
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
|
「逃れてもなお恵みの内に」
*≪今日の聖句≫詩139:9-10
「曙の翼を駆って海のかなたに行き着こうとも、
あなたはそこにもいまし、御手をもってわたしを導き、
右の御手をもってわたしをとらえてくださる。 」
・逃れることは子供がおとなになる時に経験することである。すなわち反抗期である。ここまで逃れれば、親は見つけることが出来まい。さあ、自由になったぞ、と。神の前の人間の所作は神からの独立・自立の旅であり、それ故、人類史の必然であった。ボンヘッファーはそれを「成人化した世界」と名づけた。理性の発達とともに成人化は不可避・必然であった。それを押しとどめようとして教会が取った態度は親の保護の下に子供を置こうとする親に似ていた。だがその結果、信者を子供扱いにしてスポイルしてしまった。その反省のもとに教会は神の本当の心を知らなければならない。
・「曙の翼を駆って海のかなたに行き着こうとも あなたはそこにもいまし/御手をもってわたしを導き/右の御手をもってわたしをとらえてくださる。 」人間の自立を主は嘉される。だが人が何処にいようとも神から逃れることは出来ないし、その必要もない。主はそこにおいて人間と共にあり、人間を導き、人間を恵みと祝福をもって捉えてくださる。逃れてもなお恵みの内に。
・今は成人式の季節であるが、人類も共同意識として成人式を迎えなければならない。何処にいようとも「主が共に!」を恵みとして受け取ることのできることによって主の前に大人となれ。「あなたをもっとよく知り、心から愛し、親しく従い、日毎にあなたを賛美することができますように」と祈りつつ、光のうちに歩もう。 |
|
|
◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。
月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
≪第二日課≫、金曜日:≪福音書日課≫、
日曜日:≪主日説教≫(三原教会・福山教会ホームページhttp://www.mcat.ne.jp/~
miharach/ & フェイスブック「谷川卓三)でお伝えしています。
★日刊「メールマガジン版」(tanigawaster@gmail.comまでお申込みください)、フェ
イスブック(谷川卓三)、「ホームページ」(「三原教会or福山教会」)/フェイスブッ
ク(谷川卓三)で毎日更新されています。
★印刷版の「郵送サービス」(無料)で受け付けています。宛先をご連絡ください。

|