特集:「地震雲」なんかありません!



上部には飛行機雲のような雲が出ています。
 (2008年12月27日撮影)
 


波状雲でしょう。ツイストパンのように見えますね。(2008年12月27日撮影)


これも波状雲です。画面の左右方向に風は吹いています。(2009年1月4日撮影)


同日の波状雲です。画面下から上に向かって風は吹いています。(2009年1月4日撮影)

 


黄昏時の波状雲。高層雲でしょうか。
 (2009年1月8日撮影)


波状雲。だんだん畑のように見えます。左下から風は吹いています。波状雲。だんだん畑のように見えます。左下から風は吹いています。
 (2009年3月8日撮影)
  


ヘビのような不思議な形の雲。巻雲だと思われます。(2009年3月1日撮影)


波状雲です。春や秋によく見られます。
 (2009年9月11日撮影)

     


交差した飛行機雲。
 (2009年3月22日撮影)


日暈と飛行機雲。
 (2009年3月22日撮影)


井桁のように交差した飛行機雲です。
 (2009年3月30日撮影)


しまなみ球場に現れた波状雲。
 (2010年10月27日撮影)


交差した飛行機雲です。
 (2009年9月21日撮影)


カメラのアングルを変えると「イ」に。
 (2009年9月21日撮影)


紐のような波状雲です。
 (2010年1月27日撮影)

「地震雲」として、画像がアップされている雲のほとんどが、このような飛行機雲や「波状雲」とよばれる波打った雲です。
 毎日、空を眺めていると、何ら変哲もない雲なのですが、たまにしか見ない人たちにとっては、「不思議な雲・変わった雲=地震雲」になってしまうようです。もし、これらの雲が「地震雲」だったら、毎日のように地震が起きているということになります。日本地震学会や気象庁の専門家も、その因果関係を否定しています。
 みなさんも、雲をしっかりと見ましょう。雲の種類や気象状態がわかるようになると、「地震雲」なんかないということが、理解できるようになることでしょう。


レンズ雲。上空の風が強い時に現れます。
 (撮影日は不明)


巻雲の中に現れた飛行機雲。
 (2009年9月10日撮影)


日暈。「ハロ」とも言います。
  (2008年12月17日撮影)


彩雲。吉兆の雲だとされ「慶雲」とか「五色雲」と呼ばれています。(2009年2月16日撮影)


環天頂アーク。「天頂虹」とか「逆さ虹」と呼ばれています。(2009年10月30日撮影)


同左。太陽との位置関係に注目してください。
 (2009年10月30日撮影)


環水平アーク。「水平虹」と呼ばれ、夏に見られる。(2009年6月2日撮影)


内暈(22°ハロ)と外暈(46°ハロ)。外暈が見られるのはかなり珍しい。(撮影日は不明) 


タンジェントアークと幻日環。上記の日暈に似ているが円形ではない。(2009年4月24日撮影)

追加の画像では、珍しい気象光学現象も集めてみました。意識して空を見上げていないと、つい見逃してしまいます。環天頂アークや環水平アークは、時々見られますが、初めて見た人は驚くようで、気象台や新聞社に問い合わせが多く来るということです。雲は、七変化。実に不思議な形のものがあります。それも、二度と同じ形の雲は現れないのです。
これらの雲は、ほんとうに「地震雲」でしょうか・・・?いいえ、違います。毎日のように観察していれば、ふつうに見ることができる雲です。

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