れるというのは難しいのかもしれない。
 こちらは晴れたと書いたが、夕方には雨が降っていた。2、3日ぐ
らいはよい天気が続いてくれないものかなぁ・・・。


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    ほしやそらのこと       VOL.219  2002.05.20
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第219号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 隣りの銀河 ☆☆☆
 夏になると南北に流れる銀河であるが、それを遠くから見るとどの
ように見えるのだろうか。銀河の端から端まで行くには光のスピード
でも10万年はかかるということなので、実際に見ることは不可能で
ある。
 ところが、宇宙には私たちの銀河系にそっくりな銀河が多数存在し
ている。その1つが、「アンドロメダ銀河」で、私たちの銀河系のす
ぐ隣りにある。すぐ隣りと言っても220万光年の彼方にあるのだ。
 アンドロメダ銀河は秋に見ごろになる。だから、その時にまた書い
ていくことにする。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 平年より低い気温に・・・ ☆☆☆
 最近、雨ばかり降るので、やや肌寒いように感じる。平年並みか平
年よりやや低い気温のようだ。
 地球の大気の温度を上げる熱源は、太陽光線である。その太陽光線
を毎日のように厚い雲が遮っているので、気温が上がらないのも当然
のことかも知れない。
 雲は、暖まった熱を宇宙に逃がさない布団の役目もするのだが、こ
のように、熱(光)を遮る日傘になることもあるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.220  2002.05.21
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第220号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 子持ち銀河 ☆☆☆
 北斗七星の柄の近くに「子持ち銀河」と呼ばれる美しい銀河がある。
大小2つの銀河がつながっているので、そのような名前がつけられて
明るさは8等級なので、肉眼では無理で望遠鏡でないとその姿を見る
ことができないであろう。
 大きい銀河と小さい銀河が親子のように並んでいて、大きいほうが
「M51」、小さいほうが「NGC5195」で、2つの銀河が腕でつなが
っている。でも、望遠鏡ではそこまで見えず、大小2つの光がボヤッ
と見えているだけだろう。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雷 ☆☆☆
 この前の日曜日は、午後から不安定な天気になり、雷がゴロゴロと
鳴っていた。
 雷は、衣服などで起こる静電気を大きくしたようなものである。で
はなぜ、雲の中で静電気が発生するのか? 積乱雲(雷雲)が発生す
ると、強い上昇気流が起こる。その時、まわりの空気と激しく摩擦す
るので、静電気が発生し、雷になるようだ。
 これから、夏にかけて雷がよく発生する。雷がゴロゴロと言ってい
る時は、パソコンの電源を切ってコンセントを抜いておこう。
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
☆☆☆ お詫びと訂正 ☆☆☆
 アンドロメダ銀河までの距離が間違っていました。
  (誤)220光年   (正)220万光年
 「万」が抜けていました。


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    ほしやそらのこと       VOL.221  2002.05.22
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第221号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ かみのけ座付近 ☆☆☆
 「おとめ座」から「かみのけ座」付近に望遠鏡を向けるとたくさん
の銀河が見られる。前号で紹介した「子持ち銀河」もこの付近にある。
 小さな口径の望遠鏡ではその姿を見るのは難しいが、大望遠鏡や望
遠レンズを使って写真に撮ると、このあたりにいかにたくさん銀河が
存在しているのがわかるだろう。
 さて、「かみのけ座」であるが、星座線を結んだり星座絵を連想す
るのは困難だ。
 ギリシャ神話では、エジプト王后のベレニケが、夫の無事を祈って
愛と美の女神アフロディーテにささげた髪の毛が星座になった、と伝
えられている。(アストロアーツ「ステラナビゲータ」の「天文辞典」
を参照。)

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 今週になって ☆☆☆
 毎日、うっとうしい天気が続いていたが、今週になってそれが一変
し、爽やかな天気となった。清々しい青空を見るのは実に久しぶりの
ことで、気持ちのよいものである。この、好天を利用して布団を干し
たという家庭も多いのではないかと思われる。
 でも、そろそろ下り坂のようだ。大陸からまとまった雲がやって来
ているので、西日本からまた雨が降るようになるだろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.222  2002.05.23
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第222号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の寿命 ☆☆☆
 人間など、すべての生き物に寿命があるように、星にも寿命がある。
例えば、太陽の寿命は約100億年だと言われている。今、誕生して
50億年ぐらい経過しているそうだから、ちょうど「星生」(人生で
はないので)の半分ぐらいを迎えたことになる。
 あと、50億年だということだが、少なくとも私たちは心配するこ
とはない。星の寿命は、温度が高い星より低い星が、また重い星より
軽い星のほうが長いということだ。 

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 走り梅雨 ☆☆☆
 「走り梅雨」とは、入梅する前に降る雨で、梅雨らしい天候のこと
である。
 でも、今年は、走り梅雨という言葉は当てはまらない。当てはまら
ないというか、もうとっくにそのような天気になっているのだ。走る
スピードを何かに例えるとすると、今年の場合は、新幹線か超音速の
飛行機になってしまうのではないだろうか。そのくらい今年の天候は
スピード違反なのである。


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    ほしやそらのこと       VOL.223  2002.05.24
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第223号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の重さ ☆☆☆
 星の重さはどのくらいあるのだろう?
 例えば、地球で地表の土の重さは、1立方センチメートルあたり、
3グラムぐらいである。
 ところが、星にはいろいろな重さのものがあって、軽いものでは、
1立方メートルでも1グラムに満たないものや、逆に1立方センチメ
ートルで500キログラムもある星もあるということだ。
 どうやって、行ってもない星の重さを量るのか、また、それがわか
るのも不思議なことではあるが・・・。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雨粒の形 ☆☆☆
 空から降って来る雨粒。どんな形をしているのか、ご存知だろうか?
天気予報での「雨マーク」やマンガなどの雨を見ると、たいていの場
合が、「涙形」で、上の方が尖った形に書かれている。
 ところが、実際の雨粒はそんな形をしてはいないのだ。まん丸い球
形か、下の方が少し平らになっているのだ。どうして下の方が平らに
なるのかというと、雨粒が落下して来る時に、空気の抵抗を受けるか
らなのだ。大粒の雨ほど落下速度が速く、また抵抗が大きいので、鏡
餅のような形になってしまうのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.224  2002.05.25
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第224号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ また星の重さ? ☆☆☆
 前号で、星の重さのことについて書いた。1立方メートルで1グラ
ムもない軽い星って言われても、ピンと来ないかもしれない。
 星というと、地球のような地表の固い星を思い浮かべる人もいるか
もしれないが、上記のような軽い星は気体(ガス)でできているのだ。
確かに、中心付近には重い物質があるが、太陽の場合でも、その表面
は、水素などの気体である。
 また、木星でも、その表面はメタンなどの気体なのだ。だから、隕
石がぶつかったとしても、クレーターはできない。一時的にガス(雲)
の表面に穴があくだけなのだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 青空はいいね! ☆☆☆
 ここ2、3日、よい天気が続いている。今までの雨がウソだったか
のような変貌ぶりだ。
 しかも、このよい天気がしばらく続くということである。北からの
乾いた空気に覆われているので、気温は25℃を超えて「夏日」にな
っても、汗がすぐにひくので、そんなには不快に感じないだろう。
 もう、2週間ぐらいで梅雨入りである。こんな清々しい天気も、も
うしばらくであろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.225  2002.05.26
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第225号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ またまた星の重さ? ☆☆☆
 前号では、軽い星について書いた。今度は重い星についての話であ
る。
 重い星は、たいがい、私たちの目にとまることはない。それは、と
ても小さいものが多いからである。星は一生の終わりになると、「超
新星爆発」をよく起こす。その時に、まわりのガスなどの物質を吹き
飛ばしてしまい、中心核の部分だけになってしまうからである。
 中心核はとても重く、例えばマッチ箱ぐらいで400sはあるとい
う。そこには、ものすごい重力が存在するので、ブラックホールにな
ってしまうこともあるそうだ。ブラックホールは光さえも呑み込んで
しまうので、まったく見えないということである。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ どこまでも青い空 ☆☆☆
 昨日は一点の雲もない青空となった。さすがに午後からは雲が出て
きたが、最近こんな青空を見たことがなかったのだ。
 きょうは、各地で、花祭りや運動会などの行事が行われることだろ
う。「○○日和」という言葉があるが、きょうはそれにピッタリの日
になるにちがいない。
 でも、寒気が流れこんでいるので、午後から雷が鳴ったりするかも
しれない。いちおう傘を準備しておこう。


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    ほしやそらのこと       VOL.226  2002.05.27
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第226号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ブラックホール ☆☆☆
 ブラックホールは、存在していても見ることができない。それは、
前号でも書いたように、中心部のものすごい重力によって、光さえ
も呑み込んでしまうからだ。
 この夜でいちばん速いと言われる光も出て来ないということにな
ると、そこは暗黒の世界なのだ。
 目に見えないが、まわりが重力によって歪んで見えるらしいので
そこにブラックホールがあることがわかるのだそうだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 空の青さ ☆☆☆
 一面の青い空。でも、よく見ると青さにちがいがあることがわか
る。天頂付近がいちばん青味が強く、地平線に行くほど、水色とい
うか白っぽくなってくる。
 空の青さを出しているのは、地球の大気である。だから、高い山
や飛んでいる飛行機から上空をみると、紺色に近い深い青色になっ
ている。
 地球の大気の厚さは、地表から15000メートルぐらいのもの
だ。その薄いベールのような大気によって、空の青さが演出されて
いるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.227  2002.05.28
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第227号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 惑星5兄弟も・・・ ☆☆☆
 最近は、よい天気が続いているので、惑星の観察がしやすくなっ
た。
 午後8時ごろ西の空に目をやると、2つの明るい星を見つけるこ
とができる。上側にあるのが木星で、そのすぐ隣りにあるのが、金
星である。火星も見えているが、さらに下の地平線近く(高度は
10°ぐらい)なので、やや厳しいかもしれない。また、この時刻
には、土星は西の空に沈んでいる。水星は、太陽の近くに行ってし
まった。
 惑星5兄弟も、仲間が少しずつ減ってきているようである。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 大気の厚さ ☆☆☆
 前号でも書いたように、地球の大気は、地表から15000メー
トルぐらいだと言われる。もっとも、薄い部分まで入れるともっと
上空まであるのだが、実質的にはそんなものなのである。
 地球の大きさを直径30pとしよう。大気の厚さはどのくらいに
なるかというと、ティッシュペーパーを載せたぐらいなのだ。とて
も薄いのだ。その薄い大気の中で雲ができたり、雨が降ったりして
いるのだ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.228  2002.05.29
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第228号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ かんむり座 ☆☆☆
 うしかい座のすぐ隣を見ると、7つの星が半円を描くように並ん
でいるのに気付くはずだ。この半円形の星の並びが「かんむり座」
である。この中でいちばん明るいのは、2等星の「アルフェッカ」
で、冠の目印となる。
 かんむり座は、その星の並び方から「かまど星」とも言うことが
ある。なるほど、昔のかまどのようにも見える。ネクタイのような
形のうしかい座の隣りにある「かんむり座」。形がわかってくると
星空の散歩も楽しくなってくることだろう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 紫外線に注意! ☆☆☆
 最近は、カラッと晴れたよい天気が続くようになった。天気が続
くのはよいことではあるが、晴れた日には注意しなければならない
ことがある。
 それは、日焼けやシミ、そばかすの原因になる紫外線である。紫
外線の量はこの時期がいちばん多くなる。とくに海などに出かける
ときは注意を払いたいものだ。
 紫外線を多量に浴びると皮膚ガンの原因ともなる。日焼け止めク
リームをぬったり、日傘、サングラスなどで防ぐことが必要になっ
てくる。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.229  2002.05.30
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第229号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ヘルクレス座 ☆☆☆
 「ヘルクレス座」は、前号で紹介した「かんむり座」の隣りにあ
る。「うしかい座」との間にある「かんむり座」を挟むように並ん
でいて、「K」の字か、へしゃげた「H」の字のような星の並びを
見つけたら、それであろう。
 英雄ヘルクレスは、ギリシャ神話の登場する歴史の古い星座であ
る。ヘルクレス座には、「M13」と呼ばれる球状星団がある。望
遠鏡で眺めると視野に美しい姿が飛び込んでくることであろう。こ
の星団は約50万個の星で構成されているといことだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ くもりのち晴れ ☆☆☆
 昨日は天気が崩れるということであったが、その崩れは小さく午
前中には雲間から青空がのぞいていた。
 午後からはさらに天気がよくなり蒸し暑くなった。各地で夏日に
なったようである。
 今ごろは、北海道でも沖縄でも、気温が同じぐらいだということ
がよく起こる。とくに、内陸では気温が上がる。しかし、朝晩や夜
中は別。冷え込みに注意しよう。


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    ほしやそらのこと       VOL.230  2002.05.31
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第230号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ てんびん座 ☆☆☆
 「てんびん座」は、冬の終わりから出ている「うみへび座」のし
っぽの所にある。3等星でつくる逆向きの「く」の字の星の並びか
ら見つけることができる。しかし、この「く」の字を構成する3つ
の星以外は暗いので、この「く」の字から、天秤を想像するのは難
しいだろう。
 「てんびん座」も、とても古くからある星座だ。星占いに登場す
る「てんびん座」であるが、黄道十二宮の星座で道具をかたどった
のは、この「てんびん座」だけである。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 5月も終わり ☆☆☆
 5月もきょうで終わりである。今月の天気を振り返ってみると、
前半は梅雨を思わせるような雨の日の連続、後半は一転して、5月
らしい爽やかな天気になったようだ。
 いままでの月のように異常な高温ということはなかったようであ
るが、バラやサツキなどの花は、今までの”ツケ”の影響で、やは
り早く咲いてしまったようだ。
 5月には、三原では「さつき祭」が、福山では「ばら祭」があっ
たが、関係者はやきもきしたにちがいない。
 明日から、もう6月。6月はどんな天気になるのだろうか。


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    ほしやそらのこと       VOL.231  2002.06.01
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第231号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろ、さそり座が ☆☆☆
 南東の空に、「さそり座」が顔を出すようになってきた。もっと
も深夜だと、春先から「さそり座」を見ることができるが・・・。
 「さそり座」には、「アンタレス」という1等星がある。「アン
タレス」という意味は、「火星に対抗するもの」とか「火星の敵」
ということである。
 たしかに、「アンタレス」は赤く輝いていて、時々やってくる火
星と、赤さと明るさを競っていることがあるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 気象記念日 ☆☆☆
 6月1日は気象記念日である。気象記念日は1875年6月1日
に東京で気象と地震の観測が始められたことから、1942年に制
定されたそうである。
 1875年というと、今から127年も前の話である。127年
前には、今のような観測器械がなかったので、人間の目と「勘」に
よる観測が行われていたのだろう。でも、最新の観測器械よりも、
人が直視して、予報した方が”正しい”と言うこともよくあるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.232  2002.06.02
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第232号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ なぜ「アンタレス」は赤いのか? ☆☆☆
 前号で、さそり座の「アンタレス」は赤い色をしていると書いた。
では、なぜ「アンタレス」は赤い色をしているのだろうか?
 星の色は、その表面温度で決まる。たとえば、太陽の表面温度は
約6000℃である。太陽を遠くから見ると黄色く見えるそうだ。
 さて、アンタレスの表面温度は約3000℃と低いのだ。そのた
め、赤く輝いているのだ。針金を熱していくと、最初は鈍い赤色を
しているが、温度を上げていくとともに、赤、オレンジ、黄と明る
く輝くようになる。さらに温度が高くなると、白っぽく輝くように
なるのだ。
 星(恒星)の場合もこれとよく似ていて、2000℃くらいから
赤く輝きはじめ、4500℃でオレンジ色に、6000℃で黄色、
10000℃で白く、さらに温度が高いと青白く輝くようになるの
だ。
 なお、火星が赤く見えるのは、リンゴを見て赤く見えるのと同じ
理由からだ。火星の赤い土が太陽光線によって反射された色を見て
いるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ アジサイの季節 ☆☆☆
 梅雨時に咲く花の代表と言ったら、何と言ってもアジサイの花を
思い浮かべる。
 アジサイは6月から7月にかけて咲く花で、花の色もたくさんあ
り、この季節を彩る花である。とくに、梅雨の雨で濡れたアジサイ
はとても趣がある。ついでに、葉にカタツムリやアマガエルがいた
りするとなおさらだ。
 今年は、そのアジサイの花が咲くのが早いようだ。つい2週間ほ
ど前までは梅雨のような天気が続いていたので、その影響もあるの
かもしれない。


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    ほしやそらのこと       VOL.233  2002.06.03
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第233号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 青っぽく光る星 ☆☆☆
 さそり座のアンタレス、オリオン座のベテルギウスは赤く輝いて
いるが、青っぽく輝いている星もある。
 オリオン座の「三ツ星」はその代表格で、「すばる」で有名な
「プレアデス星団」の星々もそうである。
 青っぽく光る星は、若い星が多い。また、温度も高いので、青白
くギラギラと輝いているのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 照り返し ☆☆☆
 ここ2、3日、快晴が続いている。快晴とは、空全体の雲の割合
が「2」(2割)以下の場合をいう。
 この時季は、頭のてっぺんから日が射しているように感じる。当
然、地面などからの反射も大きくなる。砂浜や海、また白っぽい土
だと、照り返しがとても大きくなる。日傘などで天上からの光を防
いでも、下からの照り返しにも注意しなければならないのだ。
 

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    ほしやそらのこと       VOL.234  2002.06.04
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第234号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 日食の話(1) ☆☆☆
 6月11日に日本各地で部分日食が見られる。部分日食とは、太
陽の一部分が月にかくされる現象のことだ。今回は、食分が約40
パーセントで、まずまずの欠けぐあいと言うことができるだろう。
 広島での、日食の始まりが6時41分過ぎ、最大になるのが7時
34分ごろ、日食が終わるのが8時31分過ぎである。
 なお、日本では部分日食だが、南太平洋では金環食となって見ら
れるということだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 稲妻 ☆☆☆
 昨日の夜半から明け方にかけて、ものすごい雨が降った。また雷
も轟いて睡眠から覚まされたのだ。
 雷というと、その前に稲妻が走る。とくに夜の場合は遠くの雷で
も稲妻の光が届いて来るのだ。昨日の場合もそうだった。遠くで鳴
っていた雷が近づいて来るとともに、稲妻の光の勢いが増し、間隔
も短くなっていった。そして、家も流されてしまうかのような大雨。
地面に叩きつけられる雨音に加えて、天上からも雷の音が。
 しかし、朝になると、何もなかったように晴れていた。


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    ほしやそらのこと       VOL.235  2002.06.05
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第235号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 日食の話(2) ☆☆☆
 さて、日食であるが、日食の種類は3つある。
 まずは「皆既日食」。これは、太陽が月に完全に隠されてしまう
現象である。皆既日食は太陽、月、地球が一直線に並んだ時に起こ
る。
 次は、「金環食」。これも、太陽、月、地球が一直線上に並んだ
時に起こるが、太陽が月の影より小さいので、リング状に太陽の光
が漏れて見える現象である。
 最後は「部分日食」。これは、太陽、月、地球が一直線よりやや
ずれた位置にある時に起こる。大部分に日食はこの部分日食なのだ。
部分日食は、9年に4度ぐらいの割合で見ることができるが、皆既
月食や金環食が同じ地域で見ることができる確率は400年に1度
ぐらいだと言われている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろホタルが ☆☆☆
 梅雨入りが間近になってきた。梅雨の時期は鬱陶しいものである
が、その鬱陶しさを帳消しにしてくれるのがホタルの光である。
 最近はホタルの生息数が減少し、日本のどこでも見ることは難し
くなってきたが、水のきれいな所。とくにカワニナが多くいる所で
はホタルを見ることができる。
 かつて、私は広島県西北部の山間地に住んでいた。そこでは夕方
になると、星のごとくホタルが飛び交っていた。今年もそのような
光景を見たいものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.236  2002.06.06
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第236号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 日食の話(3) ☆☆☆
 日食とは、昼間の太陽が月にかくされてしまう現象のことをいう。
日食は必ず新月の時に起こるが、その時にいつも日食になるとは限
らない。これは、地球に対する太陽の通り道(黄道)と、同じく月
の通り道(白道)が約5度ずれているためで、この2つの通り道が
交わったときに新月にならないと日食にはならないのである。また、
満月の時に通り道が交差しないと月食にもならない。新月や満月の
時に、太陽と月が黄道と白道の交差点にあるということは少ないの
で、日食や月食をそんなに見ることができないのである。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 後光 ☆☆☆
 仏壇などに入っている仏さんを見ると、頭の後ろに後光が射して
いるものがある。
 空の雲のまわりにも後光が射すことがよくあるのだ。昨日の夕方
もそうだった。
 後光が射すためには条件がある。1つ目は太陽の前面の空に雲が
でていること。2つ目は、さらにその前の空気がもやっていること
である。そうなれば、放射状の後光が見えてくるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.237  2002.06.07
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第237号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 日食の話(4) ☆☆☆
 日食を見よう。とは言っても、直接、太陽を見てはいけない。
「サングラス」と呼ばれる濃い色のついたガラスを通して見るよう
にするとよい。サングラスは「アストロアーツ」などのホームペー
ジでオンラインで購入することもできる。
 もっと手軽には、木漏れ日を見るとよい。木漏れ日はふつう円い
形になるが、日食の時は三日月のような形になるのだ。ピンホール
カメラと同じ原理でそのように見えるのである。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 真夏日 ☆☆☆
 広島地方では、ここ2、3日、真夏日を記録するようになった。
真夏日とは、最高気温が30℃以上になる日のことを言う。
 6月の上旬で真夏日になるのは少し早いように思われる。実際、
昨日の気温は平年より5〜6℃は高いのだ。九州のある地方では
最高気温が35℃を上回ったということだ。本格的な夏は、まだ
先のことだと思うのに・・・。


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    ほしやそらのこと       VOL.238  2002.06.08
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第238号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 日食の話(5) ☆☆☆
 2002年6月11日に部分日食が見られるが、それを含めた
近時の日食を書いておく。
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年.月.日 見られる時 見られる地域  種 類   程 度
2002.06.11 午 前   全 国     部分食   中
2004.10.14 正午ごろ  九州中部以北  部分食   小
2007.03.19 正午前   九州、中国、
             東北、北海道  部分食   微
2009.07.22 午 前   全 国     部分食   大
2010.01.15 夕 方   中部以西、
              日没帯食  部分食    中

※日没帯食とは、欠けたまま日の入になること。
※程度について  「微」=ほんのわずかしか欠けないもの
         「小」=欠けかたが少ないもの
         「中」=半分ぐらい欠けるもの
         「大」=かなりの部分が欠けてしまうもの
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 今回は梅雨入りの頃に起こる日食なので、天気が心配だ。見逃
したら2年後となってしまう。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 白っぽい空 ☆☆☆
 最近は、ずっと晴れの天気が続いている。だから、気温は太陽
が出るとともにうなぎ上りである。連日の30℃を越す気温には
うんざりとしてしまう。
 ところで、この時季はよく晴れていてもすっきりとした青空は
望めない。その最大の原因は高い湿度にある。その湿気のせいで
晴れていても白っぽい空になってしまうのだ。
       


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    ほしやそらのこと       VOL.239  2002.06.09
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第239号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ コロナ ☆☆☆
 太陽のまわりには「コロナ」と呼ばれる薄いガスが出ている。
コロナの温度は何と100万℃もあるそうだ。そして、コロナの
先端は地球にまでも届いているのだそうだ。
 そのコロナの光は、真珠色で大変美しいということだが、残念
ながらふだんは見ることができないのだ。コロナが見られるのは
皆既日食の時だ。私もまだ見たことがないので、いつか見たいと
思っている。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 風とお客は夜とまる ☆☆☆
 風はどの時間帯によく吹くのだろう?
 調べてみると、夜より昼に、また昼でも午後から風が強くなる
ことが多いようだ。
 それを意味するような諺として「風とお客は夜とまる」という
のがある。風は夜になるとおさまり(止まり)、お客さんも夜に
旅館などに宿泊する(泊まる)という意味だ。
 広島地方の沿岸部は、夕方には「凪」という現象が起こるよう
になる。蒸し暑い夕方に風もピタッと止まってしまうのだ。経験
した人ならわかると思うが、耐えられないような、このあたり特
有の現象なのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.240  2002.06.10
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第240号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 黒点 ☆☆☆
 太陽を望遠鏡で見ると、「黒点」と呼ばれる黒いシミのような
ものが見える。
 黒点はその温度が4500℃ぐらいで、まわりより1500℃
ぐらい低いので、黒く見えるのだ。
 先ほど、「黒点は望遠鏡で見える」と書いたが、直接太陽を見
てはいけない。濃いフィルターで減光するか、接眼レンズを通っ
てきた像を白紙の投影して観察するのだ。
 また、夕方など、太陽が赤く染まっている時に、目のよい人だ
ったら黒点が見えるかもしれない。この場合でも、太陽を長く見
続けるのは危険。網膜を痛めてしまい、まさしく”目玉焼き”に
なってしまうおそれがあるのだ。 

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 梅雨入り間近 ☆☆☆
 週間天気予報によると、週の半ばごろから曇りや雨の天気が多
くなってくるということだ。
 広島地方の梅雨入りは平年だと6月上旬なので、もう梅雨入り
してもよい時季になっている。
 梅雨に入ると、約6週間ぐらい雨が続くようになる。だいたい
年間降水量の40%ぐらいが梅雨の期間に降るということだ。
 なお、北海道は梅雨がないそうだ。ジトジトと鬱陶しい天気が
続く地方に住む者は、この時期は梅雨のない北海道に行きたがる
人も多いのではないだろうか。


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    ほしやそらのこと       VOL.241  2002.06.11
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第241号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 日食は・・・ ☆☆☆
 いよいよ、きょうは日食である。
 このメルマガを朝早く読んでいる人は、東の空を見てやきもき
していることだろう。
 昨日の天気予報によると、”太陽マーク”があるのは、東京と
北海道の東部だけ。雲があっては、どんなに素晴らしい天文現象
があろうとも、お手上げなのだ。 

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 九州で梅雨入り ☆☆☆
 昨日は夕方から雨が降り始めた。白く乾いていた地面がみるみ
るうちに、黒っぽく変わっていっていた。
 そろそろ梅雨入りかと思っていたら、九州では昨日(10日)
に梅雨入りしたということである。広島地方の梅雨入りも時間の
問題。ひょっとしたら、きょう梅雨入りの発表が気象台からある
かもしれない。


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    ほしやそらのこと       VOL.242  2002.06.12
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第242号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 日食や月食の計算 ☆☆☆
 昨日は日本全国で部分日食が見られた(はずである)。
 さて、日食にしても月食にしても、現在では秒単位で予報がで
きるようになっている。それが数百年(いや、もっと先まで)後
にあるものまでも・・・。コンピュータなどによって計算が正確
にできるので、当然と言えば当然もことなのだが・・・。
 ところで、1887年にオッポルツァーという人が、2161
年までに起こる日食や月食を「食宝典」という本に書いている。
コンピュータなど高度な計算機がなかった時代に、もうこんな先
のことまで、わかっていたのだから、驚きである。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 広島でも梅雨入り ☆☆☆
 気象台から広島など中国地方を始め、四国や近畿、関東地方な
ど、梅雨入りが発表された、広島では平年より5日遅い梅雨入り
だった。
 ところが、梅雨入りした次の日、すなわち、きょうは「晴れ」
の予報が出ている。不思議なような気がするが、梅雨入りを決め
るのは天気だけではないのだ。空気中の水蒸気量など、他の要素
も勘案されるようだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.243  2002.06.13
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第243号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ フリーの天文ソフト ☆☆☆
 フリーの天文ソフトについては以前の記事でも紹介してきた。
最近、インターネットでまた、フリーの天文ソフトを見つけたの
で、紹介していくことにする。
 「つるちゃんのプラネタリウム」というソフトだが、よくでき
たソフトだと思う。フリー版が気に入ったら、シェア版に乗り替
えてもいいのではないかと思う。
 代金もリーズナブル。関心のある方は、次のページに行ってみ
るとよい。
              http://homepage2.nifty.com/turupura/
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 梅雨寒 ☆☆☆
 広島地方は梅雨の晴れ間。気温のどんどん上がって真夏日を記
録した所もあったようだ。
 ところが、関東以北では梅雨寒。20℃を割った所もあった。
同じ日本でも、気温がずいぶん違うものである。
 ところで、梅雨寒の原因は、北東から吹く風だ。三陸沖では、
寒流が流れている。だから、東よりの風が吹くと気温が上がりに
くいのだ。「やませ」と言われ、東北地方に冷害をもたらすので
ある。


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    ほしやそらのこと       VOL.244  2002.06.14
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第244号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ へび座 ☆☆☆
 さそり座の上に左右に分かれた「へび座」がある。将棋の駒の
ような星の並びになっているのが「へびつかい座」で、その、へ
びつかいが両手で蛇を持っているのだ。
 南に向いて、右側が蛇の胴部で、左側が尾の部分になる。頭は
天頂に向かって伸び、そのかま首は「かんむり座」の宝石を狙っ
ているようにも見える。
 へび座付近は、星雲・星団の宝庫である。望遠鏡があれば、ぜ
ひ、その付近の空を眺めてみてほしいものだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 梅雨の晴れ間 ☆☆☆
 梅雨入りしたというのに昨日もよく晴れていた。しかし夕方に
なると曇っていたので。今朝は雨が降っているかもしれない。
 梅雨の晴れ間は晴れたとしても、5月や10月ごろのカラッと
した天気は望めない。やはり、湿度が高いためで、ジトッとした
暑さになる。
 気温が低めでも湿度が高ければ、より蒸し暑さを感じるものな
のだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.245  2002.06.15
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第245号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ へびつかい座 ☆☆☆
 前号で、へび座について書いたので、今回は「へびつかい座」
について書いていくことにする。
 へびつかい座は、さそり座の上にあり、さそりを踏みつけるよ
うなかっこうで位置している。将棋の駒のような形に星が並んで
いるが、大きく広がっているので、はじめての場合は見つけにく
いかもしれない。
 へびつかい座は、最近になって、「13番目の星占いの星座」
として、出てくるようになった。経緯はよく知らないが、雑誌な
どを見ると、へびつかい座として出ている場合もある。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 降水確率 ☆☆☆
 天気予報を見ていると、明日の天気とともに降水確率も発表さ
れている。例えば、「明日の午前6時から正午までの降水確率は、
○○パーセント」というように発表される。
 降水確率とは、その予報された時間に1o以上の雨や雪が降る
確率で11段階の予報が出されているということだ。それによれ
ば、降水確率100パーセントとは、95パーセント以上のこと
を指すのだ。だから100パーセントと言っても、絶対に雨が降
るとは限らないのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.246  2002.06.16
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第246号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ロケットの打ち上げ ☆☆☆
 日本では、鹿児島県の種子島、内之浦から打ち上げられるロケ
ット。なぜ、広島や北海道ではいけないのだろうか。
 実は、ロケットの打ち上げは南に行くほど有利なのである。地
球が24時間で自転している。赤道付近の円周は約40000q
だから、時速は40000÷24で約1700qに達するのだ。
この自転の勢いを利用するには南に行くほど有利なので、日本の
ロケット発射場が種子島にあるのだ。また、万一打ち上げに失敗
しても、まわりは海なので、”安全”とも言えるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 本当に梅雨入り? ☆☆☆
 先週になって梅雨入りしたが、梅雨入りした次の日から比較的
好天が続いている。昨日も終日青空で、梅雨はどこへ行ったかの
ようである。
 梅雨に入ったからと言って毎日雨が降るわけではないが、5月
上旬のような天気ではない。これから、また雨が降り始めるのだ
ろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.247  2002.06.17
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第247号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ おおかみ座 ☆☆☆
 「おおかみ座」は、さそり座のすぐ右側にある。地平線近くに
あるので探すのがちょっと難しいかもしれない。おおかみ座には
2等星や3等星があるが、それらの星の並び方から狼の姿を想像
できるようになるには時間を要すると思われる。すぐ隣にあるケ
ンタウルス座(ケンタウルス)に喉をつかれて横向きになってい
る狼の姿がわかるようになったらしめたものだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ まだ晴れが続く ☆☆☆
 梅雨前線は今、沖縄から太平洋に向かって伸びていて、本州あ
たりは、「晴れ」の領域に入っている。それも、本州あたりで大
きく南に下がっているのだ。いずれは北上してくるとは思うが、
今のところ、この流れは変わらないようだ。
 ずっと前の記事で台風が同じ所を通ることが多いと書いたが、
いったん気流の流れができると、それが続く傾向があるようだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.248  2002.06.18
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第248号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ じょうぎ座 ☆☆☆
 「じょうぎ座」はさそり座のすぐ南にある小さな星座である。
明るい星はなく、地平線ぎりぎりの所にあるので、見た人はほと
んどいないのではないかと思われる。
 星空には、数学で使われる道具類がいくつかある。「さんかく
座」、「みなみのさんかく座」、「コンパス座」などがそれだ。
いずれも小さくて目立たないものが多いように思われる。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ W杯は日本に有利!? ☆☆☆
 先月の終わりから始まったFIFAワールドカップ。日本は決
勝トーナメントに進み、きょうその試合が行われる。
 日本は予想を上回る(?)成績で予選リーグを1位で突破した
が、地元開催の利に加えて、日本の気候は有利に働いたのではな
いかと言われている。言うまでもなく、日本は今、梅雨の季節。
高温多湿の気温は外国の選手にとっては非常にきついのと考えら
れるのだ。
 さて、きょうの天気は・・・?日本の健闘を祈ろう!


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    ほしやそらのこと       VOL.249  2002.06.19
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第249号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろ七夕の星座が・・・ ☆☆☆
 6月もあっという間に半分以上過ぎてしまった。9時過ぎに東
の空に目をやると、七夕の星座が見やすくなってきた。
 七夕の星座と言えば、「おりひめ星」と「ひこ星」である。
 きょうの午後9時には、「おりひめ星」は地平線から40°あ
まりの高さで、「ひこ星」は15°ぐらいの所で輝いている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 東北は雨・・・ ☆☆☆
 先日の午後はテレビにかじりつき。という人も多かったのでは
ないかと思われる。言うまでもなく、日本対トルコ戦が宮城スタ
ジアムで行われたのだ。
 東北地方は雨。気温はあまり上がらなかったようだ。それが原
因ではないとは思うが、日本は0対1で惜敗してしまった。サッ
カーは雨が降ろうが行われる。今回の雨は、どちらに有利だった
のだろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.250  2002.06.20
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第250号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月夜の明るさ ☆☆☆
 きょう午後9時の月齢は9.5。半月を少し過ぎ、お腹の膨ら
んだ姿になってきた。
 この頃になると月の明るさを感じるようになってくる。夜道で
も月の明るさで影がはっきりと見えているだろう。
 ところで、月夜の明るさは満月の時でも、昼間の明るさの47
万分の1にしか過ぎない。もし、夜空に月が47万個出ていたら
昼間の明るさになるという意味なのだ。
 月夜は明るく感じるけれどそんなものなのだ。最近の新聞は活
字がずいぶん大きくなったが、月夜の中で新聞が読めるかどうか
試してみるとよい。見出しならともかく、記事の活字を読みとる
には厳しいかもしれない。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 少雨傾向 ☆☆☆
 梅雨前線は本州あたりで南に大きく湾曲していて、本州は晴れ
間の領域に入っている。東西では北に迫り出しているのに、なぜ
真ん中あたりが凹んでいるのか?
 これは、上空の大気の大きな流れだと考えられる。上空では、
大気は偏西風に乗って西から東に流れていく。その時、南北に波
打つようになることがある。そうすると、今回の現象のようにな
ってしまうのだ。西日本では北からの風が入りやすくよく晴れ、
前線に近い東北地方や上海(シャンハイ)付近では、雨が続くと
いうことが起こるのだ。
 西日本の少雨傾向はまだ続きそうだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.251  2002.06.21
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第251号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 太陽の光 ☆☆☆
 太陽を遠くから見ると北極星のように黄色っぽく輝いていると
言うが、実際に昼間、太陽によって映し出された風景を見ても黄
色っぽく見えないだろう。
 北極星などと比べるととても明るい(−27等級)なので、眩
しいだけで、白っぽく見えているだけである。
 ところで、「プリズム」という物を通して見ると、太陽の光は
虹の色に分離して見えるようになる。
 太陽の光を「スリット」と呼ばれる細い隙間を通し、さらにプ
リズムを通すと、虹色の光の帯のところどころが黒い筋のように
なって見えるのだ。
 この黒い筋が虹色のどの位置にあるかを調べると、太陽の成分
がわかってくるということだ。遠くにある太陽の成分をこうやっ
て分析できるとは驚きである。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 夏至 ☆☆☆
 きょうは夏至(げし)である。春分点を基準に考えると、地球
が公転軌道を4分の1周回った位置にきていることになる。
 夏至の日は昼の長さが最も長くなり、広島あたりでは14時間
30分近くにもなる。と言うことは、太陽に当たる時間が最も長
くなるということだが、現実にはそううまくいかない。言うまで
もなく、この頃は梅雨の時期なので、太陽が雲に隠されているこ
とが多いのだ。
 太陽が当たっている時間を、「可照時間」というそうだが、6
月は、その可照時間がとても短いのだ。だから、天気のよい日の
太陽の光は有効に使いたいものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.252  2002.06.22
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第252号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月のおへそ ☆☆☆
 月には大小無数のクレーターがある。今ごろは欠け際の所を観
察すると、大きなクレーターだったら肉眼ででも見えるかもしれ
ないが、双眼鏡や望遠鏡だったら、すぐそれとわかるだろう。
 ところが、満月になると影ができにくいので、クレーターを見
つけにくくなってしまうのだ。
 でも、「ティコ」と呼ばれるクレーターは、「おへそ」のよう
に、またはドッジボールの空気を入れるあなのように、はっきり
と見えている。そして、「ティコ」のまわりには、幾筋の明るい
線のようなもの(「光条」という)が見えるので、「おへそ」が
いちだんとはっきりとわかるのだ。
 もうすぐ満月。ぜひ月を見て確かめてください。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 日暈 ☆☆☆
 「日暈」は、「ひがさ」または「にちうん」と読む。太陽のま
わりに薄い雲が出ている時、雲がリング状に光って見えているこ
とがあるが、それが日暈である。
 日暈はリングの内側が赤っぽく、外側が青っぽい色をしていて、
円い虹のように見える。
 日暈が出ると翌日は雨、とよく言われるが、だいたい当たって
いると思われる。低気圧が接近してくると上空に高層雲が現れる。
日暈は高層雲のまわりにできることが多いので、日暈がかかると
天気が悪くなる確率が高いのだ。
 なお、日暈の写真は「雲のページ」にあるので、関心がある方
は見に行ってみるとよい。


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    ほしやそらのこと       VOL.253  2002.06.23
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第253号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ミランダ ☆☆☆
 「ミランダ」は土星の衛星である。木星のガリレオ衛星のよう
に目立つわけではない。だから、名前を知ってはいても、実際に
ミランダを見たという人はあまりいないと思う。
 ミランダは今はなきカメラメーカーの名前である。このメーカ
ーは「オリオン精機」という名前で1947年に誕生し、後に、
「ミランダカメラ」と社名を変えている。そして1976年に無
くなったのだ。
「カメラのミランダ」は無くなっても、ミランダという星はいつ
までも輝き続けていくことだろう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ アイスクリーム ☆☆☆
 車の中でラジオを聴いていたら、雲をアイスクリームに例えて
いた。
 なるほど、今ごろは暑いので、青空に浮かぶ白い雲を見かける
とアイスクリームを連想してしまう。雲が白く見えるのは、雲を
つくっている水や氷の粒が太陽の光を乱反射して、白く見えてい
るからだ。
 ほんとうに、こんなに暑いとアイスクリームやかき氷が欲しく
なってしまうのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.254  2002.06.24
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第254号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ タイタン ☆☆☆
 タイタンも土星にある衛星の1つである。本で読んだことがあ
るが、大気の組成などから考えると生物がいるかも知れないと書
かれていた。でも、太陽から遠い所にあるので気温が低く、その
可能性は低いと思われる。
 ところで、「タイタン」という名前は、トラックの名前にもな
っている。自動車やカメラなどには、星の名前を商品名に冠して
いるものが実に多いのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 冷たい風 ☆☆☆
 梅雨前線は北上と南下を繰り返しているが、本州から見ると、
まだ南側にあるようだ。
 梅雨前線は、北の冷たい気団と南の温かくて湿った気団がぶつ
かっている所に発生する。だから、梅雨前線が南にあるというこ
とは、冷たい気団の側に入っているということなのだ。だから、
昨日の場合は、涼しいというよりは冷たい風が吹いていたのだ。
 これで、前線の真っ只中に入ると、雲が発生しているので、太
陽の光も入らなくなる。それが「梅雨寒」なのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.255  2002.06.25
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第255号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 日の出の時刻 ☆☆☆
 広島での日の出の時刻は4時59分。これは、太陽が地平線か
ら顔を出す時刻である。
 この時刻は、標高0メートルでの場合である。地球は丸いので
標高が高ければ高いほど、早く見えてくるということのだ。もし
広島に富士山ぐらいの山があったとしよう。計算によると、日の
出の時刻は、4時46分となる。
 ※「お星さまとコンピュータ」のサイトで計算しています。
  URLは次の通り。  http://www.star.gs/  

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 予想通り・・・ ☆☆☆
 前号で、「梅雨寒」を予想していたが、予想を上回る寒さにな
ってしまった。
 広島県沿岸部での昨日の最高気温は18℃余り。最低気温もそ
のくらいだったので、日中になっても気温がほとんど上がらなか
ったということだ。
 さて、きょうはどうだろう?ひょっとしたら、寒さに震えなが
ら読んでいるかもしれない。


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    ほしやそらのこと       VOL.256  2002.06.26
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第256号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 日の入りの時刻 ☆☆☆
 広島での日の入りの時刻は19時26分。夏至は過ぎたが、日
の入りの時刻は、まだ、もう少し遅くなる。
 昨日の20時ごろから、FIFAワールドカップの中継が始ま
った。スタジアムの周辺の様子が中継されていたが、まだ空が、
とても明るいのに驚いてしまった。
 そこで、昨日紹介したサイトに行き、ソウルでの日の入りの時
刻を調べてみると、広島より30分以上も遅い19時57分であ
った。
 ソウルは広島より北西の方角にある。日の入りの時刻は、夏の
場合は、北西方向に行くほど遅くなる。さらに、北極圏より北の
地域では、太陽は沈まなくなってしまう「白夜」になってしまう
のだ。 
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 寒い、寒い。 ☆☆☆
 昨日の朝は沿岸部でも、15℃を切るような気温だった。さす
がにこの時季にこんな気温になると、とても寒く感じる。私は通
勤途上、車のヒーターを入れてしまったぐらいだ。
 しかし、日中は前日より気温が上がったようで、蒸し暑くなっ
てきた。もう1週間すると7月。本格的な夏も、もうすぐの所ま
でやって来ている。


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    ほしやそらのこと       VOL.257  2002.06.27
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第257号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 天文台もなか ☆☆☆
 この前、倉敷のほうに遊びに行った。その途中に鴨方という町
があるが、そこから10qごらい入った所に、国立の天文台があ
る。1.5mぐらいの口径の、望遠鏡があるということだ。
 その天文台が山の彼方に見えていたところ、ふっと目をやると
「天文台もなか」という看板がが目に入ってきた。日本では何か
があると、それにあやかって、もなかや煎餅、饅頭などの名前に
冠するようだ。いいことなにか、悪いことなのか。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 湿舌 ☆☆☆
 「湿舌」(しつぜつ)とは、高気圧の西側の縁あたりで、南か
らの湿った空気が、舌のような形になって流入する現象である。
 湿舌は、梅雨前線や低気圧をともなっているのがふつうである。
湿舌が流入すると集中豪雨になることが多いようだ。南の温かい
湿った空気が、北の冷たい空気と激しくぶつかるので、水蒸気が
一気に冷やされて雨となって、地上に落ちてくるのだ。
 気象情報で、「湿舌」という言葉を聞いたら、注意が必要だと
考えられる。


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    ほしやそらのこと       VOL.258  2002.06.28
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第258号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 写真に星を写すと(1) ☆☆☆
 星空を写真に撮ることはできないか?
 実は意外に簡単にできる。「昼の風景」が「夜の風景」にかわ
ったと思えばよいのだ。
 しかも、フィルムの性能も昔に比べて格段に進化しているのだ。
カメラを三脚に固定し、目的の星の方角に向け、シャッターを切
るだけでよいのだ。
 感度の高いフィルム(箱に「1600」とか「3200」とか
書いてあるもの)なら、30秒ぐらいでも、写ってくれるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ やっと晴れ・・・ ☆☆☆
 「今年は梅雨らしい天気が続いている」と昨日のニュースで言
っていた。
 雨のピークは東日本に移っているようで、広島地方ではよい天
気でも、東京や横浜では雨だった。
 広島地方の晴れもきょうまで。明日からはまた梅雨の天気にな
ることだろう。また、変化に乏しい「あまぐも」とのおつき合い
が始まる・・・。


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    ほしやそらのこと       VOL.259  2002.06.29
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第259号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 写真に星を写すと(2) ☆☆☆
 星を写真に写すとその明るさの通りに写ってくれるのだろうか。
実を言うと、実際の明るさとは少し異なるようだ。
 同じ等級の星だったら、青っぽい星よりも赤っぽい星のほうが
明るく写る傾向があるのだ。それで、実際に見ている星の明るさ
を「実視等級」と言うのに対し、写真に写る明るさのことを「写
真等級」と呼んでいるのだ。
 写真をもとに作られた星図では、実際の明るさとは異なる場合
があるので、注意が必要だ。(とは言っても、ほんの僅かの違い
だが・・・。)
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 晴れても寒い? ☆☆☆
 こちらでは昨日、雲が多いながら晴れていた。しかし、6月の
後半とは思えないような冷たい風が吹いていた。
 最近、雨が多いので、太陽熱が地表に届きにくくなっているせ
いだろうか。
 地球が温かいのは、間違いなく太陽熱によってである。そこに
雲の「バリケード」ができると、熱を通しにくくなってしまうの
だ。


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    ほしやそらのこと       VOL.260  2002.06.30
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第260号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 写真に星を写すと(3) ☆☆☆
 星を写すと、星は丸く写る。ただし、「固定撮影」という方法
では、日周運動によって細長く写ってしまうのだ。
 レンズの焦点距離や星の位置にもよるが、10秒を超えると、
細長く写ってしまうようだ。
 では、丸く写すためにはどうするかというと、「ガイド撮影」
という方法が用いられるのである。これは、日周運動に合わせて
レンズの向きを変えていくというものだ。
 さて、冒頭に書いた「丸く写る星」であるが、明るい星ほど大
きく写る。その写った星の大きさ(丸の直径)から、「写真等級」
を決めているのだろう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ じゃのめ傘 ☆☆☆
 「あめあめふれふれ、かあさんが。じゃのめでおむかえ うれ
しいな・・・」
 北原白秋の童謡であるが、最近、そのような光景を見たことが
あるだろうか?
 蛇の目の傘というと、黒い傘が思い浮かぶ。黒いふつうの傘は
雨降りの時にさすが、天気のよい日に日傘としてさしても有効な
のである。
 なぜなら、黒いふつうの傘のほうが、白いレースのような日傘
より、太陽の光を遮ることができるからだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.261  2002.07.01
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第261号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 望遠鏡で見た星 ☆☆☆
 太陽を除くその他の恒星は無限遠に等しい位置にある。だから、
望遠鏡で見ても大きく見えることはほとんどないのだ。
 ある天体教室で、夏の星座の恒星に望遠鏡を向けていたのを見
たことが、ただ「ポツン」と見えるだけで、つまらないものなの
だ。
 望遠鏡で星を見るとしたら、星雲や星団か、惑星を見るとよい
だろう。恒星は見ても見栄えがしないが、星雲、星団、惑星は、
大きく見えてくるので、その美しさに虜になってしまうのだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 横浜は・・・ ☆☆☆
 FIFAワールドカップも今日(30日)で最終日となった。
この記事を書いている最中も試合が進行している。
 横浜地方は雨が予想されていたが、テレビの画面を見る限りで
は雨が降っていないようだ。もっとも、サッカーは雨が降ろうと
行われる球技である。
 雨が降るとグランドが濡れ、ボールの滑りにも大きく影響を及
ぼす。横浜は雨は降っていないが、グランドの芝は濡れているよ
うだ。
 さて、天気やグランドの状態は、試合の結果にどのような影響
を及ぼすだろうか?
<追記>
 やはり、ブラジルが優勝した。ドイツにとっては、涙雨か・・。


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    ほしやそらのこと       VOL.262  2002.07.02
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第262号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 7月の星座と言えば・・・ ☆☆☆
 いつの間にか、7月に入ってしまった。7月の星座と言えば、
やはり、七夕に出て来る星座が思い浮かぶ。
 おりひめ星を擁する「こと座」、ひこ星を擁する「わし座」、
そして、その2つの星を結ぶ「かささぎ」である、「はくちょう
座」の3つである。
 7月の初めは、まだ東の空の低い所にある。この星座たちが本
当に主役になるのには、もう一月(ひとつき)ぐらいかかるだろ
う。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 海開き ☆☆☆
 広島県の海水浴場では、7月1日に海開きされる所が多い。も
ちろん、すでに開かれている所もあるが、まだこれからの所もあ
る。
 水泳に関しての本によると、水温と気温の合計値が45℃を超
えると「やや適」、50℃以上だったら「適」とある。「適」と
は言っても、例えば気温が27℃、水温が23℃だったら、とて
も冷たく感じるであろう。海水温はなかなか上がってこないので
ある。海水温がいちばん高くなるのは、夏を過ぎて秋(10月の
はじめ頃)だということだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.263  2002.07.03
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第263号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 夏の大三角 ☆☆☆
 「夏の大三角」とは、こと座の「ヴェガ」、わし座の「アルタ
イル」、そして、はくちょう座の「デネブ」のことである。
 この3つの星を結んでできる大きな三角形のことで、夏の星空
の目印となっているのだ。
 3つの星のうち、もっとも明るいのが「ヴェガ」で、暗いのが
「デネブ」である。どの星も白っぽく輝いていて、とくに「ヴェ
ガ」は、やや青味があり、ダイヤモンドのように、きらきらと輝
いているのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 二つ玉台風 ☆☆☆
 今、日本の南方海上には、台風5号と6号とがある。直接、日
本に被害を与えることはないだろうが、海上では台風による「う
ねり」に注意する必要がある。
 ところで、2つの台風が接近してくると、台風の進路が予想が
つかないような動きをすることが多い。お互いに影響しあっての
ことではあるが、予報官泣かせの原因となっているのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.264  2002.07.04
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第264号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 北十字 ☆☆☆
 「北十字」とは、はくちょう座の別の呼び方である。
 くちばしを南に尾を北に向け、翼を左右に広げている、はくち
ょう座の姿が、十字に見えるので、「南十字」に対して、北十字
と呼んでいるのだ。
 北十字のいちばん北側にある明るい星が、1等星の「デネブ」
である。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ セミの声 ☆☆☆
 梅雨の晴れ間、この辺りでもセミの声が聞こえるようになって
きた。
 ハルゼミを除いて、夏になっていちばん早く鳴き始めるのが、
ニイニイゼミである。「ジー」または「チー」と鳴いていて、こ
の声を聞くと、梅雨明けが間近だなと思う。
 7月中旬になると、今度はアブラゼミやヒグラシの声を聞くよ
うになる。
 ミンミンゼミの声を聞くと、完全に梅雨明け。夏本番である。


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    ほしやそらのこと       VOL.265  2002.07.05
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第265号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ アルビレオ ☆☆☆
 はくちょう座のいちばん先、くちばしの所に、天上でいちばん
美しいと言われる二重星がある。
 望遠鏡で見ると、黄色いトパーズのような3.1等の星と、青
いエメラルドのような5.3等星の星が、視野の中に飛び込んで
くるのだ。この色の対比がとても美しいので、「天上の宝石」に
例えられるのだ。
 この2つの星は連星で、おそよ30万年の周期で回りあってい
るということだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雲の彩り ☆☆☆
 梅雨の晴れ間、太陽の近くの雲を見ると、ピンク色や薄い緑色
に染まっていることがある。
 高層に出た雲の氷の結晶に太陽光が当たり、屈折作用によって
色付くのだ。
 こういう色付いた雲のことを、「彩雲」と呼んでいる。また、
その色から「五色雲」と呼ぶこともある。さらに、「慶雲」とも
言われ、彩雲はよいこと・めでたいことの兆し(吉兆)の雲とも
されている。
 ぜひ、何度も見たい雲である。


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    ほしやそらのこと       VOL.266  2002.07.06
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第266号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 惑星状星雲 ☆☆☆
 こと座には、「M57」と呼ばれる惑星状星雲がある。この星
雲は、こと座の1等星ヴェガの隣に見える平行四辺形のような星
の集まりの遠い方の辺にある。
 たばこの煙でリングのようになることがあるが、「M57」も
それにそっくりで、ドーナツのようにも見える。
 肉眼や双眼鏡では、惑星がぼやけたように見えることから、
「惑星状星雲」と呼ばれているが、「M57」の他にも、いくつ
かこのような星雲が輝いている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 台風は黄海に ☆☆☆
 沖縄島西部を北上していた台風は、黄海に入った。そして、こ
れからは朝鮮半島の北部へと向かうようである。
 さて、今ごろの台風は、北西、または西よりに進むものが多い。
これは、上空の偏西風が弱いためである。
 台風が、日本の西側を通ると、台風の渦巻き方向の関係で、南
からの湿った空気を呼び込むことが多い。だから、大雨に注意し
ないといけないのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.267  2002.07.07
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第267号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 七夕 ☆☆☆
 きょうは、七夕である。
 七夕の日に、織女と牽牛が1年に1度出会うことができるとさ
れているが、実際にはそうはいかないようだ。
 織女星である「ヴェガ」と牽牛星の「アルタイル」までの距離
は、光のスピードで行けたとしても、1年で行くことはできない
のだ。
 七夕の日は7月7日となっているが、これは旧暦(太陰暦)で
の話。旧暦の七夕の日は、今の暦では、8月になってのことにな
る。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 梅雨明けも間近に ☆☆☆
 台風5号の影響もすっかりなくなり、青空も広がるようになっ
てきた。この時季になると、梅雨明けが待ち遠しくなってくるの
であるが、もう少しかかりそうである。それというのは、南海上
に台風6号があり、また北上してきているからである。
 梅雨も末期になると、とかく集中豪雨になることが多い。記憶
に新しいところでは、1988年に広島県西北部で集中豪雨があ
り、幾人もの尊い命が奪われている。あれは、夏休みに入った、
その日だったと、その日のことが脳裏に浮かんでくるのだ。
 
−−−−− 番外編 −−−−−
☆☆☆ 質問コーナー ☆☆☆
−−− Question −−−−−−−−−−−−−−−−
M57」の「M」とはなんでしたでしょうか?
わかりましたら、「ほしやそらのこと」での
掲載をお願いします。
                 今村さんより
−−− Answer −−−−−−−−−−−−−−−−−−
「ほしやそらのこと」を購読くださり、ありがとうございます。
星雲や星団に付けられている「M」は、「メシエ」のことです。
私が使っている、「ステラナビゲータ」(天体シミュレーション
ソフト)に付属している「天文事典」にその解説がありますので、
それを紹介します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
フランスの天文観測家。1758年に回帰したハレー彗星をフランス
ではじめて観測して以来、彗星の捜索に没頭し、以後15個の新彗
星を発見した。さらに彗星捜索にとって紛らわしい星雲状天体の
リストを作成した。これが今日の「メシエカタログ」で、
M天体の名まえで親しまれている。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 上記のようにあります。
例えば、オリオン座大星雲は「M42」、アンドロメダ大星雲は
「M31」、すばるの名で親しまれている「プレアデス星団」は
「M45」です。


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    ほしやそらのこと       VOL.268  2002.07.08
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第268号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ や座 ☆☆☆
 夏の大三角の中には2つの星座が隠れている。
 「や座」と「こぎつね座」であるが、天の川の中に埋もれてい
て、あまり目立たない。
 「や座」は、「わし座」のアルタイルのすぐ北側にあり、4つ
の星が「Yの字」のように並んでいる。「はくちょう座」とは反
対方向に向いているのがそれである。
 ギリシャ神話では、愛の神エロスの矢だといわれている。しか
し、それ以外にもいろいろな神話があり、いて座のケイローンが
放った矢、ゼウスが使っていた雷電の矢などともいわれているそ
うだ。
 いろいろと諸説があるが、矢の姿には変わらない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 小暑 ☆☆☆
 昨日は七夕の日であるとともに「小暑」であった。この日から
約2週間後が「大暑」である。
 季節を半年戻すと、「小寒」と「大寒」になる。二十四節季の
1つである小暑であるが、冬の2つの節季に比べてピンと来ない
ように思われる。何故なら、小暑の頃はまだ梅雨の真っ只中。暑
さより雨のほうが印象に残るからである。みなさんはどうだろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.269  2002.07.09
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第269号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ こぎつね座 ☆☆☆
 前号で「や座」について書いたが、今回は「こぎつね座」につ
いて書いていくことにする。
 こぎつね座は、はくちょう座とわし座に挟まれたところにある
暗い星たちを結んでできる。星座絵には、がちょうをくわえた小
ぎつねが、天の川の中を西の方へ向かっていく姿が描かれている
が、星の並びだけで、こぎつねの姿を想像するのは難しいであろ
う。
 以前は「こぎつねとがちょう座」だったということだが、現在
では、「こぎつね座」になっている。 
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ あさがお ☆☆☆
 「朝顔に釣瓶取られてもらい水」という言葉がある。
 アサガオは夏を代表する花の1つである。夏の青い空をバック
に、赤や紫の花が咲いているのを見ると、「あぁ、夏だな。」と
思う。
 ところで、青や紫のアサガオに雨がかかって、赤色の斑点がで
きているのを見かけることがある。すべてがそうではないが、酸
性雨が原因になっている言われているのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.270  2002.07.10
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第270号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ こぎつね座 ☆☆☆
 前号で「や座」について書いたが、今回は「こぎつね座」につ
いて書いていくことにする。
 こぎつね座は、はくちょう座とわし座に挟まれたところにある
暗い星たちを結んでできる。星座絵には、がちょうをくわえた小
ぎつねが、天の川の中を西の方へ向かっていく姿が描かれている
が、星の並びだけで、こぎつねの姿を想像するのは難しいであろ
う。
 以前は「こぎつねとがちょう座」だったということだが、現在
では、「こぎつね座」になっている。 
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ つるべ ☆☆☆
 「あさがおに釣瓶取られてもらい水」という言葉がある。
 「えっ、昨日、聞いたよ。」という声が返ってきそうだが、今
回は、「釣瓶」の話である。
 昔は、どこの家庭にも井戸があり、その水を汲み上げるための
釣瓶が設置されていたのだ。その井戸を使って、スイカや野菜を
冷やしたりしていた。井戸水の温度は15℃前後であるから、冷
蔵庫の中より温かいことになる。それでも、井戸の中で冷やし、
釣瓶で持ち出したスイカの冷たさの方が、冷たく(またおいしく)
感じてしまうのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.271  2002.07.11
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第271号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ いるか座 ☆☆☆
 「いるか座」は、こぎつね座の足元、わし座の右側の翼の先あ
たりにある。4等星が4個、ダイヤの形に並んでいて、それが、
イルカの頭部を形作っている。
 そのダイヤから、ポツンと離れた所にまた4等星がある。4等
星ばかりの星座であるが、よくまとまっているので、見つけるの
は意外に易しいだろう。
 天の川の端っこにある可愛い「いるか座」を、ぜひ見つけてほ
しい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 台風がどんどんと・・・ ☆☆☆
 台風5号、6号と次々にやって来ている。
 今、日本の南海上は、「台風銀座」となっているようだ。
 台風は、日本のはるか南、北緯10°あたりでたくさん発生す
る。だいたい今ごろの時季の台風は、日本にやってくることなく、
フィリピンや中国大陸南部に向かうものが多い。これは、太平洋
高気圧の縁に沿って台風が移動していくからだ。
 ところが、今年の場合は太平洋高気圧の張り出しが弱いようで
そのまま北上してきて、日本近くにやってきているのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.272  2002.07.12
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第272号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 冥王星 ☆☆☆
 冥王星は、今、へびつかい座付近にある。
 とは言っても、肉眼で見るのはとうてい無理。望遠鏡でも、無
理と言ってもよいだろう。
 光度が14等級ととても暗く、また、そのくらいの明るさの恒
星は、それこそ”星の数”もあるのだ。だから、それらの星の中
から目当ての冥王星を見つけるのは、私たちアマチュアにとって
は、まず不可能に近いことなのだ。
 冥王星は、現在発見されている太陽系の惑星の中で、最も遠く
の軌道を回っている。その軌道を1周するのにも、248年近く
もかかるということだ。
 冥王星の質量は月の6分の1でとても小さい。これも原因とな
って、発見は1930年と遅くなったのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 台風一過 ☆☆☆
 「台風一過」という言葉がある。
 秋の台風では、台風が通り過ぎると、爽やかな晴天となること
が多いのだ。
 ところが、今はちがう。台風が通り過ぎても、湿った風を呼び
込んで、たとえ晴れたとしても、蒸し暑い天気になるにちがいな
い。


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    ほしやそらのこと       VOL.273  2002.07.13
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第273号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 銀河系 ☆☆☆
 空を見上げると、天の川が美しく見えるようになってきた。
 夏の天の川はとても美しい。それは、「いて座」の方向に、銀
河系の中心があるからで、その方向にたくさんの恒星が輝いてい
るからである。
 わたしたちの銀河系のとなりには、「アンドロメダ銀河」があ
るが、となりと言っても、光速で200万年以上もかかるという
ことだ。
 中心部分が明るく膨らんでいて、円盤のような形をしている。
わたしたちの銀河系を遠くから見ると、アンドロメダ銀河のよう
に見えるということだ。
 いて座付近に入道雲のように立ち上る銀河。空が晴れていたら
なぁ・・・。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 来週は雨模様? ☆☆☆
 週間天気予報を見ると、来週は「お日さまマーク」は、ほとんど
なき、「かさマーク」がずらりと並んでいる。
 梅雨も末期になると、断末魔のごとく雨がよく降る。以前の記事
でも書いたが、1988年の集中豪雨もそれであった。
 ずらりと並んだ「かさマーク」を見て憂鬱になるのは私だけであ
ろうか・・・。


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    ほしやそらのこと       VOL.274  2002.07.14
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第274号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 銀河の大きさ ☆☆☆
 私たちの「銀河系」の大きさはどのくらいあるのか?
 本などで調べると、直径が10万光年もあるということだ。地球
から太陽までの距離が1億5000万qで、光速では8分20秒ぐ
らいかかる。その、光のスピードで10万年もかかるというのだか
ら、とてつもない大きさだということがわかる。
 さて、太陽は銀河系のどの位置にあるのかというと、中心から約
2万光年の所にあるということだ。だから、地球から見る、銀河系
の中心方向である、いて座付近には光速で3万年ぐらいかかるとい
うことなのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 土用 ☆☆☆
 もう1週間ぐらいすると「土用」になる。
 「土用」というと、夏を思い浮かべるが、旧暦では、立春、立夏、
立秋、立冬の前の18日から19日前をすべて「土用」と言ってい
たそうである。しかし、現在では夏の土用だけが使われている。
 「土用」というと、土用の丑の日にウナギを食べる風習がある。
特定の季節に売れる商品を「季節商品」と呼ぶそうであるが、土用
の丑の日に売れるウナギは年々減少傾向にあるということだ。
 逆に、この日に売れる割合が急速に伸びているものもある。それ
は次回に書いていくことにする。(「そらのこと」とは関係ないが)
わかった方は、メールをくださいね。(^^;


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    ほしやそらのこと       VOL.275  2002.07.15
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第275号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 銀河の星の数 ☆☆☆
 私たちの「銀河系」には、どのくらいの星があるのだろうか?
 その回答であるが、約2000億個だと言われている。
 夜空を眺めると、ふつうの視力の人で約2000個ぐらいの星を
見ることができる。その星の他に、雲のように見える天の川がある
が、これは雲ではなくて、遠く彼方の輝く星たちの集まりなのであ
る。
 その1つ1つが太陽のように輝いているのだ。太陽は地球のよう
な惑星を9個抱えている。ということが、その2000億個もある
星たちも惑星を抱えている可能性は十二分にあるのだ。
 いつかは、地球のように高度に発達した文明を持った惑星に出会
えるにちがいない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 夏の雲 ☆☆☆
 夏の雲の代表と言ったら、何と言っても入道雲であろう。
 正しくは「積乱雲」と言う。積乱雲は強い上昇気流によって発生す
る。爆弾が落ちると、その上に「キノコ」のような煙が発生しるが、
積乱雲の形と発生のしかたもそれによく似ている。発達中の積乱雲を
気象衛星から見ると、キノコを上から見たように、白いまんじゅうの
ように写っている。
 積乱雲は雲の高さが1万メートルから1万5000メートルに達す
る。そうすると、上空で「キノコの傘」が破れ、雲がたなびくように
広がっていく。この雲を、その形から「かなとこ雲」と呼んでいる。
 

−−−−− 番外編 −−−−−
 前号の答え→バレンタインデー(2月14日)のチョコレート

 ウナギ以外の季節商品で伸びているものと言ったら、「バレンタイ
ンデー」のチョコレート。お菓子メーカーがしっかりとPRした成果
があって、現在のような盛況ぶりになったのだ。貰ったり、あげたり
したことはあるかな。(^^;


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    ほしやそらのこと       VOL.276  2002.07.16
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第276号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 銀河系も回転している ☆☆☆
 私たちの銀河系は約2000億の恒星からなる渦巻銀河である。直径は
約10万光年である。渦巻きだということは、私たちの太陽系も銀河中
心から約2万光年の距離を毎秒約250kmの速度で約1.3億年をかけて
公転しているのだ。
 月が地球のまわりりを、地球は太陽のまわりを、太陽は銀河の中心
のまわりを回転している。地球に発生する台風も、回転している。
 私たちのまわりにある物は、回転しているものが実に多いのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 台風7号は・・・ ☆☆☆
 5号、6号の台風に続いて、台風7号もやって来た。
 まぁ、よくまぁ、続けてやって来るものである。台風は1度やって
来ると、そこに通り道ができるらしい。
 以前にも、1か月の間に4個もやって来たという記憶がある。今年
は台風の「当たり年」なのか?
 その答は、今年の終わりに明らかになることであろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.277  2002.07.17
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第277号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ アルタイル ☆☆☆
 「アルタイル」は、わし座にある1等星である。
「ひこ星」または、「牽牛星」という名前で知られているアルタイル
は、夏の空に白っぽく輝いている。
 私たちの所からアルタイルまでの距離は光速で16年ぐらいかかる。
ということは、アルタイルはあまり大きな恒星ではないのだ。アルタ
イルは、太陽の2倍もない大きさなのだ。
 アルタイルの自転スピードはとても速い。わずか7時間で1周して
いる。だから、遠心力によって赤道方向に脹らみ、ちょうどミカンの
ように潰れた姿をしているのだと言われている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ エルニーニョ ☆☆☆
 今年は、エルニーニョ現象が発生しているそうだ。
 エルニーニョ現象とは、南米ペルーあたりから赤道沿いに、東太平
洋の日付変更線付近までの、海水の温度が上昇する現象で、それが起
きると、日本では冷夏になることが多い。1993年はその典型的な
事例であった。
 さて、今年はどうなるのだろうか?
 今のところ、冷夏は予想されていないようだ。これも、注意深くみ
ていく必要がある。
 

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    ほしやそらのこと       VOL.278  2002.07.18
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第278号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ アンタレス ☆☆☆
 「アンタレス」は、さそり座の1等星である。
 前号で紹介した、アルタイルよりやや暗いが、その大きさは太陽の
200倍から800倍も大きいのだそうだ。
 なぜ暗く見えるかというと、地球から600光年も離れた所にある
からなのだ。
 アンタレスは、その赤さから「赤星」とか「酒酔い星」とも言われ
る。また、「アンタレス」の語源は「火星に対抗するもの」である。
アンタレスの近くに時々火星がやって来て、その赤さと明るさを競っ
ているからであろう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 熱帯夜 ☆☆☆
 今ごろは、夜間の気温も下がらずに寝苦しい夜が続くことが多い。
 私の家では、昨年の夏にエアコンが壊れ、毎日のように続く蒸し暑
さに悩まされたものだ。
 さて、夜の最低気温が25℃より高い状態のことを「熱帯夜」と呼
んでいる。最近は、都市化の影響で、熱帯夜になる所が多くなってき
ているのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.279  2002.07.19
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第279号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ベテルギウスも・・・ ☆☆☆
 ベテルギウスは、冬の星座の代表である、オリオン座のなかにある。
 色は、やはり赤く、直径は太陽の650倍から1000倍と大きく
変化している。
 恒星は歳をとっていくとだんだん膨らんでくる。こういう星は「赤
色超巨星」と呼ばれている。
 さらに末期になると、膨らんだりと縮んだりを繰り返すようになる
のだ。こういう星を「脈動変光星」というが、星の一生の終わりに近
づいているのだ。
 やがって、「超新星爆発」を起こし、星の一生を終わるのだ。アン
タレスやベテルギウスも、そのような運命にあるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 驟雨 ☆☆☆
 驟雨(しゅうう)とは、「にわか雨」のことである。急に降りだし
短時間降った後急にやんだりする。
 雨の強さも大きく変化し、断続的に繰り返すのだ。
 驟雨が降る時には、上空に積乱雲ができていことが多い。積乱雲が
急速に発達するので、雷が鳴ったり、驟雨が降ってくるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.280  2002.07.20
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第280号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ たて座 ☆☆☆
 「たて座」は、わし座といて座の「南斗六星」の間にある。
 たて座には4等級程度の明るさの星しかない。さらに、このあたり
は、天の川の中心付近にあたるため、バックが明るく、余計にたて座
を目立たないものにしている。南の天之川を見て、たて座をすぐに見
つけるのは至難の技であろう。
 たて座は、1690年に設定された星座だそうだ。当時は、その時
の国王の名を取って、「ソビエスキーのたて座」と呼ばれていたが、
現在は国王の名は省略され、単に「たて座」と呼ばれている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 昼の時間と暑さの関係 ☆☆☆
 夏至の頃に比べ、昼の長さが20分ぐらいも短くなってきた。
 ここでいう「昼の長さ」とは、日の出の時刻から日の入りまでの時
間である。
 太陽の熱はそれだけ分受けなくなっているということであるが、1
年中でいちばん暑くなるのはこれからなのだ。
 これは、やはり「梅雨明け」によって、太陽光(とその熱が)地表
に届くようになるからであろう。また、教科書などには、太陽熱が、
地球の空気を暖めるのに時間差があるためだとも、書いてある。


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    ほしやそらのこと       VOL.281  2002.07.21
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第281号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 北極星の探し方 ☆☆☆
 北極星の探し方については、以前の記事に書いたと思う。
 北斗七星やカシオペア座から探すとよいのだ。どちらの場合でも、
ある長さを5倍のばしたところにあるというのがおもしろい。
 ところが、今の時期は、北斗七星やカシオペア座は、北極星を挟ん
で左右にある。一見、探しやすいと思うが、そうでもないのだ。どち
らの星も地平線に近いところにあるので、視界が開けていないと、見
つけにくいだろう。緯度の高い北海道あたりでは、この限りではない
が・・・。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 夏休み ☆☆☆
 子どもたちにとって待望の夏休みに突入した。
 かつての、夏休みの光景といったら、入道雲をバックに、麦わら帽
子をかぶり、虫取り網に虫取りかごを持った男の子を連想したものだ。
最近は様相が一変して、そのような光景はめっきりと少なくなった。
 夏の風物詩が消えていくことは、とても淋しく感じる。ゲームやパ
ソコンが全盛の昨今。いたしかたないことかもしれない。


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    ほしやそらのこと       VOL.282  2002.07.22
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第282号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 1等星は、なぜ冬と夏に多く見えるのか? ☆☆☆
 1等星は、なぜ冬と夏に多く見えるのか?
 条件がよければ、冬だったら12個前後、夏だったら7個ぐらいは
見えている。
 ところが、秋の星空では、「みなみのうお座」のフォーマルハウト
だけになるのだ。とは言っても、夏の星座にある1等星が見えてはい
るが・・・。
 冬と夏に1等星が多く見られるのは、天の川(銀河)とも関連があ
るようだ。銀河にはたくさんの恒星があるので、天の川の近くには、
当然、恒星もたくさんあることになるからだ。
 あわせて、星雲や星団も天の川付近には実にたくさんあるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 梅雨明け ☆☆☆
 広島を含む中国地方でも、昨日梅雨明けが発表された。平年より若
干遅かったようである。
 梅雨前線は、日本海から東北地方まで北上し、南からは太平洋高気
圧が張り出して、青空となった。気温もうなぎ上り。広島地方では、
33℃前後だったが、体温を超えるような気温になった所もあったよ
うだ。
 暫く晴れの天気になるようだが、猛暑と南にある台風に気をつけな
ければならない1週間になりそうだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.283  2002.07.23
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第283号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 白道 ☆☆☆
 「白道」(はくどう)とは、月の通り道のことである。
 また、「黄道」(こうどう)とは、太陽の通り道のことである。
 白道と黄道とでは、約5°の傾きの違いがある。だから、夏になる
と、満月が南の空の低い位置に見えていることがあるのだ。
 夏至の頃の昼間(南中時)の高さは、広島あたりで約79°。その
位置が黄道である。したがって、真夜中では、黄道の位置が32°ぐ
らいになるのだ。白道は5°ぐらいずれているから、そのずれの最大
部分に月が来ると、27°ぐらいの高さしかないことになるのだ。
今ごろの月は、これに近い所に見えているのだ。
 なお。白道と黄道には交わる所がある。その部分で新月または満月
になると、それぞれ日食または月食になるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 土用波 ☆☆☆
 日本の南海上に台風が集結し、また、日本をうかがっているようで
ある。
 とはいっても、まだ1000q以上南の彼方にある。しかし、台風
の影響は、そんな遠くからでも、日本に及ぶのである。それが「土用
波」と言われる現象なのである。
 台風などからやって来るうねりが、日本の太平洋側の海岸に達し、
風も無いのに、海水浴客が高波に呑まれたりすることがあるのだ。
 台風が遠くにあっても、この「土用波」には注意しなければならな
いだろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.284  2002.07.24
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第284号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 赤道 ☆☆☆
 地球にも赤道があるが、空(天球)にも赤道がある。天の赤道は、
ちょうど、オリオン座の「三ツ星」の辺りを通っていて、北極星は、
「天の北極」から、約1°ずれた所にあるのだ。
 地球での位置を表す時に、「経線」と「緯線」で表すが、空では、
「赤緯」と「赤経」で表すのだ。
 この位置がわかるようになると、望遠鏡で目的の天体などを探すと
きに、重宝するようになるのだ。
 例:さそり座の1等星アンタレスの位置
    赤経=16h29.4m
    赤緯=−26°26’
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 山の天気 ☆☆☆
 この時季は、涼を求めて、山登りをする人も多い。
 それも、そのはずで、ふつう標高が100メートル上がるごとに、
0.6℃の割合で低くなっていく。例えば、海岸付近で30℃あった
気温も2000メートル級の山に登れば、18℃ぐらいになるという
ことなのだ。
 でも、夜の温度には注意しなければならない。夜はとても冷え込み、
0℃近くになることもあるのだ。とくに、風が吹くと、体感温度は、
風速1メートルごとに1℃下がっていくのだ。
「ふもとは夏でも山は冬支度」という言葉にも、うなずけるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.285  2002.07.25
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第285号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 天王星と海王星 ☆☆☆
 午後9時を過ぎると、満月を少し過ぎた月の両側に、天王星と海王
星が見えるようになる。
 月より早く上って来ているのが光度7.8等級の海王星で、月より
やや遅れて上ってくるのが、光度5.7等級の天王星である。
 どちらも、双眼鏡や望遠鏡を使うと見ることができる。肉眼では、
明るい月があるので、5.7等級の天王星でも、無理であろう。
 天王星と海王星は、双子のようによく似ている。どちらも、青緑
色に輝いている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雨が降ったようだが・・・ ☆☆☆
 梅雨明けしてからは、良い天気が続くようになった。
 ところで、今年広島地方で、梅雨の期間に降った雨は、平年に比
べて約7割と、やや少な目だったようである。
 梅雨の期間、けっこう降ったように思っていたのだが、意外に少
ない量だったのだ。
 梅雨時期の雨は、降りすぎると未曾有の被害をもたらすが、少な
いと、今度は干ばつを心配しなければならないのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.286  2002.07.26
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第286号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ さそり座 ☆☆☆
 午後9時を過ぎると、さそり座が南中するようになった。「南中」
とは、星座や恒星の中心部分が子午線を通過すること、簡単に言え
ば、真南にやって来ることである。日本では、真南にやって来た時
が、高度がいちばん高くなるので、観察しやすくなるのだ。
 さそり座は、釣り針のように大きく「S」の字に並んだ形が特徴
である。この「S」の字のやや上の方で赤く輝いているのが、1等
星のアンタレスなのだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ レンズ雲 ☆☆☆
 「レンズ雲」とは、その名の通り、凸レンズのような形の雲のこ
とである。
 多くは、「高積雲」で、上空高い所に現れる。この雲が出ると、
風が強くなると言われている。
 雲の形や現れ方によって、先の天気が予測できる。「観天望気」
と言って、雲を眺めて、風や暖かさや湿っぽさなどを感じとって
天気を予測できるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.287  2002.07.27
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第287号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ すもう取り星 ☆☆☆
 さそり座の1等星から南に向けて3番目の所に「すもう取り星」
と呼ばれる二重星がある。
 3.0等級の「μ1星」と、3.6等級の「μ2星」である。
この2つの星が交互に瞬きあっているように見えるのが、力士が力
を競っているように見えることから、「すもう取り星」と名付けら
れたようだ。
 アンタレスを目印にして簡単に見つけることができると思うので
実際に見て確かめてみるとよい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 1年中でいちばん暑いころ ☆☆☆
 大暑から4日が経った。
 そして、毎日、うだるような暑さが続くようになってきた。場所
によっては、体温を超えるような暑さになっている。
 さて、今ごろから8月上旬にかけてが、年間でいちばん暑いのだ。
とくに、都市部では緑の減少、そしてエアコンなどの放熱で、とて
も暑くなるのだ。
 暑さに負けないで、日々を過ごしてほしいものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.288  2002.07.28
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第288号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ じょうぎ座 ☆☆☆
 さそり座の南には小さくて目立たない星座がある。「じょうぎ座」
も、その一つである。
 じょうぎ座には、4等星より明るい星はない。また、地平線すれ
すれに星座の半分が見える程度だから、この星座を知っている人は
少ないであろう。
 夜空には、数学などで使われる道具が星座になっているものが多
い。じょうぎ座も、その一つである。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 水打ち ☆☆☆
 カンカン照りの暑さが続くようになると、庭などの地面に水をま
くことがある。これを「水打ち」と言っている。
 水打ちをすると、水が水蒸気に変わる時の気化熱によって、温度
を下げるのである。
 水打ちの効果的な方法を2つ書いていくことにする。
 まず1つ目。庭だけでなく、屋根にもまくとよい。屋根瓦はとて
も熱くなっているので、水打ちによる冷却効果は抜群だ。
 それでは2つ目。水をまく時に、ホースの先を回転させるように
するとよい。こうすると、多くの空気に接することになるので、ま
わりの空気を冷やすことにつながるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.289  2002.07.29
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第289号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ さいだん座 ☆☆☆
 さいだん座も、さそり座の南にある。前号で紹介した、じょうぎ
座と同様に小さくて目立たない星座がある
 でも、この星座の歴史は古いようで、紀元前から知られていたの
だ。中世から近世にかけては「香炉」と呼ばれていた時期もあった
という。
 さそり座が、真南に来たら、さいだん座とじょうぎ座を見つけて
みるとよい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 体感温度 ☆☆☆
 昨日、広島では体温を上回るような暑さになった。こういう時に
風が吹いたらいいなと思う人も多いと思う。
 体感温度は、風の強さが秒速1メートルごとに1℃下がると言わ
れているが、これは、気温が体温よりかなり低い時の話で、気温が
体温を超えるようになると、かえって暑さを感じてしまうようにな
るのだ。
 これからも、猛暑が続きそうだ。くれぐれも、熱中症にかからな
いように・・・。


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    ほしやそらのこと       VOL.290  2002.07.30
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第290号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ぼうえんきょう座 ☆☆☆
 地変線すれすれに、「ぼうえんきょう座」がある。3等星が1個
しかない、ぼうえんきょう座は、見つけるのは大変なことかもしれ
ない。
 北海道など緯度の高い所では無理で、日本に南の地方でも、視野
が開けていないと、見えてこないのだ。
 オーストラリアなど、南半球の国に行くと、鮮やかに見えている
にちがいない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 暑さのピークは・・・ ☆☆☆
 連日、猛暑が続いている。暑さのピークはちょうど今ごろなのだ
ろうか。
 理科年表をひもといてみると、過去の最高気温を記録したのは、
7月より8月のほうが多いようだ。8月8日が「立秋」となってい
るが、これは暦の上だけのことであって、実は立秋のころがいちば
ん暑いようである。
 なお、日本の観測地点での最高気温の記録は40.8℃で、今か
ら70年近く前、1933年7月25日に出ている。


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    ほしやそらのこと       VOL.291  2002.07.31
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第291号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ みなみのかんむり座 ☆☆☆
 「みなみのかんむり座」は、いて座の前足のあたりにある。4等
星以下の暗い星で形作られているが、ややへしゃげた半円のように
星々が並んでいるので、意外に目に留まりやすいのだ。
 私も、倍率の低い双眼鏡で、南の空を眺めていて、すぐにそれと
わかったほどだ。
 ヘルクレス座とうしかい座の間にも、かんむり座がある。みなみ
のかんむり座に対して、きたのかんむり座ということもあるそうだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 7月も終わり ☆☆☆
 7月もきょうで終わりである。
 今年の7月は、台風がたて続けにやってきた月であった。台風は
前の台風が通るとそこに通り道ができるようで、今年の場合も、5
号と6号、9号と11号というように、似たような進路をたどって
いる。
 梅雨が明けて、猛暑が続いているが、この暑さはいつまで続くの
だろうか。8月の気象の動きを見守りたい。


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    ほしやそらのこと       VOL.292  2002.08.01
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第292号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ けんびきょう座 ☆☆☆
 私が子どものころ買ってもらいたい物が、望遠鏡と顕微鏡であっ
た。理科に関心を持つようになると、この2つの観察器具が、欲し
くなる人が多いようだ。
 星座の中にも、ぼうえんきょう座と「けんびきょう座」があるの
だ。けんびきょう座は明るい星でも4.7等しかなく、私自身、実
際の星空で見たという記憶がない。いて座の後ろ足のあたりにある
ので、今度じっくりと探してみよう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雲海 ☆☆☆
 もう、ずっと前の話になるが、富士山の7合目あたりまで行った
時のことだ。
 白くて美しい雲が、地平線を見下ろすように広がっていたのだ。
本当に海のように波打っていて、「雲海」という言葉がぴったりす
るような光景であった。
 雲海は別に富士山に行かなくても見ることができる。朝晩はひん
やりとしてくるようになると、盆地などでは頻繁に見ることができ
るようになるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.293  2002.08.02
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第293号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星雲・星団の宝庫 ☆☆☆
 さそり座やいて座があるあたりの天の川は、星雲や星団の宝庫で
ある。
 まず、さそり座の1等星アンタレスのすぐ右隣には「M4」と呼
ばれる球状星団がある。5.9等級の明るさなので、肉眼でも何と
か見えると思うが、双眼鏡で見ると、ぼやっと丸く見えることだろ
う。
 さそり座といて座の間には、「M6」、「M7」という散開星団
があり、M6で4.2等級、M7はさらに明るく、3.3等級であ
る。
 双眼鏡があれば、このあたりにねらいをつけて眺めてみるとよい。
きっと、これ以外にも、美しい星雲や星団が見つかるはずだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雨よ降れ! ☆☆☆
 梅雨明け以来、雨らしい雨が降らなくなった。太平洋高気圧が勢
力を保っているためであろう。
 太平洋高気圧は、日本の南東海上から張り出して来る。そして、
その一部が、離れ島のようになって、日本を覆うことがある。これ
を「くじらの尾」と言う。このようになると、天気が安定するのだ。
 でも、もうそろそろ、雨が降ってほしいものだ。
 

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    ほしやそらのこと       VOL.294  2002.08.03
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第294号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ エータ・カリーナ星雲 ☆☆☆
 エータ・カリーナ星雲は南半球を代表する散開星雲である。肉眼
でも、みなみじゅうじ座のとなりに雲のように見えているという。
 南半球に行くと、天の川は一段と濃くはっきりと、美しい姿に見
えていることだろう。
 その美しい天の川の中に、エータ・カリーナ星雲や「宝石箱」や
「南のプレアデス」などが散在しているのだ。ついでに、大小マゼ
ラン星雲も・・・。
 この夏、南半球に旅行に行く機会がある人は、南の空を堪能して
きてほしいものだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 水不足 ☆☆☆
 今年の梅雨の時期に降った雨の量は、平年の70%ほどだそうだ。
 と、いうことは、これから天気が続くと、水不足が心配されるよ
うになる。
 1994年、こちら、三原では、その水不足のため、「38時間
断水」が実施されたのだ。38時間断水とは、2日間のうちで、た
ったの10時間しか、水が供給されないというこのなのだ。
 この年は、梅雨の時期にダムの水を放流してしまったのも原因で
あるが、いずれにしても雨が降らないと、水不足になってしまう。
 台風や雨雲を、「空の給水車」と、倉嶋厚さんが言っていたが、
ほんとうに、給水車が来てほしいものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.295  2002.08.04
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第295号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 暗黒星雲 ☆☆☆
 天の川を眺めて見ると、ところどころ、暗くて星が見えない(あ
るいは星の数が少ない)部分がある。
 この部分は、実際に星が少ないわけではなく、「暗黒星雲」と呼
ばれるガスが、バックにある星を隠しているからである。
 暗黒星雲の多くは、「星のゆりかご」で、将来、恒星の原料とな
る物質が多数存在しているのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ ブロッケン現象 ☆☆☆
 今年の夏、夏山登山をしようという人もいるかも知れない。
 私も、いつか日本最高峰である、富士山の頂上まで行きたいと思
っているが、まだ、その夢を実現することができていない。
 ところで、ある程度の標高がある山に登ると、ガスが発生するこ
とがよくある。山全体にガスがかかってはどうしようもないが、太
陽を背中にして、その反対側にガスがかかると、ここに紹介する、
ブロッケン現象が見られることがあるのだ。
 ガスの中に自分自身の姿が浮かび上がり、そのまわりに虹のよう
な光環ができるのだ。
 なお、朝に見られる場合は、西方に雲があることから、悪天にな
ることが多く、夕方はその逆で、好天になることが多いと言われて
いる。


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    ほしやそらのこと       VOL.296  2002.08.05
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第296号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 天文ソフトが発売される ☆☆☆
 天文ソフトについては、フリーのものから、市販ソフトまでいく
つか記事として紹介したが、今月末に、市販ソフトのバージョンア
ップ版が出るようだ。
 「ステラナビゲータVer.6」がそれである。私はDOS版の時代の時
から使っているが、今回のバージョンでは、星空の表示がいちだん
とリアルになるようである。
 この記事を見て、関心がある方は、私のページから、「アストロ
アーツ」のページに行ってみるとよい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 山の天気 ☆☆☆
 山の天気は実に気まぐれである。
 今、晴れていたかと思うと、急にガスがかかり、すぐ先が見えな
くなってしまうということがよくあるのだ。
 夏山は冬山に比べて遭難事故は少ないとは思うが、油断大敵。気
象情報をよく調べて、決して無理をしないことである。
 こう、記事を書いていると、山に登ってみたくなってきた。でも、
時間が・・・。


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    ほしやそらのこと       VOL.297  2002.08.06
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第297号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 南斗六星 ☆☆☆
 「南斗六星」とは、いて座の中にある、柄杓のように並んでいる
6つの星のことである。
 おおぐま座の中に「北斗七星」があるが、南斗六星はそれより小
ぶりだ。南の空で、杓のほうを下にして、柄の部分は、さそり座と
同じ向きになっている。
 南斗六星は、赤ちゃんが使うスプーンのようにも見える。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 8月6日 ☆☆☆
 8月6日というと、広島に世界で初めて原子爆弾が投下された日
である。
 広島では、この日、記念式典が開かれているが、毎年よく晴れて
いて、あの日の暑さを思い出すということだ。確かに、あの日、き
のこ雲の下で、何万人という人が、「暑い(熱い)。」と言いなが
ら死んでいったのだ。
 あれから、57年になる。きょうも暑い1日になるのだろうか。


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    ほしやそらのこと       VOL.298  2002.08.07
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第298号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 流星群(1) ☆☆☆
 流れ星の季節となった。
 流れ星がたくさん流れる時期が何回かあるが、8月にもそういう
時がある。「ペルセウス座流星群」と呼ばれていて、8月12日ご
ろをピークとして、1時間の30個前後の流れ星をみることができ
るのだ。「ペルセウス座流星群」の出現期間は7月20日から約1
か月間だ。
 その名の通り、ペルセウス座付近からたくさん出現するのだ。夏
の夜半から明け方にかけて、北東の空を注目してみよう。きっと、
流れ星を見ることができるはずだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 冷房期間 ☆☆☆
 今ごろは、冷房しないとたまらいぐらい暑い。
 日平均気温が24℃を超える日から冷房を行うとすると、統計に
よると次のようになっている。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
都市名    自      至
広 島  7月 6日  9月 9日
大 阪  6月27日  9月17日
東 京  7月 9日  9月11日
那 覇  5月22日 10月21日
札 幌  −月−−日 −−月−−日
 ※札幌では、平均気温が24℃に達しない。
    (国立天文台編「理科年表」より)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 このことからも、南の地方ほど暑いことがわかる。また、大阪は
夏はとても暑い所なのだ。さすがに、北海道は涼しい。
 あなたの地方では、いつごろから冷房器具を使っているだろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.299  2002.08.08
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第299号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 流星群(2) ☆☆☆
 昨日の記事で、ペルセウス座流星群のことについて書いた。
 ペルセウス座流星群のピークは8月12日ごろ。今年は、月明か
りもなく、流星群の観察には絶好の年なのだ。
 夏なので、寒くもなく、落ち着いて、流星を見ることができる。
 ただ、夜半から明け方のことになるので、眠気と格闘しなくてい
けないのだが・・・。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 立秋 ☆☆☆
 きょうは、「立秋」である。
 立秋と言っても、暦の上だけで、暑さはまだいっこうにおさまら
ないようである。
 でも、立秋を過ぎると暑さのことを「残暑」というようになる。
 また、それまでは、「暑中見舞い」でよかったが、この日から
「残暑見舞い」として出すようにしたい。
 さて、今年の残暑は、いつおさまるだろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.300  2002.08.09
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第300号をお届けします。

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☆☆☆ 流星群(3) ☆☆☆
 昨年の11月は、しし座流星群で話題が沸騰した。
 しし座流星群は、”特別な年”でなくても、ピークの11月17
日ごろ、時間あたり60個ぐらいの流星を見ることができるのだ。
 ペルセウス座流星群の場合は時間あたり30個ぐらい。というこ
とは、2分に1個ぐらいの割合で見ることができるのだ。
 しし座流星群(流星雨)ほど、期待をしないで見よう!?
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 花火と風 ☆☆☆
 この時期になると、各地で花火大会が行われるようになる。
 私も花火が好きで、花火の音が聞こえると、つい、そちらに足を
向けてしまう。
 ところで、花火には煙がつきものである。花火を見ていて、風が
自分の方向に吹いている時はあまりよくない。と、言うのは、花火
から発生する煙が手前に来るため、煙によって光が遮られてしまう
ことがあるからだ。
 背中から、あるいは横から吹いている時は、あまり問題にならな
いであろう。
 また、無風の時は煙がなかなか動いてくれないので、「煙が晴れ
るまでしばらくお待ちください」と、アナウンスされることがある。