
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「悔い改める小さき者たち」
*≪今日の聖句≫マタイ21:31-32
「はっきり言っておく。徴税人や娼婦たちの方が、あなたたちより先に神の国に入るだろう。なぜなら、ヨハネが来て義の道を示したのに、あなたたちは彼を信ぜず、徴税人や娼婦たちは信じたからだ。あなたたちはそれを見ても、後で考え直して彼を信じようとしなかった。」
*「悔い改め」とは「考え直す」こと。人生の道行を考え直すこと。「徴税人や娼婦たち」がそうした。その行為をイエスは祝福された。「私は罪を犯していません」と言い張る者ではなく、「犯した罪を認め、考え直す」者の道を祝福されたのである。救いに至る道についての根本的転換がここにある。
*私たちは主の祈りにあるように、「お父さん、私の犯した罪を赦してください。 私に罪を犯した者を赦しましたから」と祈って、日毎に再出発しなければならない。この祈りなしには私たち人間はその全仕事が成り立たず、偽善となってしまう。「 二度と罪を犯すまい!」と、不可能なことを幻想的に固執することを止め、日毎に罪の赦しを心より祈り願うことへとパラダイム・シフト(人生の座標軸の転換)すること。罪を犯さないことを前提にすることから、罪を犯すことを前提にすることへ。それゆえに赦しを父に願うことへと。その転換によって私たちの魂はどれだけ解放され平安を得ることであろう。それとともに神との絆を取り戻すことができることか!
*ルターの「大胆に罪を犯せ!そして、大胆に祈れ!」はまさに正しい勧めである。罪を犯すまいとして小心になっているメランヒトンに対して、「あなたは思い違いをしている。人は罪人以外ではあり得ないことを認め受け入れることからしか真実は始まらない。神の自他共に対する赦しを祈り願って再出発することができる。それが一番大切なポイントである。」とルターは牧会者の言葉をかけたのである。周りを気にする小心翼翼から、たえず悔い改めをなすことができる解放された境地へと開かれよ、と。 |
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主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。
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