「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2015年09月24日
「知恵と分別」

*≪第二日課≫ヤコブ3:13-4:3,7-8a(新424)*≪今日の聖句≫ヤコブ3:13 
あなたがたの中で、知恵があり分別があるのはだれか。その人は、知恵にふさわしい柔和な行いを、立派な生き方によって示しなさい。

*今週の「主日の祈り」:「わたしたちの師であり導き手である神さま、あなたはわたしたちを導き、ご自身へと引き寄せ、愛する子としてくださいます。ねたみと利己心をみな捨てて、御子のしもべとしてあなたの知恵と分別の道を進ませてください。」は今日の第二日課:ヤコブ3:13-18から取られたと思われます。そこには、「あなたがたの中で、『知恵』があり『分別』があるのはだれか。その人は、知恵にふさわしい柔和な行いを、立派な生き方によって示しなさい。」「しかし、あなたがたは、内心『ねたみ深く利己的』であるなら」とあるからです。

*ヤコブが対照させているように、「知恵と分別」と「ねたみと利己心」は「地上のもの、この世のもの、悪魔から出たもの」と「上から出た知恵」という2つの相異なるものです。地上の知恵は「ねたみや利己心」により「混乱やあらゆる悪い行い」をもたらします。上からの知恵は「何よりもまず、純真で、更に、温和で、優しく、従順なものです。憐れみと良い実に満ちています。偏見はなく、偽善的でもありません。義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです。」まるで今の日本のありさまにピッタリと対応しています。安倍政治のやっていることは地上のものであり、SEALsは「なによりもまず純真」です。もちろん、天からの知恵が勝利することは確かです。

*平和学:紛争解決学という学を始められ、積極的平和主義を唱導されているヨハン・ガルトゥング博士が、争いは大小を問わず同じ構造を持ち、今日の日課でいるところの「ねたみと利己心」の問題をどう解決してゆくかにおいて「上からの知恵」を駆使しているようにわたしには思われます。相対的価値観の不毛な対立に終止符を打つ方法について『平和手段による紛争の転換』という小冊子に述べておられます。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
≪第二日課≫、金曜日:≪福音書日課≫、
日曜日:≪主日説教≫(三原教会・福山教会ホームページhttp://www.mcat.ne.jp/~
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