「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2015年03月02日
「健やかな命」

 ≪賛美頌≫詩編22:23-31(旧853)*≪今日の聖句≫詩22:27 
貧しい人は食べて満ち足り/主を尋ね求める人は主を賛美します。
いつまでも健やかな命が与えられますように。

・断食は「貧しい人が食べて満ち足りる」ように助けることにもつながっていることを意識しよう、と『修道院の断食』の著者は言っている。断食の心は社会の不平等(格差)を解消する方向を指さしている。

・その精神があってこそ、「 わたしは兄弟たちに御名を語り伝え/集会の中であなたを賛美します。」を心から発することが出来る。この世の思いをはるかに超えた聖なる「神の御名」を賛美し、喜んで宣べ伝えることは、「貧しい人が食べて満ち足りる」ためである。

・「主を尋ね求める人は主を賛美します。」神の前に人間にとって何が重要な事か?それは「主を尋ね求める」ことであり、その結果として、「主を賛美する」ことができるようになる。それを生涯の課題とするとき、この世のことは二義的となり、捨て去ることが何より助けとなる。断食は「食べる」という、この世のことを「捨てる」ことによって、この世の矛盾を解消し、人間にとって一番大事なことへと心が向けられる。ひたすら「主を賛美する」ためには心に矛盾がないことが必要。

・「いつまでも健やかな命が与えられますように。」「健やかな命」を求めている人間がそれとは矛盾したことをたくさんやっている。その矛盾に気づかされるのが断食の効用の一つである。そうして、人は「健やかな命」が一番大切なことを知り、それを一番とする確かな選択が可能となる。人間は「健やかな命」を本当に欲しているのだろうか。それとも、時代にあわせることを第一としているのではないか。その間の矛盾を解消しなければならないが、そのために断食はとても有用である。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

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