
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「天使の昇り降り」
*≪今日の聖句≫ヨハネ1:51
「はっきり言っておく。天が開け、神の天使たちが人の子の上に昇り降りするのを、あなたがたは見ることになる。」
・奇跡を見たいとの人間の欲求は御心に叶った欲求ではないが、とかく宗教はそのような人間の下衆な欲求を利用している。そのような宗教は人間のニーズに従うだけの宗教である。そんな妄想を退けて、「もっと偉大なことをあなたは見ることになる」と、主は言われる。「はっきり言っておく。天が開け、神の天使たちが人の子の上に昇り降りするのを、あなたがたは見ることになる」と。
・天との交流こそが人間を神の子とする。神の子として人間は天との交流なしにはあり得ない。だが、それを見失った人間にとっては限りなく奇異なことに見える。それよりも目に見える事を願う。目に見えることしか信じられない。だが聖書は言う。そこに留まる限り、いつまでも人は神の民となりえないのだと。
・「昔」ヤコブのはしごという逸話があり、天から降りてきたはしごを天使が昇り降りしている姿が見えた時、逃亡生活中のヤコブは苦難の中で神の祝福を見出した。「昔からの言い伝え」は今や私たちの現実となり、私たちの人生をも祝福の旅であることを悟らせてくれる天使の昇り降りである。
・天使として擬人化されていることは親しさを感じさせる。天使の昇り降りは「ベラハー」の言い換えである。ベラハーは天から地へ、逆に地から天へと昇り降りする。日本語に訳せば、前者は「祝福」であり、後者は「感謝」である。
・まず、降る天使が圧倒的な恵みの祝福を携えて降る。それに呼応して昇る天使が「賛美と感謝」を携えて昇る。これらのアリの行列のような様が人が生きている限り絶えることなく続くのが見えるようになる。イエスがご自身の内に表し、私たちにも共同経験させる救いの現実である。
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