
使徒信条解説
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「私は信じます」:credo「クレド」:
*キリスト教はこの世に対する神からの福音として、この世に対するチャレンジとしてこの世に突入した宗教である。それ故、そこには絶えずこの世との戦いがあり、自らの信仰告白がある。
*「私は信じます」の告白によって、「人々の前」よりも「神の前」が優先することが宣言される。「何を食べようか、何を着ようか、と思い煩うな。それらはみな、異邦人がせつに求めているものである。あなたがたの天の父はこれらのものがみなあなたがたに必要なことをご存知である。何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる」(マタイ6:31以下)。
*「信仰」は「信実」とも訳される。その場合、まず第一に神の信実であり、神の信実のアクションとして救いの業がある。それに対する人間のリアクションは同じ原語を「信仰」と訳す。神の信実がもたらす恵みの応答として、主は「私」の応答として「信仰」を望まれる。「見よ、私は戸口に立って叩いている。誰か私の声を聞いて開ける者があれば、私は中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、私と共に食事をするであろう」(黙示録3:20)。 |
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