
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「一人の羊飼い、一つの群れ」
:≪福音書日課≫ヨハネ10:11-18(新186)*≪今日の聖句≫ヨハネ10:16
わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。
・「わたしの声を聞き分ける」羊が世界中にいる、と主は言われる。神の御心を愛する人々、天の声を聞こうとする人々である。その人々のために主は命を献げる。
・先日因島のペンション「白滝山荘」の82歳の女主人は、夕食後、母がよい話し合いの時を得たと翌朝私に語ってくれた。その人は、バプテスト教会の宣教師ファーナム牧師のかつての館が崩れかけていたのを買い取り、ペンションにしたのだが、因島という小さな島ながら学生時代に影響を受け、師事した岡野牧師の言葉、「無我献身」をモットーに、この歳になっても生き生きと証しの生涯を送っておられることとお見受けした。この人も、羊飼いの言葉を聞き分けた「この囲いにいないほかの羊」である。
・主イエスが私たちのために命を捧げられたので、それを聞き、それに倣って、他者のために命をささげることを当然とする。そのような、意気に感じる人々が、世界中に主の羊として存在する。その羊を探し求めて、地の果てまで出かけて行き、喜びの一致の群れとなすことが教会に託された永遠の課題である。
・世界は多様でどこまでも分裂しているかに見えても、根底のところで、主の御心にかなって繋がっている。その確信の基に希望をいだいて、一致のために尽力することが、主イエスの体である教会の課題である。それによって世界が最終的・終末的に、「一人の羊飼い、ひとつの群れ」となる。多様性の中ですべてを一つに統合する神の世界として完成する。 |
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◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。
月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
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