「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2015年02月24日
「ノア契約」

:≪第一日課≫創世記9:8-17(旧11)≪今日の聖句≫ ≫創世記 9:11 
わたしがあなたたちと契約を立てたならば、二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく、洪水が起こって地を滅ぼすことも決してない。

・契約はノアとの契約にかぎらず、人類と神との関係モデルである。今契約を結ぶのは生き残ったノアの家族とだけであるが、それは全人類との約束となる。だから、神に従順な民の祈りを主は聞き入れて下さり、世界の進化のために用いてくださる。祈りの力について知らない無知な人々は、祈っただけでは・・・と云うが、神に従順な民の心からの願いを少数でも顧みてくださる。人類の進化にとって重要なのは、量ではなく、質である。

・ノアとの契約は人類最初の契約であった。それは、自然全体を包摂する約束であった。最初に自然全体との関係において基本的信頼が樹立される。自然の主も人間の主も、共に、天地万物の恵みの主である。自然も人間も、「肉なるもの」であり「地なるもの」。もろさを抱えた存在であり、天の守りにおいてのみ確かにされている存在である。主なる神の恵みと憐れみなしには一時も存在し得ない。

・逆に、守りが神の約束としてあるからこそ、信頼をもってその約束に委ねる心が与えられる。「空の鳥を見よ、蒔くことも刈ることもないのに、天の父は養っていてくださる」と主が言われた時、人間と自然全体を守護する天地万物の主なる神に対するこの信頼の上に立っておられた。

・だが今や人類は、再び愚かにも神から離れた人間存在を誇り、自分たちのために他を顧みない搾取をしつくして自然を顧みなくなった。今、神が自然を包含した契約を結ばれたことの重要性を厳しく認識しなければならない時を迎えている。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
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