
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「平和な眠り」
: ≪賛美頌≫詩編4(旧836)*≪今日の聖句≫詩編4(旧836)4:9
平和のうちに身を横たえ、わたしは眠ります。
・4:5 「横たわるときも自らの心と語り/そして沈黙に入れ」から、4:9 「平和のうちに身を横たえ、わたしは眠ります」への移行において、詩篇家は眠りの時を平和に迎えるすべを伝えている。人間の生における睡眠の課題は大きい。眠りの時間をいかに「平和」に過ごすかは人間の平和を確立する上で大きな意義ある課題である。
・詩篇家は「おののいて罪を離れよ。横たわるときも自らの心と語り/そして沈黙に入れ」 との勧めをなしている。それと似た勧めをイグナチオ・ロヨラは『霊操』の中で一日の最後の祈りを「一日の業の糾明」と位置づけることによって為している。寝る前の祈りにおいて一日の清算をなす。エフェソ4:26には「怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで怒ったままでいてはいけません」とある。その日に犯した罪をその日に解決しておくことはどうして可能か?
・罪に対する「日毎の」清算:トラブルは時機を逸すると解決しにくくなる。積年のこわばった関係を解きほぐすのは難しい。罪とは、ある問題の根元が神との関係の和解のない状態にあることの表現である。人間の罪のことを考えれば、一日でそれを清算できるはずもないと思うかもしれないが、日毎に神の前に清算することはむしろ想像以上に楽なことではないか?! 和解というと自分自身に対して・他者に対して・神に対して、と深刻に身構えるが、それとはまた別に実践的位相において、日々の神の前での清算は人の心を軽くする。自分の罪も他者の罪もすべて、終わりの主である神にゆだね、問題は問題としてそれを中断して一日を平和のうちに終えようとする意志!神とは私たちのすべての重荷をお委ねできるお方。
・平和な眠りは平和な朝を約束する。リセットされた終わりは新しい始まりを可能と為す。平和な朝も、自分にこだわらない、主に対する委ねから始まる。 |
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