
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「目覚めて御力を振るい」
*≪今日の聖句≫詩80:3
「目覚めて御力を振るいわたしたちを救うために来てください。 」
・キーワード@「御力を振るい」:待降節の「主日の祈り」を検証しているが、原版ではstir up:が用いられている。その意味は「かき混ぜる」、そこから「奮い立たせる」「挑発する」「扇動する」「力を振るう」「励ます」など多種多様な意味が派生している。
・神ご自身が身を揺すって御力を振るい、根性を入れて、民を助けるために来てください、との切なる願いである。神のイメージとして静的な不変性が挙げられる場合が多いが、イスラエルの神の目覚ましい特徴は動的であることである。それがそうなったのは、イスラエルが苦しんだから。それを救うために神は動的にならなければならなかった。新しい神のイメージの誕生である。人類の神イメージの進化である。
・そしてそれが神そのものにより接近したものであることは、人類の歴史が証明している。この神の名において歴史が動いてきた。「その時歴史が動いた」というテレビ番組があるが、「その時、神が動いた」事が歴史の秘められた現実として、歴史の中核において起こる。それがクリスマスであり、宗教改革であり、世の終わりである。
・キーワードA:「目覚めて」awake:は、今週のテーマである。「主日の祈り」に「迫り来る罪の脅威に目を覚まし」とある。そこでは我々が目を覚ます主体であるが、今日の≪賛美頌≫は「目覚めて御力を振るい」と、神が主体となっている。地上の出来事の背後にいつも神の現実を見るのが聖書の伝統である。私たちが目覚めることが出来るのは、その背景に、神が目覚めておられることがある。この世の危機に際して、神が眠っておられることはない。神が私たちのために動き、助けに来られることを知って、私たちは慰めと励ましを受け、奮い立ち、目を覚まして対処することができる。 |
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◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。
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