「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2015年09月22日
「信頼の眼差し」

* ≪賛美頌≫詩54(旧887)*≪今日の聖句≫詩54:9
 主は苦難から常に救い出してくださいます。わたしの目が敵を支配しますように。

*「主は苦難から常に救い出してくださいます。」とダビデの口が語る。ダビデは「異邦人」の暴虐によって命が狙われている。「異邦人」とは「自分の前に神を置こうとしない者」とダビデは言う。この命題はわたしたちを普遍的な問いへと導く。自分の前に神を置こうとしない者は誰でも、暗に自分を神としようと欲する者ではないか? そしてそのような者は暴虐に振る舞うのではないか?

*現代はナルシズムの時代だと言われる。ナルシズムとは自分が鏡に写った自分にホレ込む自己愛である。自分しかないなら、自分が神となる。神に逆らう世代は、利己的な自己愛の世界を出現させ、「今だけカネだけ自分だけ」の神々が浮遊する「異邦人」の世界となる。

*混沌の今の時代こそ、「異邦人」から「神の子」への帰還の好機が到来した。ダビデは言う、「主は苦難から常に救い出してくださいます。わたしの目が敵を支配しますように」と。人が苦難から救われるためには、信頼の心が回復されなければならない。「わたしの目が敵を支配しますように」の願いの中にその思いが凝集されていると思う。その目は「信頼の眼差し」である。その眼差しは「敵」をも巻き込むことができる。助け主である神への信頼から、すべての信頼の雰囲気が発出する。「目は口ほどにモノを言う」! 神を信頼する目は「敵」を支配する力を発揮する。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
≪第二日課≫、金曜日:≪福音書日課≫、
日曜日:≪主日説教≫(三原教会・福山教会ホームページhttp://www.mcat.ne.jp/~
miharach/ & フェイスブック「谷川卓三)でお伝えしています。

★日刊「メールマガジン版」(tanigawaster@gmail.comまでお申込みください)、フェ
イスブック(谷川卓三)、「ホームページ」(「三原教会or福山教会」)/フェイスブッ
ク(谷川卓三)で毎日更新されています。

★印刷版の「郵送サービス」(無料)で受け付けています。宛先をご連絡ください。

戻る
前へ
次へ