メルマガ 「ほしやそらのこと」  ID  m00048044

       天文と気象をテーマにしたメルマガです。ほぼ毎日発行しています。


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 記事索引  記事の番号をクリックするとジャンプします。


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  601

 2003.06.16

 大接近になるための条件

 梅雨時期の雨

  602

 2003.06.17

 火星に探査機を・・・

 田植えも終わる

  603

 2003.06.18

 夫婦星

 雨も本格的に・・・

  604

 2003.06.19

 てんびん座

 北海道に行きたい

  605

 2003.06.20

 こぐま座

 梅雨前線と台風

  606

 2003.06.21

 下弦

 空の水道

  607

 2003.06.22

 オリンパス火山

 夏至

  608

 2003.06.23

 マリネリス渓谷

 梅雨の中休み

  609

 2003.06.24

 火星はなぜ赤い?

 青田風

  610

 2003.06.25

 青っぽく見える所も・・・

 田んぼの波


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  611

 2003.06.26

 すばる

 赤く染まった雲

  612

 2003.06.27

 星を見たい・・・

 ツバメ

  613

 2003.06.28

 細い月と金星

 土石流

  614

 2003.06.29

 火星の出現時刻

 遅い日の入り

  615

 2003.06.30

 火星の模様

 梅雨も後半に

  616

 2003.07.01

 火星の明るさ

 海開き

  617

 2003.07.02

 留

 ビヤガーデン

  618

 2003.07.03

 逆行

 ビヤガーデン

  619

 2003.07.04

 火星の南中高度

 セミの声

  620

 2003.07.05

 シーイング

 シオカラトンボ


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  621

 2003.07.06

 北十字

 コシアキトンボ

  622

 2003.07.07

 七夕

 小暑

  623

 2003.07.08

 七夕、その後

 梅雨寒

  624

 2003.07.09

 ヘルクレス座

 梅雨前線のルーツ

  625

 2003.07.10

 M57

 雷鳴が延々と

  626

 2003.07.11

 なぜリング状に?

 雨は気まぐれ

  627

 2003.07.12

 太陽も・・・

 それにしても

  628

 2003.07.13

 星は生まれかわる

 入道雲

  629

 2003.07.14

 天の川を見よう!

 地方大会

  630

 2003.07.15

 北極星を探すには

 水菓子


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  631

 2003.07.16

 太陽を遠くから見たら?

 氷室

  632

 2003.07.17

 土星から太陽系を見たら?

 ラムネ

  633

 2003.07.18

 オリオン座の形

 明日から夏休み

  634

 2003.07.19

 月と火星

 梅雨明けは遠い?

  635

 2003.07.20

 アポロ11号

 九州北部で大雨

  636

 2003.07.21

 水銀灯

 海の日

  637

 2003.07.22

 夜中の月

 大雨収まらず

  638

 2003.07.23

 宇宙で星を見たい!

 大暑

  639

 2003.07.24

 こと座のベガ

 梅雨明けはいつ?

  640

 2003.07.25

 わし座の3つの星

 お天気産業?


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  641

 2003.07.26

 わし座のアルタイル

 冷夏

  642

 2003.07.27

 スターウォッチング

 梅雨明け

  643

 2003.07.28

 よだかの星

 地震

 お詫びと訂正

  644

 2003.07.29

 新月

 積雲

  645

 2003.07.30

 流星群

 雷雨の発生数

  646

 2003.07.31

 細い細い月

 雷に注意!

  647

 2003.08.01

 いよいよ8月! 

 雷対策

  648

 2003.08.02

 星の動きを確かめる方法

 やっと夏空か?

  649

 2003.08.03

 アルビレオ

 クラゲに注意!

  650

 2003.08.04 

 海王星

 夏らしい天気


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  651

 2003.08.05

 天王星 

 イネの花

  652

 2003.08.06

 空の宝石

 原爆の日

  653

 2003.08.07

 蠍の火

 夏台風

  654

 2003.08.08

 火星特集

 予報円

  655

 2003.08.09

 旅行先のおみやげに

 蒸し暑い

  656

 2003.08.10

 南極で日食

 台風の被害は・・・

  657

 2003.08.11

 デジカメのある人は

 海の家では

  658

 2003.08.12

 ペルセウス座流星群

 残暑

  659

 2003.08.13

 火星が見えていますか?

 氷雨

  660

 2003.08.14

 田舎の空は・・・

 井戸水の冷たさ


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  661

 2003.08.15

 北アメリカ星雲

 秋の足音

  662

 2003.08.16

 低い月(1)

 かき氷が売れる温度

  663

 2003.08.17

 低い月(2)

 ビールや発泡酒

  664

 2003.08.18

 火星を見よう(1)

 10年ぶり

  665

 2003.08.19

 火星を見よう(2)

 ヨーロッパでは

  666

 2003.08.20

 火星を見よう(3)

 日暮れが早くなってきた

  667

 2003.08.21

 火星を見よう(4)

 ブロッキング高気圧

  668

 2003.08.22

 火星を見よう(5)

 異常気象

  669

 2003.08.23

 火星を見よう(6)

 処暑

  670

 2003.08.24

 火星を見よう(7)

 ツクツクボウシ


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  671

 2003.08.25

 火星を見よう(9)

 プールも終わり

  672

 2003.08.26

 火星を見よう(10)

 気になる空

  673

 2003.08.27

 火星を見よう(11)

 きょうは晴れてほしい

  674

 2003.08.28

 火星を見よう(12)

 雨の被害

  675

 2003.08.29

 ヴェガが南中

 朝霧

  676

 2003.08.30

 月までの距離

 樹から雨が・・・

  677

 2003.08.31

 地上放送と衛星放送

 8月も終わり

  678

 2003.09.01

 三角測量の方法で

 二百十日

  679

 2003.09.02

 火星はまだまだ・・・

 秋雨

  680

 2003.09.03

 上弦の月

 米が不作


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  681

 2003.09.04

 半月過ぎ・・・

 9月になると・・・

  682

 2003.09.05

 再び火星の話

 すじ雲と入道雲

  683

 2003.09.06

 火星に水があるのか?

 コスモスの花

  684

 2003.09.07

 火星儀 

 梨が実る

  685

 2003.09.08

 火星の地図

 白露

  686

 2003.09.09

 火星に月が接近

 露の量

  687

 2003.09.10

 月齢

 露の多い時

  688

 2003.09.11

 またまた火星の話、中秋の名月

 二百二十日

  689

 2003.09.12

 まだ火星の話

 秋刀魚

  690

 2003.09.13

 人工衛星

 高潮に注意


 号数

 発行年月日

 ほしのこと

 そらのこと

 番外編・質問コーナー

  691

 2003.09.14

 秋の星空に

 日暮れがどんどんと・・・

  692

 2003.09.15

 黒曜石の地図

 9月は暑い?

  693

 2003.09.16

 遠い月

 オーロラ

  694

 2003.09.17

 学校の望遠鏡

 そろそろヒガンバナが・・・

  695

 2003.09.18

 火星とフォーマルハウト

 台風14号

 2周年と第700号

  696

 2003.09.19

 下弦

 台風が去って

  697

 2003.09.20

 火星はショボイ?!

 彼岸の入り

  698

 2003.09.21

 月とふたご座

 滝雲

  699

 2003.09.22

 すばる

 くらげ雲

  700

 2003.09.23

 はくちょう座が南中

 秋分

 おかげさまで創刊700号です



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    ほしやそらのこと   VOL.601 2003.06.16

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第601号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 大接近になるための条件 ☆☆☆

 今回、火星が地球に大接近するが、前号で書いたように、こんな

に近づくのは、地球と火星の巡り合わせがよいからだ。

 地球は約365日かけて太陽の周りを回っている。火星は、その

約1.8倍の日数をかけて回っているのだ。これを、公転周期とい

う。このようなこともあって、約2年2か月の割合で、火星と地球

が接近しているのだ。

 ところで、火星の軌道はかなり楕円軌道なのである。地球も楕円

軌道であるが、ほぼ円軌道である。ということは、太陽から見て同

じ方向に並んだ時に、その軌道の位置によって、両者の距離は大き

く異なっていることになる。2つの惑星の軌道の間隔がいちばん小

さくなった時に両者が並ばないと、今回のような大接近にはならな

いのである。その確率は数万年に1回だから、このようになるのだ。

 だから、今回の大接近を見ることができるのは、とてもラッキー

なことなのである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨時期の雨 ☆☆☆

 梅雨に入って1週間ぐらいたった。広島での梅雨明けは7月18

日ごろなので、まだ1か月以上は梅雨が続くことになる。

 広島での梅雨の期間の雨は500mmぐらいで、年間降水量の3割

から4割ぐらいである。この雨は、稲作にとっては欠かせないもの

になる。梅雨時期に雨が少ないと、夏に水不足になるのだ。「空梅

雨」も困るが、雨が降り過ぎて、集中豪雨による災害が起きても、

これまた困るのである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.602 2003.06.17

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第602号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星に探査機を・・・  ☆☆☆

 もう、だいぶ前のことになるが、火星に探査機を送るという話題

が新聞の記事に載っていた。

 それも、そのはずで、火星が大接近するからで、目的の天体まで

の距離が近ければ近いほど、有利だからである。

 火星は、昔から、生物がいたとか言われて、過去にも何度か調査

されている。今回の探査でも、新しい発見があってほしいものだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 田植えも終わる ☆☆☆

 5月の終わりから6月の上旬ごろ、農家では田植えのシーズンで

ある。かつては、多くの人手を出してイネの苗を植えていたが、今

は機械で植えるところがほとんどで、「花田植え」など、行事とし

てしか、手で植える姿は見られなくなった。

 田植えが終わると、田んぼは鏡のようになる。天気のよい日は、

太陽の光が反射して眩しい。太陽の光だけでなく、青空や白い雲も

映し出しているのだ。でも、イネの苗が生長していくので、やがて

鏡から緑の絨毯へと変貌していく。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.603 2003.06.18

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第603号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 夫婦星 ☆☆☆

 2つ並んだものを、仲の良いものにたとえられるが、星にも2つ

並んでいるものがある。

 冬では、ふたご座にある「カストル」と「ポルックス」。猫の目

とかカニの目とも言われていて、夜空でよく目立つのだ。

 春では、何と言っても、おとめ座の「スピカ」と、うしかい座の

「アークトゥールス」だ。白色とオレンジ色の対比がきれいな1等

星のペアである。この、ペアを「夫婦星」(めおとぼし)と呼んで

いる。実際にこの星のペアを見ると実感することだろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 雨も本格的に・・・ ☆☆☆

 今週になって、雨が激しく降るようになってきた。雨粒もはっき

りと見え、音を立てて降っていることがある。いわゆる、「土砂降

り」状態だ。

 土砂降り状態になると、車のワイパーもフル稼働だ。それでも間

に合わないほどに降るのが、これからの雨である。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.604 2003.06.19

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第604号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ てんびん座 ☆☆☆

 初夏の宵、南の空を見上げると、おとめ座とさそり座の間に、ひ

らがなの「く」の字を裏返したような星の並びを見つけることがで

きる。3つの3等星で構成されているので、わりあいよく目立つ。

 この星の並びが、「てんびん座」なのだ。黄道十二宮の星座の1

つであるので、なじみ深いと思う。

 このてんびんは、おとめ座になっている正義の女神アストライア

が、人の善悪を裁くのに使われたと言われている。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 北海道に行きたい ☆☆☆

 先週、日本では全国的に梅雨入りをした。6月上旬から7月中旬

まで、毎日のように雨が降ることになる。週間天気予報を見ても、

ズラリと雨マークが並んでいる。

 ところが、唯一、晴れマークが多い所があるのだ。それは、北海

道地方である。北海道では、梅雨がないのだ。連日のうっとうしい

天気にうんざりしている私にとってはは、羨ましい限りである。北

海道に”一時帰休”したいものだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.605 2003.06.20

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第605号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ こぐま座 ☆☆☆

 こぐま座は、そのしっぽの部分に北極星を持つ星座として、親し

まれている。

 北極星があるということから、季節や時間を問わず、いつも北の

空に見えているのだ。北斗七星がある「おおぐま座」ほど目立たな

いが、空の暗い所では、おおぐま座に似た、柄杓の並びをたどるこ

とができよう。

 おおぐま座の北斗七星を「大柄杓」と呼ぶのに対して、こぐま座

は「小柄杓」と呼ばれている。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨前線と台風 ☆☆☆

 今年は6月から台風が何度か接近しているが、日本近辺に梅雨前

線が停滞しているときに台風がやって来る時は警戒をしたほうがよ

い。過去の例をみると、このような時に大きな災害が起きているの

だ。

 梅雨前線に南から台風の湿った気流がぶつかると、前線を刺激し

て大雨になりやすいのだ。南よりの斜面になる地方では、気をつけ

なくてはならない。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.606 2003.06.21

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第606号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 下弦 ☆☆☆

 きょうは、もう「下弦の月」になっている。下弦の月は、日の出

の時刻ごろに、南の空にあるので、朝起きてすぐ南の空を見ると、

簡単に見つけることができるだろう。

 そして、太陽が南の空に来る、お昼ごろに、下弦の月は西の水平

線に沈んでいくのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 空の水道 ☆☆☆

 「空の水道」とは、かつてNHKのお天気キャスターをされてい

た倉嶋厚さんが使われていた言葉だ。

 台風や梅雨前線がやって来ると、大雨になりやすいが、この雨は

恵みの雨ともなるのである。とくに、沖縄など南西諸島では、降っ

た雨をいかに溜めるかが、夏を乗り切るポイントになる。だから、

自然の「空の水道」は、貴重な水資源なのである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.607 2003.06.22

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第607号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ オリンパス火山 ☆☆☆

 「オリンパス」というと、カメラのメーカーの名前になっている

が、火星にある、大きな火山の名前だ。

 標高は、エベレスト山よりはるかにあり、20000メートルは

あると聞いたことがある。地球のように雨が降らないので、風化や

浸食が起こりにくいためなのだろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 夏至 ☆☆☆

 きょうは、夏至である。

 広島での「昼」の時間は、14時間28分ぐらいである。

 ところが、同じ日、那覇では13時間47分、釧路では15時間

27分となっている。

 だから、北の地方ほど昼の時間が長いということなのだ。夏至を

境にまた夜の時間が長くなっていく。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.608 2003.06.23

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第608号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ マリネリス渓谷 ☆☆☆

 マリネリス渓谷は、火星にある大きな谷間のことである。深い所

では数千メートルに達するという、とても深い渓谷なのだ。アメリ

カ合衆国に「グランドキャニオン」と呼ばれる大渓谷があるが、そ

れよりもはるかに大きいのだ。

 こんな、大きな渓谷があるのは、やはり、浸食などの影響を受け

にくいからなのである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨の中休み ☆☆☆

 今週は、梅雨の中休みの予報が出ていて、週間天気予報によると

「晴れ」のマークが並んでいるようだ。

 梅雨のうっとうしい雨よりましかもしれないが、この時季の日射

しはけっっこうきついのだ。しかも湿度が高いので、かえって不快

に感じるかもしれない。

 日本に住んでいる人には、当たり前の”じめじめ”だと思うが、

外国から日本に来ている人には、耐え難い蒸し暑さを感じているに

ちがいない。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.609 2003.06.24

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第609号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星はなぜ赤いのか? ☆☆☆

 火星はなぜ赤く見えるのか?

 それは、火星の表面の土が赤っぽい色をしているからである。火

星の表面の土は酸化鉄などの成分が多い。酸化鉄は鉄が錆びたもの。

鉄錆は赤っぽい色をしているので、太陽の光を反射して、赤く輝く

のだ。ちょうど、リンゴが赤く見えるのと同じ理由によるのだ。

 今年の火星は、その赤さは一際目立つにちがいない。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 青田風 ☆☆☆

 青田とは、まどイネの穂が出ていない頃のことである。まだ田植

えをし終わって日数がそれほどたっていないので、どこの田んぼも

青田であろう。

 そういう青田の上を吹く風のことを、「青田風」と言うのだ。風

の通り道に沿ってイネが揺れるのをよく見かけることがあるが、そ

れを、「青田波」と言う。確かに、田んぼの上に波が打ち寄せてい

るように見えるのだ。 

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.610 2003.06.25

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第610号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 青っぽく見える所も・・・ ☆☆☆

 前号で、火星は赤く見えると書いたが、望遠鏡で見ると、青っぽ

く見える所もある。

 これは、火星にある「マリネリス渓谷」などの影が、暗く見える

からである。かつて、火星には運河があるとか、コケのような植物

もあるのではないかと言われたこともあるが、どうもその可能性は

低いようである。

 影が青っぽく見えてしまうのは、火星の明るい部分(オレンジ色)

の補色となってしまうからだと考えられる。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 田んぼの波 ☆☆☆

 「青田波」について、筆者が感じたことをもう少し書いていくこ

とにしよう。

 稲がだんだん大きくなるにつれて田んぼは緑一色になる。そこに

風が渡って来ると、ほんとうに波が立っているように見えてしまう

のだ。

 でも、”さざ波”程度ならよいが、”大波”になると、稲はなぎ

倒されてしまう。やっかいなのが、収穫前に風が吹く場合である。

稲は、渦を巻くようになぎ倒されていて、刈りとるのに大変な労力

を要するようになってしまうのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.611 2003.06.26

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第611号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ すばる ☆☆☆

 先日、私のホームページを訪れてくれた人から、「すばる」を写真

に撮ってみたいというメールが届いた。

 すばる(昴)は、おうし座にある散開星団M45の和名である。ま

た、それは「プレアデス星団」とも呼ばれていて、晩秋から冬を代表

する天体である。

 今は、近くに太陽があるので、観測しにくいのだ。8月ごろになる

と見えるようにはなるが、それは明け方のこと。やはり、「すばる」

は、12月ごろ見るのがいいだろう。 

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 赤く染まった雲 ☆☆☆

 最近は、梅雨前線が活発なようで、毎日のように雨が降っている。

だから、太陽はおろか、青空も見えず、ただ鉛色の雨雲が空を覆いつ

くしているだけである。夕方になっても、そのまま暗くなっていくと

いう感じで、夕焼け色にはならない。

 ところが、昨日は、雲が少し避けてくれたようで、雲がピンク色に

染まっていた。やはり、無彩色の空より、彩りがあったほうがいいと

思うのである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.612 2003.06.27

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第612号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 星を見たい・・・ ☆☆☆

 連日の雨で、星空をめったに見ることができなくなった。まあ、

星空は雲の上にあるのだから、雲があっては、どうしようもないこ

となのだ。

 こんな時は、星の本を読んだり、天体シミュレーションソフトで

パソコン上に星空を再現するしかない。でも、やっぱり、本物の星

にはかなわないのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ ツバメ ☆☆☆

 私の家にも、ツバメがよく来るようになった。今は、繁殖期なのだ

ろう。しきりに巣作りをしている。

 ツバメの巣の材料は、田んぼにある土や枯れ草など。土は、田んぼ

のドロドロのやつだから、巣の下にも大量に落ちている。おまけに、

フンも落ちていて、掃除が大変なのだ。

  

 

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    ほしやそらのこと   VOL.613 2003.06.28

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第613号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 細い月と金星 ☆☆☆

 きょうの月の月齢は27ぐらい。もう2日で新月になるというこ

とは、日の出より少し前に、細い月が昇ってくるということになる。

 このメルマガが届いたころには、太陽も昇っていることだろう。

空が明るいので、月が見えにくいかもしれない。もし、月を見つけ

たら、その近く(2度ぐらい離れた所)に金星があるので、それも

探してみるとよいだろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 土石流 ☆☆☆

 毎日のように雨が降ると、地盤がゆるんでくる。地中に水が溜ま

り、飽和状態になると一気に崩壊してしまうのだ。崩壊した土砂が

谷間を川の水のように流れていくことを「土石流」という。

 花崗岩質のいわゆる「まさ土」はとても脆いので土石流になりや

すい。

 地質的にみると、広島県はとくに要注意なのだ。

 

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    ほしやそらのこと   VOL.614 2003.06.29

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第614号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星の出現時刻 ☆☆☆

 火星は今年の夏、大接近する。

 それで、日を追っての、火星の出現時刻を書いてみよう。

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 7月 1日  22時41分

 7月15日  21時59分

 8月 1日  20時59分

 8月15日  20時02分

 9月 1日  18時43分

 9月15日  17時36分

10月 1日  16時26分

10月15日  15時32分

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 このように、日を追うごとに、早く出現するようになる。

 なお、この時刻は、私の住んでいる所(三原市)のデータである。

計算は、「ステラナビゲータ」という、天文シミュレーションソフ

トによるものである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 遅い日の入り ☆☆☆

 夏至から1週間が過ぎたが、日の入りは遅く、いつまでも明るさ

が残っているような感じがする。

 実際に、夏至を過ぎても、日の入りの時刻は少しずつ遅くなって

いて、東京や仙台、富士山などでは、きょうがいちばん遅くなって

いるそうだ。

 ちなみに、広島では明日で、19時26分46秒に日没となる。

 

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    ほしやそらのこと   VOL.600 2003.06.15

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第600号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 60000年ぶり? ☆☆☆

 8月27日に火星が地球に大接近する。火星と地球は2年と2か

月ぐらいで、接近するのであるが、今回の接近は、ちょっとそこら

の接近ではないのだ。

 60000年ぶりとか、57000年ぶりとかのまれにみる大接

近なのである。距離は5575万8000km。こんなに近づくこと

は珍しいのだ。8月27日までには、まだ時間があるが、もう今か

ら待ち遠しくてたまらないのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 雲の上に行きたい ☆☆☆

 毎日、雨が続くようになると、誰しもが思うことが、雲の上に行

けたらいいなということではないだろうか。

 くもの上に行くと、上空には果てしなく青空が広がっている。そ

して、眼下には真っ白い雲海を見ることができよう。映画「紅の豚」

で、そのような場面があったように思う。

 雲の上はとても寒いと思うが、夢でもいいから、行ってみたいも

のだ。

 

☆☆☆☆☆ おかげさまで第600号! ☆☆☆☆☆

 「ほしやそらのこと」は、第600号を迎えました。

 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.601 2003.06.16

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第601号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 大接近になるための条件 ☆☆☆

 今回、火星が地球に大接近するが、前号で書いたように、こんな

に近づくのは、地球と火星の巡り合わせがよいからだ。

 地球は約365日かけて太陽の周りを回っている。火星は、その

約1.8倍の日数をかけて回っているのだ。これを、公転周期とい

う。このようなこともあって、約2年2か月の割合で、火星と地球

が接近しているのだ。

 ところで、火星の軌道はかなり楕円軌道なのである。地球も楕円

軌道であるが、ほぼ円軌道である。ということは、太陽から見て同

じ方向に並んだ時に、その軌道の位置によって、両者の距離は大き

く異なっていることになる。2つの惑星の軌道の間隔がいちばん小

さくなった時に両者が並ばないと、今回のような大接近にはならな

いのである。その確率は数万年に1回だから、このようになるのだ。

 だから、今回の大接近を見ることができるのは、とてもラッキー

なことなのである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨時期の雨 ☆☆☆

 梅雨に入って1週間ぐらいたった。広島での梅雨明けは7月18

日ごろなので、まだ1か月以上は梅雨が続くことになる。

 広島での梅雨の期間の雨は500mmぐらいで、年間降水量の3割

から4割ぐらいである。この雨は、稲作にとっては欠かせないもの

になる。梅雨時期に雨が少ないと、夏に水不足になるのだ。「空梅

雨」も困るが、雨が降り過ぎて、集中豪雨による災害が起きても、

これまた困るのである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.602 2003.06.17

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第602号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星に探査機を・・・  ☆☆☆

 もう、だいぶ前のことになるが、火星に探査機を送るという話題

が新聞の記事に載っていた。

 それも、そのはずで、火星が大接近するからで、目的の天体まで

の距離が近ければ近いほど、有利だからである。

 火星は、昔から、生物がいたとか言われて、過去にも何度か調査

されている。今回の探査でも、新しい発見があってほしいものだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 田植えも終わる ☆☆☆

 5月の終わりから6月の上旬ごろ、農家では田植えのシーズンで

ある。かつては、多くの人手を出してイネの苗を植えていたが、今

は機械で植えるところがほとんどで、「花田植え」など、行事とし

てしか、手で植える姿は見られなくなった。

 田植えが終わると、田んぼは鏡のようになる。天気のよい日は、

太陽の光が反射して眩しい。太陽の光だけでなく、青空や白い雲も

映し出しているのだ。でも、イネの苗が生長していくので、やがて

鏡から緑の絨毯へと変貌していく。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.603 2003.06.18

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第603号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 夫婦星 ☆☆☆

 2つ並んだものを、仲の良いものにたとえられるが、星にも2つ

並んでいるものがある。

 冬では、ふたご座にある「カストル」と「ポルックス」。猫の目

とかカニの目とも言われていて、夜空でよく目立つのだ。

 春では、何と言っても、おとめ座の「スピカ」と、うしかい座の

「アークトゥールス」だ。白色とオレンジ色の対比がきれいな1等

星のペアである。この、ペアを「夫婦星」(めおとぼし)と呼んで

いる。実際にこの星のペアを見ると実感することだろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 雨も本格的に・・・ ☆☆☆

 今週になって、雨が激しく降るようになってきた。雨粒もはっき

りと見え、音を立てて降っていることがある。いわゆる、「土砂降

り」状態だ。

 土砂降り状態になると、車のワイパーもフル稼働だ。それでも間

に合わないほどに降るのが、これからの雨である。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.604 2003.06.19

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第604号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ てんびん座 ☆☆☆

 初夏の宵、南の空を見上げると、おとめ座とさそり座の間に、ひ

らがなの「く」の字を裏返したような星の並びを見つけることがで

きる。3つの3等星で構成されているので、わりあいよく目立つ。

 この星の並びが、「てんびん座」なのだ。黄道十二宮の星座の1

つであるので、なじみ深いと思う。

 このてんびんは、おとめ座になっている正義の女神アストライア

が、人の善悪を裁くのに使われたと言われている。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 北海道に行きたい ☆☆☆

 先週、日本では全国的に梅雨入りをした。6月上旬から7月中旬

まで、毎日のように雨が降ることになる。週間天気予報を見ても、

ズラリと雨マークが並んでいる。

 ところが、唯一、晴れマークが多い所があるのだ。それは、北海

道地方である。北海道では、梅雨がないのだ。連日のうっとうしい

天気にうんざりしている私にとってはは、羨ましい限りである。北

海道に”一時帰休”したいものだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.605 2003.06.20

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第605号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ こぐま座 ☆☆☆

 こぐま座は、そのしっぽの部分に北極星を持つ星座として、親し

まれている。

 北極星があるということから、季節や時間を問わず、いつも北の

空に見えているのだ。北斗七星がある「おおぐま座」ほど目立たな

いが、空の暗い所では、おおぐま座に似た、柄杓の並びをたどるこ

とができよう。

 おおぐま座の北斗七星を「大柄杓」と呼ぶのに対して、こぐま座

は「小柄杓」と呼ばれている。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨前線と台風 ☆☆☆

 今年は6月から台風が何度か接近しているが、日本近辺に梅雨前

線が停滞しているときに台風がやって来る時は警戒をしたほうがよ

い。過去の例をみると、このような時に大きな災害が起きているの

だ。

 梅雨前線に南から台風の湿った気流がぶつかると、前線を刺激し

て大雨になりやすいのだ。南よりの斜面になる地方では、気をつけ

なくてはならない。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.606 2003.06.21

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第606号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 下弦 ☆☆☆

 きょうは、もう「下弦の月」になっている。下弦の月は、日の出

の時刻ごろに、南の空にあるので、朝起きてすぐ南の空を見ると、

簡単に見つけることができるだろう。

 そして、太陽が南の空に来る、お昼ごろに、下弦の月は西の水平

線に沈んでいくのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 空の水道 ☆☆☆

 「空の水道」とは、かつてNHKのお天気キャスターをされてい

た倉嶋厚さんが使われていた言葉だ。

 台風や梅雨前線がやって来ると、大雨になりやすいが、この雨は

恵みの雨ともなるのである。とくに、沖縄など南西諸島では、降っ

た雨をいかに溜めるかが、夏を乗り切るポイントになる。だから、

自然の「空の水道」は、貴重な水資源なのである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.607 2003.06.22

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第607号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ オリンパス火山 ☆☆☆

 「オリンパス」というと、カメラのメーカーの名前になっている

が、火星にある、大きな火山の名前だ。

 標高は、エベレスト山よりはるかにあり、20000メートルは

あると聞いたことがある。地球のように雨が降らないので、風化や

浸食が起こりにくいためなのだろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 夏至 ☆☆☆

 きょうは、夏至である。

 広島での「昼」の時間は、14時間28分ぐらいである。

 ところが、同じ日、那覇では13時間47分、釧路では15時間

27分となっている。

 だから、北の地方ほど昼の時間が長いということなのだ。夏至を

境にまた夜の時間が長くなっていく。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.608 2003.06.23

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第608号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ マリネリス渓谷 ☆☆☆

 マリネリス渓谷は、火星にある大きな谷間のことである。深い所

では数千メートルに達するという、とても深い渓谷なのだ。アメリ

カ合衆国に「グランドキャニオン」と呼ばれる大渓谷があるが、そ

れよりもはるかに大きいのだ。

 こんな、大きな渓谷があるのは、やはり、浸食などの影響を受け

にくいからなのである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨の中休み ☆☆☆

 今週は、梅雨の中休みの予報が出ていて、週間天気予報によると

「晴れ」のマークが並んでいるようだ。

 梅雨のうっとうしい雨よりましかもしれないが、この時季の日射

しはけっっこうきついのだ。しかも湿度が高いので、かえって不快

に感じるかもしれない。

 日本に住んでいる人には、当たり前の”じめじめ”だと思うが、

外国から日本に来ている人には、耐え難い蒸し暑さを感じているに

ちがいない。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.609 2003.06.24

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第609号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星はなぜ赤いのか? ☆☆☆

 火星はなぜ赤く見えるのか?

 それは、火星の表面の土が赤っぽい色をしているからである。火

星の表面の土は酸化鉄などの成分が多い。酸化鉄は鉄が錆びたもの。

鉄錆は赤っぽい色をしているので、太陽の光を反射して、赤く輝く

のだ。ちょうど、リンゴが赤く見えるのと同じ理由によるのだ。

 今年の火星は、その赤さは一際目立つにちがいない。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 青田風 ☆☆☆

 青田とは、まどイネの穂が出ていない頃のことである。まだ田植

えをし終わって日数がそれほどたっていないので、どこの田んぼも

青田であろう。

 そういう青田の上を吹く風のことを、「青田風」と言うのだ。風

の通り道に沿ってイネが揺れるのをよく見かけることがあるが、そ

れを、「青田波」と言う。確かに、田んぼの上に波が打ち寄せてい

るように見えるのだ。 

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.610 2003.06.25

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第610号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 青っぽく見える所も・・・ ☆☆☆

 前号で、火星は赤く見えると書いたが、望遠鏡で見ると、青っぽ

く見える所もある。

 これは、火星にある「マリネリス渓谷」などの影が、暗く見える

からである。かつて、火星には運河があるとか、コケのような植物

もあるのではないかと言われたこともあるが、どうもその可能性は

低いようである。

 影が青っぽく見えてしまうのは、火星の明るい部分(オレンジ色)

の補色となってしまうからだと考えられる。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 田んぼの波 ☆☆☆

 「青田波」について、筆者が感じたことをもう少し書いていくこ

とにしよう。

 稲がだんだん大きくなるにつれて田んぼは緑一色になる。そこに

風が渡って来ると、ほんとうに波が立っているように見えてしまう

のだ。

 でも、”さざ波”程度ならよいが、”大波”になると、稲はなぎ

倒されてしまう。やっかいなのが、収穫前に風が吹く場合である。

稲は、渦を巻くようになぎ倒されていて、刈りとるのに大変な労力

を要するようになってしまうのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.611 2003.06.26

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第611号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ すばる ☆☆☆

 先日、私のホームページを訪れてくれた人から、「すばる」を写真

に撮ってみたいというメールが届いた。

 すばる(昴)は、おうし座にある散開星団M45の和名である。ま

た、それは「プレアデス星団」とも呼ばれていて、晩秋から冬を代表

する天体である。

 今は、近くに太陽があるので、観測しにくいのだ。8月ごろになる

と見えるようにはなるが、それは明け方のこと。やはり、「すばる」

は、12月ごろ見るのがいいだろう。 

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 赤く染まった雲 ☆☆☆

 最近は、梅雨前線が活発なようで、毎日のように雨が降っている。

だから、太陽はおろか、青空も見えず、ただ鉛色の雨雲が空を覆いつ

くしているだけである。夕方になっても、そのまま暗くなっていくと

いう感じで、夕焼け色にはならない。

 ところが、昨日は、雲が少し避けてくれたようで、雲がピンク色に

染まっていた。やはり、無彩色の空より、彩りがあったほうがいいと

思うのである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.612 2003.06.27

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第612号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 星を見たい・・・ ☆☆☆

 連日の雨で、星空をめったに見ることができなくなった。まあ、

星空は雲の上にあるのだから、雲があっては、どうしようもないこ

となのだ。

 こんな時は、星の本を読んだり、天体シミュレーションソフトで

パソコン上に星空を再現するしかない。でも、やっぱり、本物の星

にはかなわないのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ ツバメ ☆☆☆

 私の家にも、ツバメがよく来るようになった。今は、繁殖期なのだ

ろう。しきりに巣作りをしている。

 ツバメの巣の材料は、田んぼにある土や枯れ草など。土は、田んぼ

のドロドロのやつだから、巣の下にも大量に落ちている。おまけに、

フンも落ちていて、掃除が大変なのだ。

  

 

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    ほしやそらのこと   VOL.613 2003.06.28

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第613号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 細い月と金星 ☆☆☆

 きょうの月の月齢は27ぐらい。もう2日で新月になるというこ

とは、日の出より少し前に、細い月が昇ってくるということになる。

 このメルマガが届いたころには、太陽も昇っていることだろう。

空が明るいので、月が見えにくいかもしれない。もし、月を見つけ

たら、その近く(2度ぐらい離れた所)に金星があるので、それも

探してみるとよいだろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 土石流 ☆☆☆

 毎日のように雨が降ると、地盤がゆるんでくる。地中に水が溜ま

り、飽和状態になると一気に崩壊してしまうのだ。崩壊した土砂が

谷間を川の水のように流れていくことを「土石流」という。

 花崗岩質のいわゆる「まさ土」はとても脆いので土石流になりや

すい。

 地質的にみると、広島県はとくに要注意なのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.614 2003.06.29

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第614号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星の出現時刻 ☆☆☆

 火星は今年の夏、大接近する。

 それで、日を追っての、火星の出現時刻を書いてみよう。

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 7月 1日  22時41分

 7月15日  21時59分

 8月 1日  20時59分

 8月15日  20時02分

 9月 1日  18時43分

 9月15日  17時36分

10月 1日  16時26分

10月15日  15時32分

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 このように、日を追うごとに、早く出現するようになる。

 なお、この時刻は、私の住んでいる所(三原市)のデータである。

計算は、「ステラナビゲータ」という、天文シミュレーションソフ

トによるものである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 遅い日の入り ☆☆☆

 夏至から1週間が過ぎたが、日の入りは遅く、いつまでも明るさ

が残っているような感じがする。

 実際に、夏至を過ぎても、日の入りの時刻は少しずつ遅くなって

いて、東京や仙台、富士山などでは、きょうがいちばん遅くなって

いるそうだ。

 ちなみに、広島では明日で、19時26分46秒に日没となる。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.615 2003.06.30

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第615号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星の模様 ☆☆☆

 火星がだんだん接近してきて、見かけの大きさも日に日に大きく

なってきている。

 そうすると、よく見えるようになるのが、火星表面の模様である。

火星には、運河のように見える薄暗い部分や、極冠には白く見える

部分がある。

 火星の自転周期は地球に比べて約40分長いので、次の日の同時

刻には10度ずつ変化しているのだ。また、40分後に見ても、同

じように10度変化しているということである。

 空が晴れていて、望遠鏡を持ち出すことができたなら、観察して

みるとよい。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨も後半に ☆☆☆

 6月もきょうで終わりである。最近は連日の雨。梅雨もいよいよ、

後半戦に入ってきた。

 今年は梅雨に入って、大きな災害こそ起こっていないように思う

が、よく雨が降っているように思う。

 明日から7月。梅雨も中盤から末期にさしかかってくる。だいた

いにおいて、末期のほうがまとまった雨が降ることが多いので、こ

れからは、より雨に対して注意を怠らないようにしてほしいものだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.616 2003.07.01

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第616号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星の明るさ ☆☆☆

 火星の明るさは、日に日に増しているが、今現在では、マイナス

1.5等級である。この明るさは、全天でいちばん明るい恒星であ

る、おおいぬ座の「シリウス」ぐらいである。

 火星の比較的近くには、さそり座の「アンタレス」やみなみのう

お座の「フォーマルハウト」などの1等星があるが、それよりはる

かに明るいので、見間違えることはないと思う。

 その火星も、最接近する8月27日には、マイナス2.9等星に

も達する。そのころだったら、だれが見ても、火星だとわかること

であろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 海開き ☆☆☆

 きょうから7月。瀬戸内海各地の海水浴場では、きょうから海開

きだという所が多いようである。

 しかし、晴れていないと気温はそんなに高くないので、泳ぐ気に

はなれないだろう。また、海水温はまだ、意外に低いのだ。梅雨が

明けて、太陽の光がさんさんと当たるようになると、気温も水温も

一気に上昇していく。そうすると、海水浴場も多くの人でごった返

すようになる。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.617 2003.07.02

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第617号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 留 ☆☆☆

 「惑星」とは、星座の中を惑うように動くことから、その総称に

なっている。

 今回、大接近する火星の場合でみても、奇妙な動きをするのであ

る。火星は現在、みずがめ座の近くにあり、東に向かって移動して

いる。ところが、7月31日には、その動きがピタッと留まったよ

うになるのだ。この現象のことを「留」(りゅう)と呼んでいるの

だ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ ビヤガーデン ☆☆☆

 この時季になると、「仕事帰り、ビヤガーデンで一気に!」とい

人も多いのではないかと思われる。夏の夕涼み、冷たいビールのお

いしさは格別なものである。また、ビヤガーデンに行けなくても、

家庭でビールを1杯という人も多い。私もその1人である。

 ところで、「痛風」という病気があるが、ビールと痛風発作に大

いに関係あるそうである。痛風にかかったことがある人は、気をつ

けてほしい。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.618 2003.07.03

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第618号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 逆行 ☆☆☆

 昨日の記事で「留」について書いた。7月31日に「留」になっ

た火星はどうなるのかというと、今度は西に向かって移動していく

ようになるのだ。それを「逆行」と呼んでいる。

 逆行は約2か月続き、9月29日に再び「留」となって留まる。

そして、また東に動いて行くのだ。何で、こんなに変な動きをする

のかというと、地球も火星も円を描くように軌道を回っていて、地

球が火星を追い抜いていくからなのである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ ビヤガーデン ☆☆☆

 この時季になると、「仕事帰り、ビヤガーデンで一気に!」とい

人も多いのではないかと思われる。夏の夕涼み、冷たいビールのお

いしさは格別なものである。また、ビヤガーデンに行けなくても、

家庭でビールを1杯という人も多い。私もその1人である。

 ところで、「痛風」という病気があるが、ビールと痛風発作に大

いに関係あるそうである。痛風にかかったことがある人は、気をつ

けてほしい。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.619 2003.07.04

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第619号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星の南中高度 ☆☆☆

 8月27日に火星は地球に最も接近する。明るさはマイナス2.9

等級なので、だれが見てもそれとわかるだろう。

 しかし、火星の高度は決して高いとは言えないので、北の地方に

行くほど、観測には不利になってくるのだ。

 たとえば、私の住んでいる三原(北緯34度23分ぐらい)での

南中時の高度は40度ぐらいしかない。だから、北海道の宗谷岬で

は30度に達しないということなのだ。南の方向の視野が開けてい

る所を見つけておくようにするとよいだろう。少しでも、条件をよ

くするためにも・・・。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ セミの声 ☆☆☆

 天気がよいと、そろそろセミの声が聞こえるようになってくる。

 広島でのアブラゼミの初鳴日は7月17日となっているが、そ

れより小型のニイニイゼミはそれより早く鳴き始める。

 梅雨に晴れ間に、ジィージィーとかチィーチィーと鳴くように

なる。もっとも、ハルゼミはもっと早くから鳴いているが、セミ

と言ったら、やはり夏の風物詩だと思う。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.620 2003.07.05

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第620号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ シーイング ☆☆☆

 星空を見る時、いちばん気になるのが、雲があるかどうかだと思

うが、「シーイング」も、星を見るときに大切な条件になる。

 シーイングは、大気の気流の状態によって決まる。シーイングが

よい時は、大気も安定しているので、星もあまり瞬かず落ち着いた

光を放っている。また、望遠鏡で見ても、惑星だったら表面の模様

もはっきりと見えるようになるのだ。

 逆に、シーイングが悪いと、ちょうど、陽炎が立っているように

ゆらゆらと揺れて見えたり、チカチカと瞬くのだ。

 シーイングは地平線に近づくほど変化しやすいので、今回の火星

は、シーイングがよい時に見るようにしたいものだ。

 でも、大気の状態は気まぐれなので、いつよくなるかはわからな

いものだ。根気よく観察を続けるしかなさそうだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ シオカラトンボ ☆☆☆

 前号でセミのことを書いたので、今回はトンボについて書いてい

くことにしよう。

 トンボも夏を代表する昆虫の一つである。筆者も夏になると、夢

中になって、トンボを追い回していたものだ。

 そのなかの一つが、シオカラトンボである。このトンボは、田ん

ぼなど水の近くだったら、必ずと言ってよいぐらいよく見かけるト

ンボである。体の色は青みがかった黒色をしていて、尾の部分は、

白に近い水色、また、尾の先端部分は体の色と同色になる。

 今は、トンボを捕まえたりする子どもをあまり見かけなくなった

が、昔は夏の暑さを忘れてトンボを追いかけ回していたのだ。

 昆虫採集など、季節を感じさせる遊びが少なくなってきているの

は、残念なことだと思う。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.621 2003.07.06

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第621号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 北十字 ☆☆☆

 「北十字」とは、もちろん、「はくちょう座」のことである。

 7月の初めなので、まだ東の空の低い所にあるが、9月中旬には

天高く舞い上がり、空に大きな十字を描くようになる。

 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」というお話では、北十字から南十字

に向かって旅をしていくことになる。

 同じ十字であるが、北十字のほうがとても大きく、十字の形には

っきりと見えている。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ コシアキトンボ ☆☆☆

 今号でも、トンボのお話をしよう。

 シオカラトンボよりほんの少しだけ小型のトンボで、ため池のま

わりをよく飛んでいたのが。コシアキトンボである。

 「コシアキ」という名前の由来は、体の腰に相当する部分がワン

ポイントのようになっているからなのだ。また、それ以外の所は、

真っ黒なので対照的である。雌は、その部分が黄色をしている。

 7月ごろ、ため池に行っては、このトンボを捕っていたのを覚え

ている。捕り方は、トンボが水面を巡回しているので、自分の近く

にやって来たら、網をバサッと水面に振り下ろすのである。失敗す

ると、頭や尻尾がもげてしまうということもよくあった。

 朝、雨上がりのときに池に行ってみると、羽化しているトンボの

姿もよく見られた。羽化したばかりのトンボは、羽も体も柔らかい

ので、手でも簡単に捕らえることができたのだ。

 今は、ため池も減ってきた。コシアキトンボは、今でも飛び回っ

ているのだろうか。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.622 2003.07.07

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第622号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 七夕 ☆☆☆

 きょうは、7月7日。だから、七夕である。ところで、きょうの

七夕の日は、半月が輝いている。旧暦での7月7日は、いつでも半

月になるのであるが、現在の暦である太陽暦で、7月7日に半月に

なるのはとても珍しいことなのだ。

 さて、きょうは晴れていたら、「織り姫星」と「彦星」が1年に

1度だけ出会う日となっている。実際の星空では、そんなことは起

こらないが、昨日の記事で紹介した「北十字」(物語では「かささ

ぎ」として現れ、天の川を羽でつないで、二人を出会わせた)とと

もに、眺めているとよい。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 小暑 ☆☆☆

 きょうは、二十四節季の一つである、「小暑」(しょうしょ)で

ある。

 小暑のころになると、暑さもいよいよ本格的になってくる。でも、

ほとんどの地域では、まだ梅雨明けしていないので、この日が雨だ

ったら、そんなに暑さを感じないかもしれない。しかし、蒸し暑さ

は避けられないであろう。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.623 2003.07.08

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第623号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 七夕、その後 ☆☆☆

 昨日は七夕であったが、多くの地方では星空を見ることができな

かったのではないかと思われる。

 織り姫星と彦星の出会いは・・・。

 でも、心配することはない。もともと、旧暦での話なのだから。

旧暦の七夕の日は、8月5日ごろになる。その頃は天気も安定し、

また、星たちも高く昇ってきているので、見やすくなっていること

だろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨寒 ☆☆☆

 梅雨もいよいよ終盤に入り、週間天気予報を見ても、傘マークば

っかりで、お日様マークはほとんどなくなった。

 気温のほうも25度前後と、この時季にしては、肌寒いぐらいで

ある。

 太陽が顔を覗かさないようになると、当然のことであるが、気温

の上がり方も鈍くなる。「梅雨寒」である。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.624 2003.07.09

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第624号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ ヘルクレス座 ☆☆☆

 ヘルクレス座は、かんむり座とこと座の間にある。すぐ南側には

へびつかい座もある。

 ヘルクレス座は、台形を2つ合わせたというか、アルファベット

の”H”のような形をしている。

 ギリシャ神話によると、大神ゼウスの息子で、ゼウスの命令で12

の命がけの大冒険を行い、死んだ後、神々の国に迎え入れられた、

ただ1人の人間だそうである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨前線のルーツ ☆☆☆

 天気図を見ると日本列島を横たわるように梅雨前線が連なってい

る。梅雨前線は日本の上だけでなく、中国大陸にも達しているのだ。

 しかし、それで驚いてはいけない。梅雨前線の発祥の地は、何と

ベンガル湾あたりなのである。そこから、延々とつながって、日本

にやって来ているのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.625 2003.07.10

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第625号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ M57 ☆☆☆

 こと座には、M57と呼ばれる、リング状の星雲がある。たばこ

と吸っていると、吐いた煙がぽっかりと丸くなることがあるが、そ

れにとてもよく似ている。

 M57の見つけ方であるが、ベガのすぐ脇にある平行四辺形の星

の並びにあるのだ。ベガから遠い方の短い辺の真ん中あたりを探す

とよい。10cmクラスの望遠鏡だったら、はっきりと見えてくるも

のと思う。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 雷鳴が延々と ☆☆☆

 梅雨も末期になったのだろう、バケツをひっくり返したような大

雨が降るようになってきた。

 併せて、雷鳴がとどろくことも多くなってきた。7日の夕方から

夜半にかけて、こちらでは延々と雷鳴が聞こえていた。そして、写

真のフラッシュのような稲光も見えていた。七夕の晩だと言うのに

と言った感じであった。

 もうしばらくすると梅雨明けを迎えるであろう。もう少しの辛抱

である。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.626 2003.07.11

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第626号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ なぜリング状に? ☆☆☆

 昨日、「M57」のことについて書いたが、このようなリングの

形をした星雲はまだいくつもある。これらの星雲は、倍率の低い望

遠鏡で見ると惑星のように見えることから、「惑星状星雲」とも呼

ばれている。

 惑星状星雲は星の残骸である。星は最期を迎えると超新星爆発を

起こし、まわりのガスを吹き飛ばしてしまうのだ。その吹き飛ばさ

れたガスが同心円状に広がっていっているため、あのようにリング

状に見えているのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 雨は気まぐれ ☆☆☆

 ここ数日、豪雨になったり晴れたりで、気象の変化が激しくなっ

てきた。つい1時間前には音を立てて降っていた雨が止み、青空が

見えてきたりしているのだ。それも束の間、また大雨になる・・・。

と言った具合である。

 こういう時に困るのが屋外でするスポーツである。とくに野球な

どでは困るのだ。もっとも、グランドがあまりにも水浸しになると

晴れて来ても使えないけど・・・。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.627 2003.07.12

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第627号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 太陽も・・・ ☆☆☆

 太陽が生まれて約50億年ぐらい経っていると言われている。太

陽も恒星の一つだから、やがては一生の終わりを迎えるのだ。

 それは、これから50億年ぐらい先になるらしい。その時は、こ

と座のリング状星雲のようになっているかもしれない。もちろん、

地球もこの世から消滅している。 

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ それにしても ☆☆☆

 前にも書いたが、外国の人が日本にやって来て、いちばん耐えら

れないものの一つが夏の蒸し暑さだと言われる。

 ほんとうにサウナ風呂に入ったような耐え難い暑さなのだ。サウ

ナ風呂では汗を流せばいいが、外ではそういうわけにはいかない。

広島・瀬戸内地方の、これからの蒸し暑さは別格なのだ。何とかな

らないものか。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.628 2003.07.13

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第628号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 星は生まれかわる ☆☆☆

 星もほかの生き物と同じように寿命がある。たとえば太陽の寿命

は約100億年。やがては一生の終わりを迎える。

 一生の終わりを迎えると、超新星爆発を起こし、まわりの物質を

吹き飛ばしてしまうのだ。

 しかし、その吹き飛ばされた星間物質がまた集まって新しい星が

誕生していくのだ。「輪廻」とも言うのだろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 入道雲 ☆☆☆

 梅雨の晴れ間、青空が見られることがあるが、その青空の中に入

道雲を見かけることが多くなった。

 入道雲は「積乱雲」の別称と言うか、積乱雲と呼ぶのが正しい。

積乱雲は夏を代表する雲である。むっくむっくとわき上がっていく

積乱雲を見ていると、その雄大さを感じる。

 ところが、気象衛星に映る積乱雲は、白い饅頭のようで、実にか

わいいのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.629 2003.07.14

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第629号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 天の川を見よう! ☆☆☆

 七夕伝説でもおなじみの天の川であるが、みなさんは見たことが

あるだろうか?

 空の暗い所でないとなかなか見えにくいものであるが、夏は天の

川を見るには絶好なのだ。

 空が暗くて空気の澄んだ所では、南北に横たわるように見え、と

くに南の方角では入道雲のように立派に見えている。

 キャンプなどで、空のきれいな所へ行く機会があれば、ぜひ天の

川を見てほしい。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 地方大会 ☆☆☆

 この時季になると、高校野球の地方大会が全国各地で行われてい

る。広島県でも90校以上のチームが甲子園をめざして熱戦を繰り

広げるようになる。

 甲子園で全国制覇するためには、地方大会から全国大会を通して

1度も負けられないということなのだ。頂点に立てるのはたったの

1校ではあるが、どのチームも夏の暑さに負けずに練習を積み重ね

ていっているのだ。

 広島でも、もうじき地方大会が始まる。球児の健闘を祈りたい。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.630 2003.07.15

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第630号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 北極星を探すには ☆☆☆

 北極星を探す方法は幾通りかある。その、代表的なものが、北斗

七星の「杓」の部分の2つの星を結んで5倍伸ばしていくというも

のである。また、カシオペア座からでも見つけることができる。

 ところが、これから初秋にかけては、どちらも北極星を挟んで左

右に並ぶような位置関係になるので、”目印”が見つけにくくなっ

てしまうのだ。

 北海道のように緯度が高い所ならよいが、緯度の低い地方や北側

の視野が開けていない所では、難しいと思われる。こういう時には

北の方角に向いて、その土地の緯度の高さに目をやっていくとよい。

北極星のまわりには明るい星がないので、方角さえわかれば見つけ

るのは簡単だ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 水菓子 ☆☆☆

 私が今の職業に就く前は、農業関係の仕事をしていた。夏には、

この地方の特産物である、ブドウの生産がピークを迎え、生産指導

や出荷で、忙しい日々を送っていた。

 このころ聞いた話だが、ブドウのことを「水菓子」と呼んでいた。

なるほど、ブドウは水分をたっぷり含んでいる。とても甘いので、

水菓子にふさわしい果物なのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.631 2003.07.16

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第631号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 太陽を遠くから見たら? ☆☆☆

 太陽は、地球から見て、いちばん近くにある恒星である。地球か

らの距離は1億5000万キロメートル、マイナス27等級の明る

さで輝いている。

 そんな太陽も遠くから見るとどのように見えているのだろう?

 実は、遠く離れて見ると、ちっぽけな黄色い1つの星として見え

ているのだ。たぶん、北極星のように見えていることであろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 氷室 ☆☆☆

 今は冷蔵庫や冷凍庫などの冷蔵装置があるのでよいが、昔は夏の

最中に氷を手に入れるのはとても難しいことであったらしい。

 洞窟か地面を深く掘り、そこに大量の雪を入れ、藁などで断熱し

ていたということだ。そういう雪を保存した場所のことを「氷室」

(ひむろ)と言う。

 自然を利用していく昔の人の知恵に敬意を表したいものである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.632 2003.07.17

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第632号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 土星から太陽系を見たら? ☆☆☆

 前号に続いて、宇宙の旅をしてみよう。

 今回は、土星から太陽系を見たらどのように見えるのかという話

である。

 土星だと、地球と太陽の距離の10倍近く離れた所を回っている

ので、太陽の明るさもずいぶん暗い。たぶん、小さな電球を点けて

いるぐらいだと思う。

 そして、水星、金星、地球、火星などの内惑星が太陽の近くにあ

るから、それらの惑星を一気に見ることができるだろう。

 昔、土星の衛星「タイタン」には、空気があり人が住めるのでは

ないかと言われていた。もし、タイタンから土星本体や輪、そして

太陽系を眺めることができたならば、とても幻想的な風景が広がっ

ているにちがいない。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ ラムネ ☆☆☆

 夏に飲む飲料水と言ったら、昔はどこでも、ラムネが売られてい

た。あの、青緑色の瓶の口元にビー玉が詰められていて、それを器

具で押し込んで、中のラムネを飲むのであるが、場合によっては、

ラムネがほとんどこぼれてしまうということもよくあった。

 そういうラムネもほとんどが姿を消した。ラムネ瓶を作る人もい

なくなったからだそうである。

 今は、缶やペットボトル入りのラムネを見ることがあるが、夏の

風物詩であるラムネは、やはり瓶入りであってほしいものだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.633 2003.07.18

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第633号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ オリオン座の形 ☆☆☆

 オリオン座は、88星座のなかでもっとも形の整った星座と言わ

れている。1等星と2等星でつくる四辺形と真ん中を横切る三つ星

で構成されている姿は、だれが見てもそれとわかるものである。

 ところが、これは太陽系から見てたまたまこういう美しい並びに

なっているだけで、太陽系から離れて見ると、形は完全に崩れてし

まうのだ。

 また、ヒヤデス星団の中に、「アルデバラン」という、おうし座

の1等星があるが、これも、たまたま、その方向に重なって見えて

いるだけなのである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 明日から夏休み ☆☆☆

 多くの学校で、明日から休みになると思う。正確に言うと、夏休

みは7月21日からであるが、土・日や祝日みの関係で明日から休

みになるのだ。

 子どもたちにとっては楽しい夏休みであるが、親にとっては、よ

り忙しくなる夏休みかもしれない。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.634 2003.07.19

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第634号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 月と火星 ☆☆☆

 火星の明るさがずいぶんと増してきた。明るさはマイナス2等級

なので、木星に匹敵する明るさになっている。

 きょうは、その近くに月齢19ぐらい、ラグビーボールのような

月も輝いている。月の明るさにも決して負けないと感じられるよう

になった火星。月より早く南東よりの空から顔を出してくる。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨明けは遠い? ☆☆☆

 もう、そろそろ、梅雨明けをしてもいい時季になってきた。

 しかし、今年は梅雨明けが遅れるのではないかと、筆者は予想し

ている。

 その理由はこうだ。梅雨前線がなかなか北上しないからだ。梅雨

の末期になると梅雨前線は日本海にかかるようになるものだが、今

年は四国の南岸にあることが多い。

 この前線が、太平洋高気圧に押し上げられるようになると、梅雨

が明けるのだが・・・。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.635 2003.07.20

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第635号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ アポロ11号 ☆☆☆

 1969年の7月のことだったと思うが、アメリカの宇宙船アポ

ロ11号が、人類史上初めて月面に着陸した。

 当時、テレビに釘付けになって、そのようすを見ていた記憶があ

る。当時は、「月」がトレンドになっていて、科学雑誌の付録にも

着陸船や月球儀が付録に付いていたのだ。今から考えると雑誌の値

段からすると、ずいぶんいいものがついていたと思うのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 九州北部で大雨 ☆☆☆

 昨日は九州北部で記録的な大雨になったようだ。駅の構内にも水

が浸水してきて、運河のようになっていたのだ。

 梅雨も末期になると、このようなことが日本の各地で起こるよう

になってくる。今までの雨で地盤も緩んでいるので、ちょっとした

雨でも、崩れてしまうのだ。厳重に気を付けてほしい。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.636 2003.07.21

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第636号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 水銀灯 ☆☆☆

 星空を観察する時に、いちばんネックになるのが、地上の明かり

である。そのなかでも、水銀灯はとくに目障りになる明かりなのだ。

 水銀灯は、街灯やゴルフ場などの夜間照明として、いたる所で利

用されている。郊外の「自然の家」と呼ばれるような施設でも、照

明が煌々と輝いている場合が多い。何とかならぬものか。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 海の日 ☆☆☆

 きょうは、「海の日」である。

 例年だと、7月20日が「海の日」であるが、今年は日曜日の関

係で、きょうになったのだ。

 さて、海には、やはり青空が似合う。梅雨明けはしていないが、

きょうはどんな天気になるのだろう?

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.637 2003.07.22

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第637号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 夜中の月 ☆☆☆

 夜中(それも午前2時から3時頃)目が覚めることがある。

 そういう時、つい窓を開けて、外のようすを見てしまうのだが、

月の明るさに驚かされることがある。

 真夜中なので、明かりでもつけないかぎり、瞳孔は目一杯開いて

いるので、光を敏感に感じるためである。きょうは下弦を過ぎた月

が見えているだろう。真夜中にわざわざ起きなくてもよいが、もし

目が覚めてしまったら、月を見るのもよいかもしれない。ただし、

晴れていたならの話だが・・・。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 大雨収まらず ☆☆☆

 もう梅雨明けしてもよい頃なのだが、九州地方を中心にして記録

的な大雨になっている。

 心配した通り、大雨による土砂崩れ、河川の増水などによる被害

で犠牲者も出ている。

 梅雨の末期ににはとかくこのようなことが起こりがちである。今

週半ばには梅雨明けも予想されているが、早く青空を見たいもので

ある。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.638 2003.07.23

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第638号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 宇宙で星を見たい! ☆☆☆

 前にも書いたが、星を見るには、様々な障害がある。

 まずは、人工照明。そして、夜空にかかる雲である。また、その

2つがなくて空が暗くても、シーイングがよくないと、星を鮮明に

見ることができない。

 それらの障害のすべてから解放されるのが宇宙空間なのだ。宇宙

空間では大気がないので、星像が揺らぐことはない。望遠鏡の倍率

を上げても、鮮明に見えるということだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 大暑 ☆☆☆

 きょうは、「大暑」(たいしょ)である。

 これから8月の初めにかけてが、一年中でもっとも暑い時季にな

るのだが、今年は梅雨明けが遅れているので、まだ本格的な暑さに

はなっていないようだ。

 でも、いずれは焼け付くような暑さになってくるだろう。暑さ対

策を今のうちにしておこう!

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.639 2003.07.24

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第639号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ こと座のベガ ☆☆☆

 夏の大三角のなかでいちばん明るいのが、こと座のベガ。七夕の

織女星としても有名な星である。夜空に輝く星のなかで5番目に明

るく、北の空ではひときわ目立つ星である。

 日本などでは「織女星」と呼ばれるベガは、北欧では「夏の夜の

女王」とも呼ばれているそうだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨明けはいつ? ☆☆☆

 例年だともう梅雨明けあいてもいいのに、今年はまだ梅雨が明け

る気配はない。相変わらずの梅雨空である。

 太平洋高気圧の勢力が弱いためであろうが、すっきりとした夏空

が待ち遠しいものである。

 梅雨明けが遅かった年の例として、最近では1993年があげら

れる。この年は7月はずっと雨。8月の20日過ぎになって、やっ

と青空を見ることができたのだ。今年は、どうなるのだろう?

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.640 2003.07.25

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第640号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ わし座の3つの星 ☆☆☆

 わし座は、天の川をはさんで、こと座と反対側にある星座である。

わし座にある1等星「アルタイル」は、七夕伝説では「彦星」また

は「牽牛星」と呼ばれている。

 そのアルタイルに注目してみよう。アルタイルを挟むように2つ

やや暗い星があり、3つの星がほぼ一直線に並んで見えている。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ お天気産業? ☆☆☆

 今年は、夏らしい天気が少ない。これだけ、暑くないと、海水浴

場などのレジャーなど、天気に影響される産業はかなり打撃を受け

ているにちがいない。

 それから、エアコンなど冷房器具もそうだろう。ビールや清涼飲

料水も売れ行きが落ちているだろう。

 こういう時に儲かる「お天気産業」は何なのだろう?

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.641 2003.07.26

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第641号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ わし座のアルタイル ☆☆☆

 夏の大三角を形作る3つの1等星のなかで2番目に明るいのが、

わし座のアルタイルである。

 アルタイルの大きさは地球の約2倍。自転周期は7時間あまりと

いうものすごいスピードで回転している。そのため、赤道方向に膨

らんでいて、ミカンかお正月の重ね餅のような姿になっているとい

うことだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 冷夏 ☆☆☆

 今年の7月も残りわずかになってきたが、まだ梅雨明けをしてい

ない。

 例年だと、30度以上の気温が連日のように続いているのだが、

今年は30度を超えるのが珍しいぐらいなのだ。

 西日本では平年値より1度ぐらい低いらしいが、東北地方の太平

洋側では2度以上も低いということだ。いわゆる「冷夏」だ。米の

できぐあいが心配されているのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.642 2003.07.27

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第642号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ スターウォッチング ☆☆☆

 やっと星空を眺めることができそうだ。

 今夜すっきりと晴れていたなら、星空を眺めて見るのもよいかも

しれない。

 七夕伝説に出てくる「織女星」や「牽牛星」、入道雲のように見

える「天の川」、おまけに火星も見えてくる。さらに、流れ星も、

この頃から多くなるので、時間が許せば、スターウォッチングに興

じてはいかがだろうか。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梅雨明け ☆☆☆

 やっと梅雨明けしたようだ。平年に比べて10日ぐらい遅いよう

である。

 昨日は青空になり、清々しい天気であった。梅雨明けと言っても

とても爽やかな天気であったのだ。これから暑くなっていくのであ

ろうが、あてにはならない。

 ところで、今日は「土用の丑の日」である。鰻にとっては受難の

日なのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.643 2003.07.28

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第643号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ よだかの星 ☆☆☆

 宮澤賢治が「よだかの星」という物語を書いている。「よだか」

という星座は実在しないが、この物語に出てくる他の星座は実在し

ている。

 宮澤賢治は、宇宙にも関心をもっていたようで、「よだかの星」

以外にも「銀河鉄道の夜」や「月夜の電信柱」など、天体が登場す

る作品を発表している。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 地震 ☆☆☆

 東北地方宮城県の北部で「震度6強」という地震が起きた。その

後も、強い地震が続いていて、さらに、それまでの雨も重なって、

土砂崩れなどの被害が相次いでいる。

 地震の観測や情報の発表は気象庁で行われている。今は器械に頼

るようになった震度も、かつては、測候所に勤める人の「カン」で

決められていたのだという。

 

☆☆☆☆☆ お詫びと訂正 ☆☆☆☆☆

 第641号の記事でアルタイルの大きさを地球の2倍と書きまし

たが、正しくは太陽の2倍です。お詫びして訂正いたします。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.644 2003.07.29

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第644号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 新月 ☆☆☆

 きょうは、「新月」である。正確に言うと、きょうの午後4時前

に新月になるようだ。

 新月と言っても、月の存在にはまず気づくことはないであろう。

と言うのは、新月の時には、月は太陽のすぐ近くにあるからである。

また、きょうは、金星も近くにあるはずだが、太陽の強い光で、そ

れも見ることができないであろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 積雲 ☆☆☆

 積雲は、夏にぴったりの雲だと思う。「つみぐも」とか「わたぐ

も」と呼ばれる雲で、青空にボツンボツンと浮かんでいる雲で、そ

の形からさまざまな物を連想する雲である。

 その積雲も、今年の夏はあまり見かけることがない。もう梅雨明

けしたので、積雲がもっと見られてもよいはずだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.645 2003.07.30

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第645号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 流星群 ☆☆☆

 7月から8月にかけては流星群の季節である。このころの流星群

としては、ペルセウス座流星群が有名である。

 その前にピークを迎えるのが、みずがめ座δ流星群である。この

流星群は時間あたりの出現数は10個ぐらい。あまり多くはないが、

見てみるとよいだろう。夏の夜は過ごしやすいので、じっくりと眺

めてみよう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 雷雨の発生数 ☆☆☆

 夏の午後から夕方にかけて、よく雷雨が発生する。上空に寒気が

入ると大気が不安定になる。そこに強い日射しが当たると、地表の

空気が熱せられて、上昇気流となるのだ。雷雨は、そのような時に

降るのだ。

 三原など、瀬戸内地域での雷雨の発生数は年間6日ぐらい。とこ

ろが山間部に入ると、それがグンと増える。関東地方の北部や中部

地方では10日から12日ぐらいになる。山間部で多いのは、地温

が上がりやすいためで、それだけ強い上昇気流が発生するからであ

る。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.646 2003.07.31

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第646号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 細い細い月 ☆☆☆

 新月から2日たった。太陽が沈んだ後、西の空を眺めてみよう。

細い細い月が見つかると思う。

 太陽と月の間は20度近く離れている。太陽が沈んでから1時間

たっても月はまだ見えているのだ。きょうだったら、午後8時半ご

ろでも、月が見えていることだろう。ただし、西から西北西にかけ

て、水平線近くまで見えていればの話だが。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 雷に注意! ☆☆☆

 毎年のように落雷による事故が発生している。ゴルフ場や野球場

など、広い所で雷に打たれてしまうケースが多い。

 なぜ、そうなるかと言うと、そういう場所では、人間の頭が、い

ちばん高い所になるからだ。人間の体は水分が60%以上だから、

電気がよく通る。ましてや金属を付けていると、雷にやられやすい

のだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.647 2003.08.01

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第647号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ いよいよ8月! ☆☆☆

 きょうから8月になった。今年の8月は例年にも増して天文ファ

ンにとっては楽しみがつきない月である。

 まずは、流星群。ペルセウス座流星群ややぎ座流星群など、多く

の流星群がピークを迎える。

 次に、月が恒星やメシエ天体などに接近すること。

 そして、何と言っても、火星の大接近。今でも十分の見応えだが

今月27日には、もっと明るく輝き、大きく見えているだろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 雷対策 ☆☆☆

 子どもの頃、「おヘソを出して寝ていると雷さまに取られるよ。」

と言われたものだが、雷に打たれることはあっても、おヘソを取ら

れたという話は聞いたことはない。

 さて、その雷に対する対策であるが、雷に打たれないようにする

ためにはどうしたらよいのだろう?

 体に金属の物を付けないようにするとよくあるが、前号でも説明

したように、水のかたまりである人間にはあまり効果がないようだ。

 では、どうしたらよいのか?いちばんよいのは車の中に逃げ込む

ことだという。車は金属でできているので、車体に雷の電気が流れ

タイヤを通って、地面に抜けていくのだという。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.648 2003.08.02

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第648号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 星の動きを確かめる方法 ☆☆☆

 夜空の星たちは日周運動によって、1時間に15度ずつ動いてい

る。北の空では反時計回りに、南では時計回りに回転している。

 そのなかでも、東西方向にある星がいちばん大きく動いているの

だ。

 そういう星であるが、短時間では、その動きを感じることができ

ない。では、どうやって確かめたらよいかと言うと、地上の目標物

に星が重なるような位置で見るとよい。その時の観測者の視点が動

いてはいけないので、家であったら窓枠やベランダに顔を固定して

見るとよい。また屋外だったら、車窓から顔を覗けるようにすると

よい。ジワジワと動いていく姿が見えるはずである。

 そのような、星を望遠鏡で見ると、あまりにも速く動いていって

しまうのに驚かされる。視野の中心に入れていた天体も、あっと言

う間に、視野から消えてしまうのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ やっと夏空か? ☆☆☆

 7月は、毎日のように降る雨にうんざりさせられた。いつになっ

たら本格的な夏空になるのかと思っていたが、週間予報を見ると。

「晴れマーク」がずらりと並ぶようになってきた。

 例年、8月の上旬は晴れて暑い日が続くものである。今年は、ま

だ海に行っていないので、週末は海に行って、青空のもとで泳ぎた

いものである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.649 2003.08.03

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第649号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ アルビレオ ☆☆☆

 はくちょう座のくちばしの所には、「アルビレオ」と呼ばれる美

しい二重星がある。そのことを宮澤賢治は「銀河鉄道の夜」の中で

次のように書いている。

 窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、

黒い大きな建物が四棟ばかり立って、その一つの平屋根の上に、眼

もさめるような、青宝玉と黄玉の大きなすきとおった球が、輪にな

ってしずかにくるくるとまわっていました。

         宮沢賢治「銀河鉄道の夜」星の手帖社刊より

 「青宝石」とはサファイアのこと、「黄玉」とはトパーズのこと

だ。実際に、アルビレオを望遠鏡で見ると、青と黄色に輝いている。

「黒い大きな建物」とは、天の川の中にある暗黒星雲のことだろう。

はくちょう座は天の川をまたぐように羽を広げている。実際の空を

観察しているからこそ書ける文章だと思う。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ クラゲに注意! ☆☆☆

 前号で海水浴について書いたが、海に行っていやなことは、強い

太陽光線と海からの照り返しによる日焼けであろう。とくに日本人

は皮膚の色が赤くなり、火傷のようになることが多いようだ。

 でも、それ以上にいやなのが、クラゲに刺されてしまった場合で

はなかろうか。私もやられたことがあるが、あの痛さはたまらない

ものである。

 今年も各地でクラゲが発生しているようだ。防護網をくぐり抜け

て来るクラゲもいるので、海水浴場でも油断はできないのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.650 2003.08.04

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第650号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 海王星 ☆☆☆

 海王星は天王星の外側を回っている惑星である。海王星の大きさ

は地球の約4倍である。表面はメタンやアンモニアなどのガスで覆

われていて、青緑色に輝いて見える。

 その海王星が地球にいちばん近づいているのだ。近づいていると

言っても、その距離は地球から太陽までの30倍近く離れていて、

明るさは7.8等級である。

 海王星は、今、やぎ座の右側あたりにある。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 夏らしい天気 ☆☆☆

 8月に入って夏らしい天気が続くようになった。太平洋高気圧の

勢力が強くなってきているからだろう。

 しかし、今年の梅雨明けは、太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げ

ていったのではなくて、むしろ南下し、東に移動して自然消滅した

という感じである。

 これから、高気圧の勢力がどのくらい強くなるかで今年の暑さが

決まるのであるが、あまり期待しないほうがよいかもしれない。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.651 2003.08.05

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第651号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 天王星 ☆☆☆

 天王星も見ごろになっている。天王星は海王星よりほんの少しだ

け大きくて、また地球にも近いことから、光度は5.7等級である。

 表面の大気も海王星によく似ていて、地球から見ると青緑色に輝

いている。海王星に比べると、緑色が強いようである。

 天王星は、火星のすぐ右側に見えている。5.7等級なので、肉

眼でも見えるが、望遠鏡を使って見たいものである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ イネの花 ☆☆☆

 田んぼのイネも日に日に成長し、田んぼ一面が青く見えるように

なってきた。

 早いところでは、イネの穂も出てきている。イネの花は穂の籾が

割れて、その中に白い花が咲くのだ。穂が出たら、田んぼのイネに

注目してみよう。花は咲いたら、その日のうちに閉じてしまう。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.652 2003.08.06

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第652号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 空の宝石 ☆☆☆

 いて座付近の天の川は、とても明るく輝いている。それもそのは

ずで、いて座の方向あたりが、わたしたちの銀河系の中心方向にな

るからである。

 天の川の付近には、星団や星雲がたくさん見えるが、いて座付近

にも、M16(わし星雲)、M17(オメガ星雲)、M20(干潟

星雲)、M8(三裂星雲)など、目白押しである。まさに空の宝石

なのだ。双眼鏡があれば、ぜひ眺めて、それらの宝石たちを散策し

てみるとよい。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 原爆の日 ☆☆☆

 きょうは、「原爆の日」。1945年8月6日に広島に原子爆弾

が投下されて、58年目にあたる日なのだ。

 わたしは、”戦後生まれ”なので、その当時のようすは知らない

が、母の話では、その日の広島あたりはよく晴れていたという。母

は、その当時は大竹に住んでいて、その日は出張することになって

いたそうだ。ところが、それが取りやめになり、大竹にいたのだ。

大竹からも原子雲ははっきりと見えていたという。

 広島では、8月6日は平和への祈りの日となる。きょうの広島も

あの日のように暑いのだろうか。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.653 2003.08.07

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第653号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 蠍の火 ☆☆☆

 宮沢賢治は、「銀河鉄道の夜」のなかで、さそり座について書い

ている。

 ・・・ルビーより赤くすきとおり、リチウムよりもうつくしく酔

ったようになってその火は燃えているのでした。・・・

 と、ある。

 この、「赤い火」は、さそり座にある1等星の「アンタレス」の

ことだと思われる。

 今年は、赤い火星に目を奪われがちだが、「蠍の火」は、夏の南

の空で輝いている。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 夏台風 ☆☆☆

 南海上から台風が近づいて来ているようだ。今ごろやって来る台

風は「夏台風」とか「迷走台風」とも呼ばれ、進路の予想が難しい

ようだ。

 台風が迷走して進路予測が難しい原因として、上空の偏西風が弱

いことがあげられる。今回の台風はどんな進路を取るかはわからな

いが、いずれにしても気をつけてほしい。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.654 2003.08.08

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第654号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星特集 ☆☆☆

 今月になって発売された天文雑誌を見ていると、やはりと言うか

予想通り、火星の記事が特集されている。

 今月の末に、大接近するので、当然と言えば当然のことと言える。

付録もおもしろい。星座盤のような感じで使える、「その日の火星」

がついていて、毎日の火星観測に使えそうだ。天文雑誌を買わない

人も、今月(9月)号だけは買ってみたらいかがだろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 予報円 ☆☆☆

 台風の進路予報は、かつては、現在地点からおうぎ形に広がる範

囲で示されていた。この方法だと、到着地点の予報がおうぎの円周

上になるので、台風が移動していくスピードが変わると、予報に大

きな誤差が出ることがあった。

 それを修正するための方法として「予報円」が採り入れられたの

である。予報円は一定時間後の到達地点を中心とする「円」で表さ

れている。この方法だと、予報円の中に台風が来る確率が高くなる

のである。 

 あ、それから、きょうは「立秋」だ。暦の上ではもう秋なんだね。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.655 2003.08.09

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第655号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 旅行先のおみやげに ☆☆☆

 お盆が近づいてきた。今週の後半あたりから休みになる所が多い

と思う。休みには帰省したり、海外旅行に行くという人もいるかも

しれない。

 旅行にはカメラを持って行って、星空を撮ってみるのもいいと思

う。今ごろはフィルムの性能も上がっているので、10数秒の露出

でも、星空を写し止めることができるのだ。カメラを固定して、シ

ャッターを押すだけで意外と簡単に写ってくれる。

 とくに、グアムやオーストラリアなどの南の地方に行くことがあ

れば、是非とも挑戦してほしいものだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 蒸し暑い ☆☆☆

 梅雨明けをしたころは晴れて気温が上がっても、日陰に入れば、

エアコンが効いているのかと思うぐらい爽やかな天気が続いていた。

 しかし、8月になると、やはり、蒸し暑くなってきた。とくに、

南海上から台風がやって来ると、湿った暑い空気もいっしょに持っ

て来てくれるようだ。

 ここのところ、夜も「熱帯夜」になって、寝苦しくなってきた。

昼間も暑いし、夕方は風が止まり、ほんとうに蒸し暑くてたまらな

いのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.656 2003.08.10

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第656号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 南極で日食 ☆☆☆

 天文雑誌に南極日食ツアーの記事が紹介されていた。今年の11

月23日に南極を舞台に起こる皆既日食で、持続時間は1分20秒

ぐらいだと言う。

 南極へ行くこと自体、大変なことだと思うが、これに日食が加わ

るのだからたまらない。時間とお金の許せる人は、行ってみる価値

があるのではないか。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 台風の被害は・・・ ☆☆☆

 8月に入ってしばらく晴れていたと思ったらそれも束の間、台風

10号がやって来て、一気に天気が崩れてしまった。

 台風10号は、「風台風」でもあり「雨台風」でもあった。秒速

50メートルを超えるような風、数百ミリに達する雨など、各地で

被害があったようだ。

 あなたの住んでいる所では台風の被害はありませんでしたか?

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.657 2003.08.11

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第657号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ デジカメがある人は ☆☆☆

 最近、デジカメの性能が上がり、今までのフィルムと比べても遜

色がないほどになった。

 デジカメのよい所は、撮った画像をすぐに確認できること、パソ

コンソフトを使って簡単に加工できることである。天体写真も例外

ではない。天文雑誌の応募作品を見ても、デジカメによるものが増

えてきている。解説書も出ているので、チャレンジしてみるとよい

だろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 海の家では ☆☆☆

 今年の夏は、イマイチ、パッとしない。7月は梅雨が明けていな

い所も多く、8月になって台風がやって来たりして青空が続かない。

この前テレビでもやっていたが、海水浴場はガラガラであった。海

水浴場には「海の家」がある。もうすぐお盆休みがやって来る。そ

れまでが稼ぎ時なのに、今年は厳しい年になる公算が大きい。

 

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    ほしやそらのこと   VOL.658 2003.08.12

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第658号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ ペルセウス座流星群 ☆☆☆

 以前の記事でも紹介したが、ペルセウス座流星群の出現がピーク

を迎える。夏に見られる流星群のうちで、ペルセウス流星群がいち

ばん”華やかな”ものであるが、今年の場合、満月に近い月が出て

いて、観察にかなり影響されそうだ。

 しかし、ペルセウス流星群は、明るい流星もけっこう飛ぶので、

見てみる価値はあると思う。流星がよく見られるのは明け方にかけ

てなので、休みになる人は夜明けまで見てもいいのでは・・・。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 残暑 ☆☆☆

 8月8日が立秋だったので、これからの暑さは「残暑」というこ

とになる。だから、もう「暑中見舞い」ではなく「残暑見舞い」と

いうことになるのだ。

 暦の上では「秋」ということだが、最高気温がいつ出たかの統計

によれば、立秋以降でも50%以上の確率になるという。(東京の

例)

 しかし、今年は太平洋高気圧がどうも強くないので、暑さが続く

かわからない。でも、昨年のようなこともある。昨年のように、

10月になっても夏のような天気にはなってほしくないものだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.659 2003.08.13

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第659号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星が見えていますか? ☆☆☆

 火星の光度がいよいよ増してきた。光度はマイナス2.7等級と

日に日に明るさを増している。

 今は月明かりの影響がもろに受けてはいるが、そんなのおかまい

ないという感じで輝いている。

 火星の見つけ方はいたって簡単。午後10時ごろに南東の空を見

ていちばん目につく明るい星を見つければよいのだ。きょうは、近

くに、まん丸い月もあり、1粒で2度おいしく楽しめる星空になっ

ている。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 氷雨 ☆☆☆

 氷雨(ひさめ)という言葉を聞いたことがあるだろうか。もとも

とは雹(ひょう)と霰(あられ)の両方を指していたようだが、霙

(みぞれ)や秋に降る冷たい雨も指すように言葉の意味が広がって

いる。

 俳句では、氷雨は夏と冬の季語になっているということだ。みな

さんは「氷雨」というと、いつの季節を連想するだろうか。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.660 2003.08.14

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第660号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 田舎の空は・・・ ☆☆☆

 私は、三原市の郊外に住んでいるので、夜空は比較的暗いほうだ

と思うが、市街地方向はやはり、街灯などの影響でかなり明るくな

っている。これは、肉眼よりも写真に撮ったりすると、「光害」の

影響を受けているのがわかる。夜空を撮ったつもりでも、その付近

の空は明るく写ってしまうのである。

 県北のある山に登った時、それこそ降ってきそうなほどの星空に

巡り会って感動したことがある。お盆休み、都会から遠く離れた田

舎に行くことがあったら、夜空を眺めてみるとよい。月明かりがあ

っても、市街地で見る空よりきれいだから・・・。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 井戸水の冷たさ ☆☆☆

 今は、井戸水を飲む機会がとても少なくなった。昔はどこでも、

釣瓶や手押し式の汲み上げポンプがあったのだ。汲み上げポンプは

「竜頭水」(りゅうどすい)と言っていたような記憶がある。

 釣瓶やポンプから汲み上げられる水の冷たさとおいしさは、冷蔵

庫で冷やした水よりも絶対においしいと確信している。

 井戸水の温度は15度ぐらいだと思うが、冷蔵庫で冷やした水よ

りも冷たく感じられるのが不思議なことだと思う。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.661 2003.08.15

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第661号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 北アメリカ星雲 ☆☆☆

 はくちょう座にはおもしろい形の星雲がある。それは、はくちょ

う座の1等星「デネブ」のすぐ近くにあり、北米大陸にそっくりな

形をしているのだ。とくに、星雲の下の方は、大陸南部の形そのま

んまなのだ。偶然とは言え、見事としか言えない。

 この北アメリカ星雲は空の暗い所では、肉眼でも淡く見えるが、

写真に撮ると、その形がはっきりと浮かび上がってくる。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 秋の足音 ☆☆☆

 きょうは、お盆。帰省先でこのメルマガを読んでいる人もいるか

もしれない。

 お盆を過ぎる頃から、コオロギなどの秋の虫の音も聞こえ始める。

虫の音が聞こえるようになると、涼しさも実感するようになるが、

実際に冷え込みを感じるようになるのも、この時季ぐらいからであ

ろう。

 今年の夏は、あまり暑い日がないので、まだ秋は来て欲しくない

が、秋の足音は確実に近づいて来ている。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.662 2003.08.16

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第662号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 低い月(1) ☆☆☆

 今はだいぶ欠けてきたので気にならなかったが、つい先日までは

満月の月明かりが部屋に射しこんできていた。それも、月が南の空

の低い所にあるので、部屋の奥まで射しこんでいたのだ。

 月が動いていく通り道のことを「白道」(はくどう)と言うが、

太陽の通り道である「黄道」(こうどう)とは約5度傾きのずれが

ある。と言うことは、この時期は月の高度が低くなることが多いの

だ。このわけは次号で書いていくことにする。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ かき氷が売れる温度 ☆☆☆

 今はもうなくなったが、私の実家の近くには小さなお店があって、

そこでよく買い物をしたものだ。

 夏には、「氷」の垂れ幕のようなものがかかり、かき氷を食べて

いた。

 ところで、かき氷がよく売れる気温は30度からでそうである。

ビーチではもちろんのこと、晴れていれば30度以上になるから、

かき氷が飛ぶように売れても不思議がないと思う。

 ついでに、かき氷は、自家製よりお店のほうが圧倒的においしい

ね。(^^;

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.663 2003.08.17

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第663号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 低い月(2) ☆☆☆

 前号で、今ごろ見える月の高度が低いと書いた。では、その訳を

書いていくことにする。

 太陽の高度は夏至の頃いちばん高くなる。このあたりでは79度

ぐらいになる。ここが夏至の頃の黄道の位置である。逆に、夜にな

ると反対に低くなっていて、32度ぐらいしかないのだ。

 白道は最大5度ずれることがあるので、27度ぐらいの高さに月

が来ていることがあるのだ。

 そういう訳で、夏至から夏にかけての月は南の低い所を通ってい

くのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ ビールや発泡酒 ☆☆☆

 前号では、かき氷について書いたが、ビールや発泡酒も温度によ

って売れ行きがずいぶん違うようだ。

 28度を超えると、1度上がるごとに約900万本も消費量が増

えるということらしい。

 確かに、私の家でも(とは言っても、飲むのは私だけだが)、最

近は水のごとく飲んでしまっている。困ったものである。/(>_<)

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.664 2003.08.18

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第664号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星を見よう(1) ☆☆☆

 今月の27日、6万年ぶりの大接近を迎える火星。午後10時ご

ろに南東の空を見ると明るく輝いている。明るさはマイナス3等級

近くになるということだ。

 まれにみる大接近であるが、肉眼で見る限りでは、27日を中心

として前後10日間ぐらいは、明るさがそんなに変わったように見

えないはずだ。27日でなくても、大きく明るく輝いているので、

”長期的に”眺めていくとよい。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 10年ぶり ☆☆☆

 今年は夏になって寒い日が続いている。それがいちばん顕著なの

は、東北地方の太平洋側であるが、広島でも14日には、最高気温

が23.6度と、10年ぶりに8月としては「夏日」にならなかっ

たのだ。県内では、福山で22度台、県北では20度を下回る異様

な寒さとなった。これらの気温は平年で言うと、10月上旬並なの

である。週が明けると残暑が戻って来ると言うが、さてきょうはど

うだろう? 

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.665 2003.08.19

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第665号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星を見よう(2) ☆☆☆

 火星を見るのだったら、やはり望遠鏡があったほうがよいと思う。

肉眼では赤い明るい点にしか見えない火星も、円盤状に見えてくる。

明るく見える大地もあれば、やや薄暗く見える運河のような跡も見

えてくるはずだ。また、極冠が白っぽく輝いて見えてくるだろう。

 このように、はっきりと見えるのは、やはり大接近だからこそ。

口径の小さな入門機でもよいから、火星に向けてみよう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ ヨーロッパでは ☆☆☆

 日本では冷夏になっているが、ヨーロッパでが猛暑が続いている。

熱波が吹き、各地で山火事が起きているということだ。

 気温もうなぎのぼり。フランスでも40度を超える気温になって

いるというのだから、驚きである。

 冷夏や猛暑の原因とされているのは、偏西風と呼ばれる上空の気

流が蛇行して吹いているからだそうだ。日本付近では、北東に向か

って吹いていて、手前ではオホーツク海高気圧が踏ん張っているか

ら、冷夏になっているのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.666 2003.08.20

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第666号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星を見よう(3) ☆☆☆

 火星の接近に合わせて、各地で観望会が開かれるようである。あ

る旅行会社で、「北海道火星観望ツアー」を計画しているとテレビ

で紹介されていた。時間とお金に余裕がある人はそういうツアーに

参加するのもよいだろう。

 しかし、一般にはちょっと無理な話である。公設の天文台や同好

会などが、観望会を計画しているところがあれば、それに参加して

みるとよい。

 それも無理だったら、天文好きな人を探すしかない。この時期に

なると、「天文ファン」は一気に増加するので、チャンスはあるは

ずだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 日暮れが早くなってきた ☆☆☆

 お盆を過ぎると、日暮れの時刻が急激に早くなってくる。このこ

とがよくわかるのは、夕方のローカルニュースを見ている時である。

 キャスターの後ろの大画面に、「夕方の街のようす」が映し出さ

れていることが多いが、空の色、街のネオンサインなどが日に日に

変化していくのがわかる。これからは、1日に1分ぐらいのペース

で日が暮れるのが早くなる。こういうことからも、季節の変化を感

じることができるのである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.667 2003.08.21

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第667号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星を見よう(4) ☆☆☆

 火星の明るさは、最接近の時で、マイナス2.9等級に達する。

この明るさは金星(いちばん明るい時でマイナス4.68等級)と、

木星(マイナス2.94等級)に次ぐ明るさである。今現在では、

2番目の明るさを誇っている。

 写真にも意外に簡単に写すことができる。「静止撮影」と呼ばれ

る方法では、火星と周りの天体(併せて地上風景も)写し止めるこ

とができる。だだし、この方法では、火星の模様は写すことはでき

ないが・・・。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ ブロッキング高気圧 ☆☆☆

 以前の号で、偏西風が蛇行していることを書いたが、偏西風が蛇

行すると、その「山」と「谷」にあたる所が高圧部になる。そこに

高気圧ができるわけである。

 蛇行の波が緩やかだと、その「山」や「谷」は、西から東に向か

って移動していく。ところが、蛇行が大きくなると、それが一定箇

所にとどまりやすくなるのだ。そこにできる高気圧も一定場所にと

どまるようになる。これを「ブロッキング高気圧」と呼んでいるの

だ。

 ブロッキング高気圧の手前は偏西風が強く吹き、地上では低気圧

や前線の通り道になる。今の日本付近がそのようになっているので、

いつまでもぐずついた天気が続いているのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.668 2003.08.22

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第668号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星を見よう(5) ☆☆☆

 もうすでに望遠鏡で火星を見た人がいると思うが、意外に小さく

見えてがっかりされたのではないだろうか。これは、マスコミや広

告のせいだと思うが、「大接近」という言葉や広告の大きな火星の

写真に先入観をもつためだと考えられる。

 火星の視直径はわずか25秒ぐらい。これは、「1度」の角度の

60分の1、また、その2分の1以下なのである。こんなに小さい

火星だから、大きく見ようと思えば、望遠鏡を使うしかない。また

望遠鏡に取り付けるアイピース(「接眼レンズ」とも言う)は、焦

点距離の短いもの(2.5mmとか5mmというもの)を使うとよい。

 しかし、そういうアイピースを使うと、像は暗くなるし、少しの

震動でも大きく揺れて見えるようになる。さらに、火星を視野に入

れるのも難しくなってくるのだ。

 ☆参考までに

  角度の大きさ 1度=60分 1分=60秒

  太陽や月の視直径は30分(1度の半分)ぐらい。

  だから、火星の大きさがいかに小さいかがわかる。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 異常気象 ☆☆☆

 今年の天気はおかしい。日本では冷夏。ヨーロッパでは猛暑。

しかし、昨年も春先からずっと高温だったのだ。

 こういう現象を「異常気象」と言うのだろうが、異常気象の定義

によれば、過去30年間にないような大きな気象のぶれのことを言

うようだ。

 それに照らし合わせてみると、今回のような冷夏は10年前にも

あったのだ。だから、そんなに”珍しいこと”でもないのだ。

 最近は、大雨や干ばつ、気温のぶれが当たり前のようになってき

ている。やはり、地球の環境破壊が原因なのだろうか。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.669 2003.08.23

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第669号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星を見よう(6) ☆☆☆

 火星を望遠鏡で見よう。前号でも書いたように、火星は大接近と

言えども、イメージしていたほど大きくは見えない。だから、大き

く見るためには、焦点距離の短いアイピースを付けて倍率を上げる

とよい。

 しかし、アイピースはけっして安くはない。性能のよいものだっ

たら、3〜4万円もするのだ。「アイピースだけで?」と言われそ

うだが、けっこう金食い虫なのである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 処暑 ☆☆☆

 きょうは、二十四節季の一つ、「処暑」(しょしょ)である。

 処暑とは、「暑さもだんだん和らいできておさまってくること」

という意味である。

 例年だと、この言葉も当てはまるのだと思うが、今年は、この言

葉があまりしっくりとこないようである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.670 2003.08.24

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第670号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星を見よう(7) ☆☆☆

 望遠鏡はできるだけ口径の大きいものがよい。口径が大きいほど

遠くからの光をたくさん集めることができるからだ。このことを、

「集光力」と言うが、望遠鏡は、口径が大きいほど、集光力に優れ

ているのだ。さらに、口径が大きいほど、より細かなものを見分け

ることができる。これを「分解能」と言う。

 つまり、口径が大きいほど、集光力と分解能に優れているという

ことなのである。わかりやすく言えば、より明るくはっきりと見え

るということである。

 これから、ショップで望遠鏡を購入しようと考えている人は、倍

率より口径に目を向けてほしいと思う。ただ、この時期、望遠鏡の

在庫が不足していると思われるが・・・。

 いい望遠鏡に巡り会えて、火星を見られるといいのだが・・・。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ ツクツクボウシ ☆☆☆

 セミの仲間にツクツクボウシがいる。このセミは、「オーシツク

ツク、オーシツクツク・・・ウギオース、ウギオース、ギィー」と

いうように鳴く。

 セミのなかでも、出現するのがいちばん遅く、10月の初め頃ま

で鳴き声が聞かれる。

 このセミが鳴くようになると、夏休みは終わりだなと思ってしま

う。子どもたちは夏休みの宿題の追い込みにかからないといけなく

なるのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.671 2003.08.25

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第671号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星を見よう(9) ☆☆☆

 前号まで、火星の見方について書いてきた。今号から、記録の残

し方について書いていくことにする。

 大接近中の明るい火星を記録に残すと言ったら、写真かビデオで

あろう。写真やビデオに残すためには、望遠鏡に加えて、撮影機材

と、それをつなぐためのアダプターが必要になるのだ。アダプター

は、アイピースやカメラのマウントなどをよく調べて、それに合っ

たものを買うようにしよう。これが違うと、使い物にならないから

である。価格は1万円以上はかかると思うので、慎重に選びたいも

のだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ プールも終わり ☆☆☆

 夏休みに学校などのプールが開放されている所も多いと思うが、

そのプールも終わりになった所も多いのではないかと思う。

 私も、子どもの頃、小学校のプールに通ったものだが、お盆を過

ぎると水が急に冷たくなったなと感じたものである。さらに、プー

ルから上がっても、日射しが弱くなってきているので、余計に寒さ

を感じたのだ。

 今年は満足に泳げなかったという人も多いと思うが、屋外のプー

ルの場合は、いたしかたないことである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.672 2003.08.26

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第672号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星を見よう(10) ☆☆☆

 火星を写真に撮ってみよう。まずは、「コリメート式」と呼ばれ

る方法である。

 この方法は、レンズを外すことができないカメラやデジカメで有

効な方法である。肉眼で望遠鏡を見る代わりにカメラで覗かせると

思えばよいのだ。

 カメラのレンズの絞りを開放、距離目盛を無限大に合わせ、でき

るだけ接眼レンズに近づけて写せばよいのだ。カメラと望遠鏡の光

軸が合えば、けっこう写ってくれるのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 気になる空 ☆☆☆

 火星の最接近の日がいよいよ近づいてきた。きょうは、その1日

前であるが、火星の見え方は、そんなに変わらないはずである。

 星空の敵は何と言っても、雲である。星空の写真を撮る場合は小

さな雲でも許せないのだ。

 軒下に、てるてるぼうずをつり下げて、「明日はよい天気になぁ

れ」と祈るしかないのかな。欲を言えば、毎日晴れてほしいところ

だが・・・。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.673 2003.08.27

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第673号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星を見よう(11) ☆☆☆

 今号も、写真の撮り方について書いていくことにする。

 今回紹介するのは、「リレーレンズ方式」という方法だ。カメラ

アダプターをカメラに取り付け(カメラのレンズは外しておく)、

接眼レンズで大きく拡大された像をフィルム面に投影して写すとい

う方法だ。

 太陽の黒点を見る時に、画用紙などに投影して見ることがあるが、

それを応用したものだと考えてよいだろう。この方法は、倍率が変

えられることだが、前号で紹介したコリメート式より技術が必要に

なってくる。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ きょうは晴れてほしい ☆☆☆

 「ほしのこと」にも書いてきたように、きょうは火星が地球にい

ちばん接近する日である。資料によると、きょうの18時51分頃

距離は5575万8000km。光度はマイナス2.88等級に達す

るそうだ。

 しかし、いくらそう書いても、雲が出ていたら何にもならないの

だ。この辺りでは、午後7時を過ぎると、南東よりの空から火星が

のぼってくる。とくに、その方向だけでも、雲があってはほしくな

いものだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.674 2003.08.28

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第674号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星を見よう(12) ☆☆☆

 昨日、火星は地球に最接近した。きょうから、だんだん遠ざかっ

ていくことになる。

 しかし、前にも書いたように、ここ数日はほとんど明るさは変わ

らないと言ってもよいだろう。

 とは言っても、天気が良かったら毎日でも見たいものである。ま

だ3〜4日は、今世紀中では最も明るい火星が見えているからであ

る。

しかし、天気はどうだろうか?予報は「雨」だったから・・・。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 雨の被害 ☆☆☆

 私のふるさとは、県東部の「沼隈」(ぬまくま)という町である。

沼隈町は、県下でも有数のブドウの産地であるが、今年は冷夏や長

雨によって苦戦を強いられている。

 数日前の新聞によれば、出荷量は例年の半分ぐらいに落ち込んで

いるという。米もそうだが、農作物は天候の影響をもろに受けてし

まうのだ。少しでも立ち直ってほしいものである。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.675 2003.08.29

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第675号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ ヴェガが南中 ☆☆☆

 今ごろは、火星に目を奪われがちだが、夏の大三角が天上にさし

かかっている。

 夏の大三角のなかで、いちばん明るいのが、こと座の「ヴェガ」

である。ヴェガはきょうの午後8時ごろ南中する。天頂を見上げて

白く明るい星を見つけたら、それはヴェガだと思って、ほぼまちが

いはないだろう。

※天文雑誌などで、「ヴェガ」は「ベガ」書かれている場合の方が

 多いと思う。英語では、”VEGA”と書く。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 朝霧 ☆☆☆

 8月もあとわずかになってきた。今月後半に暑い日はあったが、

あまり夏らしくなかった。

 でも、夏は夏である。晴れてさえいれば日中は30度を軽く上回

るのだ。

 そういう夏がもう終わりだなと感じるのが、朝の冷え込みである。

「涼しい」と言うか「寒い」と思うこともある。

 この時季になると、山間部では朝霧が立ちこめるようになる。山

から谷間を見ると、白い雲のように霧がかかっていて、きれいなの

だ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.676 2003.08.30

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第676号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 月までの距離 ☆☆☆

 月までの距離はおよそ38万kmである。しかし、実際にモノサシ

やメジャーで測るわけではない。と言うよりは、そんなことは不可

能なのである。

 さて、それでは、どのような方法で測るかと言うと、月面に向か

って電波を飛ばし、それが跳ね返ってきた時間から、距離を推測す

るのだ。光が1秒間に進む速さは、約30万kmである。月に向かっ

て電波を飛ばし跳ね返ってくる時間は2.6秒ぐらいである。往復

で2.6秒だから、片道は1.3秒。30万kmに1.3秒をかけると

39万kmという答えが出てくる。概数でもけっこう良い数値になる

のだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 樹から雨が・・・ ☆☆☆

 霧が立ち、それが樹木の葉に付着すると、露になる。その樹の葉

が風に揺れると、雨のように落ちてくることがある。それを、「樹

雨」(きさめ)と呼んでいるそうだ。

 樹雨でいちばん印象的なのは、「となりのトトロ」で五月とメイ

がバス停で初めてトトロと出会った場面である。五月が渡した傘に

樹から落ちてきた水滴がパラパラと音を立てるのである。トトロは

その音にニンマリとし、ついにはドスンとその場でジャンプをする。

その後、大量の水滴が落ちてくるのだ。このアニメの場合は露では

なくて降っていた雨だから樹雨ではないかもしれないが、木の下に

いて、急に水滴が落ちてきて、ブルッとするということはよくある

ことである。

 

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    ほしやそらのこと   VOL.677 2003.08.31

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第677号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 地上放送と衛星放送 ☆☆☆

 最近は衛星放送がすっかり普及し、軒下などにパラボラアンテナ

を見かけるのが、ごくふつうのことのようになってきた。

 私も衛星放送を見ることが多いのだが、ニュースなどを見ている

とおもしろいことに気づく。

 NHKではニュースが地上と衛星で同時放送されていることがあ

るが、衛星放送のほうが1秒ぐらいは遅れるのである。これは、2

画面にするか2台のテレビでみているとよくわかる。

 なぜ、このようになるかは、前号で書いたような理由からである。

衛星放送は、地上から放送衛星に電波を飛ばし、その電波をまた地

上から受けているからである。一方、地上放送は、近くの放送局や

送信所から電波を受けているので、電波が届くまでの距離は大きく

ちがうのである。だから、通信距離が長い衛星放送の電波が遅れて

届くので、時間差を生じてしまうのである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 8月も終わり ☆☆☆

 夏としては役不足な今年の8月もきょうで終わりである。広島な

ど西日本では暑い日もあったが、去年や一昨年のように体温を上回

るような日はほとんどなかったように思う。

 東日本、それも東北地方の太平洋側では、「やませ」が吹いて、

8月だと言うのに「夏日」に達しない日が多かったのだ。

 さて、9月はどんな天気になるのだろう?9月は、”まともな”

天気になってほしいものである。予報では、暑くなるということら

しい。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.678 2003.09.01

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第678号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 三角測量の方法で ☆☆☆

 月や惑星などは、それに向かって電波を飛ばし、跳ね返って来る

までの時間を計測すると距離を推測することができる。

 では、恒星はどのようにして距離を測るのだろうか?

 恒星までの距離を求めるには三角測量の技法が使われている。2

つの異なった所から星を見ると、その位置(角度)が微妙にずれて

いるのだ。その角度から星までの距離を求めることができるのだ。

 例えは、登ることのできないような巨木の高さをどうやって測れ

ばいいかというと、その巨木を見上げて45度になる所を見つけれ

ばいいのである。その地点から巨木までの距離が、その巨木の高さ

ということになるのだ。その位置関係が直角二等辺三角形になるか

らで、斜辺の所が45度だと直角を挟む2つの辺の長さが等しいこ

とになっる。もし見上げる角度が60度だと高さは2倍になるのだ。

 地球で2つの地点として適当なのは、たとえば春分点と秋分点で

ある。この2つの点を結ぶと、地球の軌道の直径になり、その距離

は約3億キロメートルである。(これが「底辺」)この2つの点か

らある恒星を見ると位置にずれを生じ、この角度から「高さ」がわ

かり、比例によって実際の距離を推測することができるのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 二百十日 ☆☆☆

 きょうは、「二百十日」(にひゃくとおか)である。「二百十日」

とは、立春から数えて210日目のことである。

 昔からこの頃は稲の開花期にあたり、台風がよく来るので厄日に

されているということだが、この辺りでは、開花期はもう過ぎてい

るように思う。また、瀬戸内地域は台風に被害が少ない方なので、

あまりピンとは来ないような気がする。でも、油断してはいけない。

自然を甘く見るととんでもないことになるからだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.679 2003.09.02

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第679号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星はまだまだ・・・ ☆☆☆

 8月27日の大接近から数日が過ぎた。このことろ天気があまり

よくないので、火星の姿をなかなか見ることができない。

 しかし、ある意味では9月の方が観察しやすいのだ。今ごろだと

午後7時過ぎには南東寄りの空に昇ってくる。出現時刻は1日たつ

ごとに4分ぐらい早くなってくるのだ。午後8時から9時ごろが大

勢の人にとっていちばん観察しやすい時間帯だと思う。11月ごろ

までが見ごろと言ってもよいだろう。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 秋雨 ☆☆☆

 今年は、例年に比べて雨がよく降るようである。梅雨明けもはっ

きりとせず、完全に北上しなかった梅雨前線が再び南下して秋雨前

線に変わってしまったという感じである。

 長期予報によると、9月は暑い日が多いということだが、今まで

の予報結果から考えると、これもアテにはならないのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.680 2003.09.03

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第680号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 上弦の月 ☆☆☆

 きょうの月齢は「6」ぐらい。上弦の月にあたる。今ごろの上弦

の月は天の川の中で輝いている。きょうは、さそり座のアンタレス

が近くにあって、よい眺めになっている。

 ところで、「上弦」の意味であるが、東の空から月が昇ってくる

時に「弦」の部分を上に向けているからである。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 米が不作 ☆☆☆

 今年は、どうも米が不作になるらしい。東北地方を中心に「いち

じるしく不良」の所が多く、10年ぶりの不作だということだ。

 筆者も10年前のことはよく覚えていて、この時は西日本でも不

作の所が多かったのだ。米の備蓄も少なく、スーパーなどの店頭に

輸入米も並んでいたのだ。

 今年は、不作でもそういうことにはならないようだが、専業農家

にとっては、辛い秋になりそうだ。収穫量が少しでも多くなること

を願ってやまない。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.681 2003.09.04

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第681号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 半月過ぎ・・・ ☆☆☆

 昨日が「上弦」だったので、きょうは半月よりわずかにおなかが

膨らんだ月が見えているということになる。月の明るさもだいぶ増

してきているが、満月に比べるとまだまだ暗い。半月は満月の半分

だから明るさも半分になるのかというと、そうではない。半月の明

るさは満月の10分の1にも満たないのだ。また、満月も明るいと

は言え、昼間の太陽の明るさの47万分の1にしか過ぎないのだ。

だから半月の明るさは昼間の太陽の500万分の1ぐらいになって

しまうのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 9月になると・・・ ☆☆☆

 9月になると、食品などのCMが一気に秋や冬のものに変わる。

シチューやビールなどがその例である。

 ビールは8月から、「秋味」などの商品名で宣伝されている。季

節を先取りして、消費者の関心を引くためであろう。

 みなさんは、「秋」を感じるものを、もう食べたりしましたか?

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.682 2003.09.05

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第682号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 再び火星の話 ☆☆☆

 火星は赤っぽく輝いている。肉眼でもわかるが望遠鏡で見ると赤

いのがよりはっきりしてくる。倍率を70倍ぐらいにすると、ほぼ

満月と同じぐらいの大きさに見え、夕方東の空から昇ってきた満月

のようだ。

 ところで、火星はなぜ赤いのだろうか。惑星は恒星とはちがい、

自分では光ることができない。惑星は太陽の光を反射して光って見

えているのだ。りんごが赤く見えるのと理屈は同じである。火星の

赤さは、土の色のせいなのだ。酸化鉄(つまり鉄さび)を多く含ん

でいるから赤いのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ すじ雲と入道雲 ☆☆☆

 すじ雲は秋の雲、入道雲は夏の雲というイメージが強い。実際に

は、それ以外の季節にも発生してることもあるが、それぞれ、秋と

夏に発生しやすいのも事実である。

 すじ雲は移動性高気圧が通って前線が近づいて来る時によく見ら

れ、入道雲は地表が強く熱せられ強い上昇気流によって発生する。

 この時季は、その2つの雲が同居することがある。こういう空を

「ゆきあいの空」と言うらしい。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.683 2003.09.06

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第683号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星に水があるのか? ☆☆☆

 火星をよく見ると、やや薄暗い所がある。昔は、そこに火星人が

いて、火星人が作った運河だとも言われたものだ。

 その後、探査機が火星に何度か行って、火星の表面を調べられた。

表面にある岩石が一定の方向を向いていたり、水の流れたような跡

が発見された。

 しかし、まだ水があるという確証はないようだ。今、また、探査

機が火星に向かっているので、近いうちに明らかにされるにちがい

ない。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ コスモスの花 ☆☆☆

 私の家から少し山間に入った所に「世羅西」という町がある。こ

こに「つくし農園」があり、ここには500万本ものコスモスが植

えられているということだ。私も行ったことがあるが、ピンクや白、

赤色などのコスモスの花が絨毯のように広がっている。

 コスモスの花は、秋の青空に映えるものである。すじ雲も出てい

ると、より風情を感じる。

 なお、ここの農園では9月いっぱいは、見ごろだということであ

る。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.684 2003.09.07

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第684号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星儀 ☆☆☆

 火星儀を見たことがあるだろうか。地球儀は学校などでよく見か

けるが、火星儀は滅多にお目にかかれない。

 ところで、「渡辺教具」という会社がある。ここでは、火星儀を

作っているが、昨年まではほとんど売れることがなかったというこ

とだが、今年は大変よく売れているらしい。やはり、火星大接近が

功を奏しているのだろう。

 興味がある方は、ホームページに行ってみるとよい。

☆渡辺教具製作所

  http://www02.so-net.ne.jp/~starnet/

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 梨が実る ☆☆☆

 秋は、実りの季節である。とくに、広島県は果物の産地で、この

時季は露地物のブドウがピークを迎える。(ただし、今年は天候不

順のせいで芳しくないが。)

 梨もこれから出荷量が多くなってくる。「世羅」という町は梨の

産地。「幸水」(こうすい)という梨が多く実る。観光農園もあり、

秋空の下で、もぎたての梨を食べるのもいいことだと思う。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.685 2003.09.08

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第685号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星の地図 ☆☆☆

 前号で紹介した火星儀も一種の地図であるが、探査衛星が火星上

空で写真に撮ったのを、コンピュータで処理して、平面の地図にし

たのを見たことがある。オリンパス火山やマリネリス渓谷などが克

明に表わされている。今ごろは立体的にも表わすことができるので

「火星特集」などのテレビ番組で、キャスターや解説者が”火星の

上”を歩いていることがある。

 でも、いずれかは、人類が”本物の火星の上”を歩くことになる

のだろう。いつのことかはわからないが・・・。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 白露 ☆☆☆

 きょうは、二十四節季の一つ、「白露」(はくろ)である。朝、

道ばたを見ると、草にまん丸い露がついていることがよくある。

 9月になって、夜が急速に長くなってきている。夜が長いという

ことは、それだけ冷え込むようになるから、露を結びやすくなるの

だ。露の玉が大きくなると、それだけ冷え込んでいるということだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.686 2003.09.09

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第686号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星に月が接近 ☆☆☆

 月は、満ち欠けを繰り返しながら、空の中を動いている。同じ時

刻に月を見ると、西から東の動いているのに気づくであろう。

 その月が火星の近くにやって来る。満月に近い月のすぐ下に、赤

い火星が見えているはずだ。写真やビデオに撮っておくといいと思

う。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 露の量 ☆☆☆

 サバイバル術を書いた本の中に、砂漠などの乾燥地で水を得るた

めに露を利用するとよいと書いてある。ビニールのふろしきを広げ

真ん中を窪ましておくと、翌朝にはその窪みに水がたまるのだそう

だ。湿気の少ない砂漠だが、気温差が大きいので結露するのだろう。

 日本での露の量を雨量に換算すると、年間では10〜40mmにな

るという。わずかな量のような気もするが、瀬戸内では12月の降

水量にも相当するのだ。(12月の降水量は、広島で35mm、岡山

では26mmぐらいが平年値になっている。)

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.687 2003.09.10

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第687号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 月齢 ☆☆☆

 月は、約29日半かかって満ち欠けを繰り返している。月齢は、

新月からスタートするので、新月は「月齢0」ということになるの

だ。そして、「月齢14から15」ぐらいがちょうど中間になるの

で満月ということになる。

 月齢は、1日で焼く1ずつ増えていく。だから、夕方と翌日の明

け方では0.5ぐらいちがっていることになる。その分だけ、月の

形も変化しているのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 露の多い時 ☆☆☆

 露の量は、日によって異なる。時によっては、露がまったく降り

ていない日もある。また、びっしょりと降りている日もある。

 露が降りていない日は、前日からずっと曇っている時だ。露が降

りる日は夕方から朝にかけてよく晴れている時である。晴れている

と放射冷却によって気温が下がり、露が降りやすくなるのだ。

 空気中には水蒸気が含まれている。水蒸気は気温が高いほどたく

さん含まれている。気温が下がると空気中に含まれる限界量(これ

を「飽和水蒸気量」という)が減って、それより多かった水蒸気が

露として結ぶのだ。だから、露が多い日は、前日は湿気が多くて夜

から朝に欠けて急に冷え込んだ時である。さらに、無風だと量が多

いのだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.688 2003.09.11

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第688号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ またまた火星の話 ☆☆☆

 8月27日の大接近から2週間ぐらいたった。ピークは過ぎたと

は言え、まだ、明るく輝いているだろう。

 ところで、今回の大接近は6万年ぶりとも言われたが、今回に匹

敵する大接近はいつか調べてみた。私がいつも使っている「ステラ

ナビゲータ」という天文ソフトで調べた結果、今から284年後の

ことになるようだ。284年後というと、23世紀である。地球や

そこに住む生き物はどんなになっているのだろう?

 

☆☆☆ 中秋の名月 ☆☆☆

 きょうは、「中秋の名月」である。今年の「名月」は、9月の早

い時季にあるので、まだ、ススキをバックに・・・とはいかないか

もしれないね。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 二百二十日 ☆☆☆

 きょうは、「二百二十日」(にひゃくはつか)である。

 以前の号で、「二百十日」のことについて書いたが、農家では、

「二百二十日」も厄日として恐れている。イネに実が入り、これか

ら大きくなっていくのだが、台風の被害に遭うと台無しになってし

まう。さらに、この頃は秋雨前線の影響を受けやすい。台風が前線

を刺激し、被害を拡大していくことが多い。

 最近の例では、2000年9月8日から17日にかけて台風14

号と前線のため、日本の各地で大きな被害があったと記録されてい

る。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.689 2003.09.12

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第689号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ まだ火星の話 ☆☆☆

 前号で、次回の大接近は今から284年先だと書いた。こんなこ

とが計算でわかってしまうのだから、ほんとうに不思議なことだと

思う。

 私は、専門家ではないので、詳しいことはわからないのだが、惑

星の軌道や公転周期から割り出されるのだろう。日食や月食にして

もそうである。その”計算式”を考えた人、軌道計算をしている人

は、すごいと言うしかない。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 秋刀魚 ☆☆☆

 秋の魚と言ってまず思い浮かべるのは、サンマだろう。漢字では

「秋刀魚」と書く。字のごとく、日本刀のように細長い魚である。

これから、サンマの水揚げが多くなってくる。秋になると身に脂が

のるのでおいしさも格別になってくるのだ。

 そのサンマであるが、8月には1尾が300円ぐらいもしていた。

大衆魚であるサンマもけっこう高かったのだ。これからが旬のサン

マ。少しでも安くなってほしいものだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.690 2003.09.13

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第690号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 人工衛星 ☆☆☆

 人工衛星の種類には、いろいろなものがある。気象衛星や資源探

査衛星、軍事目的で打ち上げられている衛星もあり、地球の表面を

くまなく観察している。

 放送衛星もその1つだ。BS放送やCS放送を日本の各地に送っ

てくれている。これによって、地上波では届かない離島や山間地で

も電波を受信することができるようになったのだ。

 さて、そういう人工衛星であるが、寿命が尽きるといずれは地球

上に落下してくるのだ。地球上空にはたくさんの人工衛星が回って

いる。人の住んでいる所に落ちてくる確率は低いということだが、

あまり気持ちのいいものではない。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 高潮に注意 ☆☆☆

 潮の満ち干は、太陽と月の引力によって、海水面が引っ張られて

おきる現象である。だから、満月や新月の頃に干満の差が大きくな

るのだ。この頃、「大潮」になる。

 大潮になると怖いのが異常潮位である。潮位が高くなって、高く

なった海面から陸地に海水があふれそうになることがあるのだ。加

えて、台風がやって来ると潮位はさらに上がり、波も高くなるので

気象情報には耳を傾けたいものだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.691 2003.09.14

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第691号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 秋の星空に ☆☆☆

 夜空の星も、夏から秋の空にバトンタッチする時季になってきた。

上空には、夏の大三角もまだしっかりと輝いているが、さそり座は

西の空に追いやられ、見えにくくなってきている。

 そのかわりに、やぎ座やみなみのうお座が主役になりつつある。

東から北の空を見ると、はくちょう座の後を追うように、ペガサス

座やカシオペア座が見えてきている。秋は、あまり明るい恒星はな

いが、神話に登場する星座がたくさんある。神話やその星座がどこ

にあるかのを知って眺めると、また楽しいものになると思う。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 日暮れがどんどんと・・・ ☆☆☆

 「秋の日は釣瓶落とし」と言われるが、最近、日の入りの時刻が

急激に早くなってきた。

 仕事帰りに見る空が、日に日に暗くなり、赤い雲から灰色の雲へ

と変わってきた。夕日が沈む頃、空の色は劇的に変化する。ちょう

どよい時間帯に帰るのが難しくなってきた。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.692 2003.09.15

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第692号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 黒曜石の地図 ☆☆☆

 宮澤賢治作「銀河鉄道の夜」の中で、黒曜石でできた地図が出て

くる。「この地図はどこで買ったの。黒曜石でできてるねぇ。」ジ

ョバンニが云いました。「銀河ステーションでもらったんだ。君も

らわなっかの。」「ああ、ぼく銀河ステーションを通ったろうか。

いまぼくたちのいるとこ、ここだろう。」・・・

 黒曜石は、黒いガラスのような感じの石である。古くは、矢じり

や包丁などに使われたようだ。いまは、印鑑や硯、装飾品などに使

われている。

 これに、星空を彫刻したのが、黒曜石の星座盤であるが、それを

作っている工房が北海道にある。

 

☆十勝工芸社 http://www.h2.dion.ne.jp/~isi/index.htm 

に行ってみるとよい。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 9月は暑い? ☆☆☆

 8月が冷夏だったので、9月になって反動がきたようである。前

半は真夏のような天気が続いていたが、少しずつは涼しくなってき

た。昨年は9月と10月は異常な暑さだった。今年は、いったいど

うなるのだろう?

 さて、もう1週間ぐらいで彼岸になる。今年こそ、”秋らしい秋”

になってほしいものだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.693 2003.09.16

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第693号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 遠い月 ☆☆☆

 月は地球の周りをぐるぐると回っている。約38万キロメートル

の距離である。

 しかし、月の公転軌道は円ではない。近い時で36万キロ、遠い

時では40万キロ以上になる。きょうの月は、その遠いほうにあた

る。満月を過ぎたので、余計に小さく感じるかもしれない。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ オーロラ ☆☆☆

 オーロラは、地球の南極や北極付近、または、両極の緯度の高い

所で見られる現象である。北海道などでも見られることがあるよう

だが、毎日と言うわけにはいかない。

 ところで、近いうちにNHKでオーロラが生中継される。それも

地球の南北からの同時中継なのだ。空のカーテンのようなオーロラ

が、目一杯出現してほしいものだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.694 2003.09.17

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第694号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 学校の望遠鏡 ☆☆☆

 小学校の理科室や倉庫に旧い望遠鏡が眠っていることが多い。私

も何校かでそのような望遠鏡を見たことがあるが、たいていが屈折

式で脚は木製である。

 しかし、旧い望遠鏡は意外なほど造りがしっかりとしているのだ。

この前、その望遠鏡で月や火星を見たが、像が鮮明に見えていた。

製造後30年や40年ぐらいではビクともしないのだ。

 今は、学校現場は忙しく、星や月を眺めるような余裕がなくなっ

てきた。望遠鏡も使われるチャンスが減ってきているように思う。

いい望遠鏡は、たまには活用して、クサらせないようにしたいもの

だ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ そろそろヒガンバナが・・・ ☆☆☆

 立秋が近づいて来た。このころから咲き始める花の一つとしてヒ

ガンバナがある。ヒガンバナの別名はマンジュシャゲ。紅いきれい

な花が咲く。

 この花を見ていつも不思議に思うことがある。それは彼岸に合わ

せたように芽が出て来て花を付けることである。冷夏の年でも猛暑

の年でも、そんなに変わらない。

 ヒガンバナもコスモスと同様に秋空に映える花である。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.695 2003.09.18

    Since 2001.09.24     発行者 tatchan2001

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「ほしやそらのこと」の第695号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星とフォーマルハウト ☆☆☆

 秋の星空に輝く1等星と言ったら。みなみのうお座のフォーマル

ハウトである。秋の星空には1等星が1つしかなく、ふだんなら、

いちばん目立っているはずである。

 ところが、今年は火星が接近しているので、主役は火星に奪われ

ているようである。火星の明るさは今でもマイナス2.5等級であ

るが、フォーマルハウトは1.2等級である。この2つの星が、き

ょうも10数度離れた所に見えている。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 台風14号 ☆☆☆

 先週の末、台風14号が東シナ海を通って朝鮮半島に上陸した。

 日本から見ると西側を通過したため、南方の暖かくて湿った空気

もいっしょに連れて来て、7月のような蒸し暑さになった。

 9月の台風と言えば、ふつう強い偏西風の影響で、太平洋沖を通

ることが多い。今年は、9月に入っても太平洋高気圧の勢力が強い

ので台風も夏台風のようなコースをたどったようである。

 この台風でまだ14号。例年では20数個発生しているので、こ

れからも台風がいくつも発生することだろう。

 

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    ほしやそらのこと   VOL.696 2003.09.19

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「ほしやそらのこと」の第696号をお届けします。

 

−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 下弦 ☆☆☆

 きょうはもう「下弦の月」である。下弦の月を見ようと思ったら、

深夜まで起きていなくてはならないのだ。でも、朝起きてすぐ見る

ほうが正解だ。日の出の頃にちょうど南中しているので、見やすい

のだ。

 下弦の月は、左側半分が照らされている。そして、約2週間後に

は上弦になる。半月には変わりないが、上弦と下弦の違いを見比べ

てみるとよい。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 台風が去って ☆☆☆

 台風14号は、韓国に大きな被害をもたらして去って行った。台

風が日本の東に行ってしまうと、急に涼しくなってきた。台風は左

巻きの渦を巻いているので、台風が東に行くと北からの大気を運ん

で来ることになるからであろう。

 やっと涼しくなってきたという感じがするが、一気に秋にはなら

ないようで、これからも暑い日があるものと思われる。

 

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    ほしやそらのこと   VOL.697 2003.09.20

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−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 火星はショボイ?! ☆☆☆

 この夏、火星を望遠鏡で観察した人も多いのではないかと思う。

何しろ、今世紀はこれぐらい大接近した火星を見ることができない

のだから・・・。

 しかし、火星を見ても、土星を見た時ほど感動しないのは私だけ

であろうか。確かに、今ごろの火星は大きく見えるし、表面の模様

もよく見える。だけど、土星のように輪がないので、イマイチ感動

しないのだ。もっと大きい望遠鏡だったらいいのだろうが・・・。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 彼岸の入り ☆☆☆

 きょうは、彼岸の入りである。彼岸とは、秋分の日(または、春

分の日)を中心とする1週間のことである。その、始まりの日のこ

とを、「彼岸の入り」と言うのだ。

 「彼岸」という言葉を聞くと、やはり、その季節が本格的にやっ

て来たと感じる。実際には、暦の通りに行くことは少ないが、言葉

だけでも「秋」を感じたいものだ。

 

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    ほしやそらのこと   VOL.698 2003.09.21

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−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ 月とふたご座 ☆☆☆

 月は、約29.5日をかけて満ち欠け繰り返していると同時に、

黄道付近にある星座の中を移動している。だから、星占いに出て来

る12星座(黄道十二宮)の中にいることが多い。

 今朝は、ふたご座の近くにいる。ふたご座には、ポルックスとカ

ストルという兄弟星が輝いている。きょうは、三日月をひっくり返

したような月が、すぐ近くにある。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 滝雲 ☆☆☆

 山に行くと、山の尾根を堰のようにして、雲が流れているのを見

かけることがある。尾根の前では強い上昇気流が起こり雲が発生す

る。そして、尾根を超えると下降気流に変わり、雲は消滅していく。

 とくに、下降していく時に滝のように見えるので、このような雲

のことを「滝雲」と呼んでいる。この滝雲が現れた時には天気が悪

くなることが多いようだ。

 

 

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    ほしやそらのこと   VOL.699 2003.09.22

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−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ すばる ☆☆☆

 私は、「すばる」が好きである。おうし座にある散開星団「プレ

アデス」のこと、また「M45」とも呼ばれる星団である。

 日本名は「すばる」(昴)で、谷村新司の歌で一躍有名になった

のだ。また、自動車の名前にも使われている。

 今だったら、かなり遅い時刻にならないと見えて来ないが、数匹

のホタルが寄り添って飛んでいるように見える姿が印象的である。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ くらげ雲 ☆☆☆

 高山が近くにあると、そこで気流が大きく変化する。くらげ雲は

そのような時に見られる雲である。山があると気流は上下に揺れな

がら流れていく。その揺れに合わせるようにこの雲は発生するのだ。

 くらげ雲は、ふわふわと現れては消え、消えてはまた現れる。空

の大気の微妙な動きを、この雲から感じ取ることができるのだ。

 

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    ほしやそらのこと   VOL.700 2003.09.23

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−−−−− ほしのこと −−−−−

☆☆☆ はくちょう座が南中 ☆☆☆

 夜空の星は、夏の星座から秋の星座にバトンタッチしつつある。

午後8時ごろは、まだ夏の星座が主役であるが、夜が更けて11時

ごろに見ると、秋の星座に覆われている。

 話をもとに戻そう。ごご8時ごろに空の真上を見てみよう。「北

十字」とも呼ばれる、はくちょう座が見えているはずだ。くちばし

の方を西の空に向けて羽ばたいている。

 はくちょう座は、西に向かって飛んでいくのだ。

 

−−−−− そらのこと −−−−−

☆☆☆ 秋分 ☆☆☆

 きょうは、「秋分」(しゅうぶん)である。正確に言うと、きょ

うの19時46分46秒に地球が秋分点を通過し、春分からみると

180度回転したことになる。

 秋分の日には、太陽が真東の空から昇って来、真西の空に沈んで

いく。この日を境に太陽は南半球に回るのだ。秋分を過ぎると季節

も一気に進んでいくように思われる。

 

☆☆☆☆☆ おかげさまで創刊700号年です ☆☆☆☆☆

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