「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2015年03月16日
「無知からの解放」

: ≪賛美頌≫詩編107:1-3&17-22(旧947)*≪今日の聖句≫詩 107:17 
「107:17 彼らは、無知であり、背きと罪の道のために/屈従する身になった。」

 その無知とはどんな無知であろうか?神を知らない無知である。その結果はいかに悲惨なことか。「背きと罪の道に屈従する身になった」とあるとおりである。「屈従する身」。奴隷状態である。体にも心にもそれは現われる。心は支配者への恐れ、世間への恐れに囚われ、その結果は身体の不調となって表れる。それらはみな、「無知」から:神を主、全能の解放者として知らない無知から来ている。その無知に付け込んで、世は甘言をもって誘惑してくる。その罠にはまると、依存症が待っている。人間とは奴隷である。一生苦しめられる依存症の奴隷である。つまり、それは罪の奴隷だ。

「107:18 どの食べ物も彼らの喉には忌むべきもので/彼らは死の門に近づいた。」食べ物への依存症。食道楽。しかし食べても食べても満足できない。そして肥満や糖尿で死にそうになってしまう。食べることが心からの喜びでなくなっている。それは食べ物(「腹」)が神様になっているからである。神を見失った結果、食べ物が神様になってしまったのだ。「死の門が近づいている」。

「107:19 苦難の中から主に助けを求めて叫ぶと/主は彼らの苦しみに救いを与えられた。」人は苦境に立って初めて、主を呼び求め始める。苦難は人間に神を求めさせる効能を持っている。それが人類における苦難の効用である。「主は救いを与えられた。」まことの主に立ち返る時、人間は生きるに値する生を生きることができるように立ち返ることができる。

「107:20 主は御言葉を遣わして彼らを癒し/破滅から彼らを救い出された。」主は「彼らを破滅から救い出された」。「破滅から」。人間の破滅の瀬戸際で破滅から救い出されるのである。それを為したのは、「主のみ言葉」である。「主のみ言葉」のみが真の正しい知識を与え、「無知」から解放してくださる。そのような「主の言葉」が実に存在する。これが福音である。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
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