メルマガ 「ほしやそらのこと」 ID m00048044
天文と気象をテーマにしたメルマガです。ほぼ毎日発行しています。
記事索引 記事の番号をクリックするとジャンプします。
号数
|
発行年月日
|
ほしのこと
|
そらのこと
|
番外編・質問コーナー
|
501
|
2003.03.04
|
木星がもっと大きかったら
|
和紙を漉く
|
|
502
|
2003.03.05
|
土星は水に浮く!
|
雲に乗って
|
|
503
|
2003.03.06
|
3,6,12,24・・・
|
啓蟄
|
|
504
|
2003.03.07
|
恒河沙、阿僧祇、那由他
|
春霞
|
|
505
|
2003.03.08
|
星の数、宇宙の果て
|
日の出も急激に・・・
|
|
506
|
2003.03.09
|
やまねこ座
|
空の色
|
|
507
|
2003.03.10
|
こじし座
|
空の青さ
|
|
508
|
2003.03.11
|
春の星座
|
3月でも雪が降る
|
|
509
|
2003.03.12
|
南天の星座
|
樹液流動
|
|
510
|
2003.03.13
|
国旗に見られる星
|
オオイヌノフグリ
|
|
号数
|
発行年月日
|
ほしのこと
|
そらのこと
|
番外編・質問コーナー
|
511
|
2003.03.14
|
150億光年先の世界
|
タンポポ
|
|
512
|
2003.03.15
|
半月過ぎの月
|
ウグイス
|
|
513
|
2003.03.16
|
星の写真
|
雨がよく降る・・・
|
|
514
|
2003.03.17
|
北斗七星の柄杓
|
冬のように
|
|
515
|
2003.03.18
|
らしんばん座
|
もうすぐ彼岸
|
|
516
|
2003.03.19
|
ポンプ座
|
そろそろ、桜の開花便りが・・・
|
|
517
|
2003.03.20
|
大きな月
|
春分1日前
|
|
518
|
2003.03.21
|
春分点
|
春分
|
|
519
|
2003.03.22
|
惑星のスケッチ
|
日射しの角度
|
|
520
|
2003.03.23
|
月のスケッチ
|
桜の開花予想
|
|
号数
|
発行年月日
|
ほしのこと
|
そらのこと
|
番外編・質問コーナー
|
521
|
2003.03.24
|
月と冥王星
|
彼岸を過ぎても・・・
|
|
522
|
2003.03.25
|
色収差
|
桜前線
|
|
523
|
2003.03.26
|
月の通り道
|
やっと春らしく・・・
|
|
524
|
2003.03.27
|
地球の形
|
前線の見方
|
|
525
|
2003.03.28
|
ジャガイモのような星
|
高気圧と天気
|
|
526
|
2003.03.29
|
板切れのような星も・・・
|
春眠暁を覚えず
|
|
527
|
2003.03.30
|
ドライブへ行って星を見る時は・・・
|
島寄りがする
|
|
528
|
2003.03.31
|
火球の落下
|
雷
|
|
529
|
2003.04.01
|
夜空を楽しめない所
|
4月になった
|
|
530
|
2003.04.02
|
オリオン座ともお別れ
|
猫の目のような天気
|
|
号数
|
発行年月日
|
ほしのこと
|
そらのこと
|
番外編・質問コーナー
|
531
|
2003.04.03
|
春の大三角
|
花見
|
|
532
|
2003.04.04
|
春のダイアモンド
|
花曇り
|
|
533
|
2003.04.05
|
りょうけん座
|
衣服の調節
|
|
534
|
2003.04.06
|
銀河M51
|
休日は晴れてほしい
|
|
535
|
2003.04.07
|
銀河団
|
新学期
|
|
536
|
2003.04.08
|
まだまだ、星雲・星団が・・・
|
雨がほとんど降らない所
|
|
537
|
2003.04.09
|
ケンタウルス座
|
雨がよく降る所
|
|
538
|
2003.04.10
|
リギルケンタウルス
|
雪も終わり・・・
|
|
539
|
2003.04.11
|
はえ座
|
そろそろ葉桜に
|
|
540
|
2003.04.12
|
コンパス座
|
4種類のタンポポ
|
|
号数
|
発行年月日
|
ほしのこと
|
そらのこと
|
番外編・質問コーナー
|
541
|
2003.04.13
|
6等星
|
タンポポの種
|
|
542
|
2003.40.14
|
大きな星座
|
カエルの合唱
|
|
543
|
2003.04.15
|
小さな星座も・・・
|
キブシの花
|
|
544
|
2003.04.16
|
月明かり
|
霜の終日
|
|
545
|
2003.04.17
|
月夜
|
ツバメ
|
|
546
|
2003.04.18
|
1メートルという長さ
|
生物観測季節
|
|
547
|
2003.04.19
|
北極から南極に貫通するトンネル・・
|
気温のブレ
|
|
548
|
2003.04.20
|
アークトゥールス
|
気象台の移転
|
|
549
|
2003.04.21
|
スピカ
|
真夏日
|
|
550
|
2003.04.22
|
コップ座
|
盆地は暑い!
|
|
号数
|
発行年月日
|
ほしのこと
|
そらのこと
|
番外編・質問コーナー
|
551
|
2003.04.23
|
からす座
|
大雨
|
|
552
|
2003.04.24
|
地球の大気
|
穀雨も過ぎて・・・
|
|
553
|
2003.04.25
|
星は群れる
|
冬と夏が同居
|
|
554
|
2003.04.26
|
全天の星の数
|
毛髪湿度計
|
|
555
|
2003.04.27
|
惑星の衛星
|
気圧差
|
|
556
|
2003.04.28
|
太陽の光
|
4月に台風が・・・
|
|
557
|
2003.04.29
|
広島隕石
|
GWが始まる
|
|
558
|
2003.04.30
|
天の川が見えにくくなってきた
|
4月も終わり
|
|
559
|
2003.05.01
|
水星の日面通過(1)
|
紫外線に注意!
|
|
560
|
2003.05.02
|
水星の日面通過(2)
|
八十八夜
|
|
号数
|
発行年月日
|
ほしのこと
|
そらのこと
|
番外編・質問コーナー
|
561
|
2003.05.03
|
水星の日面通過(3)
|
こいのぼり
|
|
562
|
2003.05.04
|
水星の日面通過(4)
|
3連休2日目
|
|
563
|
2003.05.05
|
金星の日面通過
|
子どもの日
|
|
564
|
2003.05.06
|
くれぐれも・・・
|
五月病
|
|
565
|
2003.05.07
|
お見逃しなく・・・
|
夕日の色
|
|
566
|
2003.05.08
|
見ることができましたか?
|
立夏
|
|
567
|
2003.05.09
|
彗星の話
|
夏から春に
|
|
568
|
2003.05.10
|
ハレー彗星も消滅する?
|
週末は晴れ?
|
|
569
|
2003.05.15
|
はやぶさ
|
雨だった・・・
|
復旧しました!
|
570
|
2003.05.16
|
「天文」というお酒
|
雨、雨、雨・・・
|
|
号数
|
発行年月日
|
ほしのこと
|
そらのこと
|
番外編・質問コーナー
|
571
|
2003.05.17
|
24時間露出
|
若葉寒
|
|
572
|
2003.05.18
|
そろそろ火星が・・・
|
やっと晴れ
|
|
573
|
2003.05.09
|
超ド級のレンズ
|
湿気はいやだ
|
|
574
|
2003.05.20
|
高感度フィルムの登場
|
雹の季節
|
|
575
|
2003.05.21
|
満ち欠けは速い?
|
菜種梅雨
|
|
576
|
2003.05.22
|
巨大惑星
|
葉緑素
|
|
577
|
2003.05.23
|
「HEXAMNON]というレンズ
|
霜道
|
|
578
|
2003.05.24
|
ついでにトプコール
|
竜巻
|
|
579
|
2003.05.25
|
もう、下限の月
|
風の通り道
|
|
580
|
2003.05.26
|
ベテルギウス
|
そろそろ梅雨入りか・・・
|
|
号数
|
発行年月日
|
ほしのこと
|
そらのこと
|
番外編・質問コーナー
|
581
|
2003.05.27
|
金星食(1)
|
空が曇っていては・・・
|
|
582
|
2003.05.28
|
金星食(2)
|
釣りと波
|
|
583
|
2003.05.29
|
金星食(3)
|
風薫る
|
|
584
|
2003.05.30
|
金星食(4)
|
春の運動会
|
|
585
|
2003.05.31
|
火星を見よう
|
5月も終わり
|
|
586
|
2003.06.01
|
鯛釣り星
|
6月1日
|
|
587
|
2003.06.02
|
さそり座に1等星が2つ?
|
空を見ながら
|
|
588
|
2003.06.03
|
ガリレオ衛星の相互食
|
オオキンケイギク
|
|
589
|
2003.06.04
|
雲間の月
|
広島地方に台風が・・・
|
|
590
|
2003.06.05
|
月と木星
|
そろそろホタルが・・・
|
|
号数
|
発行年月日
|
ほしのこと
|
そらのこと
|
番外編・質問コーナー
|
591
|
2003.06.06
|
星食
|
芒種
|
もうすぐ第600号
|
592
|
2003.06.07
|
火星と天王星
|
ツチガエル
|
|
593
|
2003.06.08
|
上弦
|
カビに注意!
|
|
594
|
2003.06.09
|
冥王星が最接近
|
不快指数
|
|
595
|
2003.06.10
|
真珠星
|
そろそろ梅雨入りか・・・
|
|
596
|
2003.06.11
|
ニュートン式の行方
|
早い夜明け
|
|
597
|
2003.06.12
|
カセグレン系がなぜよいのか?
|
うっとうしい空模様
|
|
598
|
2003.06.13
|
低い月
|
日の出
|
|
599
|
2003.06.14
|
満月
|
梅雨入りしたが・・・
|
|
600
|
2003.06.15
|
60000年ぶり
|
雲の上に行きたい
|
おかげさまで第600号
|
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.501 2003.03.04
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第501号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 木星がもっと大きいかったら ☆☆☆
太陽系のなかでも最大の惑星であるのは木星である。直径が地球
の約11倍、体積は約1300倍、重さも300倍以上もある巨大
な惑星なのだ。
木星は、太陽になりきれなかった星と言われているそうだ。もし
もう少し大きかったら光り輝くようになり、「連星」として、太陽
とお互いに回っていたと言われる。地球などができるもとになった
星間物質も木星に吸い取られていたことであろう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 和紙を漉く ☆☆☆
だいぶ前の話だが、和紙を漉いているようすをテレビで放映され
ていた。コウゾやミツマタの皮を剥ぎ、それを砕いて繊維にしたの
を「漉き舟」と呼ばれる四角い箱で、水に溶かした繊維を漉き取っ
ていたのだ。
その紙漉き作業は寒さの厳しい時に行われているようである。確
かな情報ではないのだが、寒いほうが繊維が痛みにくいのだろう。
それにしても、寒さと冷たい水の中での紙漉き作業は想像以上に大
変なことであろう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.502 2003.03.05
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第502号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 土星は水に浮く! ☆☆☆
太陽系の中で2番目に大きい惑星は土星である。あの輪を持った
惑星である。今は、輪が最も開いた状態になっていて、小望遠鏡で
も、その輪をはっきりと見ることができる。
ところで、土星本体の比重は0.7ぐらい。つまり水より軽いと
いうことなのだ。だから土星を水に浮かべることができるのだ。た
だし、土星を浮かべることだできる「海」のようなものがあったら
の話ではあるが・・・。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雲に乗って ☆☆☆
雲に乗ってみたいと、小さい頃だれもが思ったにちがいない。私
もその一人で、ほんとうに布団か絨毯のように乗れるものだと思っ
ていたのだ。雲に空いた穴から下界の風景を見ることだできたらい
いなと思っていたのだ。
しかし、学校などで学習するにつれて、それは無理なことだとわ
かってきたのだ。夢でもいいから、雲に乗って散歩してみたいもの
だ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.503 2003.03.06
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第503号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 3,6,12,24・・・ ☆☆☆
「12」という数字が、天文関係には多い。黄道十二宮がその代
表的なものである。また、時間も12または24で区分されている。
「3」という数字も、春の大三角や夏の大三角などに見られる。
「6」も、冬の大六角形で出てくる。「3」や「6」、「24」
は、12の約数または倍数である。何かに関係があるのだろう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 啓蟄 ☆☆☆
きょうは、二十四節季の一つ、「啓蟄」(けいちつ)である。
啓蟄とは、気温が上がって、虫などがゴソゴソと動き始めるとい
う意味である。だいたい気温が5℃以上になると、生物の活動が始
まるようだ。しかし、最近では、地球温暖化の影響で、生物の活動
の時期が早くなっているようだ。ましてや、暖房の効いた室内では
季節はあまり関係ないのかもしれない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.504 2003.03.07
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第504号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 恒河沙、阿僧祇、那由他 ☆☆☆
お経の教典などを読んでいると、「那由他」という言葉がよく出
て来る。最初は何のことかさっぱりわからなかったのだが、これは
数字の大きさを表す言葉なのだ。
「一」「十」「百」「千」「万」「億」「兆」・・・。と、だん
だんと大きくなっていく数字。「恒河沙」「阿憎祇」「那由他」は
次のようになる。
恒河沙 1 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000
0000 0000 0000(1の後に0が52個)
阿憎祇 1 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000
0000 0000 0000 0000(1の後に0が56個)
那由他 1 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000
0000 0000 0000 0000 0000(1の後に0が60個)
こういう数のことを「天文学的な数字」というのだろう。あなた
は、何秒生きてきたか計算してみるとよい。上に書いた数字がいか
に大きな数を表しているかに気付くであろう。
1日は86400秒、365日で1年、もし40年間生きていたと
すると、何秒になるかな?
86400×365×40+86400×10
(40年間だと「閏日」が10日ある)
計算は、自分でやってみてくださいね。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 春霞 ☆☆☆
春になると、遠くの景色が霞んで見えることが多くなる。
原因として考えられるのは、以前の記事でも書いた、黄砂現象に
よるものだ。そして、もう一つ考えられるのは、気温が上昇するこ
とにより、空気中の水蒸気量が増えるからであろう。
春霞は、自然をやさしく包んでくれる。あの、穏やかな雰囲気が
私は好きである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.505 2003.03.08
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第505号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の数、宇宙の果て ☆☆☆
昨日の記事で、天文学的数字について書いた。
宇宙にある星の総数や、宇宙の果てまでの距離、そして星の寿命
などは、天文学的数字で表されることになるのだろう。
この中で、いちばん小さい数字になるのは、星の寿命か?
それでも、人間など地球上の生物の寿命に比べたら、ものすごく
大きな数字なのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 日の出も急激に・・・ ☆☆☆
日の入りの時刻は、12月6日ごろがいちばん早く、日の出の時
刻は1月10日ごろがいちばん遅い。
夕方、日が暮れるのはずいぶん遅くなってきたように感じていた
が、朝が来るのはまだまだ遅いと感じていた。
ところが、最近は急に早くなっているような気がする。それも、
そのはずで、1日に1分は早くなっているのだ。今月21日ごろが、
日の出、日の入りの1日ごとの変化がいちばん大きくなる。サイン
カーブのいちばん急な所に来たような感じだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.506 2003.03.09
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第506号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ やまねこ座 ☆☆☆
「やまねこ座」と言っても、どこにあるのか知らない方の方が多
いのではないだろうか。
やまねこ座は、春の訪れを告げる星座で、北斗七星よりも早く上
ってくる。北斗七星の杓の部分とぎょしゃ座、ふたご座の間を横切
るような形の星座だ。
3等星が1個で、後は暗い星ばかりなので、星座をたどるのはち
ょっとむずかしいと思う。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 空の色 ☆☆☆
空の色は美しい。とくに、日の出前、日の入り後の地平線付近の
空の色は刻々と変化していく。そこへ雲があると、雲の色も見事に
変化していくのだ。
ところが、この美しい色を写真に撮ろうと思っても、なかなか、
思うような色に写ってはくれないのだ。また、天文シミュレーショ
ンソフトでも、夕焼けや朝焼けを再現しようとしているが、やはり
本物にはかなわないのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.507 2003.03.10
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第507号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ こじし座 ☆☆☆
「こじし座」は、「やまねこ座」の後をついて来るように上って
くる。
こじし座は、「しし座」の「ししの大鎌」(?マークを逆さにし
たような形)、すなわち、しし座の頭の上にある星座だ。
この星座にも明るい星がないので、見つけるのは、やまねこ座以
上に困難かもしれない。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 空の青さ ☆☆☆
空の青さについては、このメルマガの創刊当時に書いたような記
憶がある。その、青さがいちばん淡くなるのが、これからの時期な
のだ。
「霞か雲か・・・」 ある歌の一節であるが、春は空が水色に近
いので、淡い雲はほとんど見分けがつかなくなってしまうのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.508 2003.03.11
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第508号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 春の星座 ☆☆☆
春の星座には、「おおぐま座」「しし座」「おとめざ」「うしか
い座」「りょうけん座」などがある。
おとめ座の「スピカ」や、うしかい座の「アークトゥールス」の
1等星も輝いているが、星の輝きがやさしく感じられる。
春霞のせいもあるのだろうが、「春」という言葉のやさしも、影
響しているのかもしれない。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 3月でも雪が降る ☆☆☆
北海道などでは当たり前のことであろうが、広島地方でも3月に
なっても雪が降ることがある。
3月には、県立高校の入学試験があるが、受験生は雪が降るとや
きもきするにちがいない。交通機関に影響が出るし、何と言っても
雪で「すべる」ので、気になることなのだろう。もう、受験シーズ
ンは終わりに近づいたが、みんなが合格することを祈っている。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.509 2003.03.12
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第509号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 南天の星座 ☆☆☆
ニュージーランドから来た人と話をする機会があった。星の話は
あまりしていないのだが、ニュージーランドやオーストラリアとい
う国が出て来ると、ぜひとも行ってみたいと思っている。
ニュージーランドの国の旗には「南十字星」がデザインされてい
る。それだけ、「南十字星」が身近な存在なのであろう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 樹液流動 ☆☆☆
私は、以前、落葉果樹や柑橘の栽培指導をしていたことがある。
落葉果樹は、これから芽吹いてくるが、今はまだ、固い芽のまま
である。
気温が上がると、樹木の内部の樹液が動き始める。これを、「樹
液流動」と読んでいる。果樹などの樹木も春になると、「生きてい
る」という実感が伝わるようになってくる。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.510 2003.03.13
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第510号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 国旗に見られる星 ☆☆☆
世界には200ぐらいの国(や地域)があるが、それぞれの国の
旗を見ると、星が描かれているものが実に多い。前号で紹介した、
ニュージーランドの旗には南十字星が、中国の旗には5つの星が、
アメリカ合衆国の旗には州の数だけの星が描かれているのだ。
それだけ、星は身近な存在だということだ。また、何かの目印
にも(例えば、目的場所など)にも、星が使われていることが多い
のだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ オオイヌノフグリ ☆☆☆
畑や休耕田などを見ると、空のように青い花が咲いているのが目
にとまることがある。もっと近づいてみると、4枚の花弁がついた
小さな花であることがわかる。可憐な花であるが、群生して咲くの
で、遠くからでも目立つのである。
この花が、オオイヌノフグリである。ヨーロッパから来た花らし
い。この花を見ると、春の日だまりの暖かさを感じるのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.511 2003.03.14
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第511号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 150億光年先の世界 ☆☆☆
150億光年先の世界、このあたりが「宇宙の果て」だと言われ
ている。それは、光のスピードで行っても、150億年もかかる所
なのだ。
光は1秒間で約30万km、1年では9兆km以上も進む。その光で
さえも150億年もかかるというのだから、想像しがたい距離であ
る。
宇宙の果ては、どうなっているのだろう?
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ タンポポ ☆☆☆
前号では、青い花である、オオイヌノフグリのことについて書い
たが、その花と補色の関係にあるのが、タンポポの花だ。
タンポポも田んぼのあぜ道などでよく見かける。タンポポという
と春の花だと思われがちであるが、他の季節でも見ることができる
花である。
でも、そうは言っても、タンポポは春にふさわしい花だと思う。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.512 2003.03.15
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第512号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 半月過ぎの月 ☆☆☆
昨日が「上弦」だったので、きょうは、ほんのわずか、おなかの
膨らんだ月が見えていることだろう。
半月ごろの月を見ると、クレーターがはっきりと見える。とくに、
欠け際あたりを見ると、見つけることができるであろう。これは、
光がほぼ真横から射すため、影が強調されるためである。だから、
満月ごろになると、クレーターはほとんど目立たなくなってしまう。
双眼鏡があれば、月のクレーターを眺めてみよう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ ウグイス ☆☆☆
「ホー、ホケキョ」
と鳴く鳥と言ったら、「ウグイス」と、すぐに返答が返って来るに
ちがいない。それだけ、知られている鳥ではあるが、実際に見たこ
とがあるという人は、意外に少ないのではないかと思われる。
ウグイスは地味な色をしている鳥であるからだ。ウグイス色と言
うが、ウグイスよりメジロのほうが、その色に近いと思う。
春の代名詞のようなウグイスの声。みなさんは、もう聞きました
か?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.513 2003.03.16
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第513号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星の写真 ☆☆☆
天文雑誌などに夜空の星の写真が掲載されているが、「固定撮影」
であれば、意外に簡単に撮ることができる。カメラを夜空に向けて
数十秒か数分間、シャッターを開けておくだけでよいのだ。
しかし、「作品」にしようとすると、これがけっっこう難しいの
だ。まずは、電線。夜空は暗いので、電線の写り込みに気付かない
のである。そして、空の雲。晴天の時なら問題ないが、雲があると
それが写ってしまう。シャッターを開けている間に雲は移動してい
くので、場合によっては、オーロラのような感じで写ることもある。
もちろん、雲があると、星は鮮明には写ってくれないのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雨がよく降る・・・ ☆☆☆
3月に入って、天気が周期的に変わるようになってきた。晴れは
3日と続かず、雨がよく降る。そして、雨が降った後は、冬のよう
な寒さになったり・・・。
とくに困ったのは、週末ごとの雨だ。春や秋には、先週が雨だと
今週もまた雨になるということが多いのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.514 2003.03.17
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第514号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 北斗七星の柄杓 ☆☆☆
日を追うごとに、北斗七星がよく見えるようになってきた。
北斗七星は、2等星と3等星の7つの星で形作られている。まわ
りに明るい星がないので、とてもよく目立つ星の集まりである。
ところで、「杓」の部分に4つの星があるが、その4つの星が囲
む四辺形の中に何個の星が見えるだろうか?
意外に見えないのである。目のよい人でも1個か2個ぐらい。空
の明るい所では、1つも見えないということもあるのだ。
「ペガサスの四辺形」と並んで、その中に何個の星が見えるかで、
空の暗さを確かめるためのバロメーターにもなっている。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 冬のように ☆☆☆
昨日も予想(!?)通りの雨。まったくうんざりするほどよく雨
だ降る。
おまけに気温もさっぱり上がらない。真冬のような寒さなのだ。
おそらく県北では雪になっていたにちがいない。
もうそろそろ、彼岸にはいる。春の暖かさを待ちわびている人は
たくさんいるにちがいない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.515 2003.03.18
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第515号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ らしんばん座 ☆☆☆
「らしんばん座」は、南の空の低い所に見えている、目立たない
星座である。
もともとは、「アルゴ船座」という、とても大きな星座であった
が、あまりにも大きいということで、16世紀、ラカイユによって
4つの星座に分けられてしまったのである。その1つが、らしんば
ん座なのだ。後の3つは、「ほ座」、「とも座」、そして、カノー
プスを擁する、「りゅうこつ座」である。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ もうすぐ彼岸 ☆☆☆
3月21日は、「春分の日」である。この日は、「彼岸の中日」
と呼ばれているが、その日を中心に、前後3日間を、「彼岸」と
呼んでいる。
と、言うことは、きょうが、「彼岸の入り」である。暑さ寒さ
も彼岸までと言うが、暖かくなって欲しいものだ。とくに、今年
の冬は寒さが堪えたので、そう思うのである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.516 2003.03.19
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第516号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ポンプ座 ☆☆☆
「ポンプ座」という星座があるのをご存知だろうか?
ポンプ座は、らしんばん座のすぐ隣りにある、これまた目立た
ない星座である。
ポンプ座は、18世紀に作られた新しい星座で、17世紀に発
明された真空ポンプが元になっているそうだ。星図絵でいうと、
その真空ポンプが真横に向いた姿になっている。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろ、桜の開花便りが・・・ ☆☆☆
昨年の春は、その訪れが早く、この頃には、あちらこちらから
桜の開花便りが届いていた。
今年は、どうも、そんなには早くないようである。新聞などに
は、開花予報が載っていたが、平年より少し早いということだ。
(ホントかしら・・・)
いずれにしても、遅かれ早かれ、桜前線は北上してくる。そし
て、桜の開花便りが届くことであろう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.517 2003.03.20
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第517号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 大きな月 ☆☆☆
月と地球との平均距離は約38万kmである。正確な円軌道で回
っていれば、この数値は変わらないのだが、楕円軌道であるため
かなり変化しているのだ。
きょうは、月がいちばん地球の近くに来ている。これを、「近
地点」という。約36万kmの距離である。空には満月過ぎの月が
大きく見えていることだろう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 春分1日前 ☆☆☆
今年の春分の日は3月21日だから、きょうは、その1日前だ
ということになる。
ところが、年によっては、3月20日が「春分の日」になるこ
ともあるのだ。春分の日は、地球が「春分点」を通過した日と決
められている。今年の場合は、明日の午前10時前頃なのだ。
いよいよ、「春分」まで秒読みの段階である。でも、1日ぐら
い違っても、季節の変化はそんなに違わないと思われる。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.518 2003.03.21
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第518号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 春分点 ☆☆☆
地球は、太陽のまわりを回っているが、きょうの9時59分、
43秒に、地球は「春分点」を通過することになっている。
専門的に言うと、春分点は、太陽の視黄経が0度になるそうだ。
「そんなことを言われても・・・。」と思う人も多いのではない
かと思う。実際に、宇宙空間で、地球の位置をどうやって測って
いるのだろうかと、私も思っている。秒単位までわかるんだから、
ほんとうに不思議なことである。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 春分 ☆☆☆
きょうは、「春分」である。
春分の日には、太陽はほぼ真東から上って来、ほぼ真西の方向
に沈んでいく。そして、昼夜の長さがほぼ同じになっている。ま
た太陽は、赤道上空から照らしていて、この日を境に、北半球に
回って来るのだ。
季節も、いよいよ本格的な春。太陽の光が、日に日に威力を増
してきた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.519 2003.03.22
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第519号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 惑星のスケッチ ☆☆☆
今は、木星がもっとも見やすくなっている。2月2日に太陽の
真反対にあった木星だが、今現在でも、そんなに変わっていない。
ということは、真夜中に頭上高く見えていることになるのだ。
木星は望遠鏡で見ると、幾筋かの縞模様が見える。漫然と見て
いるのもよいが、スケッチをしてみるのもよい。そうすれば、よ
り意識的に見ることになるから・・・。
ただし、木星の自転は早いので、手早くスケッチをするように
したほうがよい。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 日射しの角度 ☆☆☆
昨日が春分だったので、きょうも太陽は、ほぼ赤道上空から照
らしていることになる。
ということは、南中時に太陽高度を測ると、そこの位置の緯度
がわかるということになる。例えば、太陽高度が56度あったと
すると、その土地の緯度は、90度−56度で、34度というこ
とになるのだ。
これから、太陽高度は、日を追うごとに高くなっていく。空気
はすぐには暖まらないので、太陽高度が高いわりには、まだ寒く
感じるのである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.520 2003.03.23
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第520号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月のスケッチ ☆☆☆
前号で、惑星のスケッチについて書いたが、ちょっと敷居が高か
ったかもしれない。
だが、月だと、大きく見えているので、スケッチしやすいかもし
れない。月の模様は、「うさぎの餅つき」や「カニ」、「ライオン」、
「美人の横顔」など、さまざまな形に見えるようだ。
自分で、月を眺め、それを描いて、何に見えるか考えてみるのも
いいかもしれない。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 桜の開花予想 ☆☆☆
春分も過ぎ、各地から桜の開花便りが届いていることであろう。
今年は、寒かったのであるが、開花予想は意外にはやくなってい
た。
ところで、桜の開花予想は、昨年までは2週間おきに発表されて
いたが、今年からは1週間ごとに発表されるようになった。
昨年はとても暖かくて、2週間おきの予報では、もうすでに咲い
てしまっていたという事態が起きたからだ。
桜前線もこれから一気に北上してくる。最新の開花情報を入手し
ておきたいものである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.521 2003.03.24
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第521号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月と冥王星 ☆☆☆
きょうの真夜中(と言うよりは前日から日付が変わったばかりの
ころ)に、月と冥王星がかなり接近する。
見かけの角度で11°だから、腕を伸ばして、”パー”を出した
ぐらいの角度の所にある。
とは言っても、冥王星の明るさは13.8等級。ただでも見えな
いのに月明かりがあるのだから、とうてい無理である。
でも、そうは言っても、9番目の惑星が遠くの彼方を回っている
ことを意識するのもいいことなのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 彼岸を過ぎても・・・ ☆☆☆
「暑さ寒さも彼岸まで」と書いたが、今年はなかなか寒さから解
消されないようだ。
昨年があまりにも暖かだったので、余計にそう思ってしまうのか
も知れない。
あるテレビ番組に中で、菜の花畑のことが紹介されていたが、今
年の開花は、昨年より1か月も遅れているそうだ。
「春よ来い!」
今年ほど、そう思った年もないように思う。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.522 2003.03.25
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第522号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 色収差 ☆☆☆
望遠鏡や双眼鏡で星などを見ると、虹色のように色付いて見える
ことがある。とくに、視野の端にいくほど、そういう傾向がある。
これは、「色収差」と呼ばれる現象で、レンズを使った望遠鏡で
は避けて通れない現象なのだ。最近のレンズは、その色収差を打ち
消すために、何枚かのレンズを組み合わせて作ってある。
しかし、地平線の低いところに見える星は、分厚い大気が、レン
ズ(プリズム)の作用をして、色付いてしまうこともあるのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 桜前線 ☆☆☆
先週ぐらいから桜の花も開花を始め、日本の各地から「桜便り」
が届くようになってきた。
桜便りは、南の暖かい地方から、北の地方に向かって届いていく。
その届いている所を結んだものが、桜前線なのだ。桜前線は、地形
にもよって、かなり複雑な曲線になる。高い山などがあると、頂上
まで届くには時間差があるものだ。「桜前線の山登り」とも言って
よい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.523 2003.03.26
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第523号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月の通り道 ☆☆☆
月の通り道のことを「白道」(はくどう)と言うが、いつも同じ
所を通って行っているわけではない。
だから、バックにある星や星雲を隠してしまったり、かなり離れ
た所を通過していくこともあるのだ。
今回は、いて座のにある2等星や3等星に3度弱の所まで接近す
るようだ。満月だと見えにくいが下弦過ぎの月なので、まわりの星
も見やすいものと思われる。ただし、午前2時前から4時過ぎまで
の話。念のため・・・。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ やっと春らしく・・・ ☆☆☆
彼岸も過ぎ、やっと春らしい暖かさになってきた。このメルマガ
でも何度も書いたように、今年の冬はとても寒かったので、春の暖
かさが、気持ちよいものである。
ここ、三原では、まだ桜の便りは届いていない。去年はとっくに
届いていたが、もう少しの辛抱である。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.524 2003.03.27
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第524号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 地球の形 ☆☆☆
地球を宇宙から見ると、青く輝いてぽっかりと浮かんでいるとい
う。そしてボールのようにまん丸く見えているそうだ。
地球は、ほぼ、球の形をしているが、実は赤道方向のほうが20
kmあまり半径が大きい。ということは、楕円形をしているのだ。さ
らに南半球のほうが少し膨らんでいて、「西洋梨」のような形にな
っている。
しかし、それは、厳密に言えばの話だから、どこから見ても丸い
形に見えていることだろう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 前線の見方 ☆☆☆
テレビや新聞を見ると、天気図が出てくる。天気図は空の地図帳
のようなもの。それを見ることで、今の天気はどうなっているかや、
明日の天気も予想できるのだ。
そのなかでも、前線の形に注目してみるとよい。前線は西から東
に向かって移動してくるが、東西にねているものと、山のような形
で南北に立っているものがある。
後者の場合は、前線が発達していくので、天気が荒れてくる可能
性が高いのだ。今ごろは周期的に前線が通過していくので、前線の
形にも注目してみてほしい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.525 2003.03.28
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第525号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ジャガイモのような星 ☆☆☆
私たちが見ている星は、そのほとんどが球形をしている。これは、
星が宇宙にある塵が集めってできる時、表面積がもっとも小さくな
るのが球の形だからである。
ところが、星のサイズが小さいと、球形にならず、ジャガイモの
ようないびつな形になってしまうのだ。
その代表的なものが、火星の衛星で、「フォブス」と「ディモス」
である。これらの衛星はとても小さいので、地球から「火星の月」
を見るのは、ほぼ不可能であると考えられる。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 高気圧と天気 ☆☆☆
天気図には、高気圧と低気圧が描かれている。高気圧は好天をも
たらし、低気圧のまわりでは雨が降ることが多い。
また、高気圧や低気圧のまわりには「等圧線」が描かれている。
地図に見られる「等高線」によく似ている。
ところで、高気圧や低気圧のまわりの同じ気圧の所で天気が同じ
かというと、そうはいかないのだ。例えば高気圧の場合では、前面
ではよい天気になることが多いのだが、高気圧の後ろ半分に入って
来ると天気が崩れてくるのである。
前号でも書いた前線も複雑に絡んでくるので、天気の予報はとて
も難しいのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.526 2003.03.29
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第526号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 板切れのような星も・・・ ☆☆☆
星は小さくなるほど、いびつな形が多いと書いたが、板切れのよ
うな形の星もあるということだ。
火星と木星の軌道の間には、小惑星帯があって、そこには直径が
数kmというような小惑星が多数存在している。
板切れのような星もそれで、望遠鏡でみていると明るさが刻々と
変わるので、よく調べてみたら板状の星が回転していたということ
がわかったらしい。
宇宙には、いろいろな星が存在しているのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 春眠暁を覚えず ☆☆☆
春のポカポカ陽気になると、つい、こっくりこっくりとしてしま
うものである。
春になるとどうして眠くなるかということであるが、人間の身体
は刺激を受けなくなると眠くなってしまうのだ。冬は寒いので刺激
があったのに、春になるとそれがなくなってしまうので、うとうと
してしまうのだ。
「春眠暁を覚えず」という言葉も、その辺から生まれたのかもしれ
ない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.527 2003.03.30
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第527号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ドライブに行って星を見る時は・・・ ☆☆☆
まだ、寒いので、夜のドライブをすることは少ないと思うが、田
舎など空の暗い所に行くと、それこそ降って来そうなほどのたくさ
んの星々を見ることができる。
でも、車から降りて目を慣らしてからにしよう。目が慣れるまで
には10分から30分ぐらいはかかるが、美しい星野風景を見たい
のであれば、そうするしかないのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 島寄りがする ☆☆☆
瀬戸内海は「多島海」と呼ばれていて、大小無数の島々が存在す
る。海の方に出かけると、遠くの島まではっきりと見えることもあ
るが、霞んでしまって近くの島しか見えないこともある。
今ごろは霞がかかることが多いので、遠く離れた島は見えにくい
ことが多い。
ところが、雨上がりの翌日など、空気が澄んで、遠くの島がはっ
きり見えることがある。まるで遠くの島が近づいて来たような錯覚
に陥るのだ。こういう現象を「島寄りがする」という。私が住んで
いる地方からも、遠くの島はもちろんのこと、四国の連山まではっ
きりと見えることもあるのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.528 2003.03.31
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第528号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 火球の落下 ☆☆☆
流れ星をたまに見ることがあるが、時にはとても大きくて明るい
ものを見ることがある。これを「火球」(かきゅう)と呼んでいる。
そして、大気中で燃え尽きずに地上まで届いたのが隕石である。今
年、広島にも落下したが、記憶に新しいことである。
ところで、火球は文字通り「火の球」になって落ちて来る。その
時、雷鳴のような音が轟くこともあるのだ。かつて、シベリア地方
に隕石が落下したことがあるが、もの凄い音とともに、周辺の木々
をなぎ倒してしまったということだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雷 ☆☆☆
大気の状態が不安定になると、雷がよく鳴る。夏の夕立の前の雷
がもっとも身近に感じるが、春先でもよく鳴ることがある。また、
「雪起こし」と言って、晩秋、雪が降り始める頃にも、雷が轟くこ
とがある。
いずれの場合も、上空に冷たい寒気が入って、大気の状態が不安
定な時である。
数日前にも三原あたりでも雷鳴が轟いた。爆音のような凄まじい
音だったのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.529 2003.04.01
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第529号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 夜空を楽しめない所 ☆☆☆
イラクで戦争が始まって、だいぶ時が経った。首都バグダッドで
は連日のように空爆を受け、戦火の炎に包まれている。
イラクにも、日本と同じように星空が広がっていて、美しい星々
が輝いていることだろう。しかし、今はミサイルや爆弾などの明か
りにすり替わっている。
イラクに平和が訪れるのはいつのことだろうか?
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 4月になった ☆☆☆
いよいよ、今日から4月である。もう、各地で桜の花が咲き、早
い所では満開になっているかも知れない。
4月というと入学式のシーズンである。昨年は桜が散ってしまっ
ていたが、今年はちょうど見ごろになって所が多いのではないかと
思われる。
やはり、その時期に咲いてほしいものなのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.530 2003.04.02
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第530号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ オリオン座ともお別れ ☆☆☆
秋の終わりからずっと夜空を飾り続けていたオリオン座もすっか
り西の空に傾いてしまった。午後10時を回ると、西の地平線が開
けている地方は別にして、もう見えなくなっているのではないかと
思われる。
主役は、もうすっかり春の星座。おおぐま座は高く上り、しし座
は天頂付近にある。また、うしかい座やおとめ座も、東の空の見や
すい位置にやって来た。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 猫の目のような天気 ☆☆☆
春は晴天が3日と続かない。ひどい時には1日おきに雨が降るこ
ともあるのだ。きょうが晴れだったら明日は雨、そして明後日はま
た晴れるというあんばいだ。
まるで猫の目が光に反応して丸くなったり細くなったりするのに
そっくりだ。この時期は最新の気象情報を聞いて、行楽などの計画
を立てるようにしたいものである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.531 2003.04.03
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第531号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 春の大三角 ☆☆☆
星空の目印にはいろいろなものがあるが、「春の大三角」もその
一つである。
春の大三角を形作る3つの星は、うしかい座の「アークトゥール
ス」、おとめ座の「スピカ」、そして、しし座の「デネボラ」であ
る。しし座のデネボラ以外は1等星。北斗七星の柄の曲がった方向
に2つの1等星があり、デネボラはその曲線を描く中心にある。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 花見 ☆☆☆
先月の終わりごろから桜の花も咲き始め、県内でも早い所では、
今週の半ばあたりで満開になるかもしれない。
そうなれば、花見ということになるが、場所取りもけっこう大変
なようである。会社などの多くは。、新人社員にその役をやらせる
とか・・・?
何時間も、同じ場所にいなくてはならないが、それも”仕事”だ
と考えると、いいことかもね。(^^;
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.532 2003.04.04
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第532号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 春のダイアモンド ☆☆☆
前号で、「春の大三角」について書いたが、「春のダイアモンド」
というのもある。
実は、春の大三角の3つの星に、りょうけん座の「コル・カロリ」
を加えただけである。「コル・カロリ」は3等級の明るさである。
デネボラと北斗七星の柄の先の星を結び、柄の星から1/3ぐらい
の所にそれはある。
夜空にあるダイヤなんて、素敵だね!
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 花曇り ☆☆☆
各地で、花見が行われていると思うが、空はいつも青空とは限ら
ない。
晴れているに越したことはないのだが、この時期は雨や曇りの日
も多いのだ。桜の花が咲いているのに、空が曇っている状態のこと
を、「花曇り」と言い、さらに寒さが加わると、「花冷え」と言っ
ている。
でも、桜の花は、穏やかな晴天の下で見たいものである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.533 2003.04.05
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第533号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ りょうけん座 ☆☆☆
りょうけん座は、北斗七星のすぐ近くにある。3等星の「コル・
カロリ」がいちばん明るく、「春のダイアモンド」をつくる星にな
っていることは、昨日の記事でふれた通り。
りょうけん座には、猟犬が2匹いて、それは隣りにいる牛飼いが
引き連れているのだ。2匹の犬が大熊に向かって吠え立てている姿
になっている。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 衣服の調節 ☆☆☆
日に日に気温が高くなってきた。しかし、それは日中の話で、朝
晩は、まだ真冬のように寒くなることもある。
この時季の衣服の調節が難しい。昼は上着を脱いでも、夕方には
オーバーコートが必要になることもある。いろいろと気を遣うこと
の多い4月。体調の管理とともに衣服の調節にも気を配ろう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.534 2003.04.06
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第534号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 銀河M51 ☆☆☆
りょうけん座には、おもしろい形の銀河がある。通称「子持ち銀
河」と呼ばれているものである。
りょうけん座にあると書いたが、実際には、北斗七星の柄のすぐ
近くにあるのだ。星座の境界線がりょうけん座になっているにすぎ
ないのだ。
なお、「子持ち銀河」は「M51」と言われていて、「M」は、
「メシエ」と読む。メシエは天文学者の名前である。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 休日は晴れてほしい ☆☆☆
きょうは日曜日。新天地、あるいは新しい職場での最初の休日を
迎えている人も多いのではないかと思う。
さて、せっかくの休みだが、晴れていたなら、外に出て気分転換
をはかりたいものだ。花見にでも行くのが一番か。または、芝生な
どでゴロッとするのもいいかもしれない。
だからこそ、晴れていてほしいものだが、さて・・・。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.535 2003.04.07
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第535号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 銀河団 ☆☆☆
春の星座にはたくさんの銀河がある。りょうけん座のM51は、
前号でふれたが、しし座にも、M65やM66、おおぐま座にも、
M82やM81、M97などがある。
その中でもとくに多い所は、かみのけ座があるあたりで、びっし
りと並んで見えている。肉眼では無理だが、大きな望遠鏡では見え
るようになる。
このあたりの銀河を「かみのけ座銀河団」と呼んでいる。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 新学期 ☆☆☆
日本の多くの学校で、新学期を迎えているにちがいない。新学期
にぴったりとくる花は、やはり桜だろう。
桜は、もともと中国から入ってきたようだが、今では日本の春を
彩る代表的な花となっている。
桜の花とともに、新学期に希望を寄せたいものである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.536 2003.04.08
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第536号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ まだまだ星雲・星団が・・・ ☆☆☆
これまで、星雲(銀河)について書いてきたが、まだまだあるの
で、ついでに紹介しておく。
まずは、りょうけん座にある球状星団の「M3」。りょうけん座
にある「コル・カロリ」と、うしかい座の「アークトゥールス」の
ほぼ中間にある大きな星団である。
もう一つは、おとめ座にある銀河「M104」である。この銀河
はメキシコ人がかぶる帽子のような形をしていて、「ソンブレロ銀
河」とも呼ばれている。
どちらも10cmクラスの望遠鏡で見ることができるので、ぜひ見
てほしいものだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雨がほとんど降らない所 ☆☆☆
日本は、世界的にみれば雨がよく降るところである。年間降水量
は1000mmから4000mmぐらい。広島では、1500mmあま
りが年間の平均値である。
ところが、エジプトのアスワンという所では、年間の降水量が、
1mmにも満たないのだ。おそらく砂漠のような所なのだろう。でも
都市になっているということは、オアシスになっているにちがいな
い。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.537 2003.04.09
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第537号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ケンタウルス座 ☆☆☆
ケンタウルス座は、宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」にも出て来る。
物語の終わり、銀河鉄道の旅もそろそろ終点にさしかかろうとする
所で・・・。「ケンタウルの村」として出て来るのだ。
ケンタウルス座は、うみへび座の下、地平線近くに一部分が見え
ている。さらにその下に、みなみじゅうじ座があるが、広島からは
見ることができない。
銀河鉄道の終点は、沖縄あたりまで行かないと見ることができな
いのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雨がよく降る所 ☆☆☆
前号の記事とは逆に雨がよく降る所もある。それは、インドとバ
ングラデシュの国境近くにある「チェラプンジ」という小さな町で
ある。年間降水量は10000mm以上にもなり、それは夏に集中し
いていて、7月だけでも3000mm近くも降るということだ。
平均降水量だから、それ以上降る年や月もあるはずだ。その時季
には、毎日のようにバケツをひっくり返したような雨が降るのだろ
う。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.538 2003.04.10
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第538号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ リギルケンタウルス ☆☆☆
広島地方から見ることのできない、南天の1等星。ケンタウルス
座の「リギルケンタウルス」もその1つである。
明るさは、0.1等級なので、オーストラリアなどでは、かなり
目立って見えていることだろう。
この星は、確かに明るいが、それよりもっと注目してほしいのは
太陽の次に近い所にある星だからである。光速で4.3年。近いと
は言っても、40兆kmの彼方にある。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雪も終わり・・・ ☆☆☆
今年は寒かったが、この辺りではそんなに”ドカ雪”にはならな
かった。
降雪があった日のもっとも遅い日を調べてみると、広島では4月
12日となっている。中国地方では、この日を前後して、雪の終日
を迎えている。
今年は、晩秋まで雪を見ることはないであろう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.539 2003.04.11
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第539号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ はえ座 ☆☆☆
「はえ座」という星座がある。はえ座は、みなみじゅうじ座の南
にあるので、当然、このあたりから見ることはできない。
この星座は、実を言うと「はち座」と命名されていたのだが、約
30年後に、別の人によって、「はえ座」と名前を変更されてしま
ったようだ。
いずれにしても、小さな星座なので、「はち座」でも「はえ座」
のどちらでもいいような気がする。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろ葉桜に ☆☆☆
こちらでは3月末に桜の花が咲き、4月の初めには満開となった。
だから、早い所では、もう葉桜になっている。
ただ、葉桜になっているのは、ソメイヨシノや山桜で、八重桜は、
もう少し遅れて満開の時期を迎える。
葉桜になっても、まだ桜を楽しみたいというのは、日本人の桜に
対しての思い入れの強さかもしれない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.540 2003.04.12
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第540号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ コンパス座 ☆☆☆
「コンパス座」は、やはり南天にある星座で、このあたりからで
は見ることができない。
コンパス座は、ケンタウルス座のすぐ近くにある、目立たない星
座である。星をたどってみると、松葉のような形に結ぶことができ
コンパスの形を連想することができる。
星座は全部で88個あるが、コンパス座やじょうぎ座のように、
数学で使われている道具もけっこう多いのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 4種類のタンポポ ☆☆☆
春もたけなわになって、野も森も花ざかりになってきた。木に咲
く花の代表がサクラとしたら、野に咲く花はタンポポかもしれない。
タンポポは、黄色の花で、どこからでもよく目立つ。
ところで、一口にタンポポと言っても、幾種類もある。代表的な
ものが次の4つである。
1.シロバナタンポポ 花はクリーム色。西日本に多い。在来種。
2.在来タンポポ 花は黄色。総ぼう片がそらない。
3.セイヨウタンポポ 在来タンポポに似るが、総ぼう片がそる。
4.アカミタンポポ そう果が赤くなる。花は黄色。外来種。
春にピクニックに出かけて、4つのタンポポの名前が言えたら、
まわりの人たちから、「通だね。」と返事が返って来るかもしれな
い。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.541 2003.04.13
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第541号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 6等星 ☆☆☆
夜空にある星は、その明るさによって、等級がつけられている。
たとえば、おとめ座のスピカはちょうど1等級の明るさである。等
級が1つずつ上がると、明るさは2.5倍ずつちがってくるのだ。
肉眼で見ることのできる星の明るさは6等級からだと言われてい
るが、そのためには、空が十分に暗いこと、また、観察者の視力も
よくなければ、かなり難しいものと考えられる。
さて、6等星と1等星では、どのくらい明るさがちがうかと言う
と、100倍ちがっているのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ タンポポの種 ☆☆☆
タンポポというと、黄色い花もそうだが、まず思い浮かべるのが
あの白くて丸い形ではないだろうか。そして、息などを吹きかける
と、1つ1つの種が、空中遊泳を始める。そして、春風に乗って、
どこまでもどくまでも飛んでいくのだ。
タンポポの種が飛ぶのは、春の風物詩のように思える。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.542 2003.04.14
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第542号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 大きな星座 ☆☆☆
春の星座には大きなものが多い。
まず、おおぐま座であるが、全天で3番目に大きな星座である。
次に、おとめ座。これは、おおぐま座より大きくて、全天で2番
目である。
先の2つの星座に比べてやや小ぶりな、うしかい座も春の星座で
ある。視点を広げて眺めてみよう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ カエルの合唱 ☆☆☆
私は三原市の郊外に住んでいる。家のまわりには田んぼがたくさ
んあり、最近はあちらこちらからカエルの合唱が聞こえるようにな
ってきた。
カエルなど両生類は変温動物である。気温が低い冬には土中にも
ぐって冬眠していたのが、春の暖かさで気温が上がり、田んぼの水
が温むようになると、地上に出て来て活動を始めるのだ。
また、最近は、”あたたかい雨”が降るので、水を好むカエルた
ちにとって、恵みの雨にもなっているのだろう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.543 2003.04.15
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第543号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 小さな星座も・・・ ☆☆☆
前号の記事では、大きな星座を紹介したので、今回は小さな星座
について書いていくことにする。
小さな星座の代表的なものが、かみのけ座であろう。かみのけ座
は、以前の記事でも書いたように、銀河団がたくさんあるが、明る
い恒星はほとんどない。空の明るい所では、見つけにくい星座であ
る。
りょうけん座は、2.9等星の「コル・カロリ」と、4.3等星
の2つの恒星で結ばれている。面積は広いのだが、目立つのは、こ
の2つの恒星だけである。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ キブシの花 ☆☆☆
山道を歩いていると、林などの縁に壺型の黄色い花がたくさん咲
いているのを見かけることがある。小さな花が、数珠つなぎのよう
になっていて、山道に向けて垂れ下がっているのだ。
これは、キブシの花で、3月から4月にかけて咲いている。キブ
シは高さが3メートルぐらいになる落葉低木である。地面の際から
すぐに枝分かれをしていて、森の縁に見られる小さなやぶを、強風
や乾燥から守っているのだ。
もし、キブシのような植物がないと、春によく起こる山火事はも
って多くなっているにちがいないのだ。
これから、山菜採りなどで山に入ることが多くなると思うが、く
れぐれも火の元に注意して、山火事を未然に防ぎたいものである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.544 2003.04.16
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第544号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月明かり ☆☆☆
きょうは、ほぼ満月の月が夜空に輝いている。月明かりがあると、
暗い星は見ることができなくて、見えるのは、おとめ座の「スピカ」
などの明るく目立つ星だけになる。
ところで、きょうの月は、その、スピカのすぐ近くで輝いている
のが、また近くには、うしかい座の「アークトゥールス」もあるの
で、月といっしょに眺めてみるとよい。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 霜の終日 ☆☆☆
朝、風がなくて冷え込んだ時に、霜が降りている。
今ごろ降りる霜のことを、「遅霜」と言うが、農作物などに大き
な被害を及ぼすので、農家の人たちは、これを恐れている。
広島での、霜の終日は平年値で3月12日、最晩では4月19日
(1936年)となっているので、まだ予断は許せないのだ。
また、山間部では、これよりもっと遅くなる。北海道などでは、
6月になっても霜が降りることもあるということだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.545 2003.04.17
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第545号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月夜 ☆☆☆
きょうも、明るい月が輝いているだろうか?
月夜は、とても明るく感じられるが、昼間の明るさの47万分の
1に過ぎないのだ。
人間の目はとてもうまくできていて、明るさを調整しているので
そんなに違いを感じないと思われる。
しかし、機械はごまかせない。人間の目のようなカメラがあった
らいいなと思う。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ ツバメ ☆☆☆
春にやって来て、秋になるといなくなってしまうツバメ。ツバメ
の初見日は、広島では3月26日(平年値)となっている。また、
北海道でも、4月の下旬には見られるようなので、もうすぐすると、
全国各地でツバメを見ることができる。
これから6月にかけて、巣作りが始まる。巣を作るようになると、
巣の下は、土だらけ。その対策が必要になってくる。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.546 2003.04.18
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第546号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 1メートルという長さ ☆☆☆
地球の半径は、赤道半径で約6378km、極半径で約6356km
である。
子午線(北極から赤道、そして南極を回り、赤道を通って、また
北極へ戻ってくる円周)の長さは、約40000kmある。1メート
ルという長さは、その子午線の長さの4000万分の1なのである。
1メートルという長さが、地球を”モノサシ”にしているなんて
驚きだね。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 生物観測季節 ☆☆☆
昨日の記事で、ツバメの初見日について書いたが、3月から4月
にかけて、動植物が相次いで見られるようになる。
広島での、生物観測季節は次の通りである。
○梅の開花 2月6日
○タンポポの開花 2月27日
○ソメイヨシノの開花 3月29日
○ヤマツツジの開花 4月8日
○ノダフジの開花 4月19日
○ウグイスの初鳴 3月12日
○モンシロチョウの初見日 3月23日
もう、春たけなわ。動植物も、賑やかになってきた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.547 2003.04.19
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第547号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 北極から南極に貫通するトンネルを掘ったら ☆☆☆
不可能なことであるが、北極から南極に貫通するトンネルを掘っ
たらどうなるか考えてみた。
地球の南北を貫通しているのだから、まっすぐに真下に落ちてい
くようなものである。中心まで”落ちる”と、今度は重力に逆らっ
て上がってくるのだ。反対側まで来ると、また中心に向かって落ち
ていくのだ。そして、また反対側へ・・・。このことを、繰り返す
ようになるだろう。
だれか、そんなトンネルを掘ってくれないかな。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 気温のブレ ☆☆☆
今年の今ごろの気温は、ほぼ平年並のようだ。しかし、昨年の春
や今年の冬のように、気温のブレがかなりあるのだ。
たとえば、広島での4月の例でみてみると、平均気温が最も低か
ったのが、1965年で11.5度、逆に高かったのは、1964
年の17.2度で、5.7度の開きがある。もっとも、これは、気
象台が現在地に移転する前の値で、それ以後はもっと高い年もある。
5.7度というと、1月半は季節がちがうのだ。
最近は、気温のブレが大きくなってきているような気がしてなら
ない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.548 2003.04.20
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第548号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ アークトゥールス ☆☆☆
春の星座として代表的な「うしかい座」。ネクタイのような形に
並んだ、ちょうど首元にあるのが、「アークトゥールス」という名
前の1等星で、オレンジ色に輝いている。
アークトゥールスは全天で4番目に明るい恒星である。太陽系の
わりあい近くにあるようで、数千年もすると位置を大きく変えてい
る。
アークトゥールスは、麦を刈るころ、天高く輝いているので、日
本では「麦星」とも呼ばれている。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 気象台の移転 ☆☆☆
広島地方気象台は、現在は広島市の中区にある。1987年まで
は、それよりずっと南の江波という所にあった。
江波から中区(市の中心部)に移転して、気温はやはり、高温の
傾向を示すようになった。「ヒートアイランド現象」なのだろう。
平年値を出す時には、過去30年間のデータを元にしているので
広島の平年値が確定するのは、もっと先の話である。移転後30年
先だから、2017年。でも、10年ごとの更新だから、2020
年以降になるだろう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.549 2003.04.21
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第549号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ スピカ ☆☆☆
春の代表的な星座の一つである、おとめ座。全天で2番目に大き
な星座であるにかかわらず、1等星の「スピカ」を除いて、明るい
星がない。
隣の、うしかい座には、オレンジ色の1等星「アークトゥールス」
があって、「スピカ」と一対にして、夫婦星と呼ばれている。
スピカは、真っ白に輝く1等星。アークトゥールスとともに眺め
て見てほしい。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 真夏日 ☆☆☆
昨年ほどではないが、今年も天気のよい日が続くと、気温がぐん
ぐん上昇するようだ。
2、3日前には、山梨県や長野県など内陸部の地方では、最高気
温が30度を超えるようになってきた。
最高気温が30度を超える日のことを「真夏日」と言っている。
これからは、真夏日が続出しそうである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.550 2003.04.22
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第550号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ コップ座 ☆☆☆
以前の記事でも書いたことがあるが、うみへび座の背中に乗って
いるのが、コップ座である。
コップといっても、ふつうに水を飲むような円筒形のコップでは
なくて、優勝カップのような形をしている。ギリシャ神話によると
このコップは、お酒の神様ディオニュッソクスの杯だと言われてい
るそうだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 盆地は暑い! ☆☆☆
昨日の記事で、真夏日のことについて書いたが、これから「真夏
日」になることが多いのは、盆地である。
盆地は、ちょうどフライパンの底のようだと思っても差し支えな
いだろう。
日光が当たると、気温がすぐに上昇していくのが盆地の特徴であ
る。日本の最高気温を記録した山形市も山形盆地の中にある。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.551 2003.04.23
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第551号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ からす座 ☆☆☆
からす座もまた、コップ座とともに、うみへび座の背中に乗って
いる。明るい星はあまりないが、4等級の星が小さな四辺形に並ん
でいるので、隣りにある、コップ座よりも目立ちやすい。
ギリシャ神話によると、これは、カラスの姿を表しているのでは
なくて、暗黒の夜空に、ウソをついたカラスを貼り付けている銀の
釘だということだ。
闇夜のカラスは見えないので、4つの釘だけが輝いているのだろ
う。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 大雨 ☆☆☆
気温がだんだん高くなってきた。そして、雨も派手に降るように
なってきた。先週末もバケツをひっくり返したかのごとく、大きな
音を立てて降っていた。
春になって大雨が降るようになるのは、気温が上がり、空気中の
水蒸気量が増えてくるためである。また、春は寒暖の変化が大きい
ので、暖まった、そして湿った空気の所に、寒気が流れ込んで来る
と、大雨になりやすいのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.552 2003.04.24
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第552号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 地球の大気 ☆☆☆
私は、写真や映像でしか見たことがないのだが、地球のまわりに
は、青く輝く大気が取り巻いている。昼間の空が青く見えるのも、
この大気のせいであるが、とても薄いものだそうだ。
たとえば、地球の大きさを直径30cmの地球儀だとすると、大気
の厚さはティッシュペーパーを1枚載せたぐらいしかないのだ。そ
んな薄い大気の下で、人類を初めとする多くの動植物が暮らしてい
るのだ。
この、かけがえのない地球をいつまでも大切にしていきたいもの
だ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 穀雨も過ぎて・・・ ☆☆☆
4月20日は、二十四節季の一つの「穀雨」(こくう)であった。
穀雨とは、穀物を潤す雨のことであるが、農家にとっては、これか
ら、なくてはならない雨になるだろう。
農家では、これから米作りの準備が始まる。イネが生長していく
ための、恵みの雨が、今年も必要なだけ降ってくれることを願って
やまない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.553 2003.04.25
発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第553号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星は群れる ☆☆☆
私たちの太陽系がある銀河系には、太陽のような星が2000億
個も輝いていると言われる。太陽系から銀河系を見ると、天の川が
見えているが、その天の川のぼんやり光っている所は雲ではなくて
無数の太陽のような星なのだ。星は、1個で単独に存在するのでは
なくて、銀河や星団のように群れをなしているものが多い。しかし、
「群れ」といっても、一つ一つの間の距離はかなり離れていて、一
生かかっても、「隣の太陽」(恒星)までは行くことはできないだ
ろうが・・・。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 冬と夏が同居 ☆☆☆
私は、以前、県北部(山間地)に住んでいた。もともとは沿岸部
生まれなので、初夏や秋の気温差に驚かされたことが何度もある。
風がなくて天気が良いと、放射冷却のおかげで0度近くまで下が
るが、いったん太陽が顔を出すと気温はうなぎのぼりに上昇してい
くのだ。そして、太陽が西の山に没すると、また気温は下がってく
る。朝晩は冬、昼間は夏と、気温差が20度以上になることがよく
あった。こういう時に体調を崩しやすいのだ。これから山に行楽に
出かける人は十分に気をつけてほしいものだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.554 2003.04.26
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第554号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 全天の星の数 ☆☆☆
全天にはどのくらいの恒星が輝いているのだろう?
いちばん明るい太陽を除いて、等級ごとに書いていくと次のよう
になるようだ。
−1等星 2個
0等星 7個
1等星 12個
2等星 67個
3等星 190個
4等星 710個
5等星2000個
6等星5600個
・
・
・
このように暗くなるにつれて、その数はどんどん増えていく。
で、全天の星の数は、29×10の8乗個だということだ。
でも、肉眼で見えるのは、6等星ぐらいまで。いくらたくさんあ
っても、見える数は限られてくるのだ。
(星の数については、丸善発行の「理科年表」を参照)
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 毛髪湿度計 ☆☆☆
空気の湿り気を測ることのできる湿度計。今はあるかどうかわか
らないが、「毛髪湿度計」というのがある。
この湿度計は、空気の湿度によって伸び縮みをする毛髪の性質を
うまく利用したものだ。
毛髪は乾いたらかなり縮む。例えば、散髪をした直後はちょうど
よい長さだと思っていたのに、乾いたら短くなっていた、という経
験をした人もあると思う。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.555 2003.04.27
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第555号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 惑星の衛星 ☆☆☆
地球の衛星は月である。
地球以外の惑星にも衛星がある。いちばん有名なのが、木星にあ
る「ガリレオ衛星」で、双眼鏡でも観察することができる。それも
そのはずで、光度は5等級から6等級ととても明るいからである。
だから、発見者であるガリレオのよって1610年に見つかったの
である。
火星の2つの衛星の光度は11等級から12等級で、1877年
に発見されている。
今では、探査機などによって、18等級というような暗い衛星も
発見されるようになった。21世紀になっても、新しい衛星が発見
されるかもしれない。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 気圧差 ☆☆☆
標高が高い山に登り、下山すると、耳がツーンとしたような感じ
になった経験がある方もいるだろう。
これは、鼓膜の中と外の空気の圧力差によるもので、鼓膜が内側
に押されたからである。たいていの場合、おおきなあくびをすると
治るものである。
また、山の頂上で水を飲み、空になったポリ製の水筒が、下山し
た時に凹んでいることがあるのも、理由は同じなのである。
気圧計も、このような変化を増幅させ、それを測れるようにした
装置なのである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.556 2003.04.28
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第556号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 太陽の光 ☆☆☆
地球は太陽の光の恩恵を受けている。適度の明るさと、太陽光に
よる熱(輻射熱)によって、地球上の生き物はその生命を維持でき
ているのだ。
ところで、太陽から受ける輻射量は、水星は地球の6.67倍に
もなる。また、冥王星では。0.0006倍に過ぎないのだ。
どちらの場合でも、”死の世界”になってしまうのだ。偶然とは
言え、地球の環境はすばらしいものだと思うのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 4月に台風が・・ ☆☆☆
先週の中ごろ、台風2号が南西諸島の方にやって来た。4月に台
風がと思うが、1971年から2000年までの統計によると、4
月の台風の発生数は平均0.8個、接近数は0.1個となっている。
上陸したのはさすがにない。
だから、10年に1回は台風が接近していることになる。台風が
やって来ると、南からの暑くて湿った空気も連れて来る。そのため、
宮崎では、30度を超えてしまった。広島あたりでも、連日のよう
に雨が降っていたのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.557 2003.04.29
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第557号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 広島隕石 ☆☆☆
今年の2月の初めに広島市内にある倉庫に隕石が落下した。以前
の記事で、広島市子ども文化科学館に展示されると書いたが、いよ
いよ展示されるようになった。重さ414グラムの隕石とともに、
隕石が突き破ったとされる「天井」も展示されるようだ。
これから、連休が続くので、そちらに行く機会があれば、ぜひ見
に行ってみるとよい。行けない人は、科学館のホームページを見て
もいいかもしれない。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ GWが始まる ☆☆☆
先週は連日の雨だったが、今週になってよい天気になってきた。
大陸性の乾いた空気を連れて来ているようで、晴れていても、そん
なに暑くなく、爽やかな天気になっている。
今週の週末は3連休になる人も多いのではないかと思うが、天気
も爽やかであってほしいものだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.558 2003.04.30
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第558号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 天の川が見えにくくなった ☆☆☆
天の川と言ったら、夏の、いて座からさそり座あたりに見えるの
が見事である。また、そのころには南北を貫いているのだ。
また、冬の天の川も、オリオン座あたりを通って南北に貫いてい
る。
天の川が見えにくくなるのは春と秋で、地平線を取り囲むような
位置にあるからである。また、春と秋の星座には1等星が少ない。
1等星など明るい星は、天の川のあたりに多くあるからである。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 4月も終わり ☆☆☆
きょうで4月も終わりである。今年の4月は、そんなに暑くも寒
くもなく、4月らしい気候で推移していったように思う。もちろん
いくらかの気象のブレはあったが。
さて、2003年も3分の1が過ぎて行った。あと残りは3分の
2。これからも、平穏な天気であってほしいものだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.559 2003.05.01
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第559号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 水星の日面通過(1) ☆☆☆
きょうから5月だ。5月の天文イベントはいつくかあるが、これ
から紹介する、水星の日面通過もその1つである。
水星の日面通過は、太陽と地球を結ぶ直線上に水星がやって来た
時に起こる。ちょうど、日食のようなものだ。日食もそんなに見る
ことができない現象であるが、水星の日面通過も今回(5月7日)
を見逃すと、2006年11月9日まで待たねばならなくなるのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 紫外線に注意! ☆☆☆
緑が萌える季節となった。明るいやや緑色がかった黄色のことを、
「萌黄色」というが、今は眩しいばかりの木々の色である。
さて、その緑を楽しむために山に向かう人も多いと思うが、この
時季に気をつけなければならないのが、紫外線である。5月が紫外
線量が最も多くなる。対策を構じて出かけてほしい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.560 2003.05.02
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第560号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 水星の日面通過(2) ☆☆☆
いよいよ5月7日に、水星の日面通過を見ることができる。では
いつごろ見られるか書いていくことにする。
まず、その始まりは14時12分ごろである。太陽の右斜め上あ
たりに、水星の黒い丸い影が現れる。そして、その影はだんだんと
太陽に食い込んでいき、16時50分ごろ、最も太陽の中に入り込
んでいる。この時のことを「食甚」(しょくじん)と呼んでいて、
ちょうど中心時刻になる。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 八十八夜 ☆☆☆
「夏も近づく八十八夜」と「茶つみ」の歌にあるが、茶の葉をは
じめ、新緑が眩しい季節である。
「八十八夜」は、立春から数えて88日目のことである。立春の
頃は、まだ冬の最中であったが、88日も経つと、夏を思わせるよ
うな陽気になってくるのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.561 2003.05.03
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第561号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 水星の日面通過(3) ☆☆☆
水星の日面通過を見ることにしよう。とは言っても、望遠鏡を直
接、太陽の方向に向けてはならないのだ。直接見てしまうと、たち
まち網膜を痛めてしまい、失明の原因になってしまうのだ。
日面通過を観察するには、投影法がよい。望遠鏡を太陽の方向に
向け、接眼レンズの方向に画用紙を置けばよいのだ。画用紙に太陽
が映るから、そこで鮮明に見えるようにピント調節をするのだ。こ
の方法だと、大勢の人が同時に観察することができ、好都合なので
ある。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ こいのぼり ☆☆☆
近くの家を見ると、こいのぼりが風にたなびいていた。こいのぼ
りは、5月の爽やかな風になびくのがいちばん合っているような気
がする。とおくに、青空にたなびく「ひごい」(緋鯉=赤い鯉のこ
と)の色の対比は見事である。
また、山間地に行くと、川を渡すように、こいのぼりが泳いでい
るのをよく見かける。暑いと水浴びもしたくなってくる。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.562 2003.05.04
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第562号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 水星の日面通過(4) ☆☆☆
水星が太陽面を通過していく時、水星はどのように見えているの
だろう?
水星は「影」になっているので、当然、真っ黒く見えていること
だろう。実際、まん丸い影が太陽面を通過していく。太陽には黒点
があるが、こんな時に、「真っ黒い点」でないことに気付くであろ
う。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 3連休2日目 ☆☆☆
GWも後半戦になった。今年のGWは曜日の巡り合わせが悪くて
最大でも、3日、4日、5日の3連休しかない。もちろん、その日
が仕事という人もいる。
さて、この3連休であるが、3日間とも晴れていたという記憶は
ないように思われる。必ず、そのいつかは雨になるようだ。広島で
は、FF(フラワーフェスティバル)が開催されている。外で行わ
れる行事なので、ぜひ晴れていてほしいものだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.563 2003.05.05
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第563号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 金星の日面通過 ☆☆☆
水星の日面通過は、そんなに見られる現象ではないと書いたが、
それよりもっと見るチャンスに恵まれないのが、金星の日面通過で
ある。
その、日面通過を何と130年ぶりに、来年の6月8日に見るこ
とができるのだ。まだ、1年以上先の話であるが、これも期待して
待つことにしよう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 子どもの日 ☆☆☆
きょうは、GW最後の日、「子どもの日」である。広島のある動
物園は、この日に無料開放されると聞いたことがある。
この日の主役は子ども。子どものためにと、晴天ならば動物園に
いくお父さんも多いのではないかと思う。天気がよいと暑くなる。
疲れを次の日に残さないようにしてほしいものだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.564 2003.05.06
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第564号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ くれぐれも・・・ ☆☆☆
いよいよ明日、水星が太陽面を通過していく。ここに言う「通過」
とは、太陽と水星が同じ方向にいて、重なって見えるようになると
いうことだ。
肉眼や双眼鏡、あるいは望遠鏡で見ることと思われるが、前にも
書いたように、くれぐれも太陽を直接見ないようにしてほしい。
”目玉焼き”(笑い話ではない!)になっては、取り返しがつかな
いからである。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 五月病 ☆☆☆
「五月病」というのを聞いた人もいることだろう。これは、新入
社員や学生がよくかかるらしい。
4月があわただしく過ぎていき、そろそろ新しい環境になじめば
よいのだが、そうはいかないことがあるようだ。
気温も急激に高くなり、身体の疲れに追い打ちをかけていくのだ
ろう。この4月、環境が変わったみなさんは気をつけてほしい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.565 2003.05.07
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第565号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ お見逃しなく・・・ ☆☆☆
きょうは、いよいよ水星の日面通過が観測される。この時季は、
比較的、晴天率が高いのだが、天気のことだから、予断は許さない。
さて、今回、見逃してしまったら、今度はいつ見られるかと言う
と、2006年11月9日の早朝になるということだ。そして、そ
れ以降は当分の間見られないのだ。だからこそ、きょうは晴れてい
てほしいものだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 夕日の色 ☆☆☆
日がずいぶん長くなり、帰り道で真っ赤に染まった夕日や空を見
ることが多くなった。
ところが、「真っ赤に染まった」と書いたが、日によっては、少
し黄色がかるだけということもある。また、逆に、信号機の赤とま
ちがえてしまうぐらい赤く、空全体がピンクというか、赤紫色に染
まっている日もあるのだ。
これは、空気中に含まれる”ゴミ”や水蒸気量がちがうのが原因
だと考えられるが、とくに火山が大噴火した後に、真っ赤に染まる
ことが多い。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.566 2003.05.08
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第566号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 見ることができましたか? ☆☆☆
昨日は、水星食があった。平日の午後であること、また、雲の上
での現象であったこともあって、見ることのできなかった人もいる
のではないかと思われる。
しかし、心配することはない。「天文ガイド」などの天文関係の
雑誌に、写真入りで特集の記事が組まれるからである。見逃してし
まった方は、そちらに期待するとよい。
でも、そうは言っても、本物にはかなわないのであるが・・・。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 立夏 ☆☆☆
きょうは、二十四節季の一つである「立夏」(りっか)である。
暦の上では、きょうから夏ということになるのだ。最近は、昼間
は気温がよく上がるので、夏を思わせるような厚さになることが多
い。
でも、雨の日や、朝晩は、「春」の気温。雨が降った時には風邪
を引きやすいので、健康管理に怠りなく!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.567 2003.05.09
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第567号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 彗星の話 ☆☆☆
この前の、NHKの番組「プロジェクトX」で、ハレー彗星に向
かって探査ロケットが打ち込まれたことが採り上げらていた。
ハレー彗星がやってきたのは、1985年から86年にかけての
ことだった。私も、その時には、望遠鏡を持ち出してハレー彗星を
見、また当時のNHKの番組でロケットから送られてくる映像を見
た記憶がある。
今度やって来るのは2061年。どんな世の中になっているのだ
ろう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 夏から春に ☆☆☆
寒冷前線が通過すりと寒くなるものだが、昨日はまさにその通り
であった。
軒並み数度、日本海側では10数度も下がった所もあるようだ。
立夏どころか、立春に戻ったように感じた所もあるのではないだろ
うか。
春や秋は、気温の変動が大きいものである。体調を崩さないよう
にしてほしい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.568 2003.05.10
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第568号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ハレー彗星も消滅する? ☆☆☆
76年に1度の割合で回帰してくるハレー彗星。最近では、19
10年、1985年から86年、次回は2061年。
でも、いずれは、そのハレー彗星が消滅してしまうと言われてい
る。ハレー彗星が太陽に近づいて来ると、大きな尾を引くようにな
る。この尾は、太陽とは反対方向にたなびいている。「ダスト」と
呼ばれる尾であるが、本体から物質が出ているので、本体は細って
いくのである。いつまで持つかはわからないが、少なくとも私たち
が生きている間はだいじょうぶだと思われる。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 週末は晴れ? ☆☆☆
最近は、週末に晴れることが多くなった。先週の3連休も広島地
方では、すべて晴れ。私の記憶では、3日とも良い天気だったとい
うのはないと思う。
天気予報によると、この週末も良い天気になりそうだ。風薫る5
月を満喫してほしいものだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.569 2003.05.15
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第569号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ はやぶさ ☆☆☆
宇宙科学研究所は9日M-Vロケット5号機で惑星探査機Mを打ち
上げた。打ち上げは成功し、「ハヤブサ」と命名されたようだ。
この探査機は、これから約2年かけて、小惑星に行き、表面の
”土”を持ち帰るという。
再び地球に帰ってくるのは、4年後。10億キロの旅をして戻
ってくるのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雨だった・・・ ☆☆☆
先週の週末の天気予報は、当初「晴れ」だった。しかし、間近に
なって、「雨」と予報が変更され、予報通り雨になってしまった。
そして、今週になっても、連日のように雨が降っている。もう、
「梅雨の走り」を思わせるような空模様になっている。南西諸島で
は梅雨入りした所もあるようだ。もう一月もすると、広島地方でも
梅雨入りを迎える。
☆☆☆☆☆ 復旧しました! ☆☆☆☆☆
パソコンの入れ替え、設定等がやっと終わり、”復活”しました。
これからも、「ほしやそらのこと」を購読してくださるよう、お願
いいたします。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.570 2003.05.16
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第570号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 「天文」というお酒 ☆☆☆
ずっと前に読んだ天文雑誌に、「天文」という酒が、記事とし
て出ていた。でも、読み方は、「てんもん」ではなくて、「てん
ぶん」であった。天文ファンとしては、「天文」と読みたいとこ
ろだ。
さて、「天文」という名のお酒は、まだ製造・販売されている
のだろうか?知っている人がいたら、教えてくださいね。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雨、雨、雨・・・ ☆☆☆
今週になって連日のように雨が降るようになった。梅雨入りに
は早すぎると思うが、梅雨を思わせるような天気が続いている。
早く、”五月晴れ”に戻って、青空を見たいものである。
しかし、調べてみると、広島で梅雨入りが最も早かったのは、
今から40年前、1963年の5月8日となっている。今年は、
梅雨入りが早くなるのかもしれない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.571 2003.05.17
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第571号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 24時間露出 ☆☆☆
星座を写真に撮る方法として、「固定撮影」という方法がある。
静止撮影とも言うが、カメラをしっかりと固定して、星座の日周
運動を撮影する。
日本の場合では、光害や湿度の影響もあって、6時間も露出で
きれば上的であろう。ところが、「天文ガイド」という雑誌に、
24時間も露出した写真が掲載されていた。極北では、冬になる
と一日中、太陽の光が射さず”夜”になるのだ。だから、24時
間の露出ができたのだと思う。
その写真では、北極星がある辺りに小さな円ができていた。そ
れもそのはずで、北極星(こぐま座のポラリス)は天の北極から
約1度離れた所を回っているからである。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 若葉寒 ☆☆☆
5月は、新緑の季節。山々を見ると、黄緑色の若葉が目に付く。
若葉は、晴天の青空には映えるものであるが、雨の中では、やや
渋く見えている。
さて、今頃は日中25度ぐらいになることが多いのであるが、
連日のように雨が続くと、気温の上がり方も鈍く、肌寒ささえも
感じてしまうのだ。そして、この時期の寒さのことを、「若葉寒」
と言っているのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.572 2003.05.18
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第572号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろ火星が・・・ ☆☆☆
8月の終わりに大接近する火星。だんだんと見やすくなってきて
いる。見やすいと言っても、まだ光度は0等星程度。しかも、夜半
を過ぎないと見えてこないから、条件は決してよいとは言えない。
しかし、そうは言っても、日を追うごとに、観測しやすくなるの
で、夜明け前に起きることがあったら、南の空を見てみよう。赤っ
ぽく輝いている火星が見つかるはずだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ やっと晴れ ☆☆☆
先週からずっと降っていた雨も昨日は上がり、昨日は五月晴れに
なった。気象情報によると、この週末から週明けにかけては、よい
天気になるということだ。
しかし、春の天気は油断できない。前線の動きが少し変わるだけ
で、天気も大きく変化することもあるのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.573 2003.05.19
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第573号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 超ド級のレンズ ☆☆☆
星空を撮影する時、レンズは明るいほうがよい。とくに、暗い天
体には、撮影レンズの明るさは有効なのだ。
50mmクラスの標準レンズならば、f値が1.2クラスのレンズ
が数万円で入手できるが、300mmの望遠レンズになると、f4ク
ラスでは10数万円、f2.8クラスでは、50万円ぐらいもする
のである。
ところで、一般のショップでは入手できない超ド級のレンズがあ
る。それは、f2クラスの300mm望遠レンズで、価格は180万
円もする。乗用車がらくらく買える価格であるが、この値段でも欲
しいという人には魅力的な価格なのかもしれない。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 湿気はいやだ ☆☆☆
5月は、さわやかな五月晴れになることが多いが、晴天が続くと
日を追うごとに、蒸し暑くなってくる。湿度が高くなってくるため
で、じっとしていても、汗が滲んでくるようになるのだ。
湿気が多いのは、これからの日本の気象の特徴ではあるが、やは
り、じめじめとした湿気はいやなものである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.574 2003.05.20
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第574号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 高感度フィルムの登場 ☆☆☆
最近、フィルムメーカーから、次々と高感度フィルムが発売され
ている。JIS感度で、「400」「800」「1600」のフィ
ルムが発売されたのだ。この感度のものは前からあるが、フィルム
の粒性状がずいぶんきめ細かになっているのだ。かつての1600
クラスのフィルムはとてもザラザラした感じで、星夜などを写すと
暗い星と粒の見分けがつかないほどであった。いまは、100クラ
ス並みのきめ細かさを持っているのだ。
これから、火星も近づいて来るし、夜空の星も(寒くないので)
見やすくなってきた。ついでに、これらのフィルムを使って写真を
撮ってみたらどうだろう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雹の季節 ☆☆☆
5月は、雹(ひょう)がよく降る。とくに、内陸部でよく降り、
農作物などに甚大な被害を与えることがある。
雹は、上空に冷たい寒気が入ったときに降りやすい。5月は、強
い日射しで地上付近の気温が急激に上昇する。すると、その暖めら
れた空気は上空に上がっていくのである。飽和水蒸気量も多いので
湿って暖かな空気が上がっていくことになる。そこへ冷たい寒気が
あると、冷やされて氷結し、雹や霰となって降ってくるのだ。
水蒸気量が多いほど大きな雹になる。大きいものでは、ニワトリ
の卵から野球のボールぐらいのものが降ることもあるのだ。こんな
のが降ったらたまったものではない。路地ものの果樹や野菜、ビニ
ールハウス、また外に展示してある車などが、ボコボコにやられて
しまう。堅い雪玉のようなものなので、当たったらたまらなく痛い
だろう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.575 2003.05.21
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第575号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 満ち欠けは速い? ☆☆☆
つい先日が満月だと思っていたら、きょうは、もう月齢が20で
ある。月の満ち欠けは、約29.5日で繰り返している。だから、
1か月もたたないうちに、新月、満月、新月、・・・と繰り返して
いるのだ。
ところで、それと同じぐらい早く終わってしまうと感じるのが、
大相撲である。星取表の勘定をしていると、いつの間にかに一場所
が終わっているのだ。
さて、あなたが贔屓にしている力士の星勘定はどうなっているか
な。(^^;
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 菜種梅雨 ☆☆☆
先週は連日のように雨が降っていたが、今週になって落ち着いた
天気が続いている。ただ、スカッとは晴れてはいないが・・・。
ところで、5月も後半になると、梅雨のような天気が続くことが
よくある。「梅雨の走り」と言うのだが、これが1か月前ぐらいだ
ったら、「菜種梅雨」と言うのだろう。菜種はアブラナの種子のこ
と。黄色い花が咲いた後、黒い種子ができて、サラダ油などの原料
になる。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.576 2003.05.22
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第576号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 巨大惑星 ☆☆☆
太陽系でいちばん大きな惑星は木星である。直径は地球の11倍
以上、体積にいたっては1300倍以上もある巨大な惑星なのだ。
木星の表面は、メタンなどの分厚い大気に覆われている。だから、
表面に立とうと思っても、それは無理な話なのだ。木星の”地面”
は、その分厚い大気のしたにある。どんな様子なのか、興味がある
のだが、私はよく知らない。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 葉緑素 ☆☆☆
山々の若葉も、その緑色を日に日に濃くしている。新芽が出た頃
は黄緑色(萌葱色)がったのが、だんだんと濃い緑になってきた。
さらに夏になると、深い緑になっていく。
植物の葉などの「緑」を構成する物質は、クロロフィルと呼ばれ
るものである。この、クロロフィルには2種類がある。一つは、濃
い緑色になり、もう一つは黄緑色になる。今は、後者の方が多いの
で、黄緑色が勝っているのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.577 2003.05.23
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第577号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 「HEXANON」というレンズ ☆☆☆
「HEXANON」(ヘキサノン)と言えば、写真ファンなら、
憧れるレンズの一つである。
我が家にも、「HEXANON」のレンズと「KONICA」の
カメラがあるが、その写りの良さに気に入っている。このレンズが
星空を写すのに適しているかはよくわからないが、写真雑誌などの
データを見ると、周辺では像が点像にならないようだ。これは、こ
のメーカーのレンズに限ったことではないが、星野(せいや)撮影
では、できるだけ点像に写ってほしいものである。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 霜道 ☆☆☆
八十八夜の別れ霜という言葉があるが、沿岸部では、もう霜が降
りるということがなくなってきた。
ところが、山間部や北の地方でも霜が降りることがあるのだ。と
くに、高い山があって、谷間になっているような地形の所は要注意
などである。高い山の寒気が谷間を通って平地まで流れ込んで来て
霜が降りるのだ。このような、寒気が流れ込む一帯を「霜道」と呼
んでいるのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.578 2003.05.24
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第578号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ついでにトプコール ☆☆☆
前号で「ヘキサノン」のレンズについて紹介したが、「トプコー
ル」(TOPCOR)というレンズも、よいレンズなのだ。現在、
「トプコール」を作った「東京光学」というメーカーは、写真(カ
メラの分野からは撤退し、医療の分野で生産を続けているというこ
とだ。私は、「トプコン」というカメラで、写真を撮っているが、
人物や風景では、とてもよい描写をするので、愛用している。40
年前ぐらいに製造されたものらしいが、現在でも十分に通用するの
だ。この、愛機とレンズで星空の撮影をしたら、またホームページ
に掲載していきたいと思っている。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 竜巻 ☆☆☆
私は、一度だけ、本物の竜巻を見たことがある。それは、今から
3、4年ぐらい前のことであるが、小学校のグランドでのことであ
った。ふと、外を見ると、木の葉や土埃が舞い、それが、象の鼻の
ようになって、上空へ舞い上げられているのである。数分間は続い
ていたと思うが、こんな小規模の竜巻もあるのかと思った。正確に
は、竜巻と言うのかどうかわからないが、姿、形は、まぎれもなく
竜巻だったと思う。ひょっとしたら、「つむじ風」と言うのかな?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.579 2003.05.25
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第579号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ もう、下弦の月 ☆☆☆
満月から、1週間あまりが経った。きょうは、月齢が23で、下
弦の月である。日の出の時刻ごろに、ちょうど南の空に見えていい
て、半月の形をしてる。
ところで、上弦と下弦の月の見分け方であるが、欠けている方向
が逆になっているので簡単にわかるだろう。つまり、上弦の月では、
その左側が、下弦では右側が欠けているのだ。また、ちょうど南の
空にある時は、上弦の月では夕方、下弦の月では明け方になってい
る。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 風の通り道 ☆☆☆
「となりのトトロ」の主題曲(BGM)に、「風の通り道」とい
う曲がある。私は、この曲がとても気に入っている。
実際に、風の通り道があるようで、私が今、住んでいる所も、そ
のようになっていて、時には家を揺るがすような風が吹くことがあ
るのだ。
となりのトトロでは、強い風とともに、「トトロ」や「ネコバス」
がやって来る。ほんとうに、風とともに、それらが現れてくれると
いいなと思っている。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.580 2003.05.26
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第580号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ベテルギウス ☆☆☆
今は、観ることが難しいのだが、オリオン座の「ベテルギウス」
と呼ばれる1等星がある。さそり座の「アンタレス」と同じように
赤く輝いている。
ベテルギウスは、変光星で、日によって明るさを変えているのだ。
星は寿命の終わりが近づくと赤く膨らみ、膨張と伸縮を繰り返すよ
うになる。今、その変化が大きくなっているのだ。いずれは、大爆
発を起こし、なくなってしまう運命にある。今年の秋以降、ベテル
ギウスの明るさに注目してみるとよい。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろ梅雨入りか・・・ ☆☆☆
5月も今週いっぱいとなった。最近だ、じめじめとし、5月特有
のさわやかさがなくなってきたようだ。
沖縄あたりでは、もう梅雨入りしているが、やがてこの辺りでも
梅雨入りしていくと思われる。広島地方での梅雨入りは6月7日が
平年値であったように思う。さて、今年は、いつ梅雨入りするのだ
ろう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.581 2003.05.27
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第581号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 金星食(1) ☆☆☆
過去にも何度か見られたが、5月29日の昼間に金星食を見るこ
とができる。
金星食とは、金星が太陽の後ろに隠されてしまう現象のことであ
る。この日の月齢は27.7で、新月前の細い月になっている。し
かも近くに明るい太陽があるので、月を探し出すのも難しいかもし
れない。見つけ方のポイントは、午後2時ごろの太陽の右斜め下、
約20度ぐらいの所を、双眼鏡で探すこと。そうしたら、細い月と
金星が同時に見えてくる。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 空が曇っていては・・・ ☆☆☆
この前、水星が日面通過した時はあいにくの天気であった。上空
でどんなにすばらしい天文現象があろうとも、雲が出ていたのでは、
お手上げである。
5月29日は、どんな天気になるのだろうか?せめて、午後1時
過ぎから2時間ぐらいは、太陽が顔を覗かせていてほしいものだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.582 2003.05.28
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第582号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 金星食(2) ☆☆☆
金星食は、地域によって起こる時刻が少しずつちがう。西の地方
に行くほど早く、始まりは那覇で13時46分ごろ、福岡や鹿児島
で13時47分、大阪で13時55分、東京で14時01分、札幌
で14時06分となっている。
このデータから計算すると、広島あたりでは、13時50分過ぎ
ぐらいであろう。それより10分ぐらい前から観察を始めるとよい
と思う。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 釣りと波 ☆☆☆
瀬戸内海では、大きな波が立つことは台風でも来ない限り滅多に
ないことであるが、太平洋側や日本海側の地方では、大波が立つこ
とは、そんなに珍しいことではない。
瀬戸内で50センチという時でも、太平洋側や日本海側では、2
メートルぐらいの波の高さになるのだ。
しかし、100回に1回ぐらいの割合で1.5倍の高さの波が、
1000回に1回ぐらいは、2倍の波が来ると言われる。もし、
波の高さが3メートルとしたら、6メートルの波に出会う可能性が
あるということだ。6メートルと言えば、台風が来たぐらいの大波
である。これを、「一発大波」と言うそうだ。
これから、釣りを楽しむ人も多いと思う。そういう高波に出会う
ことがないように気をつけてほしい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.583 2003.05.29
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第583号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 金星食(3) ☆☆☆
金星食は、1時間あまり続く。金星が月のほぼど真ん中を通過し
いていくように見える、福岡や鹿児島では1時間30分、月の少し
端のほうを通るように見える札幌では、1時間と5分ぐらいである。
広島あたりでは、13時50分ごろに月に隠れ、14時18分過
ぎに月の反対側から見えてくるものと思われる。見えて来る時は、
月の”影”の部分からなので、青空に「ポチッ」と金星が見えて来
るだろう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 風薫る ☆☆☆
風薫る5月も、もう終わりであるが、5月に吹くそよ風を、薫風
(くんぷう)というそうだ。薫風とは、水の上や新緑の中を渡って
来る、におうような爽やかな感じのする、そよ風のことなのだ。
そして、この風が強くなると「青あらし」と呼ぶそうだ。しかし、
「青あらし」という言葉は、あまり使われないようである。私も、
書籍で読んだ以外は聞いたことがない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.584 2003.05.30
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第584号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 金星食(4) ☆☆☆
昨日は金星食があった。3回に分けて、その情報を書いてきたが
見ることができただろうか。
平日の見やすい時間帯だったとは言え、ほとんどの人は、仕事を
していたにちがいない。こういう天文現象は、後に天文雑誌等で紹
介されるので、見ることができなかった人は、そちらを見るとよい。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 春の運動会 ☆☆☆
運動会と言えば、秋を連想するのだが、最近は春に行われること
が多くなった。
この辺りの小学校でも、9月に行われていたのが、5月の終わり
ごろに行われるようになってきた。
運動会と言うと、青空がつきものである。天気がよくないと台無
しになってしまうのだ。
この、週末に運動会が行われる所も多い。さて、天気はどうなる
のだろうか。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.585 2003.05.31
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第585号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 火星を見よう ☆☆☆
火星の大接近までのは、まだ3か月もあるが、日を追って、光度
が増してきている。明るさは、マイナス0.7等なので、カノープ
スぐらいになってきている。
最接近の8月27日には、マイナス2.9等にも達する。これか
らは、火星に注目してほしいものだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 5月も終わり ☆☆☆
5月も、きょうで最後の1日となった。今年の5月は、暑い日や
肌寒い日もあったが、総じて言うと5月らしい気象ではなかったか
と思う。
明日からは6月。もう、この辺りでも梅雨入りしても不思議はな
い時季になった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.586 2003.06.01
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第586号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 鯛つり星 ☆☆☆
6月になると、さそり座が見ごろになってくる。6月の初めでは
まだ、かなり遅い時間帯でないと見えにくいが、日を追うごとに見
やすくなってくる。
さそり座の特徴は、何と言っても、巨大なS字のカーブである。
瀬戸内地方では、このS字を大きな釣り針に見立てて、「鯛釣り星」
ということもある。瀬戸内海は鯛の産地なので、このように見立て
られたのだろう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 6月1日 ☆☆☆
6月1日は、いろいろな記念日となっている。
写真の日、電波の日、そして、気象記念日などである。この前、
NHKのテレビで、気象記念日のことについてふれていたが、気象
情報(昔は天気予報と言っていた)は、派出所に貼り出されていた
ということである。
今では、テレビやインターネットなどで簡単に見ることができる
が、昔は大変だったのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.587 2003.06.02
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第587号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ さそり座に1等星が2つ? ☆☆☆
さそり座というと、心臓のあたりに赤く輝く1等星がある。
「アンタレス」という名前の1等星であるが、その意味は、「火
星に対抗するもの」で、赤さと明るさで火星と争っているのだ。
さそり座には、アンタレス意外には1等星はないが、1.7等級
の明るさの恒星がある。これは、変光星で今、増光していて、ずい
ぶん明るくなってきているらしい。
ひょっとすると、近い将来、さそり座の2個目の1等星になるの
かもしれないのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 空を見ながら ☆☆☆
この週末は、屋外での行事があった方も多いのではないかと思わ
れる。
さて、この時季、そういう行事の主催者は、空を見上げて、やき
もきしているにちがいない。梅雨時期になると、いつ雨が降っても
不思議ではないのだ。気象情報もあてにならないこともある。前線
が通過していく位置がちょっとずれても、天気が大きく変わること
もあるのだ。
野球などでは、ドーム付きの球場が増えてきたが、一般人にとっ
ては縁がないもの。ただ、空を見上げるしかないのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.588 2003.06.03
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第588号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ガリレオ衛星の相互食 ☆☆☆
木星は、もうずいぶん西の空に傾いてしまい、日を追うごとに早
く沈むようになってきた。
ところで、木星には4つの明るい衛星がある。発見者に因んで、
「ガリレオ衛星」と呼ばれている。その中の「イオ」が「エウロパ」
の一部分を隠す現象が今晩8時過ぎから見られるのだ。このような
食のことを「相互食」と呼んでいる。
小さな望遠鏡でも見ることができるので、機会があれば、見てみ
るとよい。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ オオキンケイギク ☆☆☆
オオキンケイギクは、このあたりでは、5月下旬ごろから咲き始
める。この花が咲くようになると、「ああ梅雨も間近だな。」と思
うのである。
この花は、鮮やかな黄色(山吹色)をしていて、川の土手や道ば
たに沿って植えられていて、黄色いガードレールのように見えるの
だ。どんな、花か知りたい人は、「天文のページ」のトップページ
から、「野の花のページ」に行ってみるとよい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.589 2003.06.04
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第589号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 雲間の月 ☆☆☆
昨日は、三日月だったので、きょうはもう少しおなかの膨らんだ
月が見えている。まだ、細いので、夜になってしばらくすると、西
の空に沈んでいってしまう。また、今頃は、天気がよくないことが
多いので、雲の間から月を見ることも多くなってくる。
雲間に見え隠れする月も趣がある。月を観測する人には邪魔な雲
も、ただ眺めるだけには、よいものなのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 広島地方に台風が・・・ ☆☆☆
先月の末、広島地方に台風がやって来た。5月に台風が上陸する
のは39年ぶりのことで、観測記録の統計でも、3番目に早いとの
ことである。ましてや、台風の被害の少ないと言われる瀬戸内地方
に台風がやって来るとは・・・。
しかし、私の記憶では、6月になると、台風がけっこうやって来
ている。今年は、何個の台風がやって来るのだろう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.590 2003.06.05
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第590号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 月と木星 ☆☆☆
きょうの月は、昨日よりさらに膨らんできている。明るさもいち
だんと増している。
日が暮れて、南西から西の空に見える月の近くに木星が輝いてい
るのだ。月と木星の間は4度あまりだから、小指1本分ぐらい離れ
ていることになる。月のすぐ近くに明るい星を見つけたら、それが
木星だと思ってまちがいはないだろう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろホタルが・・・ ☆☆☆
この辺では、まだホタルは舞わないが、早い所では、もうホタル
が舞い始めているのではないかと思われる。
三原市に沼田西(ぬたにし)町では、「ほたるの里」として、ホ
タルの保護のとりくみが行われてきている。棲息数はけして多くは
ないが、少しでも数を増してほしいものだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.591 2003.06.06
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第591号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 星食 ☆☆☆
しし座は春を代表する星座なので、もうずいぶん西の空に傾いて
きた。
そんな、しし座で、3.6等星の「η星」は、月に隠されてしま
う現象が今宵見ることができる。
地方によって、若干異なるが、始まりは午後8時半ごろ、北の地
方に行くほど星食の時間は短くなる。
仙台より北の地方では、η星のそばを月がかすめていくだけで、
星食にはならない。
いずれにしても、双眼鏡で楽しめる現象なのである。
※ ”η”は「エータ」と読む。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 芒種 ☆☆☆
きょうは二十四節気の一つ、「芒種」(ぼうしゅ)である。太陽
の黄経が75度に達したときをいい、今の太陽暦で6月上旬にやっ
て来る。
この時季になると、各地では田植えなどの農作業の真っ最中。こ
れから本格的な夏に向かって、日に日に忙しくなってくるのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.592 2003.06.07
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第592号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 火星と天王星 ☆☆☆
火星が日に日に見やすくなってきた。今ごろだと、日付が変わる頃
東南東の空から顔を出し始める。
ところで、火星のすぐ近くには、天王星も輝いているのだ。明るさ
は5.8等級と、肉眼でやっと見える程度である。赤っぽく輝く火星
に対して、天王星は青緑色に見えているだろう。火星は、やぎ座のす
ぐ左側に、天王星はさらにその左側、みずがめ座の右に輝いている。
双眼鏡で探してみるとよい。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ ツチガエル ☆☆☆
私の家は田んぼに近いので、今ごろはカエルの大合唱である。ケロ
ケロ、ギャーギャーと、やかましく鳴いている。
とくに、雨が近い時や、小雨が降っている時など、その声は、すご
さを増してくる。
そんな、カエルの中に、ツチガエルというのがいる。田んぼのどこ
でも見られる、体にイボのある小型のカエルで、けっこう高い声で鳴
いている。土の色に似ているので、この名が付いたのだろう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.593 2003.06.08
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第593号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 上弦 ☆☆☆
きょうは、早くも上弦の月である。でも、上弦は今朝の5時28分
だったので、このメルマガを読んで今夜眺める月は、おなかが、ほん
の少し膨らんでいることだろう。
半月が見える時には、太陽と月が、地球から見て直角の関係の位置
にある。だから、夕方の6時ごろほぼ真南に、深夜12時ごろ西の空
に沈んでいくということなのだ。だから、時計を持っていなくても、
月の形と位置から、おおよその時刻を知ることができるのである。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ カビに注意! ☆☆☆
毎日、じめじめした天気が続くようになると、そこらじゅうにカビ
が生えるようになる。
食品に生えるカビはもちろんのこと、タイルの目地や壁、カーテン
などにも生えている。
カビの好む条件は、温度が26度ぐらい。湿度は65%以上だそう
だ。天気のよい日は、しっかりと換気をして、部屋の湿度を下げるよ
うにしよう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.594 2003.06.09
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第594号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 冥王星が最接近 ☆☆☆
わたしたちの太陽系のいちばん外側を回っているのが太陽系9番目
の惑星、「冥王星」である。
今、この冥王星が、地球に最接近しているということだ。しかし、
最接近と言えども、その距離は44億km。太陽と地球の距離の30倍
もあるのだ。
その冥王星は、へびつかい座の左下にある。光度は、13.8等級
だから、明るくなったとは言え、アマチュア天文家にとっては、縁遠
い星なのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 不快指数 ☆☆☆
日本の夏の特徴と言ったら、ムシムシ、ジメジメ・・・。とくに、
梅雨の時期は、これに輪をかけたようになる。さらに、梅雨の晴れ間
に入ると、天頂から射し込んでくる強い日射しで、もう、暑くてたま
らなくなってしまうのだ。
「不快指数」という言葉があるが、このような天気の日は、「85」
以上。すなわち、全員が「不快」と感じるにちがいない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.595 2003.06.10
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第595号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 真珠星 ☆☆☆
北斗七星の柄のカーブ、すなわち、「春の大曲線」をたどっていく
と、真っ先に見つかるのが、オレンジ色に輝く、うしかい座の1等星
である「アークトゥールス」である。アークトゥールスは「麦星」と
も呼ばれている。
また、その続きをたどっていくと、今度は、白く輝く、おとめ座の
1等星「スピカ」がある。スピカは、その輝きから「真珠星」とも呼
ばれている。
その、真珠星の近くに、きょうは明るい月が見えているのだ。月と
いっしょに眺めてみよう。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ そろそろ梅雨入りか・・・ ☆☆☆
先週は比較的よい天気が続いたが、今週はどうもそうはいかないよ
うだ。週間天気予報でも、ずらりと雨や曇りのマークが並んでいる。
広島での、梅雨入りの平年値は6月7日ぐらい。もう、いつ梅雨入
りしても不思議はないのだ。
これから、雨が降るようになると、次々に梅雨入りが発表されるに
ちがいない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.596 2003.06.11
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第596号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ ニュートン式の行方 ☆☆☆
天文雑誌の望遠鏡の広告を見ていると、「ニュートン式」と呼ばれ
る反射式の望遠鏡が少なくなっていることに気づく。そのかわりに、
「カセグレン式」が増えているようだ。
ニュートン式は、開口部から取り込んだ光を後方の反射鏡で反射さ
せ、また開口部へと導き、そこにある斜鏡で直角に反射させ、その像
を見るようにしたしくみの望遠鏡のことである。
ニュートン式のよい所は構造が比較的簡単なことだろうか。しかし、
全長が長くなること、目的の天体を”横向き”に見ることになるとい
う欠点もある。
そういう欠点から、カセグレン系の望遠鏡が増えたのでないかと思
われる。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 早い夜明け ☆☆☆
1月の上旬、午前7時ごろはまだ薄暗かったが、今ごろは5時過ぎ
には太陽が顔を出し、7時には、太陽はもうかなり高い所まで昇って
いる。
空の色も、”朝の色”という感じはあまりしないのだ。朝や夕方は
オレンジや黄色がかっって見えるものだが、そういう色はあまり感じ
ないのだ。
夜が早く明けて目覚めはよいのだが、寝不足の時には、恨めしい朝
の眩しい光となってしまう。
☆☆☆☆☆ もうすぐ第600号 ☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」は、もうすぐ第600号を迎えます。これを
”通過点”として、発行を続けていきたいと思っていましので、どう
ぞよろしくお願いいたします。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.597 2003.06.12
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第597号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ カセグレン系がなぜよいのか? ☆☆☆
前号で、カセグレン系の望遠鏡が増えてきたと書いたが、それでは
なぜ、カセグレン系がニュートン式にとって代わろうとしているのだ
ろうか?
その答えは、ニュートン式の欠点を裏返したものだと言える。カセ
グレン系は、同じ口径で比べると、全長が短く、また軽量なのだ。さ
らに、接眼部が目的の天体の方向を向いているので、見やすいのだ。
写真レンズで、反射式の超望遠レンズがあるが、それも、このタイ
プのものに近いのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ うっとうしい空模様 ☆☆☆
梅雨に入ると、連日の雨となる。太陽や青空を見ることはできず、
見えるのは、変化のない灰色の雲だけである。
雨が降ると湿度もとても高くなる。湿度が高いと、汗もなかなか
引かないので、余計に暑さやうっとうしさを感じてしまうのだ。
今ごろは、除湿器やエアコンのおかげで、ずいぶん過ごしやすくな
ってきた。でも、それは部屋の中だじぇの話。屋外や、そういう機器
がない所では、そのうっとうしさから免れることはできないのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.598 2003.06.13
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第598号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 低い月 ☆☆☆
今ごろの月は南の空の低い所に見えている。きょうは、さそり座
の近くにある。
さそり座は、どちらかというと南の低い位置にあるから、星座に
詳しい方なら、それがわかるものと思う。
今夜の深夜近くに見ると、月は、さそり座の「アンタレス」のす
ぐそばに輝いている。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 日の出 ☆☆☆
きょうの広島での日の出は4時57分10秒だそうで、きょうの
日の出がこの1年間でもっとも早いということだ。このメルマガが
届くころには、もうすっかり朝を迎えていることだろう。
日の出にしても日の入にしても、夏至の日に「極値」になるわけ
ではなく、多少ずれているのだ。日の出の場合は、夏至の日には、
もう少しずつ遅くなっているのだ。
さらに、日の出の時刻も、札幌や釧路では、16日にいちばん早
くなるのである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.599 2003.06.14
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第599号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 満月 ☆☆☆
きょうはもう満月である。夕方になると東南東よりさらに南より
の空から赤っぽい月が昇ってくる。日の入もほぼ同時刻なので、太
陽が沈むと同時に月が昇ってくるのだ。
月が、東南東より南側から昇ってくるということは、南中しても
高度は低いのだ。だから、南側に山や大きな建物があると、満月を
望むことができないかもしれない。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 梅雨入りしたが・・・ ☆☆☆
先週の初めごろ、全国的に梅雨入りしたようだが、そうたいした
雨は降っていないようだ。それどころか、昨日は快晴に近いような
青空で、梅雨はどこへ行ったのかという感じであった。
さて、梅雨入りはしたのであるが、最初のうちはあまり雨が降ら
ないことが多いのである。やはり、本格的に降るのは、後半になっ
てからである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ほしやそらのこと VOL.600 2003.06.15
Since 2001.09.24 発行者 tatchan2001
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」の第600号をお届けします。
−−−−− ほしのこと −−−−−
☆☆☆ 60000年ぶり? ☆☆☆
8月27日に火星が地球に大接近する。火星と地球は2年と2か
月ぐらいで、接近するのであるが、今回の接近は、ちょっとそこら
の接近ではないのだ。
60000年ぶりとか、57000年ぶりとかのまれにみる大接
近なのである。距離は5575万8000km。こんなに近づくこと
は珍しいのだ。8月27日までには、まだ時間があるが、もう今か
ら待ち遠しくてたまらないのだ。
−−−−− そらのこと −−−−−
☆☆☆ 雲の上に行きたい ☆☆☆
毎日、雨が続くようになると、誰しもが思うことが、雲の上に行
けたらいいなということではないだろうか。
くもの上に行くと、上空には果てしなく青空が広がっている。そ
して、眼下には真っ白い雲海を見ることができよう。映画「紅の豚」
で、そのような場面があったように思う。
雲の上はとても寒いと思うが、夢でもいいから、行ってみたいも
のだ。
☆☆☆☆☆ おかげさまで第600号! ☆☆☆☆☆
「ほしやそらのこと」は、第600号を迎えました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。