
牧師室の二窓 Pastor's note
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11月7日、私の前任地の会員で、九州学院中学で英語科の教師として生涯奉職された谷口恭教(やすのり)兄が81歳の生涯を終え、天に帰られたとの知らせを受けた。恭教兄は教会の長老として重きをなした方であり、大江教会の宝のような方であった。下半身に障害を持っておられ、私が出会ったころにはすでに車椅子であったが、その無力の中に神の栄光が現われるような生き生きとした生き様をとおして周囲にすばらしい証しを示されておられた。熊本大空襲の折に母を目の前でなくした体験から九条の会にも積極的に参加され、私も彼のお陰で九条の会の人々と親しい交わりをさせていただくこととなった。九州学院創立者のブラウン宣教師が残された≪みことば≫のダニエル12:3 「目覚めた人々は大空の光のように輝き/多くの者の救いとなった人々は/とこしえに星と輝く。」が彼の受ける勲章となることであろう。
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