「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2015年06月16日
「レバノン杉」

:≪第一日課≫エゼキエル17:22-24(1320)*≪今日の聖句≫エゼキエル 17:23 

イスラエルの高い山にそれを移し植えると、それは枝を伸ばし実をつけ、うっそうとしたレバノン杉となり、あらゆる鳥がそのもとに宿り、翼のあるものはすべてその枝の陰に住むようになる。

@預言者エゼキエルは視覚的な幻を見る賜ものを与えられた預言者であった。このたびはそれが「レバノン杉」である。それは命の木の象徴であった。「うっそうとしたレバノン杉となり、あらゆる鳥がそのもとに宿り、翼のあるものはすべてその枝の陰に住むようになる。」当時の世界中に名高いレバノン杉は地の人々の誇りであった。残念ながら、今日、それは濫伐によってほとんどなくなってしまっている。

@その「命の木」を育む土地は「イスラエルの高い山」だという。レバノン杉の若枝をその地に移植する。するとどんどんと成長して、命の恵みを大きく分け与える大樹となる。その「高い山」とはヘルモン山のことであろうか。山岳地帯のレバノン杉は見事であったにちがいない。だが「高い山」はそれだけでなく、それを超えて、エゼキエルの心の目に映るその山は、エルサレム神殿であったにちがいない。そこからあらゆる恵みの水が流れ出る泉が湧き出て、世界を潤し、その下に大小あらゆる命が育まれる。

@神の言の偉大さを、命を育む源泉として視覚的に捉える視点をエゼキエルとともに学びたい。神の命の言は、目に見えるレバノン杉を超えて、目に見えない命の頂点として、神の形に似せて造られた人間を養い育て、多くの実を実らせる。その同じ神の言の力が、御心にかなわない人間を倒しもする絶大な力を持つことをエゼキエルは、幻と同時に目に見えない神秘として洞察した。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
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