メルマガ 「ほしやそらのこと」  ID  m00048044

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 記事索引  記事の番号をクリックするとジャンプします。


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  401

 2002.11.20

 星食

 底冷え

  402

 2002.11.21

 アンドロメダ星雲

 朝寝坊

  403

 2002.11.22

 オリオン大星雲も・・・

 小雪

  404

 2002.11.23

 月の形(1)

 お湿り

  405

 2002.11.24

 月の形(2)

 夜は曇ってほしい

  406

 2002.11.25

 月の形(3)

 遅い日の出

  407

 2002.11.26

 昼間の月

 スキー場は盛況?!

  408

 2002.11.27

 夏から春まで

 ストーブリーグ

  409

 2002.11.28

 星の写真(1)

 冬物語

  410

 2002.11.29

 星の写真(2)

 日の入もそろそろ・・・


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  411

 2002.11.30

 星の写真(3)

 11月は寒かった

  412

 2002.12.01

 星の写真(4)

 12月に・・・

  413

 2002.12.02

 太陽系

 星のささやき

  414

 2002.12.03

 人工衛星の落下

 凍裂

  415

 2002.12.04

 五角星

 デベラ便

  416

 2002.12.05

 六角星

 酒の肴

  417

 2002.12.06

 火星と金星

 やや暖かく・・・

  418

 2002.12.07

 金星が最大光輝

 大雪

  419

 2002.12.08

 金星の模様

 気温差

  420

 2002.12.09

 バーナードループ

 第一級の寒さ


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  421

 2002.12.10

 冬の星の賑わい

 サヨリ干し

  422

 2002.12.11

 ドーンコーラス

 マイナス30℃

  423

 2002.12.12

 月刊「天文ガイド」

 関東地方で大雪

  424

 2002.12.13

 天狼

 霜柱

  425

 2002.12.14

 おおいぬ座

 水が氷になると・・・

  426

 2002.12.15

 北斗七星

 何日も・・・

  427

 2002.12.16

 火星のこと

 橋の上は・・・

  428

 2002.12.17

 皆既日食

 山間部から・・・

  429

 2002.12.18

 土星の輪

 少しだけ・・・

  430

 2002.12.19

 夜が更けて・・・

 粉雪


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  431

 2002.12.20

 月夜のほうが・・・

 広島では

  432

 2002.12.21

 昼間でも・・・

 飛行機雲

  433

 2002.12.22

 満月過ぎの月

 冬至

  434

 2002.12.23

 こぐま座β流星群

 光の春

  435

 2002.12.24

 木星の衛星

 クリスマスイブ

  436

 2002.12.25

 水星が見ごろ

 クリスマス

  437

 2002.12.26

 東方最大離角

 凍上

  438

 2002.12.27

 西方最大離角

 ツンドラ

  439

 2002.12.28

 そろそろカノープスの季節

 海の花

  440

 2002.12.29

 来年こそはデジカメを・・・

 気象衛星の雲画像


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  441

 2002.12.30

 「うま」から「ひつじ」へ

 来年は・・・

  442

 2003.01.04

 りゅう座ι流星群

 年明けの天気は

  443

 2003.01.05

 土星とカニ星雲のランデブー

 とんど

  444

 2003.01.06

 月の満ち欠け

 小寒

  445

 2003.01.07

 近日点

 七草

  446

 2003.01.08

 ガリレオ衛星の相互食

 日が長くなった

  447

 2003.01.09

 彗星の回帰

 雪の結晶(1)

  448

 2003.01.10

 彗星の尾

 雪の結晶(2)

  449

 2003.01.11

 彗星の本体

 雪の結晶(3)

  450

 2003.01.12

 大彗星の出現は・・・

 雪の結晶(4)


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  451

 2003.01.13

 冨田勲の「惑星」(1)

 氷の模様

  452

 2003.01.14

 冨田勲の「惑星」(2)

 雪の重さ

  453

 2003.01.15

 冨田勲の「惑星」(3)

 着雪

  454

 2003.01.16

 冨田勲の「惑星」(4)

 集団風邪の季節

  455

 2003.01.17

 「惑星」以外にも・・・

 逆後光?

  456

 2003.01.18

 外国の曲にも・・・

 大地震の予兆

  457

 2003.01.19

 変光星

 寒の最中

  458

 2003.01.20

 月と木星

 大寒

  459

 2003.01.21

 大赤斑

 暖冬を修正

  460

 2003.01.22

 南中の時刻

 最低気温の出た日


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  461

 2003.01.23

 おおいぬ座

 沿岸部と内陸部

  462

 2003.01.24

 はと座

 流氷

  463

 2003.01.25

 冬の大三角

 流氷の形

  464

 2003.01.26

 ふたご座

 南極の氷

  465

 2003.01.27

 星が見られることも・・・

 雨のち雪

  466

 2003.01.28

 馬頭星雲

 季節風と波

  467

 2003.01.29

 赤い星雲

 今年も花粉症が・・・

  468

 2003.01.30

 赤い星、青い星

 水道が出ない!

  469

 2003.01.31

 黄色い星も・・・

 1月も終わり

 室内でも凍結

  470

 2003.02.01

 オリオン座が真南に

 1月も終わり


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  471

 2003.02.02

 オリオン座が真南に

 如月

  472

 2003.02.03

 三ツ星の高度から

 節分

  473

 2003.02.04

 マリネリス渓谷

 立春

  474

 2003.02.05

 柄杓の頭が・・・

 マラソンの季節

  475

 2003.02.06

 スペースシャトル落下

 耐寒歩行

  476

 2003.02.07

 うみへび座

 また眩しい光が・・・

  477

 2003.02.08

 星雲・星団の宝庫

 神明市

  478

 2003.02.09

 カメラのレンズ

 魚の釣れない季節?

  479

 2003.02.10

 望遠鏡のレンズ

 氷のランプ

  480

 2003.02.11

 反射鏡

 9年前のこと


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  481

 2003.02.12

 大口径の望遠鏡

 1月は寒かった

  482

 2003.02.13

 木星と土星に挟まれて

 早春のドカ雪

  483

 2003.02.14

 星図絵の動物たち

 花粉が舞う

  484

 2003.02.15

 カノープス

 紫御殿

 485

 2003.02.16

 アケルナル

 雪解け

  486

 2003.02.17

 満月

 菜の花

 487

 2003.02.18

 源平の戦い

 寒の戻り

  488

 2003.02.19

 鼓星

 雨水

  489

 2003.02.20

 ノートパソコンを持って・・・

 春一番

  490

 2003.02.21

 フリーソフトを見つける

 黄砂

 もうすぐ、500号


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  491

 2003.02.22

 高感度のCCDカメラ

 花粉症グッズ

  492

 2003.02.23

 望遠鏡が売れる年

 ことわざと気象

  493

 2003.02.24

 広告に騙されないために

 水仙の花

  494

 2003.02.25

 春を告げる星座

 梅の花も・・・

  495

 2003.02.26

 隕石落下!

 羽ばたけ!

  496

 2003.02.27

 隕石にぶつかった人

 そろそろ、土筆が・・・

  497

 2003.02.28

 2月28日

 2月も終わり

  498

 2003.03.01

 黄道光

 空を見る楽しみ

  499

 2003.03.02

 太陽の年齢

 筍

  500

 2003.03.03

 地球の年齢

 桃の節句

 とうとう、第500号


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.401  2002.11.20
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第401号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星食 ☆☆☆
 「星食」とは、恒星や惑星が月に隠される現象のことである。
 星食は毎日起こっているが、明るい星が隠されるような星食は、
そんなに頻繁に見られないのだ。
 明るい星が隠される星食は天文雑誌などに載っている。ただし、
地域によって見え方や時刻にずれがあるので、そのことも頭に入れ
ておくとよい。 
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 底冷え ☆☆☆
 今年は冬の訪れが早いのか、11月になって平年より気温が高い
日がほとんどないようだ。
 夜になると、しんしんと冷え込み、「底冷え」という言葉がぴっ
たり当てはまるような寒さになっている。
 夜間、天気が良いと、放射冷却によって地表の熱がどんどん奪わ
れていく。明日もまた寒いのだろうか。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.402  2002.11.21
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第402号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ アンドロメダ星雲 ☆☆☆
 アンドロメダ星雲は、空の暗い所なら、肉眼でもはっきりと見る
ことができる。明るさは4等級ぐらいで、満月の大きさぐらいに広
がっている。
 天文雑誌などに写真が載っているが、そのイメージが残り過ぎて
いると、望遠鏡で”本物”を見た時にがっかりするにちがいない。
写真では渦を巻いて見えているのに、望遠鏡では中心部分がぼんや
りと見えている程度なのだ。
 それでも、最大級の銀河なので、観察の好機(月はあるが)の今
のうちに見ておくとよい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 朝寝坊 ☆☆☆
 最近、寒いせいか、朝起きるのが辛くなってきた。時々、朝寝坊
してしまうのだが、朝起きにくいのにはちゃんと理由があるようだ。
 朝、起きる時刻にまだ日照がないことや空が暗いことも理由にあ
げられるが、冬は太陽の光に当たる時間が少なくなることも、朝寝
坊の要因になるという。
 日中、太陽の光にしっかり当たることが、寝不足や朝寝坊になら
ない秘訣なのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.403  2002.11.22
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第403号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ オリオン大星雲も・・・ ☆☆☆
 前号で、アンドロメダ星雲の見え方について書いたが、オリオン
大星雲を望遠鏡で見た時にもがっかりさせられた覚えがある。
 天文雑誌では、ピンク色で蝶が羽根を広げたように見えているが
10cmクラスの望遠鏡では、真ん中の「トラペジウム」(四重星)
のあたりしか見えないのだ。
 もっとも、天文台クラスの大望遠鏡で見ると、もっとはっきりと
見えるにちがいない。 
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 小雪 ☆☆☆
 きょうは、二十四節季の一つ、「小雪」(しょうせつ)である。
 広島での初雪の平年値は12月11日である。しかし、もっとも
早い記録は11月18日になっている。この記録は1921年に出
たものである。
 そろそろ、雪が見られて不思議ではない季節になってきた。特に
今年は、冬の訪れが早いから、平野部でも雪が早く降るのではない
かと思われる。


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    ほしやそらのこと       VOL.404  2002.11.23
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第404号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月の形(1) ☆☆☆
 満月を過ぎ、朝、太陽が上った空の反対側を見ると、ラグビーボ
ールのような月を見ることができる。いわゆる、「有明の月」であ
る。
 月の形は、地球から見た時の、太陽と月の位置によって決まる。
太陽と月が垂直の位置にある時は「半月」に、反対方向にある時は
「満月」に、そして同じ方向にある時は「新月」になる。もちろん
その中間の形もあり、「三日月」や「十日月」にもなるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ お湿り ☆☆☆
 週末は、あまり天気がよくないことが多かったが、それでも今年
は雨が少ないようだ。
 県内のダムでも水不足のため、取水制限に踏みきったり、渇水対
策本部を設ける動きが出てきている。
 こういう時に降る雨は、恵みの雨である。だから、「お湿り」程
度の雨ではいけないのだ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.405  2002.11.24
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第405号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月の形(2) ☆☆☆
 前号で、月の形は、太陽と月の位置で決まると書いた。
 それを体感するためには、手元にあるボールを使って確かめると
よい。野球のボールでもドッジボールでもよいから、腕を伸ばして
ボールを持ち、月のある方向に向けてみよう。
 ボールにできた影と、月にできている影が一致するはずだ。実際
に月を持ってくるわけにはいかないので、ボールが月の代わりの役
目を果たしているのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 夜は曇ってほしい ☆☆☆
 今ごろだと、雨が降っている朝はとても暖かく感じることが多い。
これは、上空にある雲が「ふとん」の役目をして、地表の熱が大気
圏外に逃げてしまうのを防いでいるからで、別の言い方をすると、
地表の熱を溜め込んでくれるからである。
 夜が曇って、日中は晴れているというのが、寒くならないのでい
いかもしれない。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.406  2002.11.25
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第406号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月の形(3) ☆☆☆
 月の出の時刻が遅くなっていくと同時に、膨らんでいたお腹も、
その膨らみがなくなってきた。そろそろ「下弦の月」だろう。
 とろで、「下弦」があるぐらいだから、「上弦」もある。どちら
も半月であるが、「上弦」は新月から数えて7日目ぐらい、「下弦」
は22日目ぐらいの月のことである。
 また、「上弦」と「下弦」とでは、欠けている方向が逆である。
「上弦」では向かって左側 が「下弦」では右側が欠けて見えてて
いるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 遅い日の出 ☆☆☆
 冬至まで、あと1か月ぐらいになってきた。それにつれて日の出
の時刻も遅くなってきて、通勤途上に見えていた朝日も最近は見え
なくなってしまった。職場が自宅から見ると東側にあるので、眩し
い朝日に悩まされていたが、今ではまだ山の稜線の下にあるから、
そちらを見ても、もう眩しくなくなってきたのだ。
 今ごろの日の出の時刻が6時50分前。これから、まだ20分以
上は遅くなるのだ。その頃には、空はまだ薄暗いのだろう。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.407  2002.11.26
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第407号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 昼間の月 ☆☆☆
 今ごろは、昼間に月を見つけることができる。青空の中にぽっか
りと浮かんで見える月もまたいいものである。
 昨日の記事で、上弦と下弦の月=半月について書いたが、「上弦」
の場合は夕日が沈む頃、そして「下弦」では朝日が上る頃に、中天
にやってくる。
 下弦の場合は、これから、月が太陽の近くにやって来るので、日
を追うごとに、太陽の近く(右側 )を探すようにするとよい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ スキー場は盛況!? ☆☆☆
 今年は、例年にない早い冬の訪れである。それで、スキー場も、
いつもの年より早く開設されている。
 例年だと、「年末寒波」がやって来る頃に開設されることが多い
のだが、今年は県内でもすでに開設された所がある。このところの
暖冬で、苦い思いをしていた、スキー場やその関連施設では、この
寒さがずっと続いてほしいと願っているにちがいない。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.408  2002.11.27
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第408号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 夏から春まで ☆☆☆
 もうすぐ11月が終わり、秋から冬の星座へとバトンタッチして
いく。ところが、日の入の時刻が早く、空が早く暗くなるので、
夕方、星が見えるころは、こと座やわし座、はくちょう座など、夏
を代表する星座がまだ、空の高い所に見えているのだ。
 夜になると秋の星座が主役となり、夜半あたりから、オリオン座
など冬の星座が煌々と輝くようになる。そして、明け方頃には、し
し座など春の星座 が見られるようになるのだ。
 昨年、大出現した「しし座流星群。ピークの午前3時頃には、東
の空に高く上って来た「ししの大鎌」が見えていたのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ ストーブリーグ ☆☆☆
 プロ野球の公式戦も終わり、ストーブリーグに入った。野球は元
来、外でするスポーツだから、この時期、選手たちは試合はせず、
年俸や待遇がどうとかで、球団と交渉しているにちがいない。
 春から夏にかけては試合(勝敗)で熱くなり、今は年俸や待遇を
めぐって熱くなっているのだ。
 プロ野球も高校野球も、夏の暑い時期のほうがぴったりとくるよ
うな気がする。 


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.409  2002.11.28
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第409号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の写真(1) ☆☆☆
 最近は、毎日の忙しさに追われて、星の写真を撮ることがめっき
りと少なくなってしまった。写真どころか、星をじっくりと見るこ
とも少なくなってしまったのだ。
 星の写真というと、昨年の「しし座流星群」以来、ご無沙汰にな
ってしまっているのだ。このシーズンはまた、冬の星座を写真に撮
りたいと思っている。だけど、風邪は引きたくないものだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 冬物語 ☆☆☆
 私はビール党である。秋から冬にかけて「季節限定」のビールが
市場に出るようになるが、この時期に出るビールはアルコール濃度
の高いものや、”こってり系”の商品が多いように思う。
 暑い時期には、さっぱりしたものが欲しくなり、寒くなると濃い
めの味付けのものが欲しくなるのと、共通したところがある。これ
は私だけなのかもしれないが、ビールも濃厚な味わいのものがおい
しく感じられるようになってくるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.410  2002.11.29
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第410号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の写真(2) ☆☆☆
 星の写真を撮るのは意外に簡単である。カメラと三脚、それに、
レリーズがあればよい。
 今ごろの高感度フィルムなら、30秒から1分もあれば写し止め
ることができる。レンズの絞りは1段から2段絞り込むようにしよ
う。そうしないと、周辺が暗くなったり、画面の端にある輝星が、
カモメのような形になって写ってしまうのだ。この原因については
次号で書いていくことにしよう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 日の入もそろそろ・・・ ☆☆☆
 日に日に早くなっていた日の入の時刻も、そろそろ”ピーク”に
近くなってきた。広島で、日の入の時刻がいちばん早くなるのは、
12月上旬ごろで、17時00分ぐらいである。調べてみると、
11月29日から12月11日までは17時00分となっていた。
 今が”底”。それを過ぎると、また日の入の時刻が遅くなってき
て、冬至の日には4分ぐらい遅くなっているのだ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    ほしやそらのこと       VOL.411  2002.11.30
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第411号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の写真(3) ☆☆☆
 点に写るはずの星がカモメのような形になってしまう・・・。
 これは、実際にあることなのだ。なぜ、そうなるのかというと、
レンズの「収差」のために起こるのだ。「コマ収差」と呼ばれる現
象で、レンズの端にいくほど、それが顕著になってくる。
 それを防ぐ方法は、レンズの絞りを2段以上絞ることである。例
えば、開放絞り(「fナンバー」とも言う)が、1.4のレンズで
は2.8以上に絞りこむのだ。大口径、そして広角のレンズほど、
収差が出やすいので、注意が必要である。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 11月は寒かった ☆☆☆
 今年の11月は例年になく寒かったように思う。テレビで気象情
報を見ていると、お天気キャスターが、毎日のように、「きょうの
気温は12月の上旬並みだった」とか、「年末のような寒さ」だっ
たと言っていたのだ。
 前にも書いたように、12月から1月にかけては平年より暖かい
日が多いだろうと予想されている。ほんとうにそうなってほしいも
のだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.412  2002.12.01
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第412号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の写真(4) ☆☆☆
 前号で、大口径の広角レンズで星を写すと、収差の影響を受けて
点になるはずの星がカモメのようになってしまうと書いた。
 これは、星に限らず、ネオンや街灯などの光も同様なのである。
 ところで、写真レンズには、「夜間撮影用」のものがあって、ふ
つうのレンズなら、カモメになってしまうのに、ちゃんと「点」に
写し止めてくれるものもあるのだ。非球面レンズを使った製品だっ
た。
 今は、製造されていないようだが、ニコンやキヤノンから、そう
いう製品が出ていた。ふつうの物より数倍高い値段であったが、星
空を写すのに、これらのレンズを使っていた人もいる。
 ちなみに私は使っていない。高価なので、手を出すことができな
かったからだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 12月に・・・ ☆☆☆
 いよいよ、今年も最後の月に入った。今年は、年明けから、季節
の変化に違和感があった。とにかく、季節の巡りが先行していたの
だ。
 あと1か月。12月の気象がどのようになるかはわからないのだ
が、”まともに”推移してくれることを願っている。


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    ほしやそらのこと       VOL.413  2002.12.02
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第413号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 太陽系 ☆☆☆
 「太陽系」とは、太陽という恒星を中心にして、太陽を回る、惑
星たちの集まりのことである。
 惑星とは、太陽から近い順に、水星、金星、地球、火星、木星、
土星、天王星、海王星、そして冥王星である。また、火星と木星の
間には、小惑星が多数存在している。さらに、ハレー彗星に代表さ
れるいくつもの水星が回っている。付け加えて、惑星のまわりには、
衛星が回っているのだ。
 宇宙には、太陽と同じような恒星が無数にある。だから、太陽の
ように惑星を持っている可能性が高いのだ。
 ところで、太陽系のことを、「ソーラーシステム」という。何だ
か、太陽熱発電や温水器などを連想してしまう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 星のささやき ☆☆☆
 ずっと前に読んだ本に、寒い地方では、言葉も凍ってしまい、融
かしたら、その言葉が出て来るというお話があった。
 これは、あながち間違いとは言えないようだ。と、言うのは、ロ
シア北部では、マイナス数10℃という気温のために、吐いた息が
凍ってしまいという現象が起きることがあるのだ。
 あまりにも寒いと、吐いた息に含まれる水分が一瞬のうちに凍っ
てしまうのだ。それが、耳もとで「カサカサ」という音になって聞
こえるというのだ。この現象を「星のささやき」と呼んでいるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.414  2002.12.03
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第414号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 人工衛星の落下 ☆☆☆
 今から20年ぐらい前に人工衛星が落下した。人工衛星がある程
度の高度になると、地球の大気の摩擦熱によって発光し、空中分解
しながら落下してくるのだ。これは、流れ星とはちがい、長く尾を
引くように発光しながら落下してくる。大きな「火の玉」のように
見えるので、初めて見ると驚くにちがいない。
 ところで、今、地球上空には、たくさんの人工衛星が回っている。
やがて、地球に落下してくる運命にある。しかし、あまり心配する
ことはない。人が住んでいるような所に落下する確率は、とても低
いからだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 凍裂 ☆☆☆
 このあたりではあり得ないが、北海道の内陸部では、「凍裂」
(とうれつ)と呼ばれる現象が起きる。
 樹木に含まれる水分が凍ってしまい体積が増え、樹木が大きな音
を立てて裂けるのである。私も、テレビの映像でしか見たことがな
いのだが、「パーン」という大きな音が、かなり遠くまで響くとい
うことだ。
 木の水分が凍るには、氷点下30℃ぐらいには下がらないといけ
ないようだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.415  2002.12.04
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第415号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 五角星 ☆☆☆
 折り紙で「五角星」を作ったことはあるだろうか?
 作り方は、正方形の色紙をまず半分に折り、次に、もう一度折る。
この時、ぴったり半分に折るのではなく、折った所と残りの部分が
2対1になるように折るのがポイントだ。
 さらに、残りの部分を内側に折り、最後に半分に折るとよいのだ。
山折りになった方から斜め下に向かってハサミを入れ広げると、五
角星ができているはずだ。金紙や銀紙を使って作ってみるとよい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ デベラ便 ☆☆☆
 瀬戸内の味覚「デベラ」が今年の冬から「ふるさと小包」に加わ
ったと、地元の新聞に書いてあった。
 尾道郵便局が取り扱うようで、瀬戸内の味覚が全国で食べられる
ようになる。
 新聞記事によると、デベラの正式名称は、「タマガンゾウビラメ」。
やっぱり、「デベラ」の方がなじみやすい。瀬戸内の乾燥した気候
でできる、デベラ。今冬、食してみてはいかがだろうか。
※問い合わせ先
 尾道郵便局郵便課 0848−22−7171
※記事は、『中国新聞』に掲載されていた。


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    ほしやそらのこと       VOL.416  2002.12.05
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第416号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 六角星 ☆☆☆
 今回は、「六角星」の作り方である。
 作り方は、正方形の色紙をまず半分に折り、次に、もう一度折る。
今度は、折った所と残りの部分が1対1になるように折るのがポイ
ントだ。そして、また半分に折るとよいのだ。
 山折りになった方から斜め下に向かってハサミを入れ広げると、
六角星ができている。
 応用として、五角星の折り方で「サクラの花」が、六角星の折り
方で「雪の結晶」ができる。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 酒の肴 ☆☆☆
 瀬戸内地方は、その気候から、乾物を作るのに適している。
 前号で紹介した「デベラ」もそうである。デベラは、酒の肴とし
て食べられている。
 デベラの他にも、タコやイカ、小魚などが酒の肴として、市場に
出されている。
 これらの食材を酒の肴にして、「グィッ」とやるのもいいかもし
れない。


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    ほしやそらのこと       VOL.417  2002.12.06
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第417号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 火星と金星 ☆☆☆
 つい、半年ぐらい前までは、夕方の西の空に見えていた火星と金
星であるが、現在では明け方の東の空に見えている。
 その、火星と金星が6日に最接近しているのだ。マイナス4.6
等級の金星のそばに、1.6等級はよりそうようにくっついて見え
ている。
 朝、早起きしたら、東の空を見てみよう。しばらくは近くに見え
ている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ やや暖かく・・・ ☆☆☆
 11月は、とてつもなく寒い日が多かったが、12月になって、
やや暖かい日が多くなってきた。
 12月から1月にかけて暖冬傾向になるだろうと言われていたが、
”真っ赤なウソ”でもないようだ。移動性高気圧がと低気圧が交互
にやって来るので、寒気の吹き出しも長続きしないよいうだ。
 本来は11月にこのようになることが多いのだが、今年は12月
になって”秋のような”気圧配置になっている。
 11月は、西高東低の冬型の気圧配置になることが多かったのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.418  2002.12.07
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第418号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 金星が最大光輝 ☆☆☆
 昨日、火星と金星についての記事を書いたが、その「続編」であ
る。
 金星が、マイナス4.7等級の明るさで輝く「最大光輝」となる
のだ。
 夜明けの東の空に見える金星を、「明けの明星」と言うが、それ
にもっともふさわしくなるのが、この時期の金星である。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 大雪 ☆☆☆
 きょう12月7日は、二十四節季の一つである「大雪」(たいせ
つ)である。
 「大雪」と言っても、この地方では、この時季に雪が降るのは稀
なことである。
 あと2週間で今度は「冬至」。本格的な冬がやって来るようにな
る。


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    ほしやそらのこと       VOL.419  2002.12.08
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第419号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 金星の模様 ☆☆☆
 金星は、地球のすぐ内側にある惑星なので、望遠鏡で見ると、円
盤状に見えている。
 しかし、金星の模様を見るのは困難なことなのだ。というのは、
金星は厚い雲に覆われている。成分は二酸化炭素や硫酸である。こ
の雲のせいで、黄色っぽく見えるだけで、模様らしい模様を見るこ
とができないのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 気温差 ☆☆☆
 北海道の内陸部では、氷点下20℃を下回るようになってきたよ
うだ。しかし、南西諸島などでは、最低気温でも20℃ぐらいの所
もある。
 このように、同じ日本でも気温差が40℃以上になるようになっ
てきた。
 夏は、北海道でも沖縄でもあまり気温差がないが、冬には、気温
差が顕著になってきて、50℃以上も開くこともあるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.420  2002.12.09
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第420号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ バーナードループ ☆☆☆
 オリオン座には、星雲がたくさんある。肉眼で見ることができる
のは、「M42」と呼ばれている、「オリオン大星雲」だけだが、
望遠鏡で見たり、写真に撮るともっとたくさんの星雲があることが
わかる。
 「バーナードループ」と呼ばれている星雲もその一つである。肉
眼ではまったく見ることができないが、写真に写すと、オリオン座
の左側に弧を描く「バーナードループ」をはっきりととらえること
ができるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 第一級の寒さ ☆☆☆
 今週になって、とても寒くなってきた。冬本番に向かっているの
で、当然と言えば当然なのだが、この寒さは身にこたえる。
 最低気温が、0℃以下になる日のことを「冬日」と言うが、沿岸
部でも、氷点下の気温の予想が出るようになった。
 広島での最低気温の記録は、マイナス8.6℃となっている。山
間部や北の地方では当たり前の気温だが、このあたりではこのよう
な気温になることは滅多にないことなのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.421  2002.12.10
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第421号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 冬の星の賑わい ☆☆☆
 秋の星座には1等星が1つしかないが、冬の星空では、1等星が
たくさん見えている。
 ぎょしゃ座の「カペラ」、おうし座の「アルデバラン」、オリオ
ン座の「ベテルギウス」と「リゲル」、こいぬ座の「プロキオン」、
おおいぬ座の「シリウス」、ふたご座の「ポルックス」、りゅうこ
つ座の「カノープス」などである。
 まだ、カペラやアルデバラン見えていないが、深夜になると、こ
れらの1等星が燦然と輝いているのだ。
 冬は寒さが厳しいが、星空はいちばん美しいのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ サヨリ干し ☆☆☆
 広島県南東部に「福山」という都市がある。その福山市の南部に
「鞆」(とも)という漁師町があり、観光名所にもなっている。
 鞆は、瀬戸内海に面していて、水産業の盛んな町であるのだ。
 鞆の冬の名物として、「サヨリ干し」がある。サヨリという小魚
を冬の乾燥した気候の中で干したものである。以前に紹介したデベ
ラとともに酒の肴としてもってこいなのだ。
 なお、サヨリを漢字で書くと、「細魚」または、「針魚」。どち
らもその形状をぴったりと表している。


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    ほしやそらのこと       VOL.422  2002.12.11
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第422号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ドーンコーラス ☆☆☆
 今から5年ぐらい前だったと思うが、冨田勲という作曲家が、
「ドーンコーラス」(”DAWN CHORUS”)というアルバ
ムを出した。
 もともと、この人は、シンセサイザーによる「宇宙サウンド」を
得意にしているが、このアルバムもその1つである。
 「ドーンコーラス」は1曲目に入っている。第一次大戦の頃、戦
場で兵士たちは、アンテナから届いて来る口笛の音色のようなサウ
ンドを聴いたという。それが、宇宙から飛び込んで来る音だったの
だ。
 どんな音か聴いてみたい人は、このアルバムを購入するとよい。
冒頭にその音が入っている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ マイナス30℃ ☆☆☆
 気象情報の解説で冬になると、「マイナス30℃の等温線」とい
うのをよく聞くようになる。
 これは、上空5300メートル(あるいは5500メートル)ぐ
らいの所の気温のことであるが、この等温線がかかって来ると、地
上では雪が降るようになるのだ。
 今ごろはまだその「はしり」。1月から2月にかけては、もっと
もっと冷たい寒気団がやって来るようになるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.423  2002.12.12
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第423号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月刊「天文ガイド」 ☆☆☆
 天文関係の雑誌はいくつか発行されているが、「天文ガイド」も
その1つである。
 毎月の空のようすや、天文現象などを解説したり、天文関係の機
材を使ってのリポートなどもある。さらに、読者の天体写真なども
掲載している。
 実は、今回、「たっちゃんの天文のページ」が、紹介された。こ
の雑誌で採り上げてもらったのは2回目のことである。これで、少
しは、”全国区”になったかな。(^^;
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 関東地方で大雪 ☆☆☆
 今週の月曜日、関東地方では”大雪”に見舞われた。
 東京など、都心部でも数cmの積雪があったようだが、雪に慣れて
いない所で雪が降ると、大混乱になってしまう。
 まず、交通事故が多発する。そして、転倒などによるけが人が続
出するのだ。
 今回は、こちらでは雪にならなかったが、雪が積もった朝は、い
つもより早く出勤することにしている。


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    ほしやそらのこと       VOL.424  2002.12.13
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第424号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 天狼 ☆☆☆
 「天狼」(てんろう)とは、おおいぬ座の1等星「シリウス」の
ことである。狼の目のようにギラギラと光って見えることから、中
国ではこのように呼ばれているようだ。
 また「シリウス」の意味は「焼き焦がすもの」。どちらにしても、
全天一明るい恒星である、シリウスを表すのにぴったりと来るよう
な気がする。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 霜柱 ☆☆☆
 霜柱を見たことがあるだろうか。
 地面や畑などのやわらかい部分が、柱状に盛り上がっているのが
霜柱である。霜柱の部分を踏むとザクザクと音がして、氷が砕ける
のがわかる。
 ところで、霜柱の威力は強力である。住宅の下で発生した霜柱は
住宅をも持ち上げ、傾かせてしまうことだってあるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.425  2002.12.14
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第425号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ おおいぬ座 ☆☆☆
 「おおいぬ座」は、「こいぬ座」とともに、狩人であるオリオン
が飼っていた2匹の猟犬であると言われている。
 おおいぬ座はオリオン座の右下にあり、マイナス1.6等級で輝
く「シリウス」がある星座として、ご存知の方も多いのではないか
と思われる。
 昨日の記事でも書いたが、シリウスの輝きは素晴らしい。しかし、
その素晴らしい輝きを見れば見るほど、寒さが増幅されて感じるの
だ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 水が氷になると・・・ ☆☆☆
 昔、理科の時間に習ったことがあると思うが、水が氷になると体
積は約1割増加する。
 「霜柱」や「凍裂」のところで書いたが、それらの現象が起きる
原因が、この体積の増加のためなのだ。身近なところでは、水道管
の破裂。冷え込むと予想された前日は、水道管の破裂対策をお忘れ
なく!


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    ほしやそらのこと       VOL.426  2002.12.15
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第426号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 北斗七星 ☆☆☆
 だれもがよく知っている「北斗七星」。実は星座ではなく、「お
おぐま座」の胴体と尻尾を構成している7つの星の並びのことであ
る。
 今ごろは、三原あたりでは、その姿をほとんど見ることができな
いのだ。それは、北の地平線近くにあるからだ。でも、北海道のよ
うな緯度の高いところでは、ちょうど、寝かしたスプーンのように
見えていることだろう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 何日も・・・ ☆☆☆
 先週の前半は全国的に寒く、中国地方でも、大雪警報が出た。
 私は、以前、加計町という所に住んでいた。最初の年に驚いたの
は、雪が何日も続くということだった。
 福山など沿岸部では、雪が2日連続降るということは珍しいこと
だったからだ。加計では、1週間も降るということもあったのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.427  2002.12.16
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第427号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 火星のこと ☆☆☆
 火星は地球のすご外側を回っている惑星である。火星は地球との
自転周期のちがう関係で、2年と2か月ぐらいの周期で接近して来
る。
 接近すると言っても、火星は楕円軌道で回っているので、接近し
た時の距離が年によってずいぶんちがうのだ。
 実を言うと、来年の8月の終わりごろ、まれに見る「大接近」を
するのだ。詳しいことは、その時期が近づいてから書くことにする。
今、書いても忘れてしまうからだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 橋の上は・・・ ☆☆☆
 前号の記事で大雪のことについて書いた。大雪の日は滑りやすい
ので、車の運転などは慎重にしなくてはならないが、カーブはもち
ろんのこと、特に注意が必要なのは、橋の上である。
 私も、何度は「ヒヤッ」としたことがある。橋の上は、雪が解け
にくくまた凍結しやすいからなのだ。
 

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    ほしやそらのこと       VOL.428  2002.12.17
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第428号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 皆既日食 ☆☆☆
 2週間ほど前の12月4日、オーストラリアあたりで皆既日食が
見られた。
 皆既日食とは、月が太陽と地球の間に入り、地球から見ると、月
が太陽をすっぽりと隠してしまう現象のことである。皆既日食は滅
多に見ることができない。同じ地方で同じような皆既日食が起こる
割合は400年に1度ぐらいであると聞いたことがある。
 その、オーストラリアでの皆既日食に「皆既」の時間は、たった
の30秒ぐらい。その「30秒のショー」を見たさに、多くの人た
ちが、現地に飛んだのだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 山間部から・・・ ☆☆☆
 県内でも、中国山地に近い所では、かなりの積雪に達する。私が
以前住んでいた所では、50センチぐらい、同じ町内でも、さらに
奥の方では1メートルを超えることもあった。
 そういう山間部に住む人が車で町に出ると、すぐにそれと判るの
だ。まず、車の屋根に積もった雪。そして、スパイクタイヤのガリ
ガリという音だった。スパイクタイヤは今は使用されていないが、
当時は使われていて、路面が溝のように掘れていたのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.429  2002.12.18
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第429号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 土星の輪 ☆☆☆
 輪を持った惑星と言って、真っ先に頭に浮かぶのは土星だと思う。
太陽系の惑星 では、天王星などにも輪があることは知られているが、
何と言っても、土星の輪が見事なのである。
 その土星の輪が、今、大きく開いて見える。望遠鏡があったら、
オリオン座の上(ちょうどオリオンがこん棒を振りかざしている先
端あたりにあるので、眺めてみるとよい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 少しだけ・・・ ☆☆☆
 夕方になるとあっと言う間に暗くなっていた空であるが、最近、
ほんの僅かであるが、その暗くなるスピードが鈍くなってきたよう
に感じる。
 実際のところ、日の入の時刻が少しずつ遅くなってきた。冬至の
時、日の入の時刻いちばん早くなっていると思われがちだが、そう
ではないのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.430  2002.12.19
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第430号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 夜が更けて・・・ ☆☆☆
 空には満明るい月が煌々と輝いている。
 月は、「白道」(はくどう)と呼ばれる”、見かけ上の軌道”を
運行している。だから、「黄道」(こうどう)を運行している太陽
と重なることがあり、日食や月食という現象をもたらすのだ。
 土星や木星などの惑星も、黄道や白道の近くを通っていく。今回
の満月では、月と土星がかなり近い所までやって来るようだ。3度
弱だから、月1個分ぐらいの角度で離れて見えている。 
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 粉雪 ☆☆☆
 今ごろは、天気が悪いと、雨ではなくて、雪が降る確率が高い。
 その雪であるが、綿のような「ぼたん雪」が降ることもあれば、
顆粒のような「粉雪」が降ることもある。
 同じ雪なのに、何でこんなに違うのだろうと、雪が降ってくるた
びに思う。湿度と温度との関係で、そのようになるのだと思うが、
自然の造形は不思議なものである。


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    ほしやそらのこと       VOL.431  2002.12.20
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第431号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月夜のほうが・・・ ☆☆☆
 空には明るい月が輝いている。
 その明るい月は、地上を青っぽく照らし、冬の寒さをいっそう強
調するかのようだ。
 星もたくさん輝いているはずであるが、月明かりのために明るい
星しか見えていないだろう。
 でも、好都合もあるのだ。明るい星だけのほうが、星座の形を結
びやすい場合もあるのだ。オリオン座など明るい星で構成されてい
る星座は、この例に当たるかもしれない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 広島では ☆☆☆
 私の親戚が広島市内に住んでいる。広島に行くことがあるが、雪
が降ると、三原より多く降っていることが多いように思う。
 何故かと、その理由を考えてみると、やはり、広島のほうが日本
海により近いということだろうか?
 広島市のある位置は、広島湾があるため、大きく北(日本海)側
に窪んでいる。それに引き換え、三原や福山は日本海から大きく離
れている。
 日本海で発達した雪雲は、中国山地で雪を降らせる。その影響を
より大きく受けるのが、広島の方だと考えられるからだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.432  2002.12.21
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第432号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 昼間でも・・・ ☆☆☆
 なぞなぞです。
「昼間には見えなくて、夜になったら見えるものって何ぁんだ?」
 もちろん、その答は、「夜空の星」である。
 しかし、星は夜にしか見えないものかと思ってしまうが、決して
そうではない。昼間でもちゃんと星が見えるのだ。その代表的なも
のが金星である。太陽との位置関係をよく調べておくと、望遠鏡な
どで見ることができるのだ。
 また、皆既日食が起こった時には空が暗くなるので、明るい星を
見つけることができる。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 飛行機雲 ☆☆☆
 以前の記事でも書いたが、私が住んでいる所では飛行機雲をよく
見ることができる。
 先日、空を見上げると、飛行機雲が空を真一文字に横切っていた。
飛行機雲は、いつまでも残っている場合と、すぐに消えてしまう場
合とがある。どうも、上空の温度と湿度によって、決まるようだ。
 また、上空の天気が不安定だと、飛行機雲がグニャグニャと曲が
ってくしまうこともあるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.433  2002.12.22
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第433号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 満月過ぎの月 ☆☆☆
 満月の前後、2、3日の月はとても明るい。今ごろは、夜更けに
ちょうど南の空にやって来るので、夜中に目が覚めてしまうと、月
明かりが邪魔になってなかなか寝つけないこともある。
 満月の明るさは、マイナス12.7等級もある。金星がマイナス
4.7等級、シリウスがマイナス1.7等級であることから考える
と、月はとても明るく輝いているのだ。 
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 冬至 ☆☆☆
 きょうは、「冬至」(とうじ)である。
 広島での日の出の時刻は7時12分頃、また日の入の時刻は、
17時4分頃となっている。
 冬至の日は昼の長さがいちばん短いので、日の出はいちばん遅く
日の入はいちばん早くなっているのかというと、そうではない。
 日の出がいちばん遅くなるのは1月上旬で7時17分頃、日の入
がいちばん早くなるのは12月上旬で17時00分ぐらいである。
だから、冬至の日にはもう日の入の時刻が遅くなってきているのだ。
 ところで、冬至の日にはカボチャを食べるという慣習がある。あ
なたの家で、きょう食卓にカボチャが載っているだろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.434  2002.12.23
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第434号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ こぐま座β流星群 ☆☆☆
 流星群にはいくつかあるが、こぐま座β流星群もその一つである。
 こぐま座流星群は、流星の出現数はあまり多くない。満月過ぎの
月が輝いているので、今年は条件がよくないのだ。
 でも、流星群というぐらいだから、1時間も眺めていれば、数個
から十数個は見れると思われる。
 なお、この日には、月が木星の近くにある。どちらも明るいので
すぐにそれとわかるはずだ。 
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 光の春 ☆☆☆
 昨日は冬至だったが、きょうはもう1日過ぎた。
 冬至の日には、太陽は南回帰線上にあったが、冬至の日を境にし
て太陽は北に向かって移動してくるのだ。
 このことを「光の春」というそうだ。しかし、気温のほうはこれ
から下がってくる。”季節の春”はまだ、遠い彼方にある。 


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    ほしやそらのこと       VOL.435  2002.12.24
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第435号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 木星の衛星 ☆☆☆
 日を追うごとに木星が観察しやすくなってきた。
 木星の明るさは、マイナス2.4等級である。木星の見どころは
何と言っても、ガリレオ衛星。毎日見える位置が異なっている。
 ガリレオ衛星は双眼鏡でも見ることができるので、手元に双眼鏡
があったら、ぜひ観察してみてほしい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ クリスマスイブ ☆☆☆
 きょうは、クリスマスイブだ。
 クリスマスと言うと、「ホワイトクリスマス」を連想する。日本
や北半球の多くの場所ではそのようになるだろうが、このあたりで
はホワイトクリスマスになることはあまりない。
 ましてや、南半球では夏。サンタさんもサーフィンに乗ってやっ
て来るのだ。 


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    ほしやそらのこと       VOL.436  2002.12.25
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第436号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 水星が見ごろ ☆☆☆
 水星は、太陽系の9つの惑星の中でいちばん内側を回っている惑
星である。
 だから、金星と同様に、夕方の西の空か、明け方の東の空に見え
ているのだ。
 今回は「東方最大離角」になるので、夕方の西の空に輝いている
ことになる。水星の明るさはマイナス0.5等級。空が明るいので
見つけにくいと思うが、日没直後の西の空を注目してみるとよい。 
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ クリスマス ☆☆☆
 きょうは、クリスマス。
 だいたいこの頃、寒さに見舞われることが多い。今年も例外では
なさそうである。
 この頃の寒さのことを、「年末寒波」と言う。年末から年始の休
みに雪が降り、スキーに行くのを楽しみにしている人もあるだろう。
 ところで、クリスマスのプレゼントは何だったかな?


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    ほしやそらのこと       VOL.437  2002.12.26
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第437号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 東方最大離角 ☆☆☆
 昨日の記事で、「東方最大離角」という用語を使ったが、ちょっ
と難解な言葉なので、きょうはそのことについて書いていくことに
する。
 水星と金星は地球の内側を回っているので、地球から見ると2つ
の惑星は太陽の近くに見えている。太陽の左側、つまり、太陽から
見て東の方角に見えていて、しかも、太陽からいちばん離れた位置
に来た時の状態のことを、「東方最大離角」と呼んでいる。
 水星は太陽に近い所にあるので、日没とともにそれを追いかける
ように沈んでしまうのだ。
 一方、金星はかなり離れる(離角が大きくなる)ので、太陽が沈
んでも、かなり遅くまでその姿を見ることができるのだ。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 凍上 ☆☆☆
 「霜柱」の記事のところでも書いたが、水が氷になる時に体積が
増える。その力はもの凄いもので、家屋まで持ち上げてしまうこと
もあるのだ。
 霜柱は氷が針状になって出て来るが、ところが、土中の水分が凍
結して地面が膨れ上がってしまうのが、「凍上」現象なのだ。その
力は1平方メートルあたり数十トンから数百トンになるというから、
ただ驚くばかりである。


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    ほしやそらのこと       VOL.438  2002.12.27
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第438号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 西方最大離角 ☆☆☆
 「東方最大離角」があるのだったら「西方最大離角」もあっても
いいのじゃぁないかと思うが、やっぱり、「西方最大離角」も存在
する。
 「明けの明星」がその代表的なもので、太陽より右側(西側)に
いちばん離れた状態のことを言う。来年の1月11日、金星が西方
最大離角(約47度)になっている。つまり、金星がとても見やす
いということなのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ ツンドラ ☆☆☆
 「ツンドラ」は、日本語に訳すと「永久凍土」のことである。
 昨日の記事で「凍上」について書いたが、地面が一年中凍り付い
て、融けることがないのだ。
 凍った土はとても硬くて、セメントか鋼鉄のようになる。ずっと
昔に棲んでいた動物(マンモスなど)が、ほとんどそのままの状態
で、ツンドラから発見されることもある。


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    ほしやそらのこと       VOL.439  2002.12.28
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第439号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろカノープスの季節 ☆☆☆
 「カノープス」という恒星がある。カノープスは、「りゅうこつ
座」の中にあり、シリウスに次ぐ全天で2番目に明るい恒星である。
 しかし、日本では北緯37度より北の地方では、見ることはとて
も難しい。私が住んでいる所(北緯34度23分ぐらい)でも、海
が見える所まで行かなくてはならない。しかし、それでも地平線か
ら2度あまり離れた所にしか見えないのだ。私がいつも見ている場
所では、瀬戸内海の島々の上にやっと見えている。でも、雲がかか
ることが多く、その姿を見られるのは、そんなに多くないのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 海の花 ☆☆☆
 私の住んでいる瀬戸内地方ではあまり強い季節風は吹かないが、
日本海側の地方では、台風並みに強い風が吹くことが多い。
 海面では大きな波が立ち、それが海岸や岸壁などに打ち寄せて来
る。
 ところで、真冬だというのに、白い花のようなものが舞っている
こともあるのだ。これを「海の花」とか「海のアワ」と言い、プラ
ンクトンを多く含む海水が石鹸の泡のようになり空中を舞うのだ。
 

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    ほしやそらのこと       VOL.440  2002.12.29
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第440号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 来年こそはデジカメを・・・ ☆☆☆
 デジカメで天体写真を!
 最近、そう思うことが多くなった。何故か?
 個人的なことなどだが、今使っているデジカメが85万画素と、
”時代遅れ”になったこと。また、最近のデジカメの性能が飛躍的
に向上しているからだ。
 さらにデジカメのよいところは、撮影結果がすぐにわかることで
ある。かつて、ビデオカメラが8ミリカメラを駆逐しまったように
デジカメの性能が向上し一眼レフタイプでもフィルムカメラ並みに
安くなると、デジカメ席巻されてしまうのではないだろうか。
 そういう私も、来年こそはデジカメを買い換え、天体写真を撮り
たいと思っている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 気象衛星の雲画像 ☆☆☆
 最近、気象衛星の運が象を見ていると、日本海では連日のように
「真っ白け」になっている。
 大陸から日本海に出た途端に雲が発生し、それが日本へと押し寄
せて来ているのだ。
 ところで、「雲画像」と書いたが、正確に言うと、温度の低い物
が白く写るのだ。だから、大陸の内陸部など、雲がない所でも白く
写っている。冬の夜間は冷え込むので、それが顕著になってくる。


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    ほしやそらのこと       VOL.441  2002.12.30
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第441号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 「うま」から「ひつじ」へ ☆☆☆
 今年(2002年)は、「うま年」だった。
 星空で「うま」と言えば、秋の星座の中にある、「ペガサス座」、
「こうま座」、冬の星座でオリオン座の近くにある「いっかくじゅ
う座」か。
 また、「ひつじ」と言えば、秋の星座の「おひつじ座」だろう。
 どの星座も、今夜の8時ごろには見えている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 来年は・・・ ☆☆☆
 今年も残すところ僅かとなった。
 今年(2002年)は、気象面で言うと記録的な年になったよう
だ。春先からの異常な暖かさ。夏から秋にかけての少雨。そう、今
年って、「秋」があったのか。一気に冬になってしまったような気
がする。
 さて、来年はどんな年になるのだろう。
 最後に、元旦の各地の日の出の時刻を掲載する。
−−−−−−−−−−−−
 ☆根室 6時50分
 ☆札幌 7時06分
 ☆青森 7時01分
 ☆森岡 6時56分
 ☆秋田 7時00分
 ☆山形 6時55分
 ☆仙台 6時53分
 ☆福島 6時53分
 ☆水戸 6時49分
 ☆前橋 6時55分
 ☆千葉 6時49分
 ☆東京 6時50分
 ☆横浜 6時50分
 ☆甲府 6時55分
 ☆静岡 6時54分
 ☆長野 6時59分
 ☆新潟 6時59分
 ☆富山 7時03分
 ☆金沢 7時05分
 ☆福井 7時06分
 ☆岐阜 7時02分
 ☆名古屋7時00分
 ☆津  7時01分
 ☆大津 7時04分
 ☆奈良 7時04分
 ☆京都 7時05分
 ☆和歌山7時05分
 ☆大阪 7時05分
 ☆神戸 7時06分
 ☆鳥取 7時12分
 ☆岡山 7時11分
 ☆松江 7時17分
 ☆広島 7時16分
 ☆山口 7時20分
 ☆徳島 7時07分
 ☆高松 7時10分
 ☆松山 7時14分
 ☆高知 7時10分
 ☆福岡 7時23分
 ☆佐賀 7時22分
 ☆長崎 7時23分
 ☆大分 7時17分
 ☆宮崎 7時14分
 ☆熊本 7時19分
 ☆鹿児島7時17分
 ☆那覇 7時17分
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 初日が見えるといいね。(^^;
 ※時刻のデータは「理科年表」より抜粋しました。

☆☆☆ 来年は1月4日から ☆☆☆
 今年も「ほしやそらのこと」を読んでくださり、ありがとうござ
いました。
 来年も、みなさんにとってよい年でありますように。
 それでは、よいお年を!

           「ほしやそらのこと」編集者 tatchan2001


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    ほしやそらのこと       VOL.442  2003.01.04
                発行者  tatchan2001
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 明けましておめでとうございます。
「ほしやそらのこと」の第442号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ りゅう座ι流星群 ☆☆☆
 1月の初めは、「りゅう座ι流星群」で始まる。出現期間は1月
1日から6日ごろ。極大期は1月4日となっている。
 しかし、「流星群」と言っても。極大期でも1時間あたり10個
ぐらい。今は、月の影響をまったく受けないので、観察しやすいか
もしれない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 年明けの天気は ☆☆☆
 みなさんは年始をどのように過ごしているだろうか。
 今年は、雲が多めで、初日が見えた所は多くないようだが、穏や
かな年明けになったようだ。でも、昨日から気温も下がり、大荒れ
の天気になってきている。
 昨年は、気象のブレが大きかったが、今年は”平年並み”で推移
していってほしいものである。


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    ほしやそらのこと       VOL.443  2003.01.05
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第443号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 土星とカニ星雲のランデブー ☆☆☆
 おうし座の角の先端あたりに「カニ星雲」(M1)と呼ばれてい
る星雲がある。
 肉眼ではみることができないが、望遠鏡で見ると佐渡島のような
形でぼんやりと光っている。
 この、カニ星雲に土星が最接近する。わずか1分(1度の60分
の1)の角度なのだ。望遠鏡で、「一粒で二度おいしい光景」を見
てほしいものだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ とんど ☆☆☆
 このあたりでは「とんど」と呼ばれる行事がある。
 竹や木を集め、それを縛り、根元に藁や小枝などを積み上げてい
くのだ。
 「とんど」の日にはそれに火を放つ。火が勢い良く燃え上がるよ
うになると、書き初めや正月飾りを燃やすのだ。
 火が治まった頃に、餅などを焼いて食べるのである。
 火の暖かさをこれほど感じることができる行事はない。それにし
ても、天を突くように燃え上がる炎はいつ見ても感動的なのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.444  2003.01.06
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第444号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月の満ち欠け ☆☆☆
 寒さがつのる夜空に半月前の月が見えている。
 月は、約29.5日の周期で満ち欠けを繰り返している。月が今
「半月」か「満月」など、どのような状態になっているのかを知る
には、暦を使うとよい。特に「旧暦」(太陰暦)と呼ばれる暦は、
月の満ち欠けをもとにして作られているので、都合がよいのだ。
旧暦で言う「七日」は半月、「十五日」は満月になっているのだ。
 ところで、今年の前半は、新暦(太陽暦)でも、ほぼそのように
推移していくのだ。つまり、月の半ばには満月が見えているのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 小寒 ☆☆☆
 きょうは、「小寒」(しょうかん)である。
 小寒の日には、春分点を起点として、地球の位置は、太陽黄経の
285度になっている。春分点が0度だから、秋分点は180度。
二十四節季は15度おきに決められているのだ。
 小寒と言うぐらいだから、寒さもこれから。大寒や立春に向けて
寒さがいよいよ厳しくなってくるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.445  2003.01.07
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第445号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 近日点 ☆☆☆
 地球は太陽のまわりを回っている。その距離は約1億5000万
kmである。ほぼ円軌道を回っているが、厳密に言うと楕円軌道なの
だ。だから、太陽からの位置が少しずつ違っているのだ。
 1月の初めは地球と太陽の距離がいちばん近づいていて、それを
「近日点」と呼んでいる。今年の場合は、4日の14時前に近日点
を通過している。太陽がいちばん近い所にあるのに、「寒い」と言
うのが何とも不思議ではあるが、多少の位置の変化では気温には影
響がないということらしい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 七草 ☆☆☆
 春の七草とは、ナズナ、ハコベ、ゴギョウ(ハハコグサ)、セリ、
ホトケノザ(コオニタビラコ)、スズナ(カブ)、そしてスズシロ
(ダイコン)のことである。1月7日に、この七草を粥にして食べ
る風習がある。スーパーマーケットなどに行くと、七草を入れたパ
ックが売られている。
 七草をスーパーで買うというのも抵抗があるが、この時期にすべ
ての七草を探すのはけっこう難しいことなのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.446  2003.01.08
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第446号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ガリレオ衛星の相互食 ☆☆☆
 木星を双眼鏡で見ると、木星本体の他に4つの衛星を見ることが
できる。この4つの衛星は17世紀に発見されたもので、発見者の
名前をとって「ガリレオ衛星」と呼ばれている。
 お互いに近くを回っているので、重なって見えたり、影を落とす
ことがあるのだ。1月だけでも、そういう現象が4回も起こるのだ。
10日、13日、18日、19日の4回。詳しいことは、「天文ガ
イド」などの天文関係の雑誌やインターネットで調べてみるとよい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 日が長くなった ☆☆☆
 最近、日に日に夕暮れが遅くなっているように感じる。それもそ
のはずで、1日で1分ぐらいずつ日の入りの時刻が遅くなってきて
いるのだ。
 8日の広島での日の入りの時刻は17時17分。いちばん早かっ
た頃に比べて17分も遅くなっているのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.447  2003.01.09
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第447号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 彗星の回帰 ☆☆☆
 彗星と言ってすぐに思い浮かぶのは、76年に1度見られるハレ
ー彗星である。
 最近では、「ヒャクタケ彗星」や「ヘール・ボップ彗星」が有名
になった。
 これらの彗星は、太陽系の外側からやってくる。ハレー彗星は、
76年ごとに回帰してくるが、ヘール・ボップ彗星は2000年以
上かかって回帰しているということだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雪の結晶(1) ☆☆☆
 空から降って来る雪。この辺りで降る雪は「ぼたん雪」なので、
結晶になっていない。
 でも、雪と言うと、六角形をもとにした枝状のような結晶を連想
する。実は、この結晶の形は上空の気温と水蒸気量(水分の量)に
よって決まる。気温が低いほど針状になり、気温が高くなってくる
と、先端を中心に板のようなものがついてくるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.448  2003.01.10
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第448号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 彗星の尾 ☆☆☆
 彗星の特徴と言えば、「ほうき星」という別名が物語るように、
大きくなびく「尾」だと思う。
 ところで、この「尾」は、彗星の進行方向の反対側にできるもの
だと思われがちだが、そうではない。「尾」は太陽がある反対方向
にできるのだ。だから、太陽に近づいた後、太陽系外に向かって行
く彗星は、「尾」の方向に去って行っているのだ。
 なお、「尾」のことを「ダスト」と言うが、このダストの一部が
彗星の軌道上に残っている。そこを地球が通ると、流星雨になるの
だ。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雪の結晶(2) ☆☆☆
 温度によって結晶の形は大きく変わる。前号で紹介したように、
針状になったり、板状になったりするのだ。
 雪の結晶は、平面的なものばかりではない。砲弾が集まったよう
な形のもの(砲弾集合)や、結晶が2枚、柱を挟むような形のもの
(鼓形)など、実にいろいろな形のものがある。


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    ほしやそらのこと       VOL.449  2003.01.11
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第449号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 彗星の本体 ☆☆☆
 彗星の本体はどうなっているのだろう?
 正解は、汚れた雪だるまのようになっているということだ。
 彗星は、太陽系の外にある星間物質でできている。これが、氷の
塊のようなものなのだ。この頃にはまだ「尾」はない。それが、太
陽の引力で引き寄せられて太陽系内に近づいて来ると、太陽風に吹
かれて、”汚れた雪だるま”の表面からダストが出て来るのだ。表
面が蒸発していくような感じで、「尾」が伸びていくのだ。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雪の結晶(3) ☆☆☆
 雪の結晶は、六角形をもとにしたような形になっていると書いた
が、そうでないものもある。
 正十二角形のものもある。でも、六角形を30度ずらして重ねた
と思えば、基本はやっぱり六角形なのだ。なぜ六角形になるかとい
うと、どうも水の分子構造や分子同士の並び方に関係しているよう
だ。


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    ほしやそらのこと       VOL.450  2003.01.12
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第450号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 大彗星の出現は・・・ ☆☆☆
 数年前、ヒャクタケ彗星とヘール・ボップ彗星がやって来たが、
こんな大彗星はそんなにやって来るものではない。
 ところが、来年の5月に大彗星がやって来ると言われている。
それも、2つも・・・。
 オーストラリアなど南半球のほうが観察しやすいので、海外旅行
に行く機会があるのなら、その頃にするとよいかもしれない。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雪の結晶(4) ☆☆☆
 雪の結晶の中心はどのようになっているのだろう。
 実は、空気中の小さな塵が、結晶を形作っていく時の”芯”にな
っているのだ。顕微鏡で観察してみると、その”芯”の部分が見え
るのだ。
 空気中の漂う塵に水滴が付着し、それが成長していって、あのよ
うな雪の結晶になるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.451  2003.01.13
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第451号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 冨田勲の「惑星」(1) ☆☆☆
 イギリスの作曲家ホルストが1917年に「惑星」という組曲を
完成させた。この曲は宇宙を描写した曲ではないが、後に冨田勲が
シンセサイザーという楽器を駆使していかにも宇宙っぽい曲にして
発表している。たしか1970年代の終わり頃だったと思う。
 冨田勲は「ジャングル大帝のテーマ」やNHKの「きょうの料理」
などの曲を作曲している。どこかで聴いたことがあるのではないか
と思う。
 次号から、冨田勲の「惑星」について、もう少し詳しく書いてい
くことにする。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 氷の模様 ☆☆☆
 一年中でいちばん寒い時期に入った。今ごろは日中でも氷が融け
ないことが多い。
 ところで、田んぼに張った氷を見ていると、表面(正しくは透け
て見えている裏面)に等高線のような模様があることに気付くだろ
う。
 どうしてこんな模様ができるのかというと、田んぼの水が凍って
いく時に、氷の下に閉じこめられた空気が動いていくからである。
窓ガラスにもこのような模様になっているものがあるが、なかなか
の造形美である。


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    ほしやそらのこと       VOL.452  2003.01.14
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第452号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 冨田勲の「惑星」(2) ☆☆☆
 冨田勲の「惑星」の1曲目は「火星」。でも、原曲にはないオル
ゴールの音やコントロールタワーとロケットの乗組員の交信音が入
っている。でも、どちらも「木星」の中に出て来るメロディである。
 実を言うと、ホルスト自身がいっさいの編曲を許さなかったのだ
そうである。冨田勲はそれを「合法的」に乗り越えて、このアルバ
ムを完成させたのだ。
 さて、交信音の後、緊張が走る。秒読みの後ロケットが発射され
ていく。この発射音を聴いていると、自分自身がロケットの中にい
るような気がしてくるのだ。
 そして、ロケットは火星へと旅立って行くのだ。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雪の重さ ☆☆☆
 この辺りではたいした積雪はないので、雪の重さを実感すること
はあまりないが、豪雪地帯では、ひしひしとそれを感じているにち
がいない。
 雪が1メートル、2メートルと積もるような所では、定期的な雪
降ろしが欠かせないのだ。それを怠ると、家屋が雪の重みで押しつ
ぶされてしまうのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.453  2003.01.15
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第453号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 冨田勲の「惑星」(3) ☆☆☆
 木星という曲は4曲目に出て来る。
 ホルストの原曲でも、いちばん聴きどころになっていると思うが
冨田勲の場合も、もっとも美しく聞こえて来るように思う。
 遠いコーラスの音が目的地の星に近づいたことを知らせている。
ロケットの中では飛行士が鼻歌を歌って順調な飛行を告げている。
そこに、地球からの交信音も混ざって、その気持ちがピークに達す
るのだ。
 でも、それも束の間。異次元の何かに引っかけてしあい、ロケッ
トはコントロールを失って疾走を始めるのだ。飛行士に呻き声にそ
れが表されている。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 着雪 ☆☆☆
 この辺りでは、重たい雪が降る。水分を多く含んだ雪で、雪だる
まにしようとすると簡単に固まるのだ。
 そんな雪だから、電線や木の枝に着雪してしまう。10cmぐらい
の雪でも、電線が切れたり、木の枝が折れてしまうのだ。いちばん
やっかいなのが、道路の横にある竹藪だ。雪が降ると遮断機によう
に垂れてきて道を塞いでしまうのだ。 


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    ほしやそらのこと       VOL.454  2003.01.16
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第454号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 冨田勲の「惑星」(4) ☆☆☆
 木星の次は、土星。そして、天王星、海王星と旅をして、この音
の物語は終わりを告げる。
 冨田勲の場合は、いちばん最初に出てきたオルゴールの音が、聞
こえてくる。そして、ゼンマイが緩んでその音はコトッと止まって
しまう。
 原曲もいいが、この冨田勲の「惑星」もぜひ聴いてみてほしい。
きっと、宇宙へと誘ってくれると思う。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 集団風邪の季節 ☆☆☆
 先日、近くの病院に行ったが、患者でごった返していた。そのほ
とんどが風邪で、なかには「インフルエンザ」と診察されている人
もいた。
 さて、このころから各地で「集団風邪」が発生し始める。新聞な
どに、「学級閉鎖」や「学年閉鎖」の記事が載り始める。
 今年のインフルエンザはタチが悪いということだ。みなさんも、
くれぐれも気をつけてほしい。


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    ほしやそらのこと       VOL.455  2003.01.17
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第455号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 「惑星」以外にも・・・ ☆☆☆
 前号まで、冨田勲の「惑星」について書いてきた。冨田勲の宇宙
サウンドの代表的なものであるが、他にもあるのだ。
 その一つが、以前にも紹介した「ドーンコーラス」。旧いもので
は「宇宙幻想」というアルバムもそうだ。「宇宙幻想」の1曲目は
「2001年宇宙への旅」でも使われたクラシック曲で、宇宙の夜
明けを表現している。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 逆後光? ☆☆☆
 夕日が沈むのがだんだん遅くなり、帰り道で、赤く染まった雲を
見ることができるようになってきた。
 太陽を隠した雲のまわりに幾筋の光条を見ることあるが、それを
「後光」と呼んでいる。
 ところが、夕日が沈む反対側の東の空にも光条が射すことがある。
西側から来るスリット状の光が、頭上を通過して東側の空に抜ける
と、また光が一点に集まっていくように見えるからだ。その現象の
正しい呼び方はよくわからないが、「逆後光」とでも言うのだろう
か。


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    ほしやそらのこと       VOL.456  2003.01.18
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第456号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 外国の曲にも・・・ ☆☆☆
 宇宙サウンドと言えば、冨田勲が有名だが、外国のアーチストの
なかにも、それを得意としている人がいる、
 その、第一人者がジャン・ミッセルジャールだろう。その代表作
が「幻想惑星」。CDのカバーには、地球が描かれている。しかし
その表皮が剥け、ドクロが姿を現しているのだ。何か、未来の地球
を予測しているかのようだ。
 そのサウンドは、冨田勲と同様に科学番組などで、BGMによく
使用されていたのだ。
 また、ヴァンゲリスも、よく知られたアーチストである。これら
のアルバムもぜひ聴いてみてほしいものだ。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 大地震の予兆 ☆☆☆
 昨日は、阪神大震災があって、8年目にあたる日であった。当日
は5時前に大きな揺れがあったが、私が住んでいる所でも「震度3」
の揺れであった。5時前の地震に跳び起きた記憶がある。
 ところで、大地震の予兆として、空に不思議な形の雲が出ること
があるという。この時は、空に突き立つような棒状の雲が観測され
たと、後のテレビ番組で採り上げられていた。その信憑性はわから
ないが、気にはなることである。


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    ほしやそらのこと       VOL.457  2003.01.19
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第457号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 変光星 ☆☆☆
 変光星と言うと、くじら座のミラが有名である。確か、300日
余りの周期で2等級から10等級の明るさに変化するのだ。
 きょう、ここに紹介するのは、「カシオペア座R」と呼ばれる変
光星。430日かかって、4.7等級から13.5等級に変化して
いて、今はいちばん明るい状態(「最大光度」と言う)にある。
4.7等級だから、けして明るくないが、13.5等級になると、
アマチュアでは及ばなくなってしまうのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 寒の最中 ☆☆☆
 もうすぐ大寒を迎えるが、厳しい寒さが続いている。日もだんだ
ん長くはなってきているが、寒さはまだまだ続くのだ。
 北海道の内陸部では、マイナス30℃以下になっているというこ
とだから、家庭のある冷蔵庫の冷凍庫のほうがまだ暖かいというこ
とになるのだ。
 この辺りでは、気温が下がってもマイナス10℃(それも滅多に
ないことだ)ぐらいだから、信じられないような低温なのだ。おそ
らく、顔を露出しておくことができないであろう。


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    ほしやそらのこと       VOL.458  2003.01.20
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第458号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月と木星 ☆☆☆
 きょうは満月過ぎの月が見えている。
 そして、よく見ると、すぐ近くにやや黄味を帯びた明るい星が輝
いているはずだ。
 この明るい星は木星で、月からわずか4度ぐらい離れた所に位置
しているのだ。4度と言うと、腕をいっぱいに伸ばして、指を2本
か3本ぐらい重ねたぐらいか。
 ただ、この状態になるのは、0時19分ということなので、今夜
はもう少し離れているだろうね。手幅ぐらいは・・・。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 大寒 ☆☆☆
 きょうは、「大寒」(だいかん)である。前号の記事にも書いた
ように、一年中でいちばん寒い時期を迎えるのだ。
 ところで、厳密に言うと大寒になるのは、きょうの午後8時52
分32秒だそうだ。太陽の視黄経が300度になった時の状態のこ
とを言うのだ。春分点を「0度」とした時、地球が300度回った
位置にきているということなのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.459  2003.01.21
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第459号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 大赤斑 ☆☆☆
 大赤斑(だいせきはん)は木星の表面にある大きな渦巻きである。
まわりより赤く楕円状に見える大きな渦巻きは、発見されて以来、
(それ以前からも)ずっと回り続けている。
 台風の渦巻きでも、2週間ぐらいで消滅してしまうのだから、そ
の寿命の長さは驚異的と言える。
 大きさは地球がすっぽり入ると言われているが、なぜこんなもの
があるのかはよくわからない。
 なお、今夜は、22.5時にその大赤斑が中央経度付近に見えて
いる。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 暖冬を修正 ☆☆☆
 昨年の長期予報では暖冬になると予想されていた。
 誰もが「えっ?」と思ったにちがいない。
 それが、「やっぱり」になってしまうようだ。この前の気象庁か
ら発表によると、「平年並みかやや低くなる」と修正されていたの
だ。エルニーニョの影響が予想したほどになかったことが、その原
因だという。
 しばらく、この寒さを我慢しなければならないようだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.460  2003.01.22
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第460号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 南中の時刻 ☆☆☆
 天体が、子午線(空の南北を結んだ線)を通過することを、「南
中」(なんちゅう)という。
 太陽の南中時刻は東経135度の地点(例えば明石)では、12
時ちょうどだと思っていた。だから、広島は、明石より西にあるの
で、南中時刻はそれより一定時間遅れるものだと思っていた。
 ところが調べてみるとそうでもない。広島では、昨年の12月1
日では11時59分ごろ、今年の3月初めごろは、12時24分過
ぎとなる。
 ということは、地球の自転速度は一定ではないということなのだ。
 なお、このデータは「お星様とコンピュータ」に行くとわかる。
URLは次の通り。
 http://star.gs/
 私の「天文のページ」にもリンクしてある。
 そのページの「メインメニュー」から、「太陽・月・惑星」に行
き、調べてみるとよい。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 最低気温の出た日 ☆☆☆
 大寒を過ぎ、寒さも佳境に入って来た。
 それでというわけでないが、日本全国の各観測地点でいつ最低気
温が出たかを調べてみたら、意外な結果であった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
○小寒まで−−−−−−→ 5地点
○小寒から大寒まで−−→ 6地点
○大寒から立春まで−−→37地点
○立春以降−−−−−−→34地点
  (丸善発行 国立天文台「理科年表」2002年版より)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 そのなかでも、西南日本に限定すると、立春以降に記録されてい
ることが多いのだ。
 ちなみに、広島では1917年12月28日に記録されていて、
マイナス8.6度となっている。


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    ほしやそらのこと       VOL.461  2003.01.23
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第461号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ おおいぬ座 ☆☆☆
 今の星空は冬の星座で一色。オリオン座やふたご座、おおいぬ座
などの星座が夜空を飾っている。
 そのなかでも「おおいぬ座」は、全天一明るい恒星「シリウス」
を擁している星座で、よく目立つ星座である。
 おおいぬ座は、オリオン座より南に位置していることから、オリ
オン座の後に現れて、オリオン座より先に沈んでいく。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 沿岸部と内陸部 ☆☆☆
 毎日の気象情報で、県内の最高気温と最低気温が紹介されている
が、その差の大きさに驚かされることがある。
 広島でマイナス2度ぐらいだった時に、県北ではマイナス15度
以下に下がっていることもあった。実に10度以上の開きがあるの
だ。
 また、沿岸部でも福山は気温がよく下がる。日によっては三次よ
りも低いということが、たまにある。


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    ほしやそらのこと       VOL.462  2003.01.24
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第462号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ はと座 ☆☆☆
 はと座はオリオン座の南、おおいぬ座の西側にある小さな星座だ。
星図絵では、オリーブを口にくわえた姿になっているが、これは、
たばこの「ピース」にもデザインされている。
 この、鳩は「ノアの箱船」に登場する。地上が大洪水となり、箱
船から放った鳩がオリーブの葉をくわえて持ち帰ったことから、洪
水が治まったことを、皆に知らしめたと言われている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 流氷 ☆☆☆
 北海道にも流氷が押し寄せるようになってきた。
流氷はロシア北部の北極海からやってきたものである。これから春
にかけて、北海道のオホーツク海沿岸側は流氷で閉ざされてしまう
のだ。
 流氷は、気象衛星の画像にも白っぽく写る。その画像などによっ
て着岸を予想(予報)しているようだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.463  2003.01.25
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第463号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 冬の大三角 ☆☆☆
 星空の目印にはいろいろなものがあるが、「冬の大三角」もその
一つである。
 冬の大三角を構成する恒星は、オリオン座の「ベテルギウス」、
こいぬ座の「プロキオン」、そして、おおいぬ座の「シリウス」で
ある。
 3つの明るい星がちょうど正三角形を描くように並んでいるので
誰でも簡単に見つけることができるはずだ。
 なお、「大三角形」にが、「冬」以外に、「春」と「夏」がある
が、「冬」が、いちばん華やかである。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 流氷の形 ☆☆☆
 流氷の形は、日本にやって来るのと、南極近海で見られるのとで
はずいぶん異なる。
 日本などに押し寄せてくる流氷は、ウイスキーに入れるロックの
氷のような形をしているが、南極近海の流氷は平らなものが多いの
だ。
 いずれにしても、海面に出ているのはほんの一部分。水面下には
残りの氷の塊が隠れているのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.464  2003.01.26
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第464号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ふたご座 ☆☆☆
 ふたご座は、私の誕生星座である。5月22日ごろから6月21
日ごろまでが、「ふたご座」になっている。
 だから、この時期になると太陽がその近くにやって来ているとい
うことなので、自分の誕生日ころは誕生星座が見られないというこ
となのだ。
 自分の誕生星座が誕生日ごろに見えたらいいなと思う。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 南極の氷 ☆☆☆
 南極海で見られる流氷は、南極大陸にある氷河が迫り出してきて
海上に流れてきたものである。
 広い大陸から少しずつ迫り出して来て、海岸付近で先端部分から
崩れていくのだ。
 南極の氷(氷河)の中には、たくさんの気泡が含まれている。そ
の気泡の成分を調べると、その頃の気象がわかると言われているの
だ。


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    ほしやそらのこと       VOL.465  2003.01.27
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第465号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星が見られることも・・・ ☆☆☆
 前号で、自分の誕生月に誕生星座(星占いの星座)を見ることが
できないと書いたが、例外的に見られることがある。
 それは、自分の誕生日に皆既日食が起こった時だ。皆既日食では
空がとても暗くなるので、太陽の近くにある星だって見えるように
なることがあるのだ。1等星のような明るい星(例えば。しし座の
「レグルス」など)は、はっきりと見えるようになっているだろう。
 しかし、皆既日食は滅多に見られない。さらに、その日が誕生日
になると、その確率は「天文学的数字分の1」になってしまうだろ
う。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雨のち雪 ☆☆☆
 週末から低気圧がやって来て今週は「雨」でのスタートになりそ
うだ。
 ところが、この頃の天候は、低気圧が通過した後、寒気が入るこ
とが多い。だから、雨の後、雪に変わることがよくあるのだ。とく
に、天候の回復が思わしくない時に、そのようになることが多い。
 今週は一年中でいちばん寒い時季になる。くれぐれも風邪を引か
ないように。


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    ほしやそらのこと       VOL.466  2003.01.28
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第466号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 馬頭星雲 ☆☆☆
 オリオン座には、いくつかの星雲があるが、そのなかで、いちば
ん有名なのは、三ツ星の南にある「オリオン大星雲」(M42)」
であろう。
このオリオン大星雲は肉眼でもはっきりと見える星雲で、双眼鏡を
使うと、さらに見事な姿をみることができる。
 肉眼では見えないが、写真撮影すると、チェスの駒の「ナイト」
にそっくりな姿に見える星雲がある。その名も「馬頭星雲」。横向
きの馬の顔の部分は暗黒星雲である。暗黒星雲がシルエットになっ
て見えているのだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 季節風と波 ☆☆☆
 気象情報を見ていると、各地の波の高さが予報されている。
 中国地方の場合で見ると、瀬戸内海側では1メートル前後である
のに対し、日本海側では3メートルから4メートル、日によっては
5メートル以上に達する。
 これは、北西から季節風によって立った波が、日本海側の各地に
押し寄せるからである。
 私は、春から夏にかけてしか行ったことがないので、穏やかな波
しか見たことがない。それでも、瀬戸内の「鏡のような海」に比べ
ると波が高いように思えたのだ。
 数メートルの波は、とてつもなく高いものにちがいない。


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    ほしやそらのこと       VOL.467  2003.01.29
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第467号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 赤い星雲 ☆☆☆
 天文雑誌や図鑑などに写っている散光星雲を見ていると、たいが
い赤っぽく写っているものが多い。オリオン座の「大星雲」や「馬
頭星雲」、いっかくじゅう座にある「バラ星雲」など、見事な色で
ある。
 ところが、望遠鏡で見ても、ちっとも赤く見えないのだ。灰色っ
ぽくぼんやり見えるだけである。もっとも、大口径の望遠鏡で見る
と色付いて見えるのかも知れないが・・・。
 赤く見えるのは、写真に写した時に、特定の光の領域が赤く感光
するためである。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 今年も花粉症が・・・ ☆☆☆
 先日のテレビを見ていると、また花粉症の季節がやって来ると報
じていた。
 それによると、2月中旬から発生し始め、その発生数は昨年より
3倍ぐらいになるということだ。
 花粉症に悩まされる人にとっては、ありがたくない情報だ。花粉
症に効く特効薬はないものだろうか。


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    ほしやそらのこと       VOL.468  2003.01.30
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第468号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 青い星、赤い星 ☆☆☆
 夜空の星を見ていると、色のちがいに気付く。
 例えば、「すばる」の星々は青っぽい。また、オリオン座の「ベ
テルギウス」は赤い色をしている。
 星の色がちがうのは、星の表面温度のちがいが起因するが、星の
年齢とも関係がある。一般的に生まれたばかりの星には青っぽいも
のが多い。また、「赤色巨星」と言われる、寿命がつきかけている
星は赤いのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 水道が出ない! ☆☆☆
 今ごろは冷え込みがとても厳しい。連日の氷点下の気温。何もか
もが凍り付いてしまうような感じだ。
 さて、この時季に困るのが、朝の洗顔の時に水が出ないことだ。
蛇口を捻っても、それが固くて、なお克かつ、水が1滴も出てこな
いのだ。対策としては、水道管の露出部分に断熱材を巻いておくか、
水を少しずつ出しっぱなしにしておくかないようだ。とくに、冷え
込みが厳しい時は、忘れずに。


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    ほしやそらのこと       VOL.469  2003.01.31
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第469号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 黄色い星も・・・ ☆☆☆
 赤い星や青い星もあれば、白い星もある。オリオン座の「リゲル」
や、おとめ座の「スピカ」が、その代表的なものである。
 星の表面温度が6000度ぐらいになると、黄色っぽく見えるよ
になる。黄色い星の代表は、こぐま座の「ポラリス」。それは北極
星である。
 私たちの「太陽」も、遠くから見ると、北極星のように黄色っぽ
く輝いている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 1月も終わり ☆☆☆
 今年、2003年の1月もきょうで終わりになる。
 年明けから寒さが続き、一時的に暖かくはなったりはしたが、冬
らしい1月になったようだ。
 明日から2月。寒さもまだまだ続きそうだ。春が待ち遠しいもの
である。
○○○ 室内でも凍結! ○○○
 昨日の朝は、とても厳しい冷え込みであった。朝、洗顔しようと
しても水だでないのである。蛇口には、氷柱のような氷が・・・。
県北に住んでいた時にはたまにあったが、9年前に三原に越して来
てからは初めてのことであった。まさに、冷凍庫のような状態だっ
たのだ。
 寒いのは苦手なので、早く暖かくなってほしいものだ。(^^; 


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    ほしやそらのこと       VOL.470  2003.02.01
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第470号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ オリオン座が真南に ☆☆☆
 午後8時過ぎに南の空をみて見よう。
 2つの明るい1等星を含む4つの星が長方形に並び、その真ん中
あたりに3つの2等星が横一列に並んでいる。だれが見ても、すぐ
にそれだとわかるはずだ。
 この星座は言わずと知れた「オリオン座」である。オリオン座は
2月の初めに、真南にやってくる。このことを「南中」という。
 南中の時が、高度がもっとも高くなっているので観察しやすいの
だ。
 ただ、この凍てつくような寒さはねぇ。(^^;
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 1月も終わり ☆☆☆
 今年、2003年の1月も昨日で終わった。
 年明けから寒さが続き、一時的に暖かくはなったりはしたが、冬
らしい1月になったようだ。
 きょうから2月。寒さもまだまだ続きそうだ。春が待ち遠しいも
のである。


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    ほしやそらのこと       VOL.471  2003.02.02
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第471号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ オリオン座が真南に ☆☆☆
 午後8時過ぎに南の空をみて見よう。
 2つの明るい1等星を含む4つの星が長方形に並び、その真ん中
あたりに3つの2等星が横一列に並んでいる。だれが見ても、すぐ
にそれだとわかるはずだ。
 この星座は言わずと知れた「オリオン座」である。オリオン座は
2月の初めに、真南にやってくる。このことを「南中」という。
 南中の時が、高度がもっとも高くなっているので観察しやすいの
だ。
 ただ、この凍てつくような寒さはねぇ。(^^;
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 如月 ☆☆☆
 2月は、「如月」(きさらぎ)。この辺りでは、1月に次いで、
寒い月である。ただし、2月の初めごろがもっとも寒くなるようだ。
 きょうの、広島での日の出は7時8分、日の入は17時40分と
なっている。冬至の頃と比べて、昼の長さが40分ぐらいは長くな
っているということだ。
 それだけ、太陽に当たるのだから、暖かくはなってきているのだ
ろうが、気温の上昇は昼の長さや太陽高度とずれが生じるのだ。朝
は確かに寒いが、光はずいぶん明るさを増してきたような気がする。


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    ほしやそらのこと       VOL.472  2003.02.03
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第472号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 三ツ星の高度から ☆☆☆
 昨日の記事で、オリオン座が南中することを書いたが、南中時の
三ツ星が見える角度を調べると、その土地での、おおよその緯度を
知ることができるのだ。
 例えば、南中した時に55度の高さに見えたとしよう。そうする
と、そこの土地の緯度は、
 90−55 で、おおよそ35度だとわかるのである。
 なぜ、それがわかるのかというと、三ツ星は、ほぼ、天の赤道に
位置しているからなのだ。だから、北極点や南極点では、水平線上
に見えて(あるいは隠れて)いることになるのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 節分 ☆☆☆
 きょうは、節分である。「節分」とは、「季節を分ける」という
意味であるが、今回分けるのは、冬と春。そして、明日は立春であ
る。
 暦の上では「春」だが、春とは名ばかり。まだまだ厳しい「冬」
が続くのだ。 


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    ほしやそらのこと       VOL.473  2003.02.04
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第473号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ マリネリス渓谷 ☆☆☆
 火星の表面には、「マリネリス渓谷」と呼ばれる、大きな谷があ
る。アメリカにある「グランドキャニオン」より、遙かに大きな深
い谷なのだ。
 まだまだ、観察しにくい火星だが、8月の終わり頃の「大接近」
の時には、それが見られるかも知れない。今から、楽しみにしてお
こう。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 立春 ☆☆☆
 きょうは、立春(りっしゅん)。暦の上では春だが、実際には、
冬であるとは、昨日の記事で書いた通り。
 「天文ガイド」という天文雑誌のデータによると、立春は、きょ
うの15時05分18秒のことらしい。何で、秒単位までわかるの
だろうかと、つくづく思う。なお、春分点を起点として、地球は、
315度回っているということなのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.474  2003.02.05
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第474号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 柄杓の頭が・・・ ☆☆☆
 秋から冬にかけて、お目にかからなかった北斗七星が、夜遅く
なって見え始めてきた。
 北斗七星は春になると、柄杓の「杓」の部分から見え始める。
杓の次には、「柄」が見えてくるのだ。午後8時頃にここまで見
えてくると、季節は春に近づいている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ マラソンの季節 ☆☆☆
 年末から今ごろにかけて、全国各地でマラソン大会が開かれて
いる。
 テレビで中継されるものもあれば、市民、あるいは町民マラソ
ンなど、その規模はさまざまである。
 正式(?)なマラソンは、42.195kmの長丁場。外気は冷
たくても、ランナーの身体は熱くなっていくのだ。だから、寒い
時季に行われるのが一般的だ。
 しかし、オリンピック大会では、通常は夏に行われる。選手に
とってきついのは言うまでもない。


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    ほしやそらのこと       VOL.475  2003.02.06
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第475号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ スペースシャトル落下 ☆☆☆
 今週の初めにアメリカからショッキングなニュースが飛び込ん
できた。
 スペースシャトル「コロンビア」が、事故のため、着陸寸前に
空中分解してしまったのだ。テレビの映像を見ていると、筋を引
くように機体の残骸が地上に向かって落下していた。
 今回は事故だったが、人工衛星が落下してくる時も、これとよ
く似ている。大気圏に突入すると、1500度ぐらいの高温にな
るため、機体も燃え出すのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 耐寒歩行 ☆☆☆
 この時季、耐寒歩行(耐寒ラリー)が行われることがよくある。
 この地域でも、「佐木島」という島を周回するのだ。前兆10
kmあまりのコースを、夜中に歩くのだから、冷え込みとの闘いに
なる。
 今年は、2月15日から16日にかけて行われることになって
いる。少しでも穏やかな天気になってほしいものだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.476  2003.02.07
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第476号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ うみへび座 ☆☆☆
 「うみへび座」という星座がある。この星座は東西にとても長い
星座で、頭部は、かに座あたりにあり、尻尾の部分は、てんびん座
の近くまであるのだ。
 だから、うみへび座は、冬から夏まで見ることができる、”息の
長い”星座なのだ。
 胴の真ん中あたりが見えるのは春なので、図鑑などでは、春の星
座に入っている。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ また眩しい光が・・・ ☆☆☆
 日の出の時刻もだいぶ早くなってきた。
 そうすると、まと困ることが起きるようになってきたのだ。
 これは、通勤時、東の方角に行く人は多くの場合経験しているこ
となのだ。
 私の場合も例外ではなく、国道を東進していると、ちょうど水平
線の方向に眩しい太陽があるのだ。少しでも、角度が違えばよいの
だが、河口の方向と、この時季の日の出頃の太陽の方向が見事に一
致している。サンバイザーを下げても、ほとんど効果がないのだ。
いつもはいやなのだが、この時季は大型トラックが前にいると、影
に入るので都合がよいのだ。 


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    ほしやそらのこと       VOL.477  2003.02.08
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第477号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星雲・星団の宝庫 ☆☆☆
 冬の天の川は、オリオン座からおおいぬ座あたりを流れている。
銀河系の中心方向がある夏の天の川に比べて、華やかではないが、
冬の天の川にも、星雲・星団がたくさんあるのだ。
 おもなものを挙げると、オリオン座の「大星雲」「馬頭星雲」、
いっかくじゅう座の「バラ星雲」、ふたご座の足元にある「M35」
など・・・。
 双眼鏡があったら、冬の天の川にも目を向けてほしいものだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 神明市 ☆☆☆
 神明(しんめい)市は、三原では、「さつき祭」や「やっさ祭」
と並ぶ盛大なイベントである。
 この市は、立春明けの週末に開かれるので、春を呼ぶ風物詩であ
るとも言われている。
 神明市の目玉は、ダルマ市と植木市である。まだまだ寒いが、市
に出かけて、早春を感じとってほしいものだ。 


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    ほしやそらのこと       VOL.478  2003.02.09
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第478号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ カメラのレンズ ☆☆☆
 私は大のカメラ好きで、カメラボディはもちろん、交換レンズも
かなりの数を持っている。
 レンズは、「ボケ味」とか「色合い」など、それぞれに個性があ
るので、つい買い漁ってしまっているのだ。
 しかし、星野を撮影するには、周辺まで鮮明に写る物がよい。も
っと言うと、「収差」が少ない物、周辺でも「点」の像として写る
のがいいのだ。
 しかし、なかなか、そんなにいいのは見つからない。周辺では、
彗星のような尾を引いたり、三角やカモメのような星像になること
が多いのである。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 魚が釣れない季節? ☆☆☆
 今でこそあまり行かなくなったが、以前は毎週のように海釣りに
出かけていた。
 秋から冬にかけては、アイナメやカレイがよく釣れたものだ。
そして、春先になるとチヌ(クロダイ)が釣れるようになる。
俗に言う「花見ヂヌ」である。
 とkろで、2月と8月は、魚が釣れにくいと言われている。
確かな証拠はないのだが、今までによく聞かされた。推測するに、
2月は気温も低いが水温も低いためではなかろうか。水温が低いと、
魚など、生物の活動が鈍くなるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.479  2003.02.10
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第479号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 望遠鏡のレンズ ☆☆☆
 望遠鏡には、「屈折式」と「反射式」とがある。
 「屈折式」では、前面に「対物レンズ」と呼ばれる、大きなレン
ズがはまっている。
 また、覗く方には「接眼レンズ」と呼ばれる小さなレンズがはま
っている。
 対物レンズで集めた光を、接眼レンズでピントを合わせて、星や
月などを見ているのだ。
 ところが、これらのレンズの性能がよくないと、周辺部分で見え
る星は、虹色に色付いて見えることがある。これを、「色収差」と
呼んでいるが、星の色を調べたい時は、色収差はできるだけないほ
うが良いのだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 氷のランプ ☆☆☆
 この前、テレビを見ていると、氷のランプが沿道や坂道に並べら
れている光景に出くわした。
 ガラスのランプのようにも見えるが、氷だと表面がザラザラして
いたり、氷の中の気泡によって、ろうそくの光が乱反射されて、と
てもきれいに見えるのだ。
 今だからこそできる氷のランプ。作ってみてはいかがですか。


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    ほしやそらのこと       VOL.480  2003.02.11
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第480号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 反射鏡 ☆☆☆
 反射式の望遠鏡では、対物レンズの代わりに、凹面鏡が使われて
いる。
 凹面鏡のすぐれた点は、前号で書いたような「色収差」がないこ
とである。だから、星がより鮮明に見えるのだ。
 反射式のよい所はまだある。同じ口径で作れば、屈折式に比べて
はるかに軽量に、また安価にできるのだ。
 でも、欠点もないわけでもない。反射式は、凹面鏡が汚れやすい
ので、メッキをやり変えたりする必要があるのだ。また、光軸が狂
いやすいので、その都度、調整しなくてはならない。
 でも、私は、反射式のほうがいいと思う。軽量で安価なものに勝
るものはない。(でも、反論があるだろうなぁ。(^^;)
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 9年前のこと ☆☆☆
 9年前、私は、広島県の北西部にある小さな町に住んでいた。
 所用があって、三原までやってきたのだが、大雪に見舞われてし
まったのだ。
 10日だったと思うが、三原では「神明市」が行われていて、国
道は大渋滞。雪も重なって、渋滞の度を極めたのだ。
 翌日、すんでいた小さな町に帰ったのだが、50cmを上回る大雪
で、簡易車庫が潰れていたのだった。
 同じ町内でも、1mをゆうに超える所もあったのだ。その時、三
原でも10cm以上の積雪になったようだ。 
 三原で神明市の季節がやって来るたびに、あの時の大雪を思い出
すのである。


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    ほしやそらのこと       VOL.481  2003.02.12
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第481号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 大口径の望遠鏡 ☆☆☆
 望遠鏡を使って天体を見ると、大口径の望遠鏡の見え味に圧倒さ
れる。
 望遠鏡の入門モデルは、屈折式で5〜6cm、反射式で10cmぐら
だろう。それでも、じゅうぶん見えるが、やはり大口径の望遠鏡に
あこがれる。
 世界最大の口径を持つ「すばる」とまではいかなくとも、40〜
50cmの反射式の望遠鏡が欲しいものだ。
 赤道儀なら、天文台級になってくるが、ドブソニアンでは、ひょ
っとしたら手が届くかもしれない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 1月は寒かった ☆☆☆
 1週間あまり前の新聞に1月の気象のことが載っていた。
 当初の暖冬予報とは正反対の結果で、広島では最低のタイ記録だ
ったという。70年代にもっと寒い年があったようにも思うが、調
べてみないとわからない。
 さて、昨年は、年明けからずっと高温で推移した。そのため、桜
の開花は記録的な早さであった。今年は、この調子だと、かなり遅
くなるかもしれない。


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    ほしやそらのこと       VOL.482  2003.02.13
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第482号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 木星と土星に挟まれて ☆☆☆
 月の半ばになったので、ラグビーボールを少し太くしたとうな月
を見ることができるようになった。
 午後9時過ぎだと、月は中天近くに見えている。そして、その月
を挟むようにして、西側に土星が、東側には木星が輝いている。
 木星や土星といっしょにいくちかの1等星も見えている。木星や
土星などの惑星は、恒星のようにあまりチカチカと瞬かないので、
見分けがつくものと思う。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 早春のドカ雪 ☆☆☆
 この辺りでは、2月から3月の初めにかけて、大雪が降ることが
多い。
 原因は、気温が上がってきて、空気中の水蒸気量が増えることと、
低気圧の移動経路が挙げられる。後者の低気圧の移動だが、太平洋
側の海岸線に沿って移動していくのだ。そこに、北から冷たい寒気
が降りて来ると、雪になるのだ。
 雨の10mmはたいしたことはないが、これが雪に変わると10cm
ぐらい積もることになるのだ。10cmも積もれば、この辺りでは、
「ドカ雪」。大変なことになってしまうのだ。 


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    ほしやそらのこと       VOL.483  2003.02.14
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第483号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星図絵の動物たち ☆☆☆
 全天には88個の星座があるが、動物を形取ったものが多い。
 いくつか例を挙げると、おおいぬ座、こいぬ座、しし座、かに座、
おおぐま座、こぐま座、さそり座、やぎ座、くじら座などである。
 これらの星座のうち、実在の動物の形と変わらないものもあれば、
そうでもないものもある。
 後者の例で言うと、おおぐま座やこぐま座は尻尾が異様に長い。
また、やぎ座が下半身が魚のような形をしている。これらが何故そ
うなっているのかは、神話に書かれている。それを読めば、謎を解
くことができる。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 花粉が舞う ☆☆☆
 私が以前住んでいた広島県西北部の町は、スギの木がたくさん植
えられていた。
 スギと言うと、この時季から、花粉が大量に飛散するようになる。
乾燥した日が続くと、さらにその量を増してくるのだ。少しでも風
が吹くとやや黄色っぽい花粉が飛散し、山火事と見誤るほどなので
ある。
 これから、5月ごろまで花粉が舞うので、アレルギーのある方は
注意してほしい。


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    ほしやそらのこと       VOL.484  2003.02.15
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第484号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ カノープス ☆☆☆
 カノープスの光度はマイナス0.7等級。おおいぬ座のシリウス
に次いで明るい星である。
 しかし、カノープスが見える地域は、北緯37度より南ではない
と難しい。また、見えたとしても、分厚い大気による減光で2等級
から3等級ぐらいになっているだろう。
 そのカノープスは今が見ごろ。「南極老人星」とも呼ばれるカノ
ープスは見ると長生きできると言われている。この、メルマガでも
何度も紹介してきたが、ぜひ見ておきたい星である。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 紫御殿 ☆☆☆
 NHKが南極にハイビジョンの放送ができる施設を開設した。
 テレビで、今の南極のようすを中継しているのを見ることができ
る。
 ところで、今から20年以上前にも、南極からの中継放送がされ
ているのを見たことがある。
 氷で作った部屋も紹介されていたが、外側の光が透けて青っぽく
見えていたのだ。それで、「紫御殿」と名付けたそうだ。
 南極は、これから冬に向かっていく。束の間の”夏”も終わって
しまう。


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    ほしやそらのこと       VOL.485  2003.02.16
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第485号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ アケルナル ☆☆☆
 「アケルナル」という恒星は「エリダヌス座」にある。
 エリダヌス座と言っても、知っている人は少ないと思われるが、
エリダヌス座の起点は、オリオン座の「リゲル」の右隣にある。
そこから、うねうねと南に下り、1等星の「アケルナル」が終点に
なるのだ。
 ただ、残念なことに、アケルナルは沖縄あたりまで行かないと見
ることができない。アケルナルは「エリダヌス川」の河口にある1
等星なのだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雪解け ☆☆☆
 日中の気温がずいぶん上がるようになってきた。
 冬至から2か月近く経ったので、それだけ春に近づいているとい
うことなのだ。
 中国山地に近い所では、雪解けが始まる季節である。山に降った
雪が解けてきて、谷間に清水が流れるようになる。
 しかし、雪崩にも注意しなければならない。特に、今年は雪が多
いようなので、雪崩の規模も大きくなるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.486  2003.02.17
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第486号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 満月 ☆☆☆
 また、満月がやってきた。
 月の満ち欠けの周期は約29.5日だから、ほぼ1か月ごとに満
月を見ることができるのだ。
 今回の満月は、高度が高くて、南中時には天頂近くに輝いている。
それだけ明るく地上を照らすので、明かりがなくても夜道が歩ける
はずだ。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 菜の花 ☆☆☆
 春の足音がだんだんと近づいてきた。
 この辺りではまだだが、島諸部や沿岸部の南東斜面にある畑など
では、菜の花が咲き初めているのではないかと思う。
 菜の花は春を告げる花の一つである。この辺りでも、菜の花が早
く咲いてくれといいのだが・・・。


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    ほしやそらのこと       VOL.487  2003.02.18
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第487号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 源平の戦い ☆☆☆
 オリオン座をよく見てみよう。
 オリオン座は、冬の星座の王者である。1等星2つと2等星2つ
でつくる長方形の中央に2等星が3つ仲良く並んでいる。形がわか
りやすい星座なので、誰でもそれとわかるであろう。
 オリオン座を形づくる長方形の左上にあるのが、赤っぽく輝いて
いる「ベテルギウス」で、右下に白っぽく輝いているのが「リゲル」
である。
 日本では、その色から、ベテルギウスを「平家星」、リゲルを
「源氏星」と呼ぶ所もある。源平合戦の中央に「三ツ星」があり、
戦いが拮抗しているようにも見える。
 それにしても、オリオン座は見事な星座である。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 寒の戻り ☆☆☆
 先週の週明けは3月から4月の陽気だったが、中ごろになると、
また寒くなってきた。
 これを、「寒の戻り」と言う。前号で、「春の足音・・・」と書
いたが、春は一気にやって来るわけではない。一進一退を繰り返し
ながら春へと推移していくのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.488  2003.02.19
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第488号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 鼓星 ☆☆☆
 鼓星(つづみぼし)とは、オリオン座の別名である。
 日本に古くからある楽器の鼓を真横から見ると、その形を連想で
きるのではないかと思われる。
 星座を見ていると、その星の並びから星図絵を想像できるものも
あるが、まったくイメージのわかないものもある。
 オリオン座は、勇者オリオンがこん棒を振りかざしている姿にも
見えないこともないが、楽器の鼓の形のほうが言い当てているよう
に思う。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雨水 ☆☆☆
 きょうは、二十四節季の一つ、「雨水」(うすい)である。
 雨水とは、だんだん暖かくなって、空から降ってくる雪が、もう
雪ではなくて、雨になって降るということである。
 この辺りでも、気象情報を見ていると、降水の確率が雪ではなく
て雨になっていることが多い。
 でも、そうは言っても、3月になっても雪が降ることもあるのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.489  2003.02.20
                発行者  tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ほしやそらのこと」の第489号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ノートパソコンを持って・・・ ☆☆☆
 ノート型のパソコンは、昔と比べてずいぶん使いやすくなった。
 液晶画面がきれいなのはもちろんのこと、容量も大幅の増加し、
また、CDドライブは当然、DVDドライブすら標準装備となった。
 私は、ノートに「プラネタリウムソフト」を入れて使っているが、
星座盤よりはるかにリアルでまたわかりやすいのだ。
 プラネタリウムソフトにはいろいろなものがあるが、私が最近使
っていて、”お気に入り”のものをいくつか紹介する。以前からの
読者の方は、「またか」と思われるかも知れないが、お許し願いた
い。

○「ステラシアター」
http://www.toxsoft.com/sswpro/lite.html
からフリー版が入手できます。

○「お星様とコンピュータ」
http://www.star.gs/
では、すぐに見ることができます。

○「ステラナビゲータ」
http://www.astroarts.co.jp/products/stlnav6/index-j.html
市販版のお薦めです。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 春一番 ☆☆☆
 「春一番」とは、立春から春分までに吹く強い南風のことである。
 春一番は吹く時には、低気圧が日本海にやって来て、そこで発達
していく。その時に、低気圧に向かって南風が吹くのである。強い
風にも規定があって、風速が毎秒8メートル以上となっている。
 春一番が吹いたからと言って、すぐに春になるわけではない。ふ
つう、その後に北風の吹き返しがあり寒くなるのだ。
 春一番が吹く時には海難事故が多い。海上では陸上以上に強い風
が吹くので注意を怠れないのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.490  2003.02.21
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第490号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ フリーソフトを見つける ☆☆☆
 前号で、フリーの天文ソフトを紹介したが、フリーソフトは、こ
の他にもたくさんある。
 私も、時々、そういうソフトを探しているが、そのなかでも、お
薦めなのが、「ベクター」(”Vector”)のサイトである。
 ここには、あらゆる分野のソフトが登録してある。「天文」とか
「プラネタリウム」と語を入れて検索してみるとよい。きっと、お
もしろくて役に立つソフトが見つかるはずだ。
 なお、「ベクター」のウィンドウズ用ソフトのページは次の通り
である。

http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win/

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 黄砂 ☆☆☆
 今年も黄砂が飛ぶ時季になってきた。
 黄砂は、中国大陸の黄河上流域にある、黄色っぽい土が、強い偏
西風によって運ばれ、日本の各地に降るものである。
 この時季、大陸はとても乾燥しているので、風が吹くと大量の土
が舞い上がるのである。
 黄砂がやって来ると、空は黄色く霞み、雪は黄色くなり、雨だと
洗濯物が汚れてしまうほどになるのだ。
 
☆☆☆☆☆ もうすぐ、第500号 ☆☆☆☆☆

 2001年9月から発行している、「ほしやそらのこと」。
おかげさまで、もうすぐ500号になります。
 これからも、よろしくお願いいたします。 


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    ほしやそらのこと       VOL.491  2003.02.22
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第491号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 高感度のCCDカメラ ☆☆☆
 「天文ガイド」という雑誌に、星も写せる高感度のCCDカメラ
(「CCDモジュール」というのが正しいようだ)が紹介されてい
た。その記事によると、星座はもちろんのこと、星雲などもかなり
鮮明に写っていた。
 残念ながら、モノクロでカラーでは写せないが、実用性は高いと
思った。価格は88,000円。興味がある方は、この雑誌の記事
を読んでみるとよい。 

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 花粉症グッズ ☆☆☆
 今年は花粉の飛散が例年に比べて多いようだ。
 花粉症に悩まされる人たちにとっては、憂鬱な季節が続くが、花
粉症ぐっずが、デパートや薬局で売られている。
 マスクや眼鏡、坑アレルギー剤など、実にたくさんの種類がある。
先日のテレビで、針による治療も紹介されていたが、症状のある人
は、何にでも飛びつきたいというのが、心境ではないだろうか。


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    ほしやそらのこと       VOL.491  2003.02.22
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第491号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 高感度のCCDカメラ ☆☆☆
 「天文ガイド」という雑誌に、星も写せる高感度のCCDカメラ
(「CCDモジュール」というのが正しいようだ)が紹介されてい
た。その記事によると、星座はもちろんのこと、星雲などもかなり
鮮明に写っていた。
 残念ながら、モノクロでカラーでは写せないが、実用性は高いと
思った。価格は88,000円。興味がある方は、この雑誌の記事
を読んでみるとよい。 

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 花粉症グッズ ☆☆☆
 今年は花粉の飛散が例年に比べて多いようだ。
 花粉症に悩まされる人たちにとっては、憂鬱な季節が続くが、花
粉症ぐっずが、デパートや薬局で売られている。
 マスクや眼鏡、坑アレルギー剤など、実にたくさんの種類がある。
先日のテレビで、針による治療も紹介されていたが、症状のある人
は、何にでも飛びつきたいというのが、心境ではないだろうか。


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    ほしやそらのこと       VOL.492  2003.02.23
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第492号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 望遠鏡が売れる年 ☆☆☆
 今年の8月には火星が第接近する。
 こういう年には、望遠鏡がよく売れるようだ。天文雑誌などの広
告を見ると、「火星大接近!」「ビッグチャンス!」などの文字が
天体望遠鏡ととに、目を引く。
 だいたい、天体望遠鏡というものは、その時「欲しい!」と思っ
て購入するのだが、”ブーム”が去ると、倉庫などの隅で埃をかぶ
っていることが多いものである。
 そうは言っても、天体望遠鏡は決して安くはないグッズだ。宝の
持ち腐れにしないで、しっかりと活用したいものである。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ ことわざと気象 ☆☆☆
 広島県千代田町には、「茶の花が下を向いて咲く年は大雪、上を
向いて咲く年は小雪」ということわざがある。
 また、京都府には「お茶の花が上向きにたくさん咲くと大雪」と
いうことわざもある。
 上向き?下向き?どっちが本当なの?と思ってしまった。地方に
よって、茶の花の咲き方も異なるのだろうか?


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    ほしやそらのこと       VOL.493  2003.02.24
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第493号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 広告に騙されないために ☆☆☆
 最近でこそ少なくなったが、天体望遠鏡の誇大広告がよくあった。
例えば、「この望遠鏡は何と○○○倍の大迫力!!」などと、倍率
の高さを宣伝したものが多い。
 しかし、そういう望遠鏡に限って口径が小さかったり、極端に安
価だったりする。
 前にも書いたが、望遠鏡は倍率ではなくて口径なのだ。しかし、
大口径であっても、架台がしっかりしていないとダメである。また、
よく調整されていないといけない。
 最後に何と言っても、空が落ち着いていること。これが、いちば
ん大切なことかもしれない。
  
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 水仙の花 ☆☆☆
 水仙の花は、冬の終わりごろから春にかけて咲く花である。
 6枚の白い花弁の中に、黄色い花弁はあるように見える。球根な
ので、秋に植えておくと、この時季になって発芽し、花を付けるよ
うになるのだ。
 水仙の花を見ていると、早春の風景が目に浮かんでくる。


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    ほしやそらのこと       VOL.494  2003.02.25
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第494号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 春を告げる星座 ☆☆☆
 春を告げる星座というと、何座を連想するだろうか?
 しし座?おおぐま座?それとも、うみへび座?
 いろいろな星座があるが、私は「北斗七星」を含むおおぐま座を
いちばんに挙げたい。
 北斗七星は春から夏にかけてが見ごろである。そして、北斗七星
を起点として、次々に春の星座を見つけることができるのだ。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 梅の花も・・・ ☆☆☆
 日に日に、春が近づいて来た。
 ふと山を見ると、梅の花が咲いているのに気付いた。
 梅の花は、バラ科の5枚の花弁をつける花の中では、もっとも早
く咲き始めるようだ。
 梅の花が咲くと、次は桃、そして桜という順に、花を付けるよう
になる。
 無味乾燥していた山々も、これからは彩りを増してくる。


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    ほしやそらのこと       VOL.495  2003.02.26
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第495号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 隕石落下! ☆☆☆
 1週間ぐらい前の地元の新聞に隕石落下の記事が載っていた。広
島市内にあるある倉庫の屋根を突き破って落ちて来たらしい。
 国内の発見では平安時代から数えると49例目で、広島県では、
初めてだという。
 この隕石は、近日中に、広島市にある、子ども文化科学館に展示
されるそうだ。興味がある方は、見に行ってみるとよい。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 羽ばたけ! ☆☆☆
 日が暮れるのが日に日に遅くなってきて、通勤の帰り道でも明る
い空を見ることができるようになってきた。
 先日、西の空を見ていると、あたかも鳥が羽ばたいているような
雲を見ることができた。「写真に撮らないと・・・」と、車を止め
たのだが、肝心のカメラがなかったのだ。二度と同じ雲を見ること
ができないと思うと、悔しさが募るのである。「雲のページ」でも
紹介しているが、同じ形の雲は二度と現れないのだ。


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    ほしやそらのこと       VOL.496  2003.02.27
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第496号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 隕石にぶつかった人 ☆☆☆
 過去の記録によると、隕石にぶつかって死んだり怪我をしたりし
た人がいるという。
 前号で紹介した隕石も、もし民家に落ちていれば、そうなってい
たかもしれないのだ。
 隕石にぶつかった人で、はっきりと記録に残っているのもある。
アメリカのことだったと思うが、ある女性にワンバウンドした隕石
がおしりに当たり、怪我をしていまったのだそうだ。もし、ダイレ
クトに当たっていたら、大変なことになっていただろう。何せ、屋
根を簡単に突き破るだけの威力があるのだから・・・。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろ、土筆が・・・ ☆☆☆
 太陽の高度が日に日に高くなり、地表を明るく照らすようになっ
てきた。
 地表を明るく照らすと言うことは、それだけ地表を温めるという
ことである。
 この時季になると、土筆(つくし)が顔を出すようになってくる。
暖かい南向きのあぜ道などを見ると、土筆を発見できるかもしれな
い。


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    ほしやそらのこと       VOL.497  2003.02.28
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第497号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 2月28日 ☆☆☆
 きょうは、2月28日。今年は「閏年」ではないので、2月はき
ょうで終わりである。
 閏年は4年に1度ある。これは、地球は太陽のまわりを1周する
のに、365日と6時間ぐらいかかるからだ。だから1年が365
日では、4年後にちょうど1日分足りなくなるので、「閏日」を設
け調整するためである。
 ところが、地球の公転の周期は正確に言うと。365日と5時間
48分46秒ぐらいなのだ。だから、4年に1度の調整では、また
ずれて来るのだ。そのため、100年に1度は閏日がないのだ。近
年では、1900年がこれにあたる。さらに400で割れる年は、
閏日はそのままにしている。2000年がその例である。
 最後に、閏日は何故2月の最後に設けるのかというと、昔は1年
の最後の月が2月だったからである。来年は閏年なので、閏日があ
る。だから、2月29日があるのだ。
 「1月」、「2月」というのは、日本などでの言い方であって、
英語圏では、”January”、”February”というように表現される。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 2月も終わり ☆☆☆
 2月もきょうで終わりである。「大」の月と比べると3日も短い
ので、あっという間に過ぎていったという感じである。
 昨年の11月ごろから続いていた寒さも、今年の2月になって、
平年を上回る日も多くなってきた。でも、暖かさはそんなに実感で
きなかったように思う。
 明日から3月。穏やかな月であってほしい。


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    ほしやそらのこと       VOL.498  2003.03.01
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第498号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 黄道光 ☆☆☆
 きょうの月齢は「27」ぐらい。ということは、夕方から夜にか
けては月の影響をまったく受けないということだ。
 夕方、西の空を見てみよう。うっすらと舌のような光を見ること
だできるかもしれない。これは、「黄道光」と呼ばれる現象で、3
月の初めごろが観察の好機なのだ。
 黄道光は、太陽の赤道面にある塵が太陽の光に照らされて見える
現象である。とても淡い光なので、空が澄んでいる所でないと見え
にくいかもしれない。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 空を見る楽しみ ☆☆☆
 11月から1月にかけては、日の入りの時刻が早く、仕事を終え
て帰る頃には空が真っ暗であった。だから、雲などほとんど見るこ
とができなかった。
 きょうから3月に入ったが、日の入りの時刻はもう1時間以上遅
くなっている。今ごろの楽しみは、夕日に赤く染まった雲を眺めな
がら、帰りの車を走らせることである。ほんとうに見事な色や形の
雲に出会うことがある。そういう時に限って、助手席にカメラを載
せていないのだ。
 また、載せていたとしても、下手に停めると後続車の邪魔になる。
適当な所を見つけて停めた時には、もう雲の色は褪せ、鉛色に変化
し始めている。


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    ほしやそらのこと       VOL.499  2003.03.02
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第499号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 太陽の年齢 ☆☆☆
 毎日、見ている太陽。いったいいつ頃にできたのだろう?
 天文関係の本などで調べてみると、約50億年前とある。そして
これから先50億年ぐらい光り続けるという。
 と、言うことは、太陽の寿命は約100億年だということになる。
しかし、人間は長くても100年ぐらいしか生きられないのに、な
ぜ、寿命が100億年だとわかるのだろう?とても不思議なことで
ある。
 
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 筍 ☆☆☆
 私が生まれた広島県東部の町は筍の産地である。3月になると、
”早稲”(?)の筍が出始める。
 筍は「竹」に「旬」と書くが、春に食べるのがいちばんおいしく
感じられる。
 ところで、筍を掘り出す専用の鍬がある。刃の部分がとても長く
工事で使われるつるはしのようでもある。あの長い刃先で、地中に
ある筍を掘り出すのだ。
 今年の筍の旬はいつごろになるだろうか。


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    ほしやそらのこと       VOL.500  2003.03.03
                発行者  tatchan2001
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「ほしやそらのこと」の第500号をお届けします。

−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 地球の年齢 ☆☆☆
 前号で、太陽の年齢について書いた。では、太陽系の惑星である
地球の年齢はどのくらいなのだろう。
 これも、本などによると、約46億年で、太陽が生まれた後に誕
生したことになる。宇宙の塵が集まって太陽ができ、残った星間物
質が集まって、地球などの惑星ができたということだ。
 いずれにしても、地球の年齢も推定できるのだから、ほんとうに
不思議なことである。

−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 桃の節句 ☆☆☆
 3月3日は、「ひなまつり」。桃の節句である。
 ずっと前に、黒澤明の「夢」という作品の中にも、ひなまつりの
場面があったのを思い出した。
 段々畑のような所に桃の木が植えてあって、そこに”本物”のお
雛様が登場し、笛、太鼓を叩きながら踊っているのだ。そこにいた
少年が、そのようすを見ていたのだ。しかし、それは「夢」で、実
際には、桃の木が伐り倒され、お雛様たちが怒っていたのだ。
 桃の花の吹雪と少年の姿が印象に残っている。いつごろ公開され
たかは覚えていないが、桃の花を見ると思い出すのである。
 
☆☆☆☆☆ とうとう、第500号 ☆☆☆☆☆

 「ほしやそらのこと」が、とうとう500号に達しました。
 1年半かけて、チンタラチンタラと発行してきました。誤字脱字
がいっぱいあり、読者の方から「?・・・」のメールをいただいた
こともあります。
 これからも発行していきますので、ごつきあいくださるよう、よ
ろしくお願いいたします。
 また、いずれかは、話題を分野ごとにまとめて、「天文のページ」
に掲載したいなと思っています。無理だと思うけど、本にまとめて
出せたら最高ですが。(^^;
 これからも、よろしくお願いいたします。