使徒信条解説


2:天地の造り主・全能の父なる神 @


限り無く賛美されるべき創造主

*「天地の造り主・全能の父なる神」と告白する時、それは天地のどのようなものも比肩され得ぬ至聖の名として、いとおしい名として賛美されているのである。

*ところで「賛美」はヘブライ語では「ベラハー」と言う。それは同時に「祝福」をも意味する。祝福と賛美は呼応関係にある。神からの「祝福」に感応して人間からの「賛美」が発生する。

*その「賛美」は人間のうちで感謝と一体化している。ベラハーの意味合いには「感謝」も含まれている。その感謝は神の祝福に感応する感謝である。そこには必然的に賛美が伴う。

*使徒信条の告白がなされる時にはいつも、ハレルヤ!「主は賛美されるべきかな」の栄唱が共に響きあっていることを憶えよう。「天は神の栄光を物語り/大空は御手の業を示す。昼は昼に語り伝え/夜は夜に知識を送る。話すことも、語ることもなく/声は聞こえなくても その響きは全地に/その言葉は世界の果てに向かう。そこに、神は太陽の幕屋を設けられた。太陽は、花婿が天蓋から出るように/勇士が喜び勇んで道を走るように 天の果てを出で立ち/天の果てを目指して行く。その熱から隠れうるものはない。」(詩篇19:2-7)




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