メルマガ 「ほしやそらのこと」  ID  m00048044

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 記事索引  記事の番号をクリックするとジャンプします。


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  301

 2002.08.10

 流星群(4)

 夕方は曇っていても・・・

  302

 2002.08.11

 流星群(5)

 日暮れが早くなった 

  303

 2002.08.12

 流星群(6) 

 夕暮れの色

  304

 2002.08.13

 お盆は星空でも・・・

 同じ県内でも・・・

  305

 2002.08.16

 都会の空

 虫の声

  306

 2002.08.17

 やぎ座

 高校野球まっさかり

  307

 2002.08.18

 やぎ座

 すじ雲が見えるように・・・ 

  308

 2002.08.19

 インディアン座

 台風は?

  309

 2002.08.20

 宇宙の果ては?

 残暑のぶり返し

  310

 2002.08.21

 月の裏側は?

 転向点

 意外に・・・


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  311

 2002.08.22

 月明かりと私たちの目

 涼しい!?

  312

 2002.08.23

 バージョンアップ

 処暑

  313

 2002.08.24

 コロナ

 丸い虹

  314

 2002.08.25

 プラネット

 また蒸し暑さが・・・

  315

 2002.08.26

 隕石

 飛行機から見る空

  316

 2002.08.27

 でっかい隕石

 夜の演奏会

  317

 2002.08.28

 月の石

 朝霧

  318

 2002.08.29

 地球の半径

 台風の大きさ

  319

 2002.08.30

 太陽の半径

 台風の強さ

  320

 2002.08.31

 冥王星の昼

 8月も終わり


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  321

 2002.09.01

 水星での昼

 二百十日

  322

 2002.09.02

 光害防止条例

 雲の色の変化

  323

 2002.09.03

 かに座と月

 大きな渦巻き

  324

 2002.09.04

 金星もそろそろ・・・

 プール納め

  325

 2002.09.05

 秋の星空

 テレビのCM

  326

 2002.09.06

 ペガサスの四辺形

 そろそろヒガンバナが・・・

  327

 2002.09.07

 「ペガサス」?それとも・・・

 天高く

  328

 2002.09.08

 カシオペア座

 白露

  329

 2002.09.09

 銀河鉄道の夜

 山津波

  330

 2002.09.10

 宮澤賢治と月

 人家の屋根


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  331

 2002.09.11

 月夜の色

 台風の仲間の発生場所

  332

 2002.09.12

 地球の写真

 秋霖

  333

 2002.09.13

 こうま座

 排気ガスと天気

  334

 2002.09.14

 とかげ座

 陸上競技と風

  335

 2002.09.15

 さんかく座

 南大東島

  336

 2002.09.16

 ちょうこくしつ座

 台風の気圧

  337

 2002.09.17

 デジカメで写真を(1)

 高潮

  338

 2002.09.18

 デジカメで写真を(2)

 コスモスの花

  339

 2002.09.19

 デジカメで写真を(3)

 ハギや野菊も・・・

  340

 2002.09.20

 待宵

 彼岸の入り


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  341

 2002.09.21

 中秋の名月

 ススキ

  342

 2002.09.22

 十六夜

 マツタケ

  343

 2002.09.23

 立待月

 秋晴れ

  344

 2002.09.24

 居待月

 夕焼け

 おかげさまで創刊1周年

  345

 2002.09.25

 臥待月 

 夕焼けの色

  346

 2002.09.26

 更待月

 台風の特異日

  347

 2002.09.27

 まだほかにも・・・

 塩害

  348

 2002.09.28

 くじら座のミラ

 ブドウもそろそろ終わり

  349

 2002.09.29

 うお座

 山の色が

  350

 2002.09.30

 みずがめ座

 9月も終わり


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  351

 2002.10.01

 二重星団

 衣替え

  352

 2002.10.02

 おひつじ座

 秋の七草

 台風がまた東京に

  353

 2002.10.03

 天の川の見えにくい季節

 暑さのせいで・・・

  354

 2002.10.04

 ろ座

 赤とんぼ

  355

 2002.10.05

 ペルセウス座

 台風の進路

  356

 2002.10.06

 光のスピード

 運動会の季節

  357

 2002.10.07

 太陽まで

 雲のパレット

  358

 2002.10.08

 太平洋は?

 寒露

  359

 2002.10.09

 双子説

 一気に

  360

 2002.10.10

 他人説

 10月10日


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  361

 2002.10.11

 星の王子さま

 かさぐも

  362

 2002.10.12

 星と星との間隔

 赤富士

  363

 2002.10.13

 肉眼で

 モルゲンロート

  364

 2002.10.14

 ポケット望遠鏡

 釣瓶落とし

  365

 2002.10.15

 やっぱり大きな望遠鏡

 広島と東京の空

  366

 2002.10.16

 宇根山天文台

 長い長い影

  367

 2002.10.17

 私設の天文台

 ネコと気温の関係

  368

 2002.10.18

 子ども文化科学館

 秋はやっぱりすじ雲!

  369

 2002.10.19

 昴が見えるようになってきた

 日射し

  370

 2002.10.20

 ニューバージョンの天文ソフト

 観望天気


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  371

 2002.10.21

 天体写真

 百舌

  372

 2002.10.22

 フィルムの感度

 風の吹く所・吹かない所

  373

 2002.10.23

 サングラス

 霜降

  374

 2002.10.24

 肉眼で見るのも・・・

 本物の夕焼け

  375

 2002.10.25

 昔の北極星

 虹の色

  376

 2002.10.26

 ニュートリノ

 虫の声も・・・

  377

 2002.10.27

 魚眼レンズで

 盆地での霧

  378

 2002.10.28

 懐炉

 赤とんぼも凍り付く?

  379

 2002.10.29

 ダルマのような太陽

 日本海側では

  380

 2002.10.30

 星の砂

 眩しい朝日


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  381

 2002.10.31

 星になった友

 10月は

  382

 2002.11.01

 光れ泥だんご!

 霜月

  383

 2002.11.02

 光るモノ

 気持ちよい季節

  384

 2002.11.03

 オリオンも・・・

 冠雪

  385

 2002.11.04

 明けの明星

 霜の害

  386

 2002.11.05

 星の誕生と死

 青白く輝くキャベツ

  387

 2002.11.06

 ベールに包まれて

 雪の便り

  388

 2002.11.07

 ステラナビゲータ

 立冬

  389

 2002.11.08

 星座盤(1)

 なぜ寒いと・・・

  390

 2002.11.09

 星座盤(2)

 凍み豆腐


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

 391

 2002.11.10

 星座盤(3)

 寒天も・・・

  392

 2002.11.11

 月の傾き

 濃霧

  393

 2002.11.12

 しし座流星群の季節(1)

 川霧

  394

 2002.11.13

 しし座流星群の季節(2)

 海桐

  395

 2002.11.14

 しし座流星群の季節(3)

 寒中水泳

  396

 2002.11.15

 しし座流星群の季節(4)

 三段染め

  397

 2002.11.16

 しし座流星群の季節(5)

 木枯らし

  398

 2002.11.17

 しし座流星群の季節(6)

 紅葉が一気に

  399

 2002.11.18

 しし座流星群の季節(7)

 今年は暖冬?

  400

 2002.11.19

 星はなぜ回転しているのか?

 木も冬眠


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    ほしやそらのこと       VOL.301  2002.08.10
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第301号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 流星群(4) ☆☆☆
 ペルセウス流星群のピークは、8月12日から8月13日にかけ
てである。
 ピークは毎年、ほぼ同じ日にやってくるが、それにはわけがある
のだ。流星群の場合は彗星や小惑星がまき散らしたダストの上を地
球が通っていくからなのだ。彗星も地球も太陽のまわりを回ってい
る。その彗星の軌道上に1年に1度地球がやって来るから、毎年同
じ日に見えることになるのだ。
 ペルセウス流星群の場合は、スイフト−タットル彗星の軌道上を
地球が通過していくためなのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 夕方は曇っていても・・・ ☆☆☆
 数日前の週間天気予報では、昨日ぐらいから雨が降ると予報され
ていて、「かさマーク」が出ていた。それが、2、3日前には「雲
マーク」に変わり、最新のでは「雲にお日さまマーク」になってい
いた。
 確かに、夕方は曇り空になることはあるのだが、雨が降るまでに
はならない。気象衛星の雲画像は、九州から中国地方をかすめるよ
うに雲が動いている。ほんの少しの違いで、雨になったり晴れのま
まであったりするのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.302  2002.08.11
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第302号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 流星群(5) ☆☆☆
 天気が心配であるが、今年のペルセウス流星群は絶好の観測条件
にある。
 しかし、平日の夜中であるため、おいそれと見ることができない
人も多いのではないだろうか。
 私もそうであるが、ずっと夜空を見ているというのはけっこうき
ついものなのだ。
 それで、横着な方法。やはり、写真に撮ることであろう。カメラ
を北東の空に向けてセットしておき、シャッターを2時間ぐらい開
き放しにしておくのだ。広角レンズを付けておくとそれだけ写り込
む可能性が高くなる。
 ただし、セットしたのを忘れ、朝を迎えないことだ、空が白むと
当然のことながら、空は真っ白。たとえ流れ星が写っていたとして
もパーになってしまうのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 日暮れが早くなった ☆☆☆
 立秋を過ぎてから、日が暮れるのがとても早くなってきたように
感じる。この辺りでの日の入りの時刻は、きょうはちょうど7時ぐ
らい。いちばん遅い時に比べて30分近くも短くなっているのだ。
 これからは、1日あたり1分のペースで短くなっていくので、そ
の急激な変化に驚くことであろう。
 空の明るさを調べる手がかりとして、夕方の定時ニュースを見る
とよい。番組の始めや気象情報の時に、「今の空」を映し出してい
る。街のネオンサインや車のヘッドライトの光が目立つようになっ
てくるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.303  2002.08.12
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第303号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 流星群(6) ☆☆☆
 いよいよ、今年の「ペルセウス流星群」もピークを迎える。
 今朝(夜明け前)か、明日の夜半からが観測の絶好のチャンスで
あろう。
 前号の記事では、”横着な観察方法”を書いたが、肉眼で生の姿
を見るのがいちばんである。ぜひ肉眼で見て、見えたら、こちらま
で連絡してほしいものだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 夕暮れの色 ☆☆☆
 午後5時ごろになると「夕暮れの色」を感じるようになってきた。
何となく黄色っぽい色であるが、5時でだはもちろんのこと、4時
ごろでも感じることができる。
 影もいちだんと長くなってきたようだ。前の記事で、日の入りが
毎日1分ぐらいずつ早くなっていくと書いたが、確実に秋に向かっ
て空の色も、影の長さも変化していっているようだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.304  2002.08.13
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第304号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ お盆は星空でも・・・ ☆☆☆
 お盆は帰省という人も多いのではないかと思う。とくに、田舎に
帰省するという人は、星空を眺める絶好のチャンスかもしれない。
 ネオンサインなどの明かりで星が見えない都会に比べて空の暗い
田舎では、驚くほど多くの星が見えているのだ。
 都会の喧噪を忘れて、のんびりと星空を眺めるのもいいことだと
思う。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 同じ県内でも・・・ ☆☆☆
 2、3日前のことであるが、広島県西部では、死者が3人も出て
しまう集中豪雨があった。
 私の親戚の人が、その近くに住んでいて、その時の大雨のことを
教えてくれたのであるが、バケツをひっくり返すほどのものすごい
雨だったという。ところが、こちらではほとんど降っていないのだ。
同じ県内でも、こんなにも違うのか。天気予報が細かく出るように
なってはいるが、まだ局地的な天気の変化は予想しにくいようだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.305  2002.08.16
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第305号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 都会の空 ☆☆☆
 お盆休みもそろそろ終わり。Uターンしたという人も多いのでは
ないかと思う。
 さて、田舎から街に帰ってくると、気になるのが空の明るさであ
る。田舎では見事に見えたはずの星も都会ではほとんど見えないの
だ。天の川も見えていないか、見えたとしてもかすかなものにちが
いない。
 私は郊外に住んでいるが、市の中心がある北東の空はとても明る
く、星座をたどるのがむずかしいのだ。空はやっぱり暗いほうがい
い。そのほうが、星空が冴えるからだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 虫の声 ☆☆☆
 お盆を過ぎて、虫の声が聞こえるようになってきた。
「リーン、リーン」と鳴くスズムシ、「コロコロ、リーリー」と鳴
くエンマコオロギ、そして、「チンチロリン」と鳴くマツムシなど。
これらの虫の声が聞こえるようになると、秋が近づいているんだな
と感じる。
 今ごろはまだ暑いので、虫の声は高い音色である。これから気温
が下がってくるとともに、虫の声の音色(音域)もだんだんと下が
ってくるということだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.306  2002.08.17
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第306号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ やぎ座 ☆☆☆
 「やぎ座」は、秋の星座になっているが、今ごろでも、やや遅い
時間帯であれば、真南の空で見えている。いて座のすぐ左側に三角
形を逆さにしたように見えている。その三角形の星々は3等星から
5等星で構成されている。明るい星はないが、よくまとまっている
ので、すぐにそれとわかるであろう。
 ギリシャ神話では、やぎ座の正体はアルカディアの森と牧畜の神
パーンの化身とされている。星図絵では、上半身が山羊で下半身が
魚という変な姿になっている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 高校野球まっさかり ☆☆☆
 今月の8日から、高校野球の全国大会が行われている。地元のチ
ームはまだ勝ち残っているだろうか?
 夏の高校野球というと、あの炎天下での試合風景(応援も)が思
い浮かぶ。あの暑い中、ほんとうによくがんばっていると思う。
 ところで、大会の期間は約2週間である。優勝校が決まる頃には
甲子園でも、赤トンボが舞うようになる。


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    ほしやそらのこと       VOL.307  2002.08.18
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第307号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ やぎ座 ☆☆☆
 「やぎ座」は、秋の星座になっているが、今ごろでも、やや遅い
時間帯であれば、真南の空で見えている。いて座のすぐ左側に三角
形を逆さにしたように見えている。その三角形の星々は3等星から
5等星で恒星されている。明るい星はないが、よくまとまっている
ので、すぐにそれとわかるであろう。
 ギリシャ神話では、やぎ座の正体はアルカディアの森と牧畜の神
パーンの化身とされている。星図絵では、上半身が山羊で下半身が
魚という変な姿になっている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ すじぐもが見えるようになってきた ☆☆☆
 「すじぐも」と言うと、秋を代表する雲である。とは言っても、
秋以外の季節でも見ることができる。
 でも、お盆を過ぎた頃から、この雲が多く見られるようになるの
も、理屈に叶っているようの思われる。
 すじぐもは、空の高い所に現れる雲である。寒冷前線が近づいて
来ると、高層から曇ってくるが、その高層部分にあるのが、この、
すじぐもだからである。だから、夏型(太平洋高気圧)の天気から
秋(移動性高気圧)に変わると、雲にも変化が現れるのだ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.308  2002.08.19
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第308号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ インディアン座 ☆☆☆
 やぎ座の南には、けんびきょう座がある。インディアン座は、そ
のけんびきょう座のさらに南にある星座だ。
 インディアン座には3等星が1個あるが、この3等星は、南の視
野が開けている所では、カノープスより見つけやすいだろう。
 この星座は、アメリカインディアンが表されている。日本の旧い
星図では「印度人」になっているものもある。17世紀初めに、バ
イエルという人によって、星図に採用されたのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 台風は? ☆☆☆
 ここ、しばらくは、台風が来ていなかったのだが、久しぶりに大
型の台風が日本にやって来ているようだ。
 しかし、東日本方面に反れていくようで、こちらではほとんど影
響がないようである。とは言っても、海には行かないほうがよい。
海では大きな「うねり」が発生しているからだ。以前「土用波」の
記事でも書いたように、台風が遠くにいても、大きな波が打ち寄せ
て来るのだ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.309  2002.08.20
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第309号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 宇宙の果ては? ☆☆☆
 宇宙の果てはどこにあるのか?
 現在の説では、150億光年も先にあるということだ。
 しかし、こんなことがどうしてわかるのだろうかと思う。地球が
生まれて46億年、人類の祖先が誕生して200万年、歴史に残る
出来事が確認できるようになって、数千年と言われるなかでのこと
であるからだ。
 150億年とはとてつも長い時間なのだ。そして、光速で150
億年先にある所が、「宇宙の果て」なのだから。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 残暑のぶり返し ☆☆☆
 台風が去って、また厳しい残暑が続くようになってきた。太平洋
高気圧が再び勢力を盛り返してきたからであろう。
  日最高気温が30℃を上回る日のことを「真夏日」というが、広
島県沿岸地方で最高気温が30℃を割るようになるのは9月になっ
てのこと。まだ、暑さとの闘いは続くようだ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.310  2002.08.21
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第310号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月の裏側は? ☆☆☆
 また、いつの間にか、満月に近い月が輝くようになってきた。
 月は、地球にいつも同じ面を向けているので、地球にいる限り、
月の裏側を見ることができないのだ。
 私たちが見る月の”表側”のは、「晴れの海」や「静かの海」な
ど、たくさんの「海」と呼ばれる部分がある。
 それでは、月の裏側はどうなっているのかというと、「海」はと
ても少ないようが。そのかわり、クレーターの多い大地が広がって
いる。
 月が、いつも同じ面を向けているが、その理由がそんなところに
もあるのかもしれない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 転向点 ☆☆☆
 夏の終わりから秋に日本にやって来る台風の進路には特徴がある。
日本のはるか南方海上にいる時は、西または北西に進路をとってい
たのが、北緯30°あたりを境にして、東寄りに大きく進路を変え
てしまうのだ。この、進路が変わる地点のことを「転向点」と呼ん
でいる。
 それでは、なぜ、進路を変えるのだろうか?
 そのわけは、転向点までは、東から西に向かって「貿易風」が吹
いていて、転向点より北では、西から東に向かって「偏西風」が吹
いているからなのだ。
 台風は、この2つの風に影響されて流れていく。とくに、偏西風
はとても強いので、転向点を過ぎて日本にやって来る台風が、もの
すごいスピードで通過していくことが多いのだ。

☆☆☆☆☆ 以外に・・・ ☆☆☆☆☆
 前号の記事で「暑さ」のことを書きましたが、意外に涼しかった
ようですね。台風が東側を通ると、北の乾いた涼しい空気を”連れ
て来る”ことが多いのです。気温が上がっても湿度が低いと、涼し
く感じます。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.311  2002.08.22
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第311号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月明かりと私たちの目 ☆☆☆
 また、満月の時期になってきた。満月はとても明るいものである
が、前に書いたように、昼間の太陽の47万分の1の明るさにすぎ
ないのだ。
 47万倍もちがわないように見える原因として、目の明るさの調
節機能がある。私たちの目には「虹彩」といって、カメラのレンズ
の「絞り」の役目をするものがある。明るい所では、虹彩が目一杯
絞られ、網膜に届く光を少なくし、逆に暗い時には、虹彩を広げて
届く光を多くしているのだ。
 さらに、脳でも調整していて、明るさのちがいが目立たなく(そ
れほど感じなく)なるのだ。 
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 涼しい!? ☆☆☆
 ここ2、3日、朝晩がめっきりと涼しくなってきた。
 涼しい原因は、「大陸育ち」の高気圧のせいなのだ。大陸育ちの
高気圧は、とくに湿気が少ない。まぁ、下に水がない所で育つのだ
から、当然と言えば当然のことなのかも知れない。
 太平洋高気圧は下には水(海水)がたっぷり!だから、その水分
をしっかりと吸収して、あの”じめじめ”になるのだ。
 ところで、これで一気に秋になるのかというと、そうは問屋が卸
してはくれない。
 また、じめじめとした暑さ(残暑)が続くようになるということ
だ。


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    ほしやそらのこと       VOL.312  2002.08.23
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第312号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ バージョンアップ ☆☆☆
 以前の記事でも紹介したが、バージョンアップされた、天体シュ
ミレーションソフトが、きょうから発売になったようだ。
 アストロアーツ社の「ステラナビゲータ6」である。「5」に比
べて、よりリアルな星空や天体が表示されるようだ。おまけに、地
上風景も自分が観測している場所に合わせてエディットできるので
さらに、リアルになることであろう。
 価格も前作に比べてそんなに高くない。望遠鏡もコントロールで
きるというので、ノートパソコンに入れると、きっと役に立つはず
だ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 処暑 ☆☆☆
 きょうは、二十四節季でいう「処暑」(しょしょ)である。
 処暑とは、「暑さも和らいでくる」という意味であろう。確かに
今週になって、暑さも和らぎ、秋を思わせるような風が吹くように
なった。
 しかし、まだまだ残暑は続く。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ
るように、秋分の日(9月23日)を過ぎないと、本格的な秋はや
って来ないのだと思う。
 

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    ほしやそらのこと       VOL.313  2002.08.24
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第313号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ コロナ ☆☆☆
 コロナを見たことがあるだろうか?
 コロナは太陽を取り巻く薄いガスのようなもので、その温度は、
100万℃もあると言われる。太陽の表面温度が6000℃だから、
それよりもうんと高い温度なのである。また、コロナの先端は地球
にまで届いているそうだ。
 コロナは、淡い真珠色をしている。だから、通常では見ることが
できないのだ。コロナが見えるのは、皆既日食になった時である。
月の影になった”黒い太陽”のまわりで、実にきれいな色で神秘的
に輝いているということだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 丸い虹 ☆☆☆
 私は見たことがないのだが、まん丸い虹が見えることがあるとい
う。
 それは、地上ではダメで、飛行機に中から見るのである。地上か
ら見る虹は、地平線から下の部分が隠れてしまうので、半円になっ
てしまうが、飛行機だと、地面は真下に広がっているので、”続き”
が見えて、まん丸く見えるのだ。
 ところで、田んぼなどに一面に生えている草に水滴がついている
と、光が当たって虹のように見えることがある。原理は、ふつうの
虹とまったく同じで、水滴の粒の中で太陽光が屈折して、七色に分
解されるからだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.314  2002.08.25
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第314号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ プラネット ☆☆☆
 「プラネット」とは、「惑星」の英語読みで、綴りは、"planet"
である。もともとは、ギリシャ語で「プラネース」からきているそ
うで、意味は「さまようもの」だ。確かに、惑星は他の星(恒星)
とは違って複雑な動きをしているのである。その典型的な例が、金
星である。金星は、太陽が沈んだ後か太陽が昇る前に見えている。
 毎日観察していると、その動きが、まわりの星と明らかに違って
いるのに気付くはずだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ また蒸し暑さが・・・ ☆☆☆
 先週末から、すっきりしない天気になり、また蒸し暑くなってき
た。
 気温は変わらなくても、湿度が上がってくると、あのジメジメと
した蒸し暑さを感じるようになるのだ。
 湿度が高いと、汗が乾かない。身体の表面に出た汗(水分)が乾
くことによって、体温を奪うので、冷たく感じるのだ。その汗が乾
きにくいのだから、濡れたままで余計に暑く感じてしまうのだ。 


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    ほしやそらのこと       VOL.315  2002.08.26
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第315号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 隕石 ☆☆☆
 「隕石」は、流れ星は天空で燃え尽きずに、地上に落ちてきたも
のである。
 成分は、ふつうの石のような物や、鉄分を多く含んでずっしりと
重い物がある。後者のようなのを「隕鉄」と呼んでいる。
 私は、ある所から「隕鉄」を購入したが、本物かどうかは定かで
ない。おそらく本物だろうが・・・。詳しいことは、「天文のペー
ジ」を見てほしい。
 隕石は、宇宙を知るための手がかりになる物である。ただ、私に
は分からないが・・・。(^^;
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 飛行機から見る空 ☆☆☆
 ある雑誌に、飛行機から見た、静岡県あたりの地上風景が掲載さ
れていた。その中には、富士山も写っていて、地上の地形の中にと
けこむようにポツンと写っていた。
 空のほうは、地上の時よりはるかに暗い色(群青色に近い)に写
し出されいた。また、地上付近の空の色(薄い水色)との違いが印
象的だった。
 空の色の変化がこんなに違うのは、上空にいくほど大気が薄くな
るからである。つまり、垂直方向(の上)には、もうほとんど大気
がないということなのだ。また、水平方向(の向こう)には、分厚
い大気があるからだ。
 大気の厚さは、直径30pの地球儀にたとえると、ティッシュペ
ーパーを載せたぐがいで、とても薄いものなのである。その薄い大
気の下で、私たち地球上の生物は暮らしているのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.316  2002.08.27
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第316号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ でっかい隕石 ☆☆☆
 流れ星の大きさは、砂粒かせいぜい石ころぐらい。だから、たい
ていの場合は、上空で燃え尽きて地上には届かないのだ。
 ところが、それよりも大きな物質が飛び込んで来ると、隕石とな
って地上に残ることがある。または、隕石孔となって巨大な孔にな
ってしまう場合もある。
 今までで地上に落ちて来たものででっかいのは、大きさは3メー
トル四方、重さは推定で60トンから70トンもあるということだ。
 あまりにも重いので持ち出すことができず、たぶん南アフリカの
平原に転がっているのだろう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 夜の演奏会 ☆☆☆
 以前の記事で、虫の声のことについて書いたが、その虫の声の演
奏者が、昔とは変わっているということだ。
 アオマツムシなど、本来は南方で見ることができない昆虫が急増
しているそうである。そして、もともといた在来種は駆逐されてい
っていて、こんなところにも、地球温暖化の影響を受けているのだ。
 都市部の気温は、最近急速に上昇しつつある。だから、南方系の
昆虫でも、冬の寒さを乗り越えられるようになったのだろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.317  2002.08.28
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第317号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月の石 ☆☆☆
 今から30年以上も前、アメリカのアポロ11号が、月に着陸し
月の石を持ち帰って来た。
 その石は、1970年に開かれた大阪万博で、アメリカ館に展示
された。多くの人が、それを見たさに会場を訪れたが、アメリカ館
は長蛇の列、3時間も4時間も待たないと見ることができないとい
う状況だったのだ。
 私も、科学雑誌でしか見たことがないのだが、透明なケースに入
れられ、釣り糸のような紐でしっかりと固定されていたようだ。
 あの頃は、毎年のように月にロケットを飛ばしていたようだ。で
も最近は、そういうことはなくなった。お金がかかるのか。また別
の理由があるのだろうか?
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 朝霧 ☆☆☆
 朝晩がめっきりと涼しくなって、朝霧が立ちこめる日が増えてき
たようだ。
 この地方では、これから初冬にかけて、毎日のように霧が立つよ
うになる。
 この霧の原因は、おおきな川があるからで、その川から発生する
水蒸気が、谷間を降りてくる冷気によって急激に冷やされるからで
ある。また、「放射冷却」と言って、晴れていると地表の熱が奪わ
れて、大気圏外に出ていくためであろう。
 どこでも、秋には霧がかかりやすいのだが、この辺りでは視界が
100メートルを切ることも珍しくないのだ。そのくらい、濃い霧
がかかるのである。


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    ほしやそらのこと       VOL.318  2002.08.29
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第318号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 地球の半径 ☆☆☆
 「地球の半径はいくらあるのか」と聞かれて、ぱっと答えること
ができるだろうか?
 「理科年表」をひもとくと、その赤道半径は6378.140q
で、極半径は、6356.775qとある。とまり、上下が少しへ
しゃげた楕円形なのだ。でも、わずかの違いなので、そのことに気
付く人はほとんどいないだろう。
 私が中学生の頃、地球の半径を「ムミナヤキロメートル」と覚え
るようにと、先生から教わった。単なる語呂だが、理科や歴史の数
字は、語呂合わせで覚えるものが多いようだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 台風の大きさ ☆☆☆
 台風の大きさを示す言葉で、最近から「小型」というよう表現が
使われなくなっている。
 台風の大きさを示す時、現在では、風速15メートルの「強風圏」
の範囲が、半径500q以上の時が「大型」、800q以上が「超
大型」と表現され、500qより小さいものは、単に「台風」と表
現されている。
 それでは、なぜ「小型」というような表現をしなくなったのか?
それは、小さくても台風は被害を及ぼすので、油断しないために、
「小型」=「たいしたことはない」を払拭するためであろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.319  2002.08.30
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第319号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 太陽の半径 ☆☆☆
 太陽の半径は、696000q。これは、地球の半径の約109
倍の大きさにもなる。
 地球の周りを月が回っているが、その軌道半径は約380000
q。したがって、太陽は、その軌道をすっぽり呑み込んでしまうこ
とになるのだ。
 さらに驚くことに太陽は少しずつ膨らんでいる。約50億年先に
は、太陽の半径は地球の軌道(約150000000q)もよりも
大きくなってしまい、地球は太陽に呑み込まれてしまうということ
だ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 台風の強さ ☆☆☆
 前号で、台風の台風の強さのことについて書いたが、今回は、台
風の強さの話。
 熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速が秒速17メートル以上
のものを「台風」と呼んでいる。
 前回と同じような理由で、「弱い」とか「並み」というような表
現が使われなくなっている。秒速33メートルは「台風」、33メ
ートル以上44メートルまでは「強い」、54メートルまでが、「
非常に強い」、それ以上は「猛烈な」と表している。
 今年も、まだ台風がやって来ることだろう。「超大型の猛烈な台
風」がやって来ないことを祈りたい。


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    ほしやそらのこと       VOL.320  2002.08.31
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第320号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 冥王星での昼 ☆☆☆
 冥王星は、太陽系9番目の惑星で、太陽からいちばん離れた軌道
を回っている。
 その軌道は、地球の軌道半径を「1」とした時、39.5倍もあ
り、はるか彼方を248年近くもかけて回っているのである。
 太陽から受ける光(輻射量)も地球に受ける量「1」とした時、
わずか、0.0006。昼間でも、地球の夜と、あまり変わらない
のではないかと考えられる。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 8月も終わり ☆☆☆
 長かった8月もきょうで終わりである。今年も例年より暑い日が
多かったが、お盆明けごろ、秋を思わすような爽やかな天気になっ
たこともあった。
 ただし、これはこの地方でのこと。北海道あたりでは、「冷夏」
になり、農作物や観光などで深刻な打撃を受けていると聞く。
 やはり、その季節にふさわしい、「暑さ」や「寒さ」が必要だと
思う。


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    ほしやそらのこと       VOL.321  2002.09.01
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第321号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 水星での昼 ☆☆☆
 今度は、太陽系のいちばん内側を回っている水星での話である。
 水星は、地球の軌道半径の約38%の所を回っている。そして、
輻射量は、地球の6.67倍。とても明るく暑い太陽が、目の前に
あるのだろう。
 水星での昼は、地球の約13日もある。だから13日間も灼熱の
地獄が続くというわけだ。その温度は350℃ぐらいだと言われて
いる。
 なお、水星には水がない。で、なぜ「水星」なのだろうか?
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 二百十日 ☆☆☆
 立春から数えて、もう210日も経ってしまった。
 だいたいこの時期に、稲の花が開花する。とは言っても、最近の
品種は、それよりも早いものが多いようだが。
 さて、この「二百十日」あるいは、10日後の「二百二十日」は
厄日とされているようだ。このころに台風がよくやってきて、先ほ
どの稲の開花期とぶつかってしまうからだ。
 しかし、統計的には、この日に台風が特に多いというわけではな
いということである。


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    ほしやそらのこと       VOL.322  2002.09.02
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第322号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 光害防止条例 ☆☆☆
 岡山県美星町は、その名の通り夜空の星が美しい町だそうだ。
 私も一度、その町を通ったことがあるが、確かに、街灯などの光
が漏れないように工夫してあり、そらの星がよく見えたのだ。
 星空を観察していくときにいちばんネックになるのは水銀灯の光
だと思う。この町では、このような光を条例によって規制している
のだろう。
 光害防止条例が、美星町だけでなく、全国の市町村に広がってい
ってほしいものである。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雲の色の変化 ☆☆☆
 先週、見事な夕焼けを見ることができた。
 クリーム色だった雲が、黄色、やまぶき色、だいだい色、そして
朱色にと、みるみるうちに変化していったのだ。そして、また、あ
っという間に無彩色(灰色)に・・・。
 ちょうど、仕事帰りだったが、車の中でその変化を見続けていた。
 最近は、空やまわりの景色を見る余裕すらない人も多いと思う。
私もそうであるが、空や、花など、自然の変化に気付き、それを楽
しめる心のゆとりがほしいと、いつも思っている。


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    ほしやそらのこと       VOL.323  2002.09.03
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第323号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ かに座と月 ☆☆☆
 かに座というと、冬の星座である。しかし、今ごろでも、夜明け
前には東の空から上ってくる。
 ところで、9月5日は、かに座に注目してほしい。かに座には、
「プレセペ星団」があるが、そこには木星が輝いている。さらに、
その近くに、月齢26の細い月も同居しているのだ。
 その日、早起きできたら、ぜひ見てほしいものだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 大きな渦巻き ☆☆☆
 地球で大きな渦巻きと言ったら、「台風」を思い浮かべるにちが
いない。
 日本では、「台風」と呼ばれている、勢力の強い熱帯低気圧だが、
インドあたりでは「サイクロン」、アメリカでは「ハリケーン」と
呼ばれている。
 台風は、最大のものでも直径が数百km。そして、2週間ぐらいで
その一生を終えるのがふつうだ。
 ところで、木星には「大赤斑」と呼ばれる巨大な渦巻きがある。
地球がすっぽり入ってしまうほどの大きさで、発見されて以来、ず
っとほぼ同じ位置で渦を巻き続けているのだ。
 

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    ほしやそらのこと       VOL.324  2002.09.04
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第324号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 金星もそろそろ・・・ ☆☆☆
 現在は「宵の明星」として輝いている金星であるが、見ごろもそ
ろそろ終わりに近づいてきている。
 そうは言っても9月いっぱいはバッチリ見ることができる。今月
26日には「最大光輝」と言って、マイナス4.6等級の明るさで
輝いている。これだけ明るいと位置さえわかっていれば昼間でも見
つけることができるだろう。また、望遠鏡で見ると、バナナのよう
な形に見えているはずだ。
 10月になると一気に高度を落とし、12月には「明けの明星」
として、夜明け前の東の空で見つけることができるようになるだろ
う。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ プール納め ☆☆☆
 広島県沿岸部の小・中学校では、今週中に「プール納め」になる
所が多いようだ。
 「プール納め」では、今シーズンの水泳の授業を終え、プールに
感謝をする。しかし、まだまだ暑いので、「まだ泳ぎたいよ!」と
言う子どもが圧倒的に多い。「プール開き」があった6月中旬より
はるかに気温が高いので、まだ泳いたいという気持ちが手に取るよ
うにわかる。


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    ほしやそらのこと       VOL.325  2002.09.05
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第325号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 秋の星空 ☆☆☆
 夜空の星も、夏の星座から秋の星座へとバトンタッチしようとし
ている。
 神話にも出て来る、アンドロメダ座やカシオペア座、またペガサ
ス座やペルセウス座。星占いに出て来る、やぎ座やみずがめ座。
 でも、1等星を擁しているのは、みなみのうお座だけなのだ。
 そんなに目立つ星がない秋の夜空だが、いちばんロマンにあふれ
ているのが、秋の夜空かもしれない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ テレビのCM ☆☆☆
 テレビのCMを見ていると、季節の変化が読みとれるものがある。
その代表的なものが、「シチュー」のCMである。この社では、8
月の終わり頃から、シチューのCMを流しているようだ。シチュー
と言うと、初冬から冬にかけての商品(食品)であるような気がす
るが・・・。
 その他、ビールやエアコンの暖房CMでも季節の変化を感じとる
ことができる。自然界以外でも、季節を感じることができるのだ。
 

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    ほしやそらのこと       VOL.326  2002.09.06
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第326号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ペガサスの四辺形 ☆☆☆
 夜がかなり更けた頃、天頂付近を見上げると、大きな四角形の並
びの星の集まりを見つけることができる。これが、「ペガサス四辺
形」と呼ばれているもので、4つの星が全部2等星なので、けっこ
う目立つのだ。
 ところが、4つの星のうち、その1つは隣のアンドロメダ座から
の”借り物”なのだ。
 さて、四辺形の内側にある星を探してみよう。いくつ見えるだろ
うか? 意外に見えないのが正直なところなのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろヒガンバナが・・・ ☆☆☆
 ヒガンバナは、その名の通り、秋の彼岸ごろによく見られる花で
ある。この花を見ると「あぁ、秋だな。」と思う人も多いのではな
いかと思われる。この頃になると、稲穂も黄色くなり、ヒガンバナ
の赤色、稲穂の黄色、それに澄んだ青空の色コントラストが実に鮮
やかに目に入って来るのだ。
 さて、ヒガンバナだが、9月の中旬ごろになると突然に茎を伸ば
してきて花をつける。今年は、いつ頃から見られるだろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.327  2002.09.07
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第327号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 「ペガサス」?それとも「ペガスス」?! ☆☆☆
 前号で紹介した、ペガサス座であるが、本によっては「ペガスス
座」と書いてあることがある。
 英語読みで書くと、”Pegasus”なので、どちらにも読めるし、
どちらかが間違いだということはないのだ。
 ペガサスは勇者ペルセウスがアンドロメダ姫を助けるために乗っ
ていた羽根の生えた馬である。この天馬ペガサスに乗って、空から
降りて来て、お化けくじらを退治したのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 天高く・・・ ☆☆☆
 9月に入ると気温が下がり、また湿度も低くなってくる。湿度が
低くなってくるということは、空気中の水蒸気量が減ってくるので、
空が青く澄んでくるようになるのだ。
 しかし、まだまだ残暑が続いている。天高く青く澄んだ空が見ら
れるのは、もう少し先になるだろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.328  2002.09.08
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第328号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ カシオペア座 ☆☆☆
 カシオペア座は、秋を代表する星座だ。2等星と3等星からなる
5つの星の並びは、春の「北斗七星」とともに、だれでも見つける
ことができるだろう。ともに、北極星を見つける、星の集まりなの
だ。
 カシオペア座は「M」または「W」の形が目印で、日本では、そ
の形から「山形星」と呼んでいる所もある。
 星座神話では、自分の娘であるアンドロメダ姫の自慢が過ぎ、椅
子に縛られて北の空をグルグルと回っているのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 白露 ☆☆☆
 きょうは、二十四節季の一つである「白露」(はくろ)である。
 「白露」とは、空気中の水蒸気が冷やされて、草の葉などについ
ている現象から、名付けられたようである。
 白露から約2週間後が「秋分」。本格的な秋は、もう目の前に近
づいてきた。


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    ほしやそらのこと       VOL.329  2002.09.09
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第329号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 銀河鉄道の夜 ☆☆☆
 宮澤賢治が書いた物語に「銀河鉄道の夜」というのがある。
 これは、主人公のジョバンニが銀河鉄道に乗り、北十字から南十
字まで旅をしていくというものだ。ジョバンニがその旅の中で、友
だちのカムパネルラをはじめ、いろいろな不思議な人物に出会って
いく。実は、この列車は地上で亡くなった人たちを天上(天国)へ
送るためのものなのだ。
 秋の夜長、天の川に沿って北十字(はくちょう座)から南十字
(みなみじゅうじ座)までの星座を思い浮かべながら、この物語を
読んでみるとよい。(けっこう長いけどね。)
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 山津波 ☆☆☆
 1976年のことだったと思うが、この頃、台風の影響で連日の
ように雨が降っていた。
 私が以前に住んでいた所も例外ではなかった。近所に親戚の家が
あったが、そこの裏山に大きな亀裂ができ、樹木の少ない畑の部分
が崩壊して、倉庫を直撃した。もし、もう1日雨が降っていたなら、
たぶん、山全体が崩れて、母屋も呑み込んでいたことだろう。山津
波の一歩手前だったのだ。
 これからも台風がやって来たり、秋雨前線の影響で長雨になる可
能性がある。傾斜地周辺に住んでいる方は注意を怠れない。


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    ほしやそらのこと       VOL.330  2002.09.10
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第330号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 宮澤賢治と月 ☆☆☆
 宮澤賢治は月が出て来る物語をたくさん書いている。思いつくま
まにあげてみると、「雪わたり」「かしはばやしの夜」「月夜とで
んしんばしら」「ポラーノの広場」「やまなし」「よだかの星」
「オツベルと象」などである。これらの物語のなかで、月夜の青さ
や月の変化を見事に描いているのだ。
 月が美しくなる秋に読むのがピッタリな気がする作品が多いよう
に思う。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 人家の屋根 ☆☆☆
 屋根の色については以前の記事にも書いたが、その土地の気候に
に合わせていろいろな工夫がされている。
 例えば、セメントやしっくいでガッチリと固めてある屋根は、沖
縄地方をはじめとする南西諸島に多く見られる。これは、もちろん
台風による強い風で屋根を飛ばされないためである。
 また、1階建ての家が多く、まわりを塀(それもしっかりとした
もの)で囲んであるのもこの地方での特徴である。
 沖縄では、毎年のように強い台風がやって来る。だから、昔から
風対策を万全にしているのだろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.331  2002.09.11
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第331号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月夜の色 ☆☆☆
 宮澤賢治は月夜の色を次のように書いている。
 「お月さまは、いまちょうど、水色の着ものと取りかえたとこ
  ろでしたから、そこらは、浅い水の底のよう、木のかげは、
  うすく、あみになって、地に落ちていました。・・・・・」
                 『かしはばやしの夜』より

 「林の中には、月の光が、青いぼうを、何本もななめになげこ
  んだように、さしていました。」
                     『雪わたり』より

 月夜の色を青く表現しているが、実際に青っぽく見える。
 これは、人間の網膜にある光を感じる細胞が、暗い時には、
青っぽい色によく感じるからだと言われている。しかし、月その
ものは、黄色っぽく見えていると思う。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 台風の仲間の発生場所 ☆☆☆
 以前の記事で書いたように、台風の仲間は3種類ある。呼び方が
違うだけで中味はまったく同じものである。
 台風の仲間は、赤道を挟んで北緯(あるいは南緯)10°から
20°の間で発生することが多い。日本の南海上、フィリピン近海
からグアム島辺りで発生するのが「台風」、メキシコ湾やカリブ海、
カリフォルニア半島南部で発生するのが「ハリケーン」、オースト
ラリア北部、インド南部、マダガスカル島の東部で発生するのが
「サイクロン」である。
 このうち、「台風」が全発生数3割以上を占めていて、年間27
個ぐらい、そのうち3個か4個ぐらいが日本に上陸しているのだ。
(年によって違うが・・・。)


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    ほしやそらのこと       VOL.332  2002.09.12
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第332号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 地球の写真 ☆☆☆
 教科書などに、宇宙から見た地球の写真が載っているがいるが、
アフリカ大陸から南極が写っている写真をよく見かける。
  NASAから提供されたものだと思うが、同じ写真が使われて
いることが多いのだ。それだけ、”有名な”写真なのかもしれな
い。
 教科書やホームページで、この写真がきっと見つかるはずだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 秋霖 ☆☆☆
 「秋霖」(しゅうりん)という言葉がある。でも、「霖」とい
う漢字が常用漢字ではないようなので、ふつうは「秋りん」と書
くようだ。
 秋霖とは、初秋の頃、約1か月間続く長雨のことで、「梅雨」
とよく似た現象である。
 秋霖も梅雨も、南の太平洋高気圧と北の高気圧とのかけひきの
時に停滞前線が発生し雨が続くようになるのだ。
 気象情報の放送では、秋霖という言葉は使わず、「秋の長雨」
としているようだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.333  2002.09.13
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第333号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ こうま座 ☆☆☆
 「こうま座」という星座がある。よほど詳しいか意識して見な
いかぎり、その星座を特定できる人は少ないのでは」ないかと思
う。
 こうま座はペガサス座のすぐ鼻先にかるかわいい星座だ。ペガ
サス座が上半身の姿が星図絵になっているのに対し、こうま座は
頭部だけが星図絵になっているのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 排気ガスと天気 ☆☆☆
 田舎では関係ないと思うが、都会では車などの排気ガスが天気
に影響するのだという。
 車の排気ガスやエアコンなどの空調設備では、高温のガスが発
生する。それが上昇気流を起こし雨が降るのだという。
 1945年8月6日、広島に原爆が投下された。その時にも、
「黒い雨」が降った。これも、「きのこ雲」(=強い上昇気流)
の影響だと考えられる。


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    ほしやそらのこと       VOL.334  2002.09.14
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第334号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ とかげ座 ☆☆☆
 「とかげ座」は、秋のはじめに観察しやすい星座だ。
 天の川の中に浸っていて、はくちょう座とカシオペア座の中間
あたりに見ることができる。
 その特徴は、ギザギザの形。明るい星はないが、たどってみる
と意外にわかりやすい星座なのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 陸上競技と風 ☆☆☆
 秋になって各地で運動会や陸上記録会が行われているのではな
いかと思う。
 ところで、陸上競技、その中でも短距離走や三段跳びなどでは
風がどちらの方向から吹いているのかが、選手たちにとっていち
ばん気になることだと思う。
 それもそのはずで、追い風が秒速2.01メートル以上吹いて
いると、「正式記録」ではなくて、「参考記録」になってしまう
からなのだ。
 長距離や自転車競技でも、選手たちは風を受けないように、い
ろいろな”作戦”を考えているのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.335  2002.09.15
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第335号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ さんかく座 ☆☆☆
 アンドロメダ座のすぐ隣り、おひつじ座に挟まれた所に、「さ
んかく座」がある。
 その名の通り、三角定規が星図絵になっていて、実際に星の並
びも直角三角形のような配列である。
 さんかく座はギリシャ時代からある旧い星座であるが、旧いに
もかかわらず、ここにまつわる神話は残っていないらしい。
 なお、南半球では、「みなみのさんかく座」を見ることができ
るが、そちらは正三角形に近い二等辺三角形のような星の並びに
なっている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 南大東島 ☆☆☆
 北緯25度51分、東経131度14分あたりの所に「南大東
島」がある。またすぐ北には北大東島だあり、沖縄県に属してい
る。
 沖縄本島からも遠く離れた所にある絶海の孤島である。今年は
特に台風の通り道になり、しばしば強風が吹いたようだ。
 私が住んでいる広島県東部は台風が滅多にやって来ない所であ
る。ここは、「台風銀座」と言ってもよい地域だろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.336  2002.09.16
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第336号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ちょうこくしつ座 ☆☆☆
 ちょうこくしつ座という星座が、みなみのうお座のフォーマル
ハウトのすぐ近くにある。暗い星ばかりなので、見つけるのはか、
かなり困難だと思われる。
 星図絵では、箱の上に無造作に置かれたノミとハンマーと台の
上に置かれた人物の胸像が描かれている。これで、「ちょうこく
しつ」なのだ。「彫刻室」というより、その部屋に置かれた道具
と作品であるような気がしてならない。
 ちょうこくしつ座は南の低い位置にあるので、星座盤などでよ
く確かめてから見るとよい。秋の終わり頃が観察の好機となる。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 台風の気圧 ☆☆☆
 今年は台風がよくやって来いている。日本の南海上でいちばん
発達することが多いが、発達した時の中心気圧は、ふつう950
ヘクトパスカルぐらいである。
 ところが上には上があって、900ヘクトパスカルを下回る猛
烈な台風が日本近くの海上にあったこともあるのだ。
 今、地球温暖化が急激に進んでいる。台風は海上の温かい水蒸
気をエネルギーにして発達するので、今後、もっともっと勢力の
強い台風がやって来るようになっても不思議ではないのだ。
※注:「上には上」より「下には下」のほうが表現は正しいか?
   勢力で言えば「上」、気圧で言えば「下」ではあるのだが。 


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    ほしやそらのこと       VOL.337  2002.09.17
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第337号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ デジカメで写真を(1) ☆☆☆
 前にも似たような記事を書いたが、天文雑誌などを見ると、最
近デジカメによる写真の投稿が多くなってきた。
 デジカメのよいところは、撮った画像をパソコンで加工できる
ことにある。明るさやコントラスト、色を簡単に補正(あるいは
強調)できてしまうのである。
 それに加えて、デジカメの新製品がでるたびに性能が向上して
いる。しかも、価格は据え置きか安くなっていることが多いのだ。
 銀塩カメラファンの私は悔しいけど、これが現実なのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 高潮 ☆☆☆
 私は詳しくは知らないのだが、この時季、広島県沿岸で高潮に
なりやすいということらしい。
 とくに厳島神社がある宮島では、9月に潮位が高くなりやすい
のだ。厳島神社は海に突き出たように建っている。だから、潮位
が高くなると、床の部分まで浸水したことがあるのだ。
 台風がやって来ると海面が上昇する。それに加えて台風による
吹き付ける風によって高波が押し寄せて来て、高潮となって、被
害を及ぼすのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.338  2002.09.18
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第338号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ デジカメで写真を(2) ☆☆☆
 天文雑誌で投稿写真コーナーのスペースを取るようになっている
デジカメの写真であるが、銀塩写真に親しんだ者にとっていちばん
気になるのが、写真に写る天体の色である。
 例えば、「すばる」で知られるプレアデス星団(M45)は青い
ベールをまとった青白い星たちが写る。オリオン大星雲(M42)
はピンク色に、アンドロメダ星雲(M31)は黄色っぽく写るの
だ。フィルムとCCD(撮像素子)の違いでどうなるのか?天文雑
誌で見る限りでは、そんなに変わらないようなのだが・・・。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ コスモスの花 ☆☆☆
 秋を代表する花の一つがコスモスである。暑い夏にもちらほら咲
いているのを見かけるが、秋になって一気に咲き始める。
 コスモスの花の色は、白、ピンク、濃い赤紫が一般的であるが、
オレンジ色のものもある。
 秋の澄んだ空に、コスモスの花は美しく映えるのである。


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    ほしやそらのこと       VOL.339  2002.09.19
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第339号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ デジカメで写真を(3) ☆☆☆
 デジカメの性能は驚くようなスピードで向上していることは、以
前の記事でも書いた。
 ところで、デジカメの親戚とも言えるビデオカメラ(もちろんデ
ジタル方式)の性能はどうなのだろうか?
 ビデオカメラの場合は動画になってしまうので、デジカメのよう
にスローシャッターが効かないと考えられる。ビデオカメラで暗い
天体がくっきりと写し出されるものもあるが、まだとても高価で、
私たちには手が届かないであろう。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ ハギや野菊も・・・ ☆☆☆
 私は野の花が好きで、季節になるとよく近くの山に散策に行く。
ハギや野菊も秋にたくさん見られるようになる。
 一口に野菊と言っても、いろいろな種類があるようだ。私の分類
が確かなものではないが、ヨメナやノコンギクなどがその仲間に入
るのではないかと思われる。
 いずれにしても、秋の田舎道や山の近くで清楚に咲いていて、秋
風に揺らいでいるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.340  2002.09.20
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第340号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 待宵 ☆☆☆
 待宵(まつよい)とは、「十五夜」の前日の月のことである。だ
から、明日が「中秋の名月」であるということだ。
 ところが、日本では、この頃、曇りや雨の日が多く、「中秋無月」
になることが多い。また、雨に降られて月が見えない時を「雨名月」
というそうだ。
 さて、明日は「中秋の名月」を見ることができるだろうか?
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 彼岸の入り ☆☆☆
 秋分の日も間近になり、きょうは彼岸の入りである。
彼岸とは、春と秋にあり、「春分の日」と「秋分の日」を中心にし
て前後1週間のことを言う。真ん中に当たる日を「彼岸の中日」と
言っている。
 だから、今年の彼岸の入りは今日ということになるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.341  2002.09.21
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第341号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 中秋の名月 ☆☆☆
 きょうは、旧暦の8月15日。月も十五夜、「中秋の名月」であ
る。
 この頃になると、大気も澄んできて、月がとても美しく見えるよ
うになるのだ。「中秋の名月」の日に、月見だんごを食べたりする
風習があるが、最近はあまり見かけなくなった。
 なお、「中秋」を「仲秋」と書くこともある。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ ススキ ☆☆☆
 「ほしのこと」で、中秋の名月について書いたが、月見にはスス
キが欠かせない。
 ススキは、秋になって穂を出すイネ科の植物である。田舎ではど
こでも見ることができて、白色や赤紫色っぽい穂が、秋風にたなび
く姿には風情を感じる。
 秋が深まっていくと、穂も熟し種を飛ばすようになる。タンポポ
のように種が舞い、雪が降っているのかと錯覚してしまうこともあ
るのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.342  2002.09.22
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第342号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 十六夜 ☆☆☆
 きょうは、「十六夜」(いざよい)。十五夜の次の日の月なので
ほんの少し欠けている。
 「十六夜」(じゅうろくや)と書いて、どうして「いざよい」と
読むのかは私は知らない。
 地平線は開けている所では、太陽が西の空に沈んでしばらくして
から、東の空から赤味を帯びた月が顔を出すはずである。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ マツタケ ☆☆☆
 広島県は全国一のマツタケの産地である。県内では世羅町などで
たくさん生産されている。
 ところで、ことしは例年にくらべて生産量が極端に少なくなりそ
うなのだ。その原因は、夏から今までにかけての降水量が少ないた
めだ。
 秋の味覚の代表であるマツタケを味わうには難しいことかもしれ
ない。


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    ほしやそらのこと       VOL.343  2002.09.23
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第343号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 立待月 ☆☆☆
 きょうは、「立待月」(たちまちつき)。十六夜の次の日の月。
昨日の月よりまた少しだけ欠けている。
 日が暮れて、庭(縁側かな)に立って待っていれば、その月を見
ることができるという意味だろう。
 この頃になると、月が出た時には空は暗くなっていると思う。虫
の声を聞きながら月を眺めるのもいいかもしれない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 秋晴れ ☆☆☆
 秋の空は澄んでいる。
 では、なぜだろうか?
 理由はいくつか考えられるが、台風や長雨の後など、空気中のゴ
ミや埃が流されてしまっていること、日が短くなり、地面が冷えて
いくので、大気の状態が安定し、気流の乱れが少なくなってくるか
らだ。
 でも、以前と比べて「抜けるような青空」が少なくなっているよ
な気がしてならない。


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    ほしやそらのこと       VOL.344  2002.09.24
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第344号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 居待月 ☆☆☆
 きょうは、「居待月」(いまちづき)。十七夜の次の日の月。
さらに欠けてきて、ラグビーボールのように見えているだろう。
 さすがに、立って待っていては時間がかかり過ぎるので、座って
月の出を待つことになるのだろう。
 秋も深まって来ると、夜の寒さを感じるようになってくる。風邪
などを引かないようにして月を眺めてほしいものだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 夕焼け ☆☆☆
 夕焼けがいちばんぴったりとくるのは秋だと思う。
 秋と夕焼けの関係は歌にも歌われている。「真っ赤な秋」や「も
みじ」が、その例であろう。
 夕焼けや朝焼けが赤くなるのは、分厚い大気を通して太陽を見る
からだ。大気中の塵などによって、波長の短い光が乱反射され、橙
や赤などの波長が長い光だけが届くようになるためである。
 でも、いつも美しい夕焼けになるとは限らない。絵になるような
感動的な夕焼けを見たいものである。
 
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☆☆☆☆☆ おかげさまで創刊1周年 ☆☆☆☆☆
 
 メルマガ「ほしやそらのこと」は、おかげさまで創刊1周年にな
りました。2001年9月24日から発信しているこのメルマガ。
これからも、愛読してくださいね。(^^;


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    ほしやそらのこと       VOL.345  2002.09.25
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第345号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 臥待月 ☆☆☆
 きょうは、「臥待月」(ふしまちづき)。十八夜の次の日の月。
月の出の時刻はさらに遅くなり、西に太陽が沈んでから、相当の時
間を経ないと月が出て来ないのだ。
 床に臥して月の出を待つというのがよくわかるような気がする。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 夕焼けの色 ☆☆☆
 空が真っ赤に染まる夕焼けがかつてはよく見られたが、最近は見
られなくなった。
 夕焼けは太陽光線の色が反映される現象である。前号で大気中の
塵によって赤色の光線が残っていくと書いたが、塵の量が多くなる
と、その度合いが増してくるのだ。
 塵が多くなる最大の要因は火山の大噴火。今から十数年前も、火
山噴火が原因で、真っ赤な夕焼けになり、日没後も空が赤く染まっ
ていたのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.346  2002.09.26
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第346号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 更待月 ☆☆☆
 きょうは、「更待月」(ふけまちづき)。十九夜の次の日の月。
月が東の空から顔を出すのは、深夜に近い時刻である。
 月は、もうすっかり欠けて、半月(下弦)に近い。
 それにしても、満月からのお月さんにいろいろな名前を付けて、
名月を眺めたいという気持ちがあったのに恐れ入る。

☆☆☆☆☆ 金星が最大光輝 ☆☆☆☆☆
 きょう、金星が最大光輝になっている。マイナス4.6等の明る
さで輝き、望遠鏡で見ると、三日月をやや太くしたような形に見え
ているはずだ。
 夕方、西の空、あまり高くない所に見えている、金星を探してみ
よう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 台風の特異日 ☆☆☆
 9月26日は、台風来襲の特異日になっている。過去にも、
「洞爺丸台風」(1954年)「伊勢湾台風」(1959年)が日
本にやって来て、大きな被害をもたらしたのだ。
 記憶に新しい所では、1991年に広島地方へ大災害をもたらし
た台風19号である。
 いずれにしても、被害をもたらすようなことになって欲しくない
ものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.347  2002.09.27
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第347号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ まだほかにも・・・ ☆☆☆
 昨日までの記事で、何日にもわたって名月を眺める習慣があるこ
とについてかいた。
 整理して書いてみると、次のようになる。
旧暦8月14日の月→待宵
    15日の月→十五夜(中秋の名月)
    16日の月→十六夜
    17日の月→立待月
    18日の月→居待月
    19日の月→臥待月
    20日の月→更待月
 ところが、地方によっては、これよりほかにさらに名月を見る習
慣があるのだ。
 旧暦の9月13日の「十三夜」(じゅうさんや)、10月10日
の十日夜(とおかんや)である。
 何と、月を見ることが好きなのだろう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 塩害 ☆☆☆
 昨日の記事で、1991年の19号台風のことを書いたが、この
台風は沿岸地方で塩害をもたらした。
 「塩害」とは、文字通り、海の塩分によってもたらされた被害で
ある。台風によって吹き上げられた海水が農作物や電線などに吹き
付け作物が枯れたり、停電になったりしたのだ。
 とくに、電線やその付近の電気設備に吹き付けた塩分には困った
ようだ。塩は通電性がよいため、思わぬ所に電気が流れたり、ショ
ートしたりしたのだ。固まった塩が部品の間に入り込み、除去する
のが大変だったと聞いている。


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    ほしやそらのこと       VOL.348  2002.09.28
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第348号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ くじら座のミラ ☆☆☆
 秋の星座神話のなかにも出てくる「くじら座」。そのくじらの心
臓のあたりで輝いているのが、「ミラ」という名前の変光星である。
 ミラは332日の周期で2等星から10等星の範囲で明るくなっ
たり暗くなったりしている。そして、今は明るくなっているので、
観察しやすくなっているのだ。実を言うと、8月ごろから明るくな
っていたのだが、くじら座自体が秋が深まって来ないと東の空から
上って来なかったのだ。
 今でもかなり遅い時間でないと見にくいが、そんなにお目にかか
れないので、ぜひ見てほしいものだ。
 なお、「ミラ」とは「不思議なもの」。車の名前にも使われてい
る。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ ブドウもそろそろ終わり ☆☆☆
 広島県南東部に「沼隈町」(ぬまくまちょう)という町がある。
 ここは、県下でも有数のブドウの生産団地である。いろいろな品
種のブドウが作られているが、今年もそろそろ出荷のシーズンを終
えそうである。
 ブドウ園に行くと、採り残したブドウあるが、それを食べてみる
と実に甘い。それも当然、末期になると酸味が抜け甘みだけが残る
ようになるのだ。
 ブドウの甘さは、夏の気温や日照によって決まる。だから、今年
の場合は、晴れて暑い日が多かったので、ブドウに限らず、果物の
糖度が高いようだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.349  2002.09.29
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第349号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ うお座 ☆☆☆
 うお座は、星占いに出てくる星座の一つ。星図絵ではリボンに
つながれた2匹の魚として描かれている。くじら座とペガサス座
の間に「V」の字のように並んだ星々だが、たどってみると納得
できる。とくに右側の魚のあたりの星は円を描くように並んでい
いる。
 この星座の中には赤経0°(春分点)があり、天文学上とても
大切な星座になっている。
 ギリシャ神話によると、愛と美の女神アフロディーテとその息
子キューピットが変身した姿だという。キューピットは愛を結ぶ
大切な役割をしているよね。(^^;
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 山の色が ☆☆☆
 秋もだんだんと深まってきて、山の色が少しずつ変化してきて
いるように見える。
 でも、紅葉に染まるのはまだ先のこと。葉の色が少しは変わっ
てきているのかもしれないが、太陽光線のせいだと考えられる。
太陽の高度もだいぶ下がってきたので、それだけ大気の影響を受
けるようになる。だから、全体的に黄色っぽく見えてくるのだろ
う。


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    ほしやそらのこと       VOL.350   2002.09.30
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第350号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ みずがめ座 ☆☆☆
 星占いに出て来る十二星座の一つである「みずがめ座」。名前
はよく知っていても、星空のどのあたりにあるのか知っている人
は意外に少ないのではないかと思う。
 ギリシャ神話では、トロイの王子ガニメーデスの姿であると言
われていて、星図絵では少年が水瓶を肩から担ぎ、みなみのうお
座のフォーマルハウトに向かって、こぼれた水が流れたようにな
っている。
 みずがめ座の見つけ方は、「三ツ矢」と呼ばれる暗い星の集ま
りで、このあたりが少年が手に持っている水瓶になる。それを目
印にして周辺の星々を結んでいくのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 9月も終わり ☆☆☆
 真夏の延長であったような9月もきょうで終わりである。さす
がに後半は涼しくなってきたが、9月になっても体温に近いよう
な暑さになったのには驚かされた。
 ずっと前は、35℃を越すということは真夏でもそんなになか
ったのだが、ここ最近ではそれが当たり前。9月でも「猛暑」に
なるのだからたまらない。
 10月は秋らしい爽やかな天気になってほしいものである。
  

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    ほしやそらのこと       VOL.351  2002.10.01
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第351号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 二重星団 ☆☆☆
 恒星に二重星があるように、星団にも二重星団がある。その代
表的なものが、カシオペア座の二重星団である。
 この星団は、カシオペア座とペルセウス座のちょうど中間あた
りの天の川の中に見えている。
 双眼鏡でもよく見えるので、場所を確認して眺めてみるとよい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 衣替え ☆☆☆
 10月は衣替えの時期である。日本のように四季の変化がはっ
きりしている所では、気温に応じた服装が必要になる。
 学校などでは、だいたい6月はじめに夏服に10月に冬服に替
わることが多い。
 しかし、最近は気温が平年値より高く推移している。今までの
ような感覚では対応できにくくなっていくのかもしれない。


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    ほしやそらのこと       VOL.352  2002.10.02
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第352号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ おひつじ座 ☆☆☆
 おひつじ座は、アンドロメダ座の隣りにある、さんかく座と、
くじら座に挟まれた所にある。さんかく座がわかったら、そのす
ぐ近くを探してみるとよい。
 「へ」の字を逆さにしたような星の並びが目印になっている小
さな星座である。
 星図絵では、すぐ下にあるお化けクジラを怖がっているような
姿に描かれている。
 ギリシャ神話によると、空飛ぶ金色の羊だそうだが、実際に秋
の空を飛んでいる。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 秋の七草 ☆☆☆
 春の七草とともに、秋の七草もある。
 秋の七草は次の通りである。
1.はぎ(ヤマハギ)
2.おばな(ススキ)
3.くず
4.なでしこ
5.おみなえし
6.ふじばかま
7.あさがお(キキョウ)
 秋の七草は、もっぱら観賞用。この秋、いくつ見つけることが
できるだろうか。

------ 台風がまた東京に ------
 今年3つめの台風が東京を一気に通過して行った。
 広島地方を避けて行っているようだ。そろそろ雨が降らないと
困ったことになりそうだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.353  2002.10.03
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第353号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 天の川の見えにくい季節 ☆☆☆
 天の川がいちばん見事に見えるのは夏である。ちょうど入道雲
かのように南北に横たわり、天頂付近でもはっきりと見てとれる。
 また、冬でも似たような状況になっているのだが、冬の天の川
はとても淡く、なかなかそれと気付かないだろう。
 いちばん見えにくいのが、春と秋。天の川が水平線上にぐるっ
ととりまくようにあるため、大気による減光や地上光によって、
かき消されてしまうのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 暑さのせいで・・・ ☆☆☆
 以前の記事で「ヒガンバナ」のことについて書いた。
 名のごとく、彼岸(秋分)のころよく見かける花である。今は
田んぼのあぜ道を中心にいたる所で咲いていることだろう。
 ヒガンバナの花は鮮やかな赤色をしている。ところが秋の冷え
込みによって冷たい空気に触れると一気にくすんだ赤、または白
けた色になってしまうのだ。
 昨年は暑い日が続いて、10月の中頃まで鮮やかな色の花を見
た記憶がある。さて、今年はどうなるだろう?


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    ほしやそらのこと       VOL.354  2002.10.04
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第354号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ろ座 ☆☆☆
 ろ座と言っても、知らない人のほうが多いかも知れない。
 ろ座は、くじら座の南側にある目だたない星座である。炉と言
っても、実験炉のことで、星図絵で見ると昔のかまどのような形
をしている。
 しかし、4つぐらいの星の並び方からは、とうてい想像がつか
ないだろう。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 赤とんぼ ☆☆☆
 夕焼け小焼けの赤とんぼ 
  追われてみたのはいつの日か
 これは「赤とんぼ」の歌の1番である。
 秋、それも夕方にこのトンボを見ると、その赤さがいっそう映
えてくる。
 「赤とんぼ」は、アキアカネという種類のトンボを指すようで
ある。このトンボは夏には、赤い色をしていない。一度、山間地
に入って、また平地に降りて来た時に、赤色になっているのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.355  2002.10.05
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第355号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ペルセウス座 ☆☆☆
 ペルセウス座は、8月に見られる流星群が見える星座として有
名である。
 その頃は深夜から明け方でないと見えにくいが、今は北東の空
に見ることができる。
 ペルセウス座はカシオペア座のすぐ隣りにあり、「人」のよう
な星の並び方をしている。
 ペルセウスは、お化けクジラからアンドロメダ姫を助けた英雄
なのだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 台風の進路 ☆☆☆
 以前の記事で、台風は北緯30°ぐらいのところで、方向転換
することを書いた。しかし、今ごろ来る台風にはそれは当てはま
らないのだ。
 その理由として、@偏西風の吹く位置(緯度)、A太平洋高気
圧の後退があげられる。
 偏西風の吹く緯度が下がり、太平洋高気圧が南下してしまうた
め、台風は日本に近づくことなく、太平洋上を東進していくこと
が多いのだ。でも今回の21号は北上してしまった・・・。


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    ほしやそらのこと       VOL.356  2002.10.06
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第356号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 光のスピード ☆☆☆
 光のスピードは秒速30万km。地球から月までは約1.3秒、
太陽までだったら、8分20秒ぐらい。太陽の次に近い所にある
ケンタウルス座の「プロキシマ」まで4.3年ぐらいかかるとい
うことだ。
 どうやって光のスピードを測ることができるのかについては、
天文関係の本などに書いてはあるが、実感はわかないという人も
多いのではないだろうか。私もその1人である。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 運動会の季節 ☆☆☆
 この時季、日本の各地で運動会が行われているようだ。
 学校では、春に行う所と秋に行う所があるが、やはり秋のほう
が合っているような気がする。
 10月になると秋霖も終わり、安定した天気が続くようになる
のだ。きょうが、秋晴れであることを祈りたい。


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    ほしやそらのこと       VOL.357  2002.10.07
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第357号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 太陽まで ☆☆☆
 太陽までの距離は、約1億5000万km。これは、月までの距
離の約400倍の距離だ。
 光のスピードで行くと8分20秒ぐらいだと先日の記事に書い
た。では、歩いて行くとどのくらいかかるのか?計算してみると
とんでもない数字が出てきた。
 150000000÷4=37500000(時間)
 37500000÷24=1562500(時間)
 156250÷365=4380.8・・・(年)
 1年を365日として計算したが、4000年はかかるという
ことになった。太陽は近くにあるようで、やっぱり遠い所にある
のだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雲のパレット ☆☆☆
 秋もだんだんと深まり、空も澄み渡るようになってきた。
 青空にいちだんと冴えるようになった雲であるが、夏の雲とは
ずいぶんちがう。やはり、「すじぐも」や「うろこぐも」が多い
ようだ。
 雲は、二度と同じ形のことがない。パレットで色を作るように
雲も空のカンバスで造形美を見せている。


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    ほしやそらのこと       VOL.358  2002.10.08
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第358号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 太平洋は? ☆☆☆
 月がどうやってできたか?
 これにはいろいろな諸説がある。きょうは、「親子説」につい
て書いていくことにする。
 ずっと昔、地球がまだ固まっていなかった頃、回転しているう
ちに一部分が膨らんでちぎれてしまい、それが月になったのだと
いう。また、ちぎれた所が太平洋になったというのだ。
 この説は、現在ほとんど支持されていないようだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 寒露 ☆☆☆
 きょうは、二十四節季の一つである「寒露」(かんろ)だ。
 朝方、道ばたや田んぼの草を見ると、水玉のような露が付いて
いる。それも以前に比べて大きくなっているようだ。
 10月も半ば。朝夕の寒さがだんだんとこたえるようになって
きた。


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    ほしやそらのこと       VOL.359  2002.10.09
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第359号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 双子説 ☆☆☆
 月がどうやってできたか?
 きょうは、「双子説」について書いていくことにする。
 太陽が生まれた後、残りの物質が集まって惑星ができていった
のであるが、2つの芯が同時にでき、そのまわりに星間物質が集
まっていき、それぞれが地球と月になったというものだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 一気に ☆☆☆
 10月は気温の変化が激しい月である。
 平均気温の半旬別平年値によると、10月の最初(1日〜5日)
に20.5℃もあったのが、最後の週(26日〜31日)では、
15.7℃まで下がってしまうのだ。
 これは、平均気温なので、最低気温だともっと変化が激しいの
だ。体調を崩さないようにしたいものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.360  2002.10.10
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第360号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 他人説 ☆☆☆
 月がどうやってできたか?
 きょうは、3番目の「他人説」について書いていくことにする。
他人説では、月はもともと別の惑星として回っていたのが、軌道
が変わり、地球の引力に引きつけられて、地球の衛星になってし
まったというものだ。
 「親子説」、「双子説」、そして「他人説」について書いてき
たが、あなたはどの説を支持するだろうか?
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 10月10日 ☆☆☆
 10月10日は、かつては「体育の日」だった。
 今は法律の改正によって、10月10日が体育の日になるとは
限らなくなった。
 体育の日が制定されるきっかけになったのが、1964年の東
京オリンピック。この日は抜けるような青空が広がっていたとい
うことだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.361  2002.10.11
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第361号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の王子さま ☆☆☆
 サン=テクジュペリという人が書いた物語に「星の王子さま」
というのがある。
 この物語では、実に面白い星(と人)が登場する。どれも小さ
な星ばかりだ。また、その星に住む住人も一風変わっている。
 王様が1人で住んでいる星、うぬぼれ屋が住んでいる星、いつ
も何かの計算ばかりしている人が住んでいる星など。
 また、王子さまが住んでいた星も、1分もあったら歩けるぐら
い小さいのだ。どんなお話かは実際に読んでみるとよい。けっこ
う高度な内容だよ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ かさぐも ☆☆☆
 「かさぐも」は漢字で書くと「笠雲」である。
 笠雲でいちばん有名なのは、富士山山頂に出現するものだろう。
富士山の笠雲は、写真集などを見ると必ずと言ってよいぐらい載
っている。
 笠雲は富士山のような孤立峰の頂上付近に現れやすい。稜線を
駈け上った空気が一気に冷やされて雲になってしまうのだ。また
いったん上昇した空気がまた稜線を下ってくる時には雲は消えて
いる。
 さらに、その後、空気が波打つように流れていくので、「つる
し雲」ができている場合も多いのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.362  2002.10.12
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第362号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星と星の間隔 ☆☆☆
 星と星の間隔をどのように表現するだろうか?
 「5cmぐらい離れているよ。」「いや、1mはあるよ。」
 実は、こういう表現は星を見るときは使わない。
 星と星との間隔を表すときは、角度で表すのが便利なのだ。
 たとえば、カシオペア座の5つの星どうしの間隔は4°から5°
くらいである。
 手を伸ばして指を広げると、親指と人差し指の間隔は約15°
になるのだ。
 月の場合だと、約31′(分)で、これは0.5°にあたる。
 月や惑星などの見かけ大きさは、「視直径」で表されている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 赤富士 ☆☆☆
 北斎の浮世絵に「赤富士」とうのがある。美術の教科書などで
見たという人も多いのではないかと思う。
 さて、赤富士とは夕日(や朝日)によって富士山が赤く染まる
現象である。しかし、この赤富士はなかなか見られないようだ。
夕焼けがいつも真っ赤に染まるとは限らないことと、理由は似て
いるのかもしれない。


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    ほしやそらのこと       VOL.363  2002.10.13
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第363号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 肉眼で ☆☆☆
 明るい部屋から出て夜空をしばらく眺めていると、だんだんと
星が見えるようになってくる。
 空が暗い所で、視力の良い人では、だいたい6等星までの明る
さの星が見えるということだ。
 人間の瞳が開いた時はだいたい7mmぐらい。たった7mmの口径
しかないのだが、網膜に届いた光を脳が処理してくれるので、暗
い所まで見えてくるのだ。でも、肉眼はやはり双眼鏡や望遠鏡に
はかなわない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ モルゲンロート ☆☆☆
 昨日の記事で「赤富士」のことを書いた。
 モルゲンロートは、朝焼けして真っ赤に染まった雲が山肌に映
ったもので、赤色が強いほど山肌が美しく見えるそうだ。
 私の住んでいる地方ではそんなに高い山がないので、見たこと
はないが、中部地方など高い山がある地方では見たという人も多
いのではないかと思う。
 でも、この言葉がぴったりと来るのは、やはりヨーロッパのア
ルプスの連山ではないだろうか。


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    ほしやそらのこと       VOL.364  2002.10.14
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第364号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ポケット望遠鏡 ☆☆☆
 鉛筆を少し太くしたようなポケット望遠鏡。どこにも持ち歩け
てとても便利だ。
 確かに昼間の地上風景を見るにはいいが、夜空の星を見るには
厳しいものがある。その最大の要因は口径にある。望遠鏡の性能
は口径で決まる。月や星を見るためには、最低5cmはほしいとこ
ろだ。口径2cmぐらいのポケット望遠鏡では役不足なのだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 釣瓶落とし ☆☆☆
 日に日に、夕日が沈む時刻が早くなってきた。今は、1日に1
分以上のペースで短くなってきている。きょうの広島での日の入
りの時刻は17時39分ぐらい。月末には、これより20分ぐら
いも早くなってしまうのだ。
 「釣瓶落としの秋の夕日」とよく言われるが、それをいちばん
実感できるのは、今ごろかもしれない。


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    ほしやそらのこと       VOL.365  2002.10.15
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第365号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ やっぱり大きな望遠鏡 ☆☆☆
 「より暗い天体を見たい」「月や惑星の模様をはっきり見たい」
こういう要求に応えてくれるのは、やっぱり大きな望遠鏡である。
 しかし、一般にはとても無理なことなのだ。うちでは、「ポタ赤」
(=ポータブル赤道儀)に口径10cmの反射望遠鏡を載せて使って
いたのだが、それでも場所を取り”邪魔者扱い”にされてしまうこ
とがあるのだ。これが、20cmや30cmの望遠鏡になったら・・・。
 大望遠鏡は金銭的にもなかなか厳しい。手軽に見たいというなら
公共施設へ行くしかないか・・・。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 広島と東京の空 ☆☆☆
 夕方の定時ニュースの「気象情報」で、その時の外の風景が撮し
出されることがあるが、空の明るさがずいぶん違っていることに驚
かされることがある。
 それもそのはずで、日の入りの時刻は広島と東京では30分も違
っているのだ。
 もう1か月もすると日の入りの時刻はさらに早くなってくる。そ
の頃には、広島でも、もう真っ暗な空になっている。


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    ほしやそらのこと       VOL.366  2002.10.16
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第366号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 宇根山天文台 ☆☆☆
 私の家からいちばん近い所にある公共の天文台は、御調郡久井
町にある宇根山天文台である。
 ここには、口径60cmの反射望遠鏡が設置してあり、プラネタ
リウム(直径5m)もある。
 山陽自動車道 三原久井IC から車で 北へ約20分、三原駅か
ら県道25号三原東城線を北へ約40分で行ける。
 機会があれば行ってみるとよい。また、宇根山天文台のホーム
ページもあるので、そこも行ってみるとよい。
 ☆宇根山天文台のURL
  http://www.d3.dion.ne.jp/~uneyama/
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 長い長い影 ☆☆☆
 夕方の影の長さはどの季節でも同じだと思うのだが、なぜ秋は、
その影を長く感じてしまうのだろう。
 それは、ちょうど家に帰る時刻ごろに夕日が沈んでいくからで
あろうが、それは春先でも同じことなのだ。でも、秋に?
 秋は、日の入りの時刻が早くなっていく。同じ時刻で比べると
次の日の影のほうが長くなっているのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.367  2002.10.17
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第367号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 私設の天文台 ☆☆☆
 田舎などに行くと、たまに私設の天文台を見かける。白いドー
ムのような形からすぐそれとわかる。
 広島県豊平町にも、けっこう大きい私設天文台がある。そこに
は30cmクラスの望遠鏡があったと思う。ドームに入るとこれま
た不思議で、音が妙に響いてくるのだ。ドームの中で音が反射し
て、焦点の所で大きく聞こえるのだろう。望遠鏡の見え味の最高。
オリオン星雲の「トラペジウム」(四重星)もはっきりと見えて
いた。
 私も、そういう天文台を持つのが夢であるが、まだ実現にはほ
ど遠いものがある。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ ネコと気温の関係 ☆☆☆
 「暑さ寒さはネコに聞け」と言われることがあるが、ネコは暑
い所や寒い所をよく知っている。
 暑い時は、勝手口の風通しのよい所や風呂場の蓋の上に寝そべ
っている。
 ところが、気温が下がってくるとソファーの上や布団の上で丸
くなっているのだ。わが家のネコは寒くなると寝室にやって来る
ようになる。
 ネコが布団で丸くなると、寒さが迫っているのだと感じられる
のだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.368  2002.10.18
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第368号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 子ども文化科学館 ☆☆☆
 広島市の平和公園の近くに「子ども文化科学館」という私設が
ある。
 ここには、プラネタリウムもあり、四季に応じた番組や星空の
解説を聞くことができる。
 ドームに投影される星空は、本物に近いものがある。プラネタ
リウムの他にも、科学に関する展示がいっぱいあって、けっこう
楽しめるものになっている。
 ☆広島市子ども文化科学館のURL
  http://www.pyonta.city.hiroshima.jp/
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 秋はやっぱりすじ雲! ☆☆☆
 秋を代表する雲と言ったら、やっぱり「すじ雲」をいちばんに
あげたい。
 すじ雲は高層に現れる雲で、刷毛で描いたように広がった雲で
ある。同じ方向に伸びているものもあれば、喧嘩でもするように
重なったもの、放射状に広がったものなど、形は実にさまざまだ。
 また、夕方になると色が刻々と変化していく。いつ見ても飽き
ないものなのだ。
 

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    ほしやそらのこと       VOL.369  2002.10.19
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第369号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 昴が見えるようになってきた ☆☆☆
 昴と言えば、おうし座のプレアデス星団(M45)のことであ
る。
 このプレアデス星団の見ごろは12月であるが、夜遅くまで起
きていると、この季節でも見ることができる。
 空の星は、毎日4分ずつ早く見えるようになってきているが、
昴(プレアデス星団・M45)が見えるようになってくると、冬
も近づいて来ているんだと思うのである。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 日射し ☆☆☆
 夏にはほとんど射し込んでいなかった太陽の光が、最近ではず
いぶん射し込んで来るようになってきた。
 日射しが恋しくなると、もう秋もかなり深まってきているとい
うことで、季節の変化を感じることの一つである。また、日射し
も柔らかくなってきていて、「日なたがいいなぁ」と思うように
なってくるのだ。

☆☆☆ お詫びと訂正 ☆☆☆
 前号の記事で、広島市子ども文化科学館のURLが間違ってい
ました。正しいのは下記の通りです。

☆広島市子ども文化科学館のURL
  http://www.pyonta.city.hiroshima.jp/


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    ほしやそらのこと       VOL.370  2002.10.20
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第370号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ニューバージョンの天文ソフト ☆☆☆
 以前の記事にも書いたが、「ステラナビゲータ」の最新バージ
ョンを入手できた。
 前作に比べてまた進化しているようだ。今までのバージョンと
使い方やレイアウトが異なるところもあるが、使っていくうちに
慣れてくるものだ。
 圧巻は、星雲や惑星の表示。望遠鏡で見たようなリアルさがあ
るのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 観望天気 ☆☆☆
 「観望天気」とは、いま現在、空に出ている雲や空気の状態か
ら天気を予想することである。
○山頂や尾根すじに笠雲が出たら12時間以内に雨が降る
○綿雲が出たら好天が続く
○太陽のまわりに暈がかかったら天気は下り坂
 これらは、観望天気の代表的なものである。
 いまは、気象衛星やレーダーなどで天気を予測できるが、昔は
観望天気に頼っていたのだ。今でも登山などするときの有力な情
報になるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.371  2002.10.21
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第371号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 天体写真 ☆☆☆
 最近は忙しくてなかなか天体写真が撮れない。以前は北斗七星
やオリオン座などの写真をよく撮っていたものだ。
 フィルムも「フジ」や「コダック」、「コニカ」(以前は「さ
くら」だった)を使い分けていた。
 今はあてはまるがどうかわからないが、だいたい外箱の色がよ
く出ていた。私は「フジ」をよく使っているが、「フジ」の外箱
の色は、緑と赤。天体写真を写すと、空の色も緑色っぽくなって
いた。これは、ネガでもポジでも同じ傾向だったのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 百舌 ☆☆☆
 百舌(モズ)という鳥がいる。
 百舌が広島地方で初鳴きするのは、10月11日ごろとなって
いる。きょうは、もうそれから10日ぐらい経っているので、も
うその声を聞いたという方もいるのではないかと思われる。
 百舌は、カエルやトカゲなどの小動物を木の枝に串刺しにする
ことがある。俗に「百舌の早煮え」というが、こういう光景が見
られるのも秋であるのかもしれない。


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    ほしやそらのこと       VOL.372  2002.10.22
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第372号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ フィルムの感度 ☆☆☆
 私が天体写真を取り始めた頃、フィルムと言えば感度が100
のものが一般的であった。
 感度が100でも、月面や日周運動の写真が十分にとれていた。
いつだったか忘れたが、当時の小西六(現「コニカ」)が、感度
が400のネガカラーのフィルムを出したのに驚いたものだ。
 100と400では、星の写りもだいぶ違っていたのだ。
 それから、1600や3200という「超高感度」のフィルム
が出たのだ。これらのフィルムだと、1分ぐらいでも夏の天の川
が鮮明に撮れるのだ。
 今は、デジカメの時代。フィルムの感度にも勝る、CCDなど
が開発されてくるにちがいない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 風の吹く所・吹かない所 ☆☆☆
 広島県東部や岡山県は全国的に見ても風が吹かない所である。
気象統計を調べてみると、風速10m(毎秒)岡山では年間7日
広島ではやや多くて47日となっている。京都や奈良に至っては
たったの1日しかないのだ。
 それとは反対に風がよく吹く所は、室戸岬の258日、大島で
187日、寿都では185日となっている。これらの地方の風は、
台風と季節風によるものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.373  2002.10.23
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第373号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ サングラス ☆☆☆
 天体望遠鏡で太陽を見る時には「サングラス」が必要である。
「サングラス」と言っても、眼鏡ではなくて、望遠鏡の接眼レ
ンズの所に取り付ける色の濃い丸いガラス板のことである。
 太陽の光はとても強烈なので、サングラスで減光しないとい
けないのだ。さらに、対物レンズも絞って、余計な光が入って
来ないようにしている。
 太陽を長時間見ていると、太陽の熱でサングラスが割れてし
まうことがある。そうなる前に、望遠鏡を太陽の方向から外す
ようにするとよい。
 太陽を観察する時は、十分に気をつけてほしい。うっかり覗
いてしまうと、失明するおそれがあるからだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 霜降 ☆☆☆
 きょうは、二十四節季の一つである「霜降」(そうこう)。
 この日を過ぎると、霜が降りるようになるということだ。
 広島での初霜の平年値は11月30日。ところが。もっとも
早かったのは10月25日(1942年)となっている。
 山間部では、霜の降りるのがもっと早くなる。霜の被害に気
をつけないといけなくなるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.374  2002.10.24
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第374号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 肉眼で見るのも・・・ ☆☆☆
 前号では、望遠鏡で太陽を直接に見てはいけないと書いたが、
肉眼でもできるだけ見ないほうがよい。
 その理由は、太陽の光が私たちの目の中にある水晶体を通して
網膜に焦点を結ぶからである。これは、虫眼鏡で黒い紙を焦がす
のと同様な結果になり、網膜を痛めてしまうからだ。
 太陽を見る時は、「サングラス」と呼ばれている濃い色のガラ
スを用いること。濃い色の下敷きやフィルムの感光した部分では、
赤外線を通してしまうので、例え暗く見えたとしても危険なのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 本物の夕焼け ☆☆☆
 仕事が終わって帰っている時、とても美しい夕焼けに出会うこ
とがよくある。
 車に載せているカメラでその”美しい”夕焼けを撮るのだが、
プリントにしてみてがっかりすることのほうが多いのだ。これは
デジカメでも同様で、なかなか夕焼けの燃えるような赤が再現で
きないのだ。
 やっぱり、本物の夕焼けがいちばんなのだが、それに迫る写真
を撮りたいものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.375  2002.10.25
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第375号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 昔の北極星 ☆☆☆
 現在の「北極星」は、こごま座の尻尾の所で輝いている2等星
の「ポラリス」である。
 ポラリスのまわりにあまり明るい星がないので、北の目印の星
として重宝されている。
 ところが、今から5000年ほど前は、別の星が北極星の役目
をしていたのだ。りゅう座にある星だ。当時、ピラミッドを建て
る時に、この星を基準にしたと言われている。現在の北極星のあ
る真北とは少しずれているのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 虹の色 ☆☆☆
 前号で夕焼けの色について書いたが、七色の虹の色もなかなか
うまく再現できないのだ。
 色が白っぽくなったり、赤味が強かったりと、本物の色とは異
なっていることが多い。
 虹にしても夕焼けにしても、チャンスがあるようで、なかなか
美しいのに出会うことが少ない。どちらも、刻々と変化していく
からだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.376  2002.10.26
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第376号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ニュートリノ ☆☆☆
 今年のノーベル物理学賞は、ニュートリノ天文学を開拓した、
小柴昌俊氏が受賞したと、だいぶ前の新聞に書いてあった。
 私自身、「ニュートリノ」と聞かれても、よくわからない代物
であるが、何でも超新星が爆発した時に大量に発生し、地球にも
届いているのだという。
 また、ニュートリノは素粒子でほとんど質量がなくて、何でも
通り抜けるようだ。岐阜県にある観測所は、何と地下1000m
の所にあり、「カミオカンデ」と呼ばれる観測装置で、それをと
らえているのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 虫の声も・・・ ☆☆☆
 日に日に、寒さが身にしみるようになってきた。以前の記事で
虫の声のことを書いたが、今ではほとんど鳴りを潜めてしまった。
 昆虫は変温動物なので、気温が下がると体温も下がって動けな
くなるのだ。まだ、やっと動けるから、鳴き声も低く弱々しくな
っているのだ。
 でも、日中は暖かい。草むらではまだ虫の声が聞こえてくるだ
ろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.377  2002.10.27
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第377号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 魚眼レンズで ☆☆☆
 「魚眼レンズ」と呼ばれる交換レンズがある。私が持っている
のは、「対角線魚眼」と呼ばれるもので、焦点距離が16mmのも
のである。対角線で180°の範囲が写るので、レンズ天頂方向
に向けると、空のほとんどが写り込むことになる。
 このレンズが重宝するのは流星の撮影である。空のどこに現れ
るかわからない流星を撮影するにはもってこいなのだ。昨年11
月にあった「しし座流星雨」の撮影では、大活躍してくれたのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 盆地での霧 ☆☆☆
 広島県の北部にある三次盆地は、今ごろは毎朝のように深い霧
に包まれる。
 朝晩、三次では沿岸部より気温がぐっと下がる。いわゆる放射
冷却である。特に秋から冬にかけては顕著になるのである。
 三次以外で盆地になっている所をいくつか挙げてみよう。
 豊岡(兵庫県)
 人吉(熊本県)
 津山(岡山県)
 日田(大分県)
 高山(岐阜県)
 など。
 最初に書いた豊岡では、年間の霧の発生数が120日あまり。
つまり、3日に1度は霧に包まれているということなのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.378  2002.10.28
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第378号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 懐炉 ☆☆☆
 夏の観察なら涼しくて気持ちよいのだが、今ごろは30分も外
に出ていると、寒くてたまらないだろう。
 そこで、重宝するのが、「懐炉」である。身体を温めるには、
いわゆる、「使い捨ての懐炉」でよい。
 ところがで、懐炉は天体撮影でも役立つのだ。レンズに巻くよ
うに取り付けておくと、夜露防止に効果的なのだ。
 ただし、ここで使うのは「桐灰式」の懐炉がよい。使い捨て懐
炉では効果がないのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 赤とんぼも凍り付く? ☆☆☆
 私が以前に勤務していた所の廊下の手すりにはよく赤とんぼが
とまっていた。西日に羽を広げ日光浴でもしているかのようだっ
た。
 ところが、太陽が西の山に隠れてしまうと、気温がぐんぐん下
がっていく。気温が下がると動けなくなってしまうのだ。
 翌日、同じ場所を見ると、そのまま凍り付いたように死んでい
ることが多かったのだ。強い冷え込みによって、動こうとしても
動けなかったからだろう。羽には露や霜が付き、氷のように見え
ていた。


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    ほしやそらのこと       VOL.379  2002.10.29
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第379号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ダルマのような太陽 ☆☆☆
 朝日が水平線から昇ってくるような所だと、ダルマのような太陽
を見ることがあるだろう。
 太陽が歪んで見える要因は地球の大気である。日の出、日の入の
時は、分厚い大気を通して太陽を見るようになるから、屈折作用に
よって歪んでしまうのだ。また、波長の短い光が拡散されてしまう
ため、真っ赤になるのだ。
 歪んだ太陽は、地上(海面)付近に冷たい空気がたまっている時
に起こりやすい。放射冷却と逆転層が起こりやすい、晩秋から早春
にかけて、見るチャンスが増えてくる。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 日本海側では ☆☆☆
 夏はそういうことはないが、10月ごろになると、日本海側での
晴天率が低くなってくる。
 私が住んでいる地方でも、島根や鳥取、山口県の日本海側では、
この時季になると、雨や曇りの日が多くなってくる。
 これは、北西からの季節風が吹くようになるためである。大陸で
は乾燥している季節風も日本海で水分を吸収し湿ってくる。それが
日本に到達すると、風が山に向かって駆け上がるなる。その時、飽
和水蒸気量に達し、”余った水分”が雲となり、雨や雪を降らせる
のだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.380  2002.10.30
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第380号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の砂 ☆☆☆
 沖縄に行くと、土産物として「星の砂」を売っている。
 しかし、「星の砂」は、砂と名が付いてはいても、本当は砂でも
土でもなく、有孔虫(ゆうこうちゅう)という生物の殻だというこ
とだ。
 もともとは白っぽい色をしているのだと思うが、ピンクやオレン
ジ、ブルーなどに染められているものが多い。
 星の砂は沖縄の海岸に行くと、それこそ星の数ぐらいある。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 眩しい朝日 ☆☆☆
 日の出の時刻もだんだと遅くなり、ちょうど通勤時間、進行方向
に眩しい朝日を見るようになってきた。
 勤務地が自宅の東側にあると、行きも帰りも太陽が沈む方向に行
かなければならなくなるのだ。今は冬至に向かって南の方向に、太
陽の位置がずれていっている。
 日の出の方角と通勤時刻が重なったら最悪。サンバイザーを降ろ
したり、目をしかめたりして、通勤しているのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.381  2002.10.31
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第381号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星になった友 ☆☆☆
 あるラジオ番組で、「あの人は星になってしまったのだ」と言っ
ていたが、ここで「星になる」とは、亡くなってあの世へ行ってし
まうということだ。
 現在でも多くの子どもたちが、飢えや病気、あるいは家庭内での
暴力によって、尊い命を落とし星になっているのだ。無数の星を眺
めながら、命は星の数ほど存在するが、その人(あるいはその生き
物)にとっての命はたった1つしかないということを忘れてはなら
ないのである。
 私たちのまわりにいる友が、天寿を全うせずに命を落としてほし
くないと切に望む。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 10月は ☆☆☆
 10月もきょうで終わりである。10月も今年の傾向を引き継い
で高温・少雨であったようだ。しかし、日中は高温であっても、さ
すがに夜や朝晩の冷え込みが厳しい。日が暮れると急に寒くなって
しまうのだ。
 ところが、ここ2、3日はそれが一転。気温が一気に下がり12
月を思わせるような寒さになってしまったのだ。中国地方でも、大
山など高い山では、もう雪が降ってしまったのだ。
 衣服の調整がしにくい10月であった。朝晩は冬服でも昼間は半
袖でちょうどよいというのが、前半。今ごろは、昼間でも冬服でよ
いというまで冷え込んだ。11月はどうなるのだろう?


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    ほしやそらのこと       VOL.382  2002.11.01
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第382号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 光れ泥だんご! ☆☆☆
 ずっと前のNHKの番組「にんげんドキュメント」で、光る泥だ
んごのことが紹介されていた。光る泥だんごは、地面にある土に水
を流し、それを芯にして、まわりに土をまぶしていき、泥だんごを
作っていくというものだ。だんごを光らせるポイントは、細かい土
を塗るように付け半乾きになった時に、目の細かい布で磨くことだ
という。
 子どもたちは、この光る泥だんご作りに熱中するという。それは、
そのだんごが「お月さま」に見えるからだそうだ。
 私も、別の材料(陶芸用ねんど)で、だんごを作ったことがある。
その時にいつも、子どもたちに「ちょうだい」とせがまれ、あげて
しまい、手元には残らなかったのだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 霜月 ☆☆☆
 とうとう今年も11月になってしまった。11月の声を聞くと、
今年ももう終わりに近づいているんだなと思ってしまう。
 ところで、11月のことを「霜月」(しもつき)と言う。字のご
とく、11月になると霜が降りるようになる。霜が降りるようにな
るともう冬。その冬が間近に迫ってきた。


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    ほしやそらのこと       VOL.383  2002.11.02
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第383号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 光るモノ ☆☆☆
 今でもそうであるが、光るモノに興味を持っている。子どもの頃
夜中に光るモノで興味があったのが、蛍光灯などについている、発
光物質でできた「つまみ」の部分であった。
 黄緑色に光るモノや青紫色に光るモノがあった。蛍光灯を消すと
星が1つ浮かんでいるように見えたのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 気持ちよい季節 ☆☆☆
 昼間の気温も20℃を割るようになってきた。過ごしやすい気温
は15℃から20℃ぐらいだと言われているが、広島での11月の
最高気温の平均が17℃あまりである。
 この時季は空気も乾燥し、特に雨上がりの後は、ほんとうに気持
ちがよいのだ。しかし、雲が出て陰ったりすると、肌寒さを感じて
しまう。日の暖かさを感じて、この時季を過ごしてほしいものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.384  2002.11.03
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第384号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ オリオンも・・・ ☆☆☆
 東の空に「すばる」が見え始めて、またしばらくすると、オリオ
ン座の四辺形が顔を覗かせるようになる。
 オリオン座が見えるようになって来ると、「秋はもう終わりに近
づいているな」と感じてしまう。
 今年は、今ごろになって冷え込みがいちだんと厳しくなってきた。
しかし、寒い夜空に冴え渡るのが、オリオン座なのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 冠雪 ☆☆☆
 10月の終わり頃から一気に寒くなり、中国地方の山にも雪が降
るようになった。
 平地から高い山を見ると、白い綿帽子をかぶったように見えるこ
とがある。それを「冠雪」(かんせつ)と呼んでいる。そして、そ
の年の最初に見られた冠雪のことを「初冠雪」と言うのだ。
 ところで、空に雲がある時は山の頂上付近が見えないことがある。
その時、頂上で雪が降っていても、平地の観測点から確認できない
場合は冠雪にはならないそうである。雲が晴れて雪が確認できて、
はじめて冠雪となるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.385  2002.11.04
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第385号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 明けの明星 ☆☆☆
 つい最近まで夕方の西の空に見えていた金星は、今では明け方の
東の空に見えるようになった。夕方、西の空に見える金星を「宵の
明星」と言うのに対して。明け方の東の空に見える金星を「明けの
明星」と言うのだ。
 いずれにしても、マイナス4等級の明るさで輝いているので、す
ぐに見つけることができるであろう。でも、この寒い明け方に早起
きして、明けの明星を見たいという人はほとんどいないのではない
かと思う。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 霜の害 ☆☆☆
 最低気温が4℃を下回るようになると、霜が降りるようになる。
 霜が降りると、農作物に被害を及ぼすようになるので、農家の人
は、夜明け前から火を焚いて、その害を防ぐようにしているという
ことだ。火を焚くと煙が出るので、その煙で霜が降りるのを防ぐこ
とができるのだそうだ。
 しかし、あまりにも冷え込むと、そのようにしても霜の害は防ぐ
ことはできないと思われる。


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    ほしやそらのこと       VOL.386  2002.11.05
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第386号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の誕生と死 ☆☆☆
 星も、わたしたちと同じように生死がある。
 まず、「生」であるが、生まれたばかりの若い星の代表的なも
のが、「プレアデス星団」の若い星々である。また、もっと若い
星があるのが、オリオン大星雲の「トラペジウム」である。それ
は、星雲のガスに抱かれた4個の生まれたばかりの星なのである。
 一生の終わりになると、ぶくぶくと膨らんで、大爆発を起こす。
「超新星爆発」と言われるのだが、その残骸が空に残っている。
こと座のリング状星雲やカニ星雲がそれである。
 星の一生は100億年ぐらい(太陽ぐらいの恒星で )である
が、宇宙には”いろいろな年代の”星たちが輝いている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 青白く輝くキャベツ ☆☆☆
 満月が出ている夜半に道を歩いていて、畑が青白く輝いていて、
びっくりしたことがあった。
 近づいて見ると、それはキャベツ畑であった。キャベツに夜露が
付いて、それが月の光を反射して青白く輝いていたのだ。昼間だっ
たら白く見えるのだろうが、月夜だと青く感じられるのである。
 こういう光景を目にすると、寒さを余計に感じてしまうのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.387  2002.11.06
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第387号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ベールに包まれて ☆☆☆
 前号の記事で、生まれたばかりの星について書いた。
 プレアデス星団(昴)の星たちは、薄いガスに包まれている。
望遠鏡で見てもよくわからないが、写真に写してみりと、それが
はっきりとわかるようになるのだ。
 ガスはとても淡いので、写真のように時間をかけて光を貯める
と、目に見えるようになってくるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雪の便り ☆☆☆
 11月に入って、日本の各地から雪の便りが伝わって来るよう
になった。富士山のような高い山や、旭川のような北の地方から
だけでなく、だんだんと平野部や南の地方からも、届いて来てい
る。
 今年は、気温が平年より高い日が多かったのだが、ここ最近に
なって平年より低い日が多くなっている。そして、今週になって
広島県南部の山にもその雪の便りが届いてしまった。


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    ほしやそらのこと       VOL.388  2002.11.07
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第388号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ステラナビゲータ ☆☆☆
 以前にも紹介したが、アストロアーツ社から「ステラナビゲー
タ」という天体シュミレーションソフトがでている。
 現在のバージョンは「6」。初版は1992年にDOS版とし
て出ている。初版は音声こそないのだが、表示される天体は最新
のものとそんなに変わらないのだ。
 現在のバージョンは、さすがに「6」だけあって、音声入りの
解説もあって、プラネタリウムの番組に迫るものがある。これか
らも進化を続けて欲しいものだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 立冬 ☆☆☆
 きょうは、「立冬」(りっとう)である。
 例年の立冬は、暦の上だけの「冬」であるが、今年の場合は、
11月に入って、平年より5℃前後も低く、12月上旬並みにな
っている。また、広島県南部でも平年より1か月も早く初冠雪が
あった。(11月4日)
 ここまま、一気に冬になってしまうということはないかと思う
が、それにしても寒くなったものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.389  2002.11.08
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第389号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星座盤(1) ☆☆☆
 今でこそ、ノートパソコンに天体シュミレーションソフトを入
れておけばいいのだが、昔は天体観測には星座盤が欠かせなかっ
たのだ。
 お皿のようなタイプや、レコードジャケットのような形のもの
もある。いずれにしても、円盤のようなものがが入っていて、日
時と時刻を合わせるようになっている。また、北緯35°を基準
にしたものが一般的である。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ なぜ寒いと・・・ ☆☆☆
 「身にしみるような寒さ」とは、11月になっての、この寒さ
のことかも知れない。
 身体が寒さに慣れていないせいか、この寒さは本当に身体にこ
たえる。
 ところで、転んだりした時に、痛く感じるのは、寒い時のほう
である。なぜなのだろう?


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    ほしやそらのこと       VOL.390  2002.11.09
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第390号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星座盤(2) ☆☆☆
 星座盤を使ってみよう。星座盤の使い方は、まず、日付と時刻の
目盛を合わせることである。
 つぎに、見たい方角を下に向けて、空にかざすようにして、実際
の星空と見比べるのである。
 星座盤を見ると、北の方にある星座はほぼ形通りになっているが、
南にある星座は、ずいぶん横長になっていることに気付く。
 これは、天球を円盤に表示するために起こる歪みのためである。
星座盤は1枚の星図で1年間の星空を表示しなければならないので、
このように歪んでしまうのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 凍み豆腐 ☆☆☆
 朝晩が冷え込むようになると、冷涼な地方では、「凍み豆腐」を
作る所がある。
 凍み豆腐の造り方はいたって簡単。豆腐を凍らせるだけでよいの
だ。豆腐を凍らせると、内部の組織が変化し、あのざらざらとした
食感を生むのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.391  2002.11.10
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第391号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星座盤(3) ☆☆☆
 前号までは、日本で使われている星座盤について書いてきた。
 オーストラリアなどの南半球や、シンガポールなどの赤道に近い
ところでは、日本とは違う星座盤が用いられていると思われる。
 まず、オーストラリアであるが、日本とは反対側の緯度になるの
で、「天の南極」を中心にして回転させることのできるタイプにな
っていると思われる。
 また、赤道用のものは、表側に天の赤道より北側にある星座が、
裏側には南側にある星座が描かれているような星座盤が使われてい
ると思われる。
 実物を見たことがないので、確かなことは言えないが、おそらく
そのようになっているにちがいない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 寒天も・・・ ☆☆☆
 凍み豆腐は、冬の寒さを利用して作られるものである。
 寒天も、同様な方法で作られると思われる。凍み豆腐にしても、
寒天にしても、いわゆる「凍結乾燥」によって作られる保存食品で
ある。
 昔の人たちは、冬の寒さを上手に利用して、このような食品を生
み出したのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.391  2002.11.10
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第391号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星座盤(3) ☆☆☆
 前号までは、日本で使われている星座盤について書いてきた。
 オーストラリアなどの南半球や、シンガポールなどの赤道に近い
ところでは、日本とは違う星座盤が用いられていると思われる。
 まず、オーストラリアであるが、日本とは反対側の緯度になるの
で、「天の南極」を中心にして回転させることのできるタイプにな
っていると思われる。
 また、赤道用のものは、表側に天の赤道より北側にある星座が、
裏側には南側にある星座が描かれているような星座盤が使われてい
ると思われる。
 実物を見たことがないので、確かなことは言えないが、おそらく
そのようになっているにちがいない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 寒天も・・・ ☆☆☆
 凍み豆腐は、冬の寒さを利用して作られるものである。
 寒天も、同様な方法で作られると思われる。凍み豆腐にしても、
寒天にしても、いわゆる「凍結乾燥」によって作られる保存食品で
ある。
 昔の人たちは、冬の寒さを上手に利用して、このような食品を生
み出したのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.392  2002.11.11
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第392号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月の傾き ☆☆☆
 夕方、西の空を見ると、傾いた月が見えている。お腹もだいぶ膨
らんで半月に近づいてきている。
 ところで、月の傾きや沈む位置が、季節や月の形によってずいぶ
ん違っていることに気付くだろう。
 私が子どもの頃、西の空にある三日月の傾きの違いについて、母
から聞かされたことがある。
 月が真横に近い感じで沈む時は雨がよくたまるように、斜めに傾
いて沈む時は雨がたまらないように、月が傾きを変えているのだと。
 月の傾きがちがうのは、雨や季節とは関係ない。これは、太陽と
月の通り道のずれによって生じるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 濃霧 ☆☆☆
 雨が降った後の次の日の朝は濃霧になることが多い。この前、こ
の辺りでも視界が100mにも達しないような濃霧に見舞われた。
 一面が霧に包まれ、太陽が出ていても光がほとんど届いて来ない
のだ。たまに見えたとしても、「お月さん」のように、ぼんやりと
見えているだけなのだ。
 川の近くでは、濃霧になるが、川から離れるにつれて、霧も薄く
なっていく。


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    ほしやそらのこと       VOL.393  2002.11.12
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第393号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ しし座流星群の季節(1) ☆☆☆
 今年もまた「しし座流星群」の季節が近づいて来た。
 しし座流星群は毎年11月中旬に見られるが、33年に1度の
周期で大出現するのだ。
 昨年は、「大当たり」の年で、11月19日に、それこそ雨の
ように降り注ぐ流星群が見られたのだ。さて、今年はどうなるの
だろう?
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 川霧 ☆☆☆
 11月になって、川霧が目立つようになってきた。
 三原では、沼田川が瀬戸内海に注いでいるが、その沼田川では、
この時季に川霧が立つようになる。
 川霧が立つのは、朝の冷え込みで川の上の空気の温度が下がり、
川の水の温度のほうが高くなって、湯気のように見える現象であ
る。
 私は、通勤の途上でこの川霧を見ている。朝日のオレンジ色が
かった光に、川霧がいちだんと美しく見えるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.394  2002.11.13
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第394号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ しし座流星群の季節(2) ☆☆☆
 今年の「しし座流星群」は、どのように見えるのだろうか?
 残念ながら、昨年のような「大出現」にはならないようである。
とくに、日本では、あまり見えないとされている。
 しかし、これは、あくまでも予測であるので、見る価値はある
と思う。大出現こそないが、いつもよりたくさんの流星を見るこ
とができるのだから・・・。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 海霧 ☆☆☆
 前号で、「川霧」のことを書いたが、三原では、沼田川河口の
海霧はとても有名である。
 新聞にもよく採り上げられ、また写真好きの人にとっても、好
対象になっているのだ。
 私も、川霧とともに海霧を写真に撮りたいと思っている。


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    ほしやそらのこと       VOL.395  2002.11.14
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第395号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ しし座流星群の季節(3) ☆☆☆
 前号で、今年は、去年ほどの大出現にはならないと書いたが、
その理由を書いていこう。
 まず、ピークになる時がずれているからである。今年のピーク
がやって来るのは、アメリカの方が夜になっている時である。日
本が観測条件のよい時間帯は、ピークからずれているのだ。
 それに、今年の場合は、満月に近い月が出ていて、それも災い
しそうなのだ。こういう時は、月が見えなければいいのにと、思
ってしまうのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 寒中水泳 ☆☆☆
 以前、テレビでロシアだったか、北の国の人たちが、氷に穴を
明けて、特設のプールを作り、寒中水泳大会をしていたのを見た
ことがある。
 零下20度を下回るような中で泳ぐのだから、見ているほうも
ゾクゾクとして来るようだったのだ。
 その時も、特設のプールから「湯気」が立っていた。確かに水
温は気温より高いのだが、泳いでいた人にとっては、とても冷た
かったにちがいない。


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    ほしやそらのこと       VOL.396  2002.11.15
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第396号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ しし座流星群の季節(4) ☆☆☆
 流星を写真に撮ろう!
 昨年の記事でも書いたが、意外に簡単に撮れるので、ぜひ挑戦し
てみてほしい。
 シャッターダイヤルに「B」や「T」がついているカメラと、高
感度フィルムがあればよい。
 あとは、三脚にしっかりと固定して、数分間シャッターを開いて
おくだけでよいのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 三段染め ☆☆☆
 今年は冬の到来が早いようである。11月に入って各地で冠雪が
あった。まだ、山々は紅葉の真っ最中だと言うのに・・・。
 ところで、今年のような場合は、「三段染め」を見ることができ
るのだ。紅葉の「赤」、雪の「白」、空の「青」が見事な色合いを
なすのだ。フランスの国旗「トリコロールカラー」に見える。
 こういう「三段染め」は、高山では見ることができるが、平地で
も見られるのは、珍しいことだと思う。


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    ほしやそらのこと       VOL.397  2002.11.16
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第397号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ しし座流星群の季節(5) ☆☆☆
 流星を写真に撮ろう!
 前号の記事に追加。それは、懐炉を準備しておくことだ。昨年、
私も流星群を撮影したが、夜露によるレンズの曇りに悩まされた。
 今年は、それに寒さも加わると思われるので、”人間用”の懐炉
も必要だ。
 懐炉は、「桐灰式」を使うように。レンズの曇り止めには、使い
捨てのタイプは効果がないからだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 木枯らし ☆☆☆
 「木枯らし」とは、秋から冬にかけて、最初に吹く、北西方向か
らの冷たい季節風である。
 今年は、いつもより早く吹いたようで、木々もびっくりしている
のではないかと思う。
 木枯らしが吹くようになると、季節は冬。今度は、風の穏やかな
「小春日和」が恋しくなってくるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.398  2002.11.17
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第398号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ しし座流星群の季節(6) ☆☆☆
 しし座流星群。確か、33年に1度のわりあいで大出現すると書
いたことがある。
 しかし、どうも、そうでもないようだ。昨年は日本で大出現した。
そして、今年はアメリカで大出現しそうなのだ。毎年、11月19
日前後を楽しみにして待つのもよいかも知れないね。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 紅葉が一気に ☆☆☆
 今年は、夏から秋をとばして一気に冬がやってきたような感じで
ある。だから、紅葉も一気にやって来たのだ。
 葉の色が変わるのは、気温がある程度の高さに下がって来るから
である。だから、今年の場合は11月になって一気に紅葉が進んだ
のだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.399  2002.11.18
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第399号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ しし座流星群の季節(7) ☆☆☆
 いよいよ明日が、「しし座」流星群のピークになる日である。
 あいにく、満月に近い月が西の空にあり、日本ではピークから外
れてしまっている。また、平日であるため、起きておくのも辛いの
だ。
 きょうまで、「しし座流星群」の特集記事を書いてきましたが、
さて、みなさんは、今年は見ますか?それとも見ませんか?
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 今年は暖冬? ☆☆☆
 テレビの「気象情報」でこんなことを言っていた。
 「11月は寒いが12月から1月にかけては、気温は平年より高
くなるだろう」と。
 「えっ!ホント?」と、言いたくなりそうである。
 でも、寒いのは嫌いなので、それを信じたくなってしまうのだ。
 明日の天気で80%ぐらい、週間天気予報で60%ぐらいの確率
で当たると聞いたことがある。
 では、長期予報が当たる確率はどのくらいなのだろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.400  2002.11.19
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第400号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星はなぜ回転しているのか? ☆☆☆
 地球は24時間で1回転している。また太陽は 25日ぐらいで1
回転している。
 このように、星は回転しているのだ。また、星に限らず、銀河系
やアンドロメダ銀河なども回転しているのだ。
 では、なぜ回転しているのだろうか?
 逆説的になるが、世の中には回転していないものほうが少ないの
だ。野球のボールでも投げると回転しまう。止まった状態で投げる
ことのほうが難しいのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 木も休眠 ☆☆☆
 ヒグマやリスなど、冬になったら冬眠する。また、カエルやカメ
などもそうである。
 そして、私たちの周りにある樹木も気温が下がると休眠してしま
う。だいたい気温が5℃以下になると、樹液の流動が止まり、休眠
してしまうようだ。