冬の野の花を見つけよう!

 冬に咲く花と言っても、ここに紹介するのは、晩秋または早春に咲く花である。私の住んでいる地方は温暖な気候なので、例えばタンポポのように、年間を通して見ることのできる花も多い。


  

 ハコベ

 「春の七草」の一つ。「ハコベラ」との言う。花は白くてかわいい。花弁は10枚である。春にいちばんよく目につくが、冬でも夏でも生息している。畑地や田んぼのあぜ道、道ばたなどに、ごくふつうにみることができる。



 

 ナズナ

 これも、「春の七草」の一つである。ふつうは秋に芽生え、ロゼットで冬を越し、春に花を咲かせるが、暖かい地方では、その年のうちに花を咲かせるようである。ハコベと同じく、どこにでも見られる植物である。ナズナの別名を「ペンペングサ」と言うことがあるが、果実が逆三角形になり、三味線のバチに似ているから、そう呼ばれている。
果実の部分を下に引っ張り、茎の皮を少し剥いて、それをまわすように振ると、チリチリというような音がする。



                                   
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