
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「幼子、乳飲み子の口によって」
* ≪賛美頌≫詩8(旧840)*≪今日の聖句≫詩8:2-3a
主よ、わたしたちの主よ/あなたの御名は、いかに力強く/全地に満ちていることでしょう。天に輝くあなたの威光をたたえます、幼子、乳飲み子の口によって。
*先週一週間、わたしは『ルター』の翻訳作業のため、ベネディクト修道会の「隠修修道士」(すなわち独りで修道生活をする人々)ミリアムさんがご自身の手で建てられた独り黙想のための山荘「和庵」で過ごした。その山荘はわたしの家から20分ほどのところだが、山の上は見渡す限り、山々と森林に囲まれ、あとはただ天に開けた雄大な景色である。良い天気に恵まれた最初の4日間、朝日の昇り来るのをじっと待ちながらその瞬間に感動して過ごし、最後の1日は一日中、時に激しく降る雨の景色は天からの大いなるシャワーがいかに壮大であり、大地を潤しているかを実感させた。天からの雨は無駄に帰らないと、みことばの力を雨の力に比較してイザヤは歌っているが、そのリアリティが理解される。そこはまさに「天に輝くあなたの威光をたたえます」にふさわしい場であった。
*古来、天を見上げるほどに大自然に接する時人は神を尋ね神を知る者とされた。大自然との接触を絶った現代人は神との交わりとも断絶した。その結果、現代の数限りない病:肉体の病、精神の病、考え方の病:が噴き出してきた。それが現代病であるとの確信がますます深められる。天に輝く神の威光を幼子のようになって仰ぐことを回復しよう。
*その威光を称えることができる魂こそ、神の創造された魂、神のめでる魂、神の祝福する魂であるところの「幼子・乳飲み子」である。そのような魂、純粋無垢な魂を取り戻すために、イエス・キリストは神の懐から遣わされひとり子として十字架にかかられた。キリストの十字架の贖いによって買い戻された「幼子のような信頼」の回復である。キリストご自身、神のひとり子としてあの闇の瞬間にも幼子であったがゆえの苦悶を経験され、永遠に神の幼子・乳飲み子として天の威光を讃えられた。 |
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◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。
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