「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2015年10月09日
「子供の祝福」

*≪福音書日課≫マルコ10:2-16(71)*≪今日の聖句≫ マルコ10:15 

子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。

*神は子供のような心を祝福される。わたしはこれを自由の秘義として受け止める。子供とは誰彼の子供のことではなく、あなた自身のことである。われわれ自身が子供のようにならなければ、神の国に入ることは、決して、出来ない。

*子供は心配しない存在である。委ねることさえしないで、実際委ねきっている。そのために心配から解放されている。神と見えないへその緒でつながっているから心配ないのだ。限りなく大きな神の心と一つになることを人は大人になってからは自覚的に結びつかねばならない。成長のために神が与えてくださっている挑戦!

*現実の大人の世界は重箱の隅をつつくような規律づくめで、屁理屈ばかりの窮屈な世界、要するに罪の世界である。ファリサイ人の律法の歪んだ用法に直面したイエスはそのような大人の世界に辟易されたにちがいない。どうして今の時代に我慢できようかと。もっと自由であれ。その時、あなたはもっと貢献できる。神があなたと共におられるではないか、信仰を持て、と。

*先週の出来事だが、SEALsの奥田愛基くんに殺害予告が大学に郵送されてきた。お前とお前の家族を殺す、と。奥田くんは淡々とそれを明らかにした。父親の牧師である奥田知志師も、「わたしは黙らない」と発言されたと伝えられている。二人して自由である。黙れと恫喝をする者は闇の中に紛れ、光のもとに来ることはできない。パウロも言っている。あなたがたは考えの上では大人となれ、しかし、心は子どもであれ、と。師イエス・キリストも「鳩のように従順で蛇のように賢くあれ」と二律背反的に語られるが、両方合わせてルターの言う「キリスト者の自由」が成立する。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
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