夏の野の花を見つけよう!

 野の花の夏シリーズです。春の花を見つけた場所を歩いてさがしてみました。名前がわかるのから掲載していきます。また、図鑑などで調べてアップしていきます。


 

オオキンケイギク

 野生種ではないと思われるが、このあたりでは、5月の下旬ごろから咲き始め、今もなお咲いている。道ばたの両側に植えられているようだ。花がピークの6月から7月にかけては、黄色いガードレールのようにも見えることがある。


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マツヨイグサ

 マツヨイグサ類には、マツヨイグサの他に、アレチマツヨイグサ、オオマツヨイグサ、コマツヨイグサ、そして、瀬戸内地方でよく見られる、オニマツヨイグサなどがある。花は夏から秋にかけて咲き、夕方から開いて朝にはしぼんでしまう。「月見草」とも呼ばれているようだ。なお、アレチマツヨイグサとオオマツヨイグサ、そして、コマツヨイグサはアメリカ原産の帰化植物である。写真のマツヨイグサは、瀬戸内地方に多いオニマツヨイグサだと思われる。


 

ヘラバヒメジョオン

 ヤナギバヒメジョオンともいうそうで、ヒメジョオンに似ているが、葉の形が柳の葉のように細長い。草地や土手などのやせた土地に多いようだが、ここのも例外ではないようだ。


 

タムラソウ

 アザミによく似た花である。しかしこの花はアザミより小振りで華奢に見える。また、アザミのようにトゲトゲしていない。


 

ヤマゴボウ

 この花の実が熟れると黒紫色になり、潰すと濃い赤紫色の汁が出る。服などに着くと一目でわかるほどである。この植物は、中国原産の帰化植物だということだ。


 

ウツボグサ

 むらさき色のきれいな花である。この花は薬用(利尿剤)になるということで、最近では庭に植える人も多くなったということである。



 

ヘクソカズラ

 ずいぶん不遇な名前をもらったものである。ヘクソカズラの名前の由来は、葉などをもんで臭いをかぐと屁や糞のような悪臭がするからだそうだ。



  
 

 アジサイ

 漢字では、「紫陽花」と書く。梅雨の時季を代表する花である。花の色は実に変化に富んでいて、白、ピンク、紫、青、緑、黄緑などがある。花の時期や土壌、また種類によっても、その色が異なっているようだ。挿し木で簡単に増やすことができる。
 なお、アジサイの「花」だと思われている所は、実は「がく」である。花は、中心にこぢんまりとついている。

 



 

 ヒルガオ

 多年生。荒れ地や庭園、道ばたなどで見られる。花のピンク色は多少、濃い薄いの個体差がある。果実ができることは少ないが、球形で中に3〜4個の種子が入っている。


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