
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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≪今日の聖句≫詩62:9
「民よ、どのような時にも神に信頼し
/御前に心を注ぎ出せ。神はわたしたちの避けどころ。」
「御前に心を注ぎ出せ」
・「御前に心を注ぎ出せ」。何と信頼に満ちた言葉であろうか。人は他者に対して、神以外にそのような信頼を寄せることの出来る相手を持っていない。たしかに人は他者を信頼して幸いなる人生をこの世で送りたいと切望している。だが、それはすぐに裏切られる。仲間を信頼し、仲間に恵まれた人生を謳歌する人々のことを聞くが、それは本当に本当なのか。裏切られたことはないのだろうか。いわゆる社交的な人間にも色々なタイプがある。自分の気の合う人々とのつながりを大切にするタイプ。誰とでも八方美人的につながるタイプ。それでもなお、人間に対する信頼は限定的である。本当に心を割って信頼し合える関係を人間関係において見いだせるのは世界広しといえども皆無である。
・そのような人間界の関係について、詩篇家は、「62:10 人の子らは空しいもの。人の子らは欺くもの。共に秤にかけても、息よりも軽い。」と言い、それを解消するためになす人間の努力に対して、「暴力に依存するな。搾取を空しく誇るな」と戒める。人間関係がままならないとつい暴力的になる誘惑を戒めている。そこで詩篇家が勧めるのが、「御前に心を注ぎ出せ」である。他者との根源的交わりを不可欠に必要としている人間のニーズを満たすのは、天地万物の造り主、私の造り主である神に対してのみである。神のみが私に何の見返りもなしに、ただ恵みのみによって私を愛してくださる。その方のみが、私が心から信頼を寄せて、心を注ぎ出すことができる方である。 |
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◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。
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