
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「 永遠の救い」
*≪第一日課≫イザヤ25:6-9(旧1098)*≪今日の聖句≫ イザヤ 25:8-9
主なる神は死を永久に滅ぼしてくださる。すべての顔から涙をぬぐい/御自分の民の恥を地上からぬぐい去ってくださる。
*全聖徒主日週のテーマは「人間の最終的な救い」である。もちろんその勝利は人間が自分で獲得するものではない。人はどうしても自分で自分のことを解決しなければならないとの強迫観念に支配されているので、もっと大きな視野で、全てが恩恵で与えられる「救い」の出来事は思い浮かべることさえ難しい。だが実相は救いは神からの恵みの賜りもの以外の何ものでもありえない。神が人間のために獲得してくださったものである。
*そして、「最終的な救い」は死の滅ぼしによって達成されることである。今日のテキストで「主なる神は死を永久に滅ぼしてくださる」とあるとおりである。パウロはこれにならって、「最後の敵である死」と表現した。黙示録21章「新しい天と新しい地」では今日のイザヤのテキストを用いて驚くべき最終的勝利が宣言されている。「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない」と。
*黙示録21章の「死の滅ぼし」は黙示録18章の「バビロンの滅亡」による悪魔の絶滅の結果である。ルターは「罪と死と悪魔」を悪の三位一体として一気に語っている。それらは一体である。どの一つが残っていても悪は存続し、人間の最終的救いは達成されない。人類と教会の歴史の最終目標は悪魔の滅亡を通しての死の滅ぼしによって達成される神の御業である。その際、人間はそれを紅海渡海の奇跡を見るように心を尽くして真実に見詰めることだけである。その信仰さえあればよい。それは神が悪魔に勝利する歴史への確信である。 |
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