「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2015年09月03日
「神からの良い贈り物」

:≪第二日課≫ヤコブ1:17-27(421)*≪今日の聖句≫ヤコブ1:17 

 良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです。

*「良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです。」:ヤコブのこの言葉は太陽からの光を実際に凝視するときに、その真実性が明らかになる。実に「良い贈り物」である。それは根源者からもたらされる恵みの贈り物である。日の出の太陽の光を毎日見つめていると、その圧倒的な恵みに心が満たされる。ぜひ一度、30分ほどじっと日の出45分以内に太陽をみつめて(それ以後では紫外線が強くなり、目に悪くなる)そのことを経験してご覧ください。世界にあるすべての存在はこの光から発していることを実感できると素晴らしいと思います。

*「光の源である御父」:古代教父たちは三位一体を説くために光の源と光線と照らされた光は一つであることと類比させて父と聖霊と御子の一体性を説明した。今日では、その説明はさらに精妙になるであろう。物理的に、光源とそこから放たれる波動としての光線とそれによって照り輝く惑星地球はひとつの光宇宙の全体として捉える理論があるからである。

*その宇宙的光の源としての御父なる神のことが今日の聖句から想起される。光は万物の根源であるが、さの意味は物理世界における意味にも、さらにそれを超えて、被造万物の根源としての光である御父として、宇宙の根源が魂である全能者であることの表明として捉えることができる。ニケヤ信条では「光の光」として神の御子のことを言っているが、逆方向に向かえばそれは根源者としての光としての万物の父なる神に至る。かくして、古代教会の信仰告白とポストモダンの信仰告白がひとつに結ばれ、時空を超えた一体としての宇宙理解がさらに進化する時が到来している。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
≪第二日課≫、金曜日:≪福音書日課≫、
日曜日:≪主日説教≫(三原教会・福山教会ホームページhttp://www.mcat.ne.jp/~
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