
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「神の掟 対 人間の言い伝え」
:≪福音書日課≫マルコ7:1-8,14-15,21-23(74)*≪今日の聖句≫ マルコ7:8
「あなたたちは神の掟を捨てて、人間の言い伝えを固く守っている。」
*イエスにとって「神の掟を捨てて、人間の言い伝えを固く守る」人間の頑なさこそ諸悪の根源でした。社会の常識への偏執性から自由にならない限り、人間を救う手立てがないことを知っておられたのです。
*人間の言い伝えへの固着パラノイアは社会のあらゆる領域に及んでいます。それはもう、執着です。世界規模で学問的政治的経済的定説への無意識的信用を善と思い込んでいます。それはこの世への「信仰」といってよいほどです。たとえばマスコミの伝えることを真実として鵜呑みにする傾向。その「信仰」を前にしては、神のことばはいかにもこの世離れしたものと感じられます。それが常識(言い伝え)に真っ向から対立するからです。
*しかし常識のウソが今日、あらゆる分野で暴露されています。物理学の分野では古典物理学と量子物理学は根本的に違う見解を持っています。古典物理学の常識では理解できない量子の世界はわたしたちを真理の新たな段階へと導いてくれます。そのように、真理は常識とは異なります。それに類比して、救いの真理も常識とは異なり、真逆です。「それでは、人の子がもといた所に上るのを見るならば……」と、ヨハネ6:62にあります。救いは内からは出てこない。「上から」来る、と今日のテキストでイエス・キリストは言われています。
*人間の言い伝えを絶対視する限り、神のことばはその人に入ってくることはありません。それらすべての社会的「信仰」は社会的産物でしかなく、人間を救う力を持つことはできません。だからこそ、イエス・キリストは「神のことばと人間の言い伝え」を対照させ、「あれかこれか」のいのちの選択を迫られます:救いにとって上よりの神のことばの重要性の認識のゆえに。 |
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