
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「快楽とは何か?」
: ≪賛美頌≫詩92:2-5,13-16(931)*≪今日の聖句≫詩 92:2
いかに楽しいことでしょう/主に感謝をささげることは!
@「いかに楽しいことでしょう」と詩人は感嘆する。この時の喜びのために人間の生は生きがいがあるのであろう。人間として生まれてこれ以上に幸いな心地はない。人間は喜び楽しむために生を受けた存在であるということである。
@フロイトも快楽原理を言った。それがどのような快楽であっても、楽しいことを欲するのが人間である。しかしその快楽が他人の犠牲の上に成る快楽であれば問題だ。快楽を求めて人は争いあうことになる。だから、古代ギリシャ哲学にエピクロス派、すなわち快楽派と呼ばれる派は快楽のために他者に煩わされることを避け、徹底して禁欲的な喜びに向かった。それはたしかに人間の魂にふさわしいことであろう。
@ひるがえって、詩編92篇で詩人は、何をもって快楽としたのかを見てみよう。それをひとくくりにすれば、「主に対する感謝と賛美」である。その詳細の第一は、「朝ごとに、あなたの慈しみを/夜ごとにあなたのまことを述べ伝えること」。神のことを思って心熱くされた心を人々と分かち合う日々を過ごすこと。
@第二に、楽しい音楽をもって「御業を喜び祝わうこと」。世界における神の御業を喜び祝うことが人間としての快楽だ、と言っている。神の御業はなんと素晴らしく、偉大であろうか。自然の森羅万象の造形、それらはワンダーである。それに感謝し賛美を捧げ、人々とともに分かち合うことが快楽だとする人間は、人生に対する喜びに溢れている。あなたはどのような快楽を望むのだろうか? |
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