
牧師室の二窓 Pastor's note
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鐘ヶ江牧師の宣教生活は44年に亘るというから、26歳の時から宣教の旅が始まった。彼の神学校時代は古い鷺ノ宮時代と新しい三鷹時代に亘り、全共闘世代のまっただなかである。その時代の特有の空気がある。聖書的表現をすれば、義を求める、真理を求める求道的体質がある。目標が遠大なるがゆえにその悩みも深刻であったことであろう。師の言によれば60歳をこえてようやく中心を会得し、自由にされたと言われている。るうてる紙上で引退する牧師たちの説教の中に名言がちりばめられている。それぞれに噛み締めながら読むに値する、長年の求道の結実を感じさせる。鐘ヶ江牧師は「内面の太陽」について語っておられる。まさに宣教の中心を射抜いた言葉である。鐘ヶ江兄を牧師として召し出し、44年の長きにわたって導き、多くの貢献をさせてくださった神様に感謝。そして、それらの一片を共有できた私たちについて、共に喜ぼう。
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