古時計のページ

古時計。「こどけい」と読むのか、「ふるどけい」と読むのか。まぁ、どっちでもいいやぁ。
古時計のコチコチと時を刻む音を聞いていると、ゆったりとした時の流れを感じる。
そんな時計がいつまでも残ってほしいものですね。


1.コンパス社の時計 

コンパス社とは変わった名前だ。どこにあったメーカーか私は知らない。昔は、時計メーカーが実にたくさんあったらしい。現在、このような鍵巻きの時計はほとんど見ることはない。クォーツになって正確に動く時計が多くなったのはうれしいことであるが、同時に機械時計を作っていたメーカーが次々となくなっていったのは、とても残念で淋しいことだなと思う。

時計の裏側に貼ってあるラベルに、コンパスの絵(登録商標)が描かれている。

2.精工舎の時計

精工舎は、現在は「SEIKO」として世界的に知られる時計メーカーとなった。この時計は1910〜20年代に作られたようだ。保存状態がとてもよくて、一見すると店で買ったばかりのように思えた。時打ちの音は、何となくお化け屋敷を連想する。静かな部屋で(それも夜中に)この時計の音を聞くと、ドキッとするかも知れない。

精工舎のトレードマーク(登録商標)。
「SEIKO」の頭文字である「S」のマークがデザインしてある。

 

これも精工舎の時計である。上の時計に比べて「尾」の部分が短い。「ショートドロップ」タイプというそうだ。年代は上のより古い。この時計には、扇の「S」のマークが入ったラベルが貼ってある。

    

3.ウェルチ

ウェルチ

ウェルチもセス・トーマスと同様にアメリカから入ってきた時計だそうだ。この時計も古いということだが、そんなに古さを感じさせない。

この時計の特徴は、頭の部分に対して短い尾の部分だ。昔の時計ほど、こういうタイプが多いそうである。

また、この時計で言えることは、本体に薄手のマホガニー板が貼ってあることだ。その色合いが何とも美しい時計である。

4.精工舎の目覚まし時計

この時計は、父が時計店を営業していた人から、譲ってもらったものだ。裏についているネジを巻くと、コチコチと動き始める。私は、このコチコチ音は気にならないが、人によってはとても気になるようだ。現在のクォーツに慣れてしまっているせいであろうか。

文字盤を拡大してみた。針の軸のすぐ下に、精工舎のマークがある。「S」の文字のすぐ外側の四角形は鍵穴を表しているそうだ。


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