ニャンコな辞典

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【数字など】 【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行
【数字など】

【3大迷惑】ネコの3大迷惑とは、「爪研ぎ」、「スプレー」、そして、「恋の歌」。この3つは、ネコを飼う以上は覚悟しなければならないであろう。

【Mの字】ネコの額の部分にできる模様。縞模様のあるネコだと必ずと言ってよいほど、眉間の上あたりにこの模様を見ることができる。

【あ行】


【あいさつ】ネコのあいさつは、人間に対しては、鼻先をつけてきたり「ゴツン」とやってくる。ネコ同士では、鼻で臭いを嗅ぎ、相手を確認しているようだ。

【愛情表現】ネコの愛情表現にはいろいろある。その典型的なものが、「ゴツン」「ペロペロ」「スリスリ」である。体で示すこれらの行動のことを、「ボディランゲージ」という。

【あくび】ネコは起きた時にウーンと伸びをし、また、あくびをする。あくびをした瞬間に耳が反って頭に付くようになる。人間のように眠くなったときにあくびをすることはあまりないようだ。

【顎の下】掻いてやると喜ぶ体の部位の一つ。うちのネコの場合は、手を持っていくと、顎を上げて待っている。顎の下の他には、耳の後ろや尻尾の付け根あたりも喜ぶようだ。ただし、すべてのネコがそうとは限らない。
また、ネコによっては、顎の下に黒いブツブツのようなものができることがあるが、これは人間ではニキビのようなものだから、あまり心配する必要がない。

【脚】【足】【肢】ネコの足の指は、前、後ろともに4本である。足の裏はゴムのようになっていて、歩いても音がしにくいようになっている。→
パット

【味付け】ネコの餌に味をつけてはいけない。「おいしいから」と思うのは人間であって、ネコには関係ないことだ。ハムやソーセージなどをやると好んで食べるが、これはよくないことで、偏食の原因になってしまう。→
食事

【足踏み運動】
「モミモミ」のこと。子ネコ時代の乳しぼりの名残。を立ててこれをやるので、痛くてたまらない。

【遊び】ネコは遊びが大好きである。それが高じて、
イタズラになったり夜遊びにもなる。しかし、その遊びを通して狩りの技術も習得しているようである。

【アビシニアン】原産地はエジプト。金色またはオレンジ色っぽい美しい毛並みが特徴。ブルーっぽい色の種もいる。脚が長くて優雅なので、「バレェキャット」とも呼ばれているそうだ。
短毛種

【アメリカン・ショートヘア】1600年代にイギリスから入植した人がアメリカに持って来たと言われる。人によくなつくので人気があるようだ。特徴は何と言っても、背中の縞模様。この模様のことを、「タビー」と言う。
短毛種

【イエネコ】現在、各家庭で飼われているネコは、ほとんどがイエネコの分類に入る。イエネコは体重が赤ちゃんと同じぐらいなので抱きやすい。故にかわいがられるようである。イエネコの祖先で、いちばん有力なのは、アフリカのリビア山猫だという説だ。

【威嚇】ネコは威嚇する時に、「ハーッ」とか、「シェーッ」というような声を出す。あの「シェーッ」という威嚇の声は、蛇を真似たのではないかと言われているが定かではない。また、威嚇する時には、毛を逆立て、体をやや斜めに向けて、自分を大きく見せかけるようにしている。

【イタズラ】ネコのイタズラに泣かされることも多いと思う。花瓶をひっくり返して割ったり、棚の上の物を落としたり、ティッシュペーパーを全部掻き出したり・・・。数えればきりがない。とくに子ネコの時が激しいようである。しかし、これもネコの本能からするもの。イタズラ=遊びを通して、
狩りの技能を磨いているようだ。→悪さ

【犬と仲良くさせる】子どもの時なら可能であるが、おとなになったらまず無理である。犬とネコをいっしょに飼う場合は、早くから慣らせていくようにすること。

【犬猫病院】獣医さんのことを指す。動物病院と言う所も多い。動物は保険がきかないので、相当の治療費がかかるのを覚悟しよう。しかし、大事なネコの命を維持するためには、獣医さんは欠かすことができない。かかりつけの病院を作っておくとよいだろう。

【いびき】ネコもいびきをかく。ただ、いびきの音が大きい場合は、鼻炎などの病気になっている可能性もある。

【イライラ症候群】ネコを長く留守番させておくと、この症状になるようだ。うちのネコの場合は、半日ぐらい留守にしておいってもこの症状になり、落ち着きを失う。部屋の中を所狭しと走り回っていることが多い。

【後足】【後肢】ネコの後足は、前足に比べて長い。その足を使って上手に耳の後ろなどを掻いている。うちのネコの場合は、耳の後ろを掻いてやると、後足が連鎖反応のように動く。

【ウンチ】ネコのウンチはとても臭い。原因は動物性タンパク質の摂取量がとても多いからだ。人間の数倍の摂取量になるという。ウンチが臭いので、
トイレのしつけや、放し飼いの場合は、近所への対策が必要。

【運動会】ネコは、イライラしている時に部屋中を走り回って運動会をする。その弾みで、花瓶を壊したり、棚の上の物を落としたりすることがあるので、要注意である。

【餌くれネコ】うちのネコも「餌くれニャー」と、しょっちゅう鳴いている。しかし、それに惑わされて無闇に餌を与えないほうがよい。肥満ネコ、つまり、
ブタネコになってしまう公算が大きい。→食事

【エリザベスカラー】首のところに付けるかさのような形の物。怪我をした時など、ネコが毛を舐めては困る時に用いる。

【尾】ネコは尾に感情のすべてがあらわれる。ピンと立てる→尊敬の意または、「おかあちゃーん」と言っている。左右にバタンバタンと振る→イライラしている。狸のように太くなる→興奮している。びっくり仰天している。ゆったりと尾を振る→機嫌がよい。先をピクッと動かす→何かに驚いたり、関心を示している。だらりと垂れている→睡眠中など。他にも実にいろいろな表現をしている。

【老い】ネコも生き物である以上、いずれかは老いを迎える。だいたい7〜8年経つと老いてくるようだ。動きがぎこちなくなったり、歯が抜けてきたりする。老いたネコには今まで以上に愛情をそそいでやりたい。→
ぼけ

【お産】ネコのお産は軽いらしい。イヌも「安産の神様」と言われることがあるが、ネコのお産は、それよりも軽いのだろうか。お産の時は子猫、後産、子猫、後産・・・というように出てくるが、必ずしも子猫と後産の数が一致しないようだ。→
発情交配妊娠避妊

【押入】ネコが好む場所の一つ。「狭い」「暗い」「高い」の条件に合致している。うちのネコもよく押入に入って、なかなか出て来ず、困らせることがよくある。

【オシキャット】斑点模様が美しいネコ。
アビシニアンシャムアメリカン・ショートヘアをかけ合わせて人工的に作り出したものだ。ヤマネコそっくりのオシキャット。名前の由来は、アメリカ中央部に棲息する「オセロット」からだそうだ。

【お腹を出す】ネコがお腹を出すのは、相手に気を許しているからである。うちのネコも「遊んでよ。」「構ってよ。」というように、お腹を出してくることが多い。

【おなら】ネコもおならをする。そして、臭いもきついようである。原因として、タンパク質の多い
食事のせいではないかと考えられる。→ウンチ

【尾の付け根】掻いてやると喜ぶ部位の一つ。うちのネコの場合は、尾の付け根の部分を掻いてやると、目を細め、首を振りながら、陶酔したような状態になる。

【おみやげ】
狩りの獲物を持って来て、飼い主に見せること。しかし、これは飼い主に見せているのではなくて、自分の巣に持ち帰って食べるからだという説もある。

【か行】

【飼い猫】家でごくふつうに飼われているネコのこと。なお、飼い猫でも野良猫でも、分類上は「イエネコ」となる。

【カエル】ネコがよく追いかけるものの一つ。なかには、それを食べてしまうネコもいる。ただし、ヒキガエルは体に毒があるようなので、要注意。

【顔を洗う】「ネコが顔を洗う」とよく言うが、実は顔ではなくヒゲを洗っているのである。ヒゲは狩りの時には欠かせないレーダーのようなモノ。食事の後はヒゲが汚れていることがあるので、よく顔を洗っている。なお、「猫が顔を洗うと雨」という俗信がある。雨が降る時は湿気が多いので、それで顔を洗うという説もあるが、定かではない。また、顔を洗うしぐさが化粧をしているように見えるので、「猫が化粧をする」ということもある。

【鎌をかける】前足で手前に引っ掻くようにしぐさのこと。うちのネコも、「構ってよ」というように、鎌をかけてくることがよくある。また、無視したりすると、鎌をかけてから、その場を離れることもあるようだ。

【我慢強い】ネコは我慢強い動物である。少々怪我をしていても平気な顔をしている。病気や怪我など手遅れにならないようにするためにも、毎日の観察が必要である。とくに、怪我や化膿の場合は、毛に隠れていることが多いので、見逃しやすい。

【ガムテープ】ネコを飼うと、抜けた毛を部屋中に散らばる。それを取るのには掃除機かこれを使うとよい。とくにカーペットでは効果的である。

【狩り】ネコは前足(
)を使って狩りをする。ネズミ→捕る。鳥→叩く。魚→すくう。そして、牙で「ガブッ」。→前足

【紙袋】「かんぶくろ」と読む。「山寺の和尚さんは・・・猫を紙袋に押し込んで・・・」とあるが、ネコが自分からすすんで紙袋に入ることがよくある。ネコは狭い所が好きな動物だ。しかし、そうは言っても、紙袋に入った後、よたよたと後ずさりをしているのも事実である。

【かむ】ネコの成長過程で、この行動は、「引っかく」とともに欠かせない。子猫を見ていると、取っ組みあいのケンカをしていることがあるが、そういう行動を通して「加減すること」を学んでいるようである。

【缶詰】通称「ネコ缶」。ドライフードと併用してあたえるとよい。

【汗腺】ネコの汗腺は足の裏にある。だから、ネコが歩くとあのような足形が付くのである。とくに、車に付いた足形はなかなかとれない。これは、汗の中に油脂分が入っているからだろう。ワックスをかけた後に乗るととても目立つので、車のユーザーから苦情が来ることがあるので、トラブルを避けるためにも、そういう時にはネコを外に出さないようにしたほうがよい。

【聞き耳】ネコの耳は嘘をつけない。知らん顔をしていても耳だけは食べ物の方をむいていたりすることがよくある。また、物音や人の話も気になるらしく、耳をアンテナのように使って、聞き耳を立てている。

【キジネコ】日本猫の一つ。焦げ茶色で雉のような毛色をしている。「トラネコ」とは、ふつうこのネコを指す。また、赤茶色のトラネコは「茶トラ」と言う。

【傷】ネコの傷は、毛などに隠れていて、つい見逃してしまうことがある。しかも、ネコは我慢強い動物なので、なおさらだ。こまめな身体チェックを怠ってはいけない。

【寄生虫】ネコに多い病気の一つ。回虫や条虫など。予防としては、トイレに便を残さないよう掃除をこまめにすること。ノミの駆除をすること。放し飼いのネコはいろいろなモノを貰って帰ってくるので要注意。寄生虫がいるとたいがい痩せてくる。

【切手ネコ】
ケンカをしてが、切手のようになっているネコ。ケンカをした時に耳をやられやすいのでこのようになる。強いネコは相手とまともに正面からケンカに挑むので切手ネコになりやすい。切手ネコはケンカに強いネコの証かもしれない。

【木の洞穴】野生のネコが住処とすると言われる。ネコは、くぼんだ所や暗い所がとても好きであるが、その”ルーツ”ではなかろうか。

【木登り】ネコは木登りがうまい。イヌなどに追っかけられた時に、サッと木によじ登っているのを見かけたことがある。しかし、降りるのは苦手なようである。ネコはバックをするのがとても苦手なようだ。しかし、袋を被せてやると、あるいは自分から袋の中に入り込むと、よたよたと上手に(?!)バックしている。

【忌避剤】ネコの嫌いな臭いのスプレー。
ノラネコ退治に効果がある。

【キャッテリー】ネコ用の部屋のこと。ケージを大きくしたようなもので、餌場や高い所などの空間を作ってやるとよい。

【キャッツアイ】「猫目石」のこと。光沢がネコの目のような石で宝石にもなる。

【キャットショー】ネコの品評会のようなもの。うちのネコには関係ないことだが、
血統書付きの純血種を飼っている場合は気になることかもしれない。

【キャリーバッグ】ネコを運搬するためのケース。旅行する時や、病院に連れて行く時の必需品。通気性のよいものを選ぼう。

【牛乳】ネコに牛乳を与えるのはよくないことのようだ。ネコに牛乳を与えると下痢を起こすことがあるが、これは、ネコが牛乳を消化する酵素を持っていないためだといわれる。

【恐怖】ネコが恐怖の状態になっていると、
はつむり、を寝かせ、体をすくめるようにしている。体を小さく見せて、防御しているようだ。

【去勢】オスネコに施す手術のこと。睾丸を取り去り、メスに子どもを作らせないようにする。去勢をするとケンカをしなくなると言うが、時期が遅れるとそうでもないようだ。また去勢手術をすると、ホルモンの異常か運動不足のせいか、太る傾向にあるようだ。→
避妊妊娠

【きれい好き】ネコは暇さえあれば、体を舐めまわしている。これは、体の汚れや臭いを取ったり、イライラを解消するために舐めまわしているようだ。また、ビタミンDを摂取するためにも体を舐める。だから、ネコにも日光浴が必要なのだ。→
毛繕い

【草】ネコはイネ科の草をよく食べるが、これはネコにとっての「胃腸薬」なのである。また、胃に溜まった
毛玉を吐き出すためにも草を食べている。室内飼いのネコの場合は、そういう草を室内に置いておくとよい。とくに、長毛種の場合は・・・。

【クシ】クシには、ノミ取り用の物と毛を手入れするものとがある。クシやブラシは長毛種のネコの必需品である。→
ブラシ

【薬】ネコも病気になるので、そういう時は薬を飲ませるとよい。錠剤は口を開けて上からポトンと落とすようにして呑ます。また、散剤では餌に混ぜて服用させるとよい。薬は獣医さんから指示されたものを与えるとよい。

【首輪】
ノミ避け用やノミ取り用の物がある。首輪で注意しなければならないのが、その部分こ毛がはげてしまうことである。また、ネコが狭い所を通り抜けようとして、首輪を引っかけてしまうこともある。きつくてもいけないが、ゆるすぎるのもいけない。

【クネクネ】メスネコが発情した時によくするしぐさ。しかし、オスネコでも背中が痒いときなど、クネクネとよくやっている。


【くぼんだ所】ネコはくぼんだ所に入りたがる。ふとんやあぐらをかいているとその上にやって来る。うちのネコも私がパソコンを使っていると、ひざの上によくやって来る


【暗い所】押入や倉庫など、扉を開けると中に入りたがる。そして、なかなか出て来ないということもよくあるようだ

【車】ネコにとっての最大の敵であろう。ネコは車などが近付いて来ると直前になって飛び出す習性があるので交通事故は避けられない。道路が近い所の飼いネコは注意が必要だ。→
ネコが落ちている

【車の下】ネコにとって車の下は良い隠れ家になるようだ。また、夏には良い避暑地となる。しかし、車の下はとても危険なのである。まず、運転者がネコの存在に気付かずに発車してしまい、轢かれてしまうケースである。次に不凍液が漏れて、それを舐めてしまうケースもある。車の下には水たまりができやすく、その中に不凍液が混ざってしまい、それを飲んでしまうこともあるそうだ。これを舐めると腎臓に損傷を受けてしまい、致命傷になることもあるそうだ。

【グルーミング】
毛繕いのこと。ネコは暇さえあれば毛を舐めてグルーミングをしている。

【グルグル】ネコは「グルグル」「ゴロゴロ」とよく喉を鳴らしている。気持ち良い時に鳴らしていることが多いようだ。喉を鳴らすことによって母親に存在をしらせているという説もある。

【グルグルの刑】うちのネコが言うことをきいてくれないときに、体をぐるぐると回してやる。ところが、ネコはなかなか目をまわさない。平衡神経がしっかりしているためであろう。

【黒猫】字のごとく、毛色が真っ黒なネコ。黒い顔の光る目が神秘的である。昔から、黒猫は魔力のあるものにされているようである。ある宅配便会社のマスコットマークにもなっているし、『魔女の宅急便』の中にも、黒猫の「ジジ」が登場する。江戸時代には黒猫を飼うと病気が治るという迷信があった。黒猫にとっては迷惑な人間の勝手の迷信である。

【黒猫のタンゴ】かつて、とても流行ったうた。皆川おさむという少年が「黒猫のタンゴ、タンゴ・・・」と歌っていたのを記憶している。TVでは、皆川少年がブランコに乗ったままでよく歌っていた。

【毛】ネコの毛はとても美しい。やや長めの毛の下に綿のような毛が密生している。この綿毛(「下毛」ともいう。)は、春から夏にかけて抜けるので、抜け毛の処理に手を焼く。そして秋には新しい毛に替わり、最も美しく見えるようになる。

【痙攣】ネコが寝ているときに痙攣を起こしたようにピクピク動くさま。ネコも夢を見ているようである。人間でもいっしょで「レム睡眠」のときにピクピクしているようである。前足もピクピクと動かしていることもある。ネズミを捕っている夢でも見ているのであろうか。

【ケージ】ネコを入れておくカゴのようなもの。
室内飼いのネコではよく用いられるが、入れっぱなしにしおくのはよくない。

【怪我】
放し飼いのネコは怪我をしやすい。原因はケンカなど。ネコの怪我は外観ではわかりにくいので、おかしいと思ったら、体をよくチェックすること。

【毛玉】ネコは絶えず自分の体を舐めている。したがって、毛も呑み込んでしまうようで、毛玉として胃の中に溜まりやすい。とくに、
長毛種の場合、注意が必要だ。→

【血統書】純血種のネコにある戸籍抄本のようなもの。うちのネコのように雑種には、そんな物はない。純血種であろうが雑種であろうが、かわいいネコには変わりない。

【毛繕い】ネコは暇さえあれば毛繕いをしている。「
グルーミング」とも言う。→きれい好き

【ケンカ】オスネコはよくケンカをする。ふつう、強いネコだと顔や前足をやられていることが多いが、弱いネコだと逃げる時に尾をやられるようだ。ケンカする時の技として、「
ネコパンチ」や「ネコキック」などがある。→威嚇

【現行犯】ネコを叱る時にはこれが鉄則。後から無闇に叩いたりしても、ネコには何のことか理解できない。現行犯で叱る時には、大きな声で「コラーッ」と言うとよいようだ。ネコは叱られると、体をすくめ、後は何もなかったかのように、すごすごと逃げて行く。

【恋の歌】
発情期にオスネコが歌う。とても大きな声で歌うので、夜中だと目が覚めることもある。メスネコも甘い声で歌うようである。

【交配】子どもを産ませるために雌雄のネコを会わせること。純血種の場合はとくに、交配が重要になってくる。
ペットショップブリーダーを通じて相手を探しておくとよい。

【腰を抜かす】中毒症状になること。イカなどを与え続けると中毒になるようだ。→食事

【こたつ】ネコは暖かい所をよく知っている。たとえばこたつの上のテーブルやふとんの上などである。

【ゴチン】【ゴツン】頭を人の体にぶつけてくるしぐさ。「ありがとう」のような
愛情表現である。

【小鳥】ネコの獲物の一つ。うちのネコも小鳥をターゲットにしていて、時々捕まえて帰って来る。生きていたならば早く逃がしてやりたいものだ。

【ゴロゴロ】「私は子猫よ」って言っているらしい。子ネコと親ネコがお互いを確認し合う時に発する。「ゴロゴロ」と喉を鳴らしている時は機嫌がよいと言うが、必ずしもそうではないそうだ。また、ネコによっても、「ゴロゴロ」とよく言うのもいれば、そうでもないのもいるようだ。

【コネコネ】メスネコが発情して時によくやっている甘えるようなしぐさ。→
クネクネ

【ゴロン】新聞や雑誌を読んでいると、その上に来て「ゴロン」。「遊ぼうよ」とか「ご機嫌いかが」と言っているらしい。また、ゴロンと横になり、お腹を見せるのは、気を許していたり、「あなたに降参しました」の意。

【さ行】


【座敷猫】室内飼いの猫を指すようである。座敷というと、日本猫のほうがぴったりくるような気がする。とくに、和風の家の場合は・・・。

【さんけ】三毛猫のこと。白黒のような、2色の毛色のネコを「にけ」(二毛)と呼ぶ地方では、「みけ」と「にけ」の発音が似ていて紛らわしいので、「さんけ」と読んで(呼んで)区別をしやすくしている。

【サンマ】ネコに魚と言うと、サンマがいちばんぴったりくるような気がする。マタタビと同様に、サンマもネコの好物である。

【死】生き物を飼っている以上、死は避けることができない。ネコが死んだ場合は市区町村の清掃事務所に連絡するとよい。一般のゴミとして焼却されてしまうようである。何ともかわいそうな気がするが、わりきって考えなければならないだろう。それがいやなら、ペット霊園へ葬るしかない。なお、田舎の場合は、土葬にするケースが多いようである。

【ジジ】宮崎駿のアニメ映画『魔女の宅急便』に登場していた黒猫。

【舌】ネコのあのざらざらの舌。
毛づくろいや餌を食べる時に活躍する。毛づくろいの時はブラシの役目をし、肉を食べる時に、あのざらざらの舌で骨から削ぎ落とすのである。ペロペロと舐めてくると、とても痛いが愛情表現の一つであるから、我慢しよう・・・。(!?)

【しつけ】ネコしつけの三原則は、@現行犯で叱り、よくできたときは即褒めちぎることA毅然とした態度、そして、B根気の3つ。

【室内飼い】近所への迷惑対策を考えると室内飼いがよい。
放し飼いにしておくと、植木鉢を倒したり、車のボンネットに乗って足形を付けたり、ウンチをしたり・・・と、苦情はつきものだ。

【室内飼いにする方法】
放し飼いのネコを室内飼いにするチャンスを狙う。具体的には、@冬の寒い時、A雨が続くとき、B病気の時など。ネコが外に出たがらない時がそのチャンスとなる。

【尻尾】


【ジャパニーズ・ボブテール】「招き猫」にもデザインされている
日本猫。尻尾が短く、クルッと曲がっていてウサギの尻尾のように見える。毛色が3色なのが、三毛猫である。短毛種

【三味線】和楽器の一つ。胴部にネコの皮が使われているという。

【シャム】スリムな体型が特徴。体は白いが、顔、耳の先、手足と尻尾の先が黒くなっている。短毛種

【シャンプー】
長毛種の場合は、毛が汚れやすいので月に1回は必要かもしれない。ネコは体が濡れることを好まないので、小さいうちに慣らしておくとよい。

【ジャンプ力】ネコのジャンプ力はすごい。うちのネコでも「あのネコが・・・。」と思うぐらいジャンプをして鳥を捕まえていたことがある。ネコの体はバネのかたまりのようなものであるから、あのようにすごいジャンプができるのだと思う。

【獣医さん】
犬猫病院

【瞬膜】ネコが寝ている時に
を開けると見える薄い膜。病気になると、起きている時でもこの膜が出ていることが多い。瞬膜は鳥類などでも見られる。

【食事】食事は1日2回でよい。1回の分量は、頭の大きさが基準。ペットフードは最初に食べさせたものを好んで食べるようである。また、混ぜてやると、好きなものだけを選り分けて食べてしまう。食事の時には
もたっぷりと与えておくこと。ネコにやってはいけない物としては、アワビやサザエ、イカ、タコや、アジなどの青魚、またネギ類も致命的な食品であるといわれる。野菜をやるということはまずないだろうが、アジやサバなどの青魚はやったことがあるのではないか。また、ハンバーグにもタマネギが入っているので要注意。→腰を抜かす缶詰ドライフード離乳食

【食事量】1日の分量は、80キロカロリー×体重が目安とされる。つまり、3sのネコならば、80×3で、240キロカロリーとなる。ただし、肥満ネコの場合は、この限りではない。ダイエットのため食事制限に心がけるべきである。

【食器】ネコの
食事作法は褒められたものではない。食物を食器から持ち出して食べたり、あちらこちらに散らかしながら食べる。ネコの食器は底が浅く平らなものがよい。そして適度な重さがないと、舐めながら引きずって行ってしまう。

【知らん顔】
ケンカで負けた時や、飼い主にイタズラをして時に、よく知らん顔をしている。そして、そそくさと逃げて行ってしまう。

【睡眠】ネコにとって睡眠は不可欠。16時間から20時間は寝ていると言われる。人間の倍以上は必要とするようだ。とくに、老ネコになると睡眠時間が増えてくる。→
寝不足

【姿を隠す】昔、「ネコは死ぬ時に姿を隠す」と言われたが、最近のネコはそうでもないようだ。うちでも何回かネコの最後を見とったが、姿を隠すということはほとんどなかった。病気になった時など静かな場所を探すので、人前から姿を消すこともあるようだ。→


【捨てネコ】飼うことができなくなって捨てられたネコ。飼い主の責任として絶対に避けるべきことである。捨てネコを作らないためにも、里親探しや、
避妊対策が必要である。捨てネコが野良ネコになっていくケースはきわめて多いと言える。また、捨てネコ(野良)を飼い慣らして飼いネコにした人も多いのではないか。→去勢

【ストーブ】冬になると、ネコがストーブの前に来てゴロンとなっているのをよく見かける。ストーブの熱でヒゲがカールしていることも珍しくないようだ。ストーブとともネコが好む暖房器具はホーム炬燵ではないかと思われる。うちのネコもホーム炬燵に出入りしたり、天板の上でよく寝ている。

【ストレス】ネコにもストレスがある。とくに、最近のネコは人間と同様にストレス社会に生きていると言える。ネコがストレスがたまると、運動会をしたりして部屋を散らかしたり、ふとんの上にウンチをしたりすることがある。また、飼い主に噛みついてきたり引っ掻いたりすることもあるようだ。留守番ネコは、とくに注意してみたい。また、家に帰ったら、愛情をしっかりと注いでやること。

【スフィンクス】無毛種のネコ。無毛と言っても、部分的には毛が生えている。始めて見た人はびっくりするかもしれない。

【スプレー】成熟してオスネコが、出す臭いオシッコ。家具などにかけるので、こまめに拭いてやるとよい。
発情期によく見られる光景である。→マーキング

【スリスリ】足元などにやって来て体を押しつけるしぐさ。
愛情表現でもあるし、自分のにおいを付けるためでもあろう。→マーキング

【節分ネコ】ネコの発情期は何回かあるが、ピークとなるのが節分の頃である。オスネコが大きな声で恋の歌を歌ったりして、けっこうやかましいのである。

【掃除機】ネコの抜け毛を取るのにもってこいのアイテム。ただし、小さい時からネコを慣らしておく必要があるようだ。大きな音のする掃除機はネコにとって怖い存在になることもあるようだ。なお、ネコの毛を掃除するには充電式の小型の物が便利である。

【ソマリ】
アビシニアンから突然変異で生まれた品種。アビシニアンより大きく、また毛も長い。とくに、首の周りにライオンのようなえりまき状のふさふさした毛を持ち、尻尾も同様である。

【ソリッドカラー】毛色が1色のもの。クロネコやシロネコが、その代表的なものである。

【た行】

【体温】ネコの体温は人間より高い。38℃前後はある。だから、あんかのかわりにもなるのである。子ネコはもっと高くて39℃ぐらい。ネコの平熱を調べておくとよい。体温は体温計を肛門に押し込んで計る。

【体型】ネコの体型は6つのタイプに分類される。「コビー」「セミコビー」「フォーリン」「セミフォーリン」「オリエンタル」そして、「ロングアンドサブスタンシャル」である。各、体型の特徴と、その体型のネコは次の通り。

コビー

胴が短く、がっしり形。短めの尾と、丸い足先。

ペルシャ、ヒマラヤン、マンクス

セミコビー

コビーより、四肢、胴、尾がやや長い。足先は丸いが、コビーより細め。

アメリカンショートヘア、コラット

フォーリン

すらりとスマート。

アシビニアン、ジャパニーズボブテイル、ソマリ、ロシアンブルー

セミフォーリン

オリエンタルとコビーの中間。頭部は丸みのあるくさび型。

アメリカンカール、スフィンクス、トンキニーズ

オリエンタル

細身の胴、長い四肢、尾。くさび型の頭部。

シャム、オリエンタルショートヘア、オリエンタルロングヘア

ロングアンドサブスタンシャル

上記のいずれにも属さないタイプ。

メインクーン、ラグドールなど。


【体内時計】ネコは、体内時計を持っているようである。例えば、夕方、飼い主が帰って来るのを待っていたり、あさ「ご飯をくれ!」と起こすのも、そのせいであろう。→餌くれネコ待ちネコ

【タウリン】ネコに欠かせない栄養素の一つ。決して、タウリンが入っているからと言って、「リポビタンD」を与えてはいけない。(?)

【高い・暗い・狭い】ネコの好む場所とされている。野生の本能で、自分の攻撃しやすい場所と防衛しやすい場所を自然に選んでいる。

【高い所】ネコがケンカに勝つ条件として、そのネコのいる場所が要素となる。つまり、より高い所にいるネコのほうが”強くなる”のである。したがって、高い所にいるネコほど偉いのである。

【抱く】ネコを飼っていると抱きたいという気持ちになる。しかし、抱くのを好まないネコが多いので慣らしていく必要がある。また、寒いときには、膝などにやって来るのでチャンスとなる。

【畳】ネコは音を立てずに歩くと言われるが、畳の上では音が出てしまうようだ。それは、バットから出る油脂分が畳に面にくっついてしまい、それが剥がれる時にどうしても音がしてしまうということだ。

【タビー】2つの毛色が重なり合ってできる模様のこと。アメリカンショートヘアの模様が代表的なものである。

【旅に出る】成熟したオスネコに起こる現象。メスネコを追っかけて行って、いなくなってしまうということがよくある。数日したら帰って来るネコもいるが、永久に帰って来ないネコもいるようだ。うちの先代のネコは後者に入る。

【タマ】昔のネコに多い名前。イヌでは「シロ」が多かった。タマという名前の由来は、タマのようになって寝るからとか、たまをよくとるからなど。漫画『サザエさん』でも、「タマ」という名前の白いネコが登場する。

【たまをとる】ネコの習性の一つ。毛糸の玉やおもちゃを追っかけまわす。子ネコの時ほど活発で親ネコになるとその傾向が薄れてくるようである。しかし、
狩りの時はその本領を発揮する。

【短毛種】
アメリカン・ショートヘアアビシニアンシャム日本猫などがこの部類に入る。毛が短いので毛の手入れが簡単にすむ。短毛種でも室内飼いにする時は、ネコのが必要になる。

【箪笥の上】ネコは箪笥の上にもよく上がる。箪笥の上は狭いし、高い所はネコの好む場所なので、箪笥の上はそれに合致する。

【単独性】ネコは群を作らずに単独で行動するのが一般的。自分の
縄張りを作り、それを犯す者に対しては、ケンカを挑んでくる。しかし、夜の集会にも見られるように、数匹のネコがいっしょにいることもよくある。また、乳離れしていないネコは集団でいることも確か。

【ちぢれネコ】ストーブの近くにいて、ヒゲが縮れてしまったネコ。冬はストーブの近くを好むが、あまりにも近くでウトウトしていると、ストーブの熱でヒゲが縮れてしまう。うちのネコも時々そうなっている。

【茶トラ】トラネコでも、毛色がオレンジがかった茶色のものを指す。うちの近くにも「茶トラ」がいて、フーとしょっちゅう
ケンカをしていた。

【長毛種】
ペルシャチンチラヒマラヤンがこの部類に入る。毛並みは美しいが手入れに手間がかかる。また、毛玉対策も必要となる。→

【手水を使う】「ちょうずをつかう」読み、ネコが
顔を洗うしぐさでよく知られている。「ネコが化粧をする」とも言うそうだ。

【チンチラ】長く美しい毛が特徴。シルバーと杏色をしたゴールデンの種がある。長毛種なので、毛の手入れと毛玉対策が必要。

【漬け物石ネコ】布団の上などに、ドカッ居座っているネコのこと。朝、起きてみたら、布団がやけに重いということがよくあるが、布団の上でネコが寝ているということがよくある。とくに、冬によく見られる光景である。うちのネコはヘビー級なので、とくにズシリと感じるものがある。


【土を上げる】
放し飼いのネコが外から帰って来ると、足に土をつけている。とくに、雨の日や雨上がりの日は最悪である。ソファーや布団に上がらないうちに足を拭いてやらなければならない。

【爪】爪はネコの大切な武器。
狩りをする時に欠かせないものである。ネコの爪の特徴は出し入れが利くこと。爪を引っ込めておくことによって、音を立てずに歩くことができるのである。また、爪を切る時には深く切らないようにするようにしないといけない。

【爪研ぎ】ネコが爪を研ぐのは、もちろん
狩りの準備のためである。飼いネコの場合は、うれいしい時などにも爪を研いでいる。うちのネコの場合は、イライラを紛らわそうとして爪を研いでいることもあるようだ。いずれにしても、柱や木製の家具、畳などを爪研ぎの道具にしてしまうので、対策が必要だ。

【ティップドカラー】毛先だけが別の色がついていて、ベールを被ったように見える。チンチラが代表的なもの。

【鉄棒ネコ】かつてTVのCMで鉄棒するネコが報じられていた。ネコはイヌより芸を覚えにくいというが、実はそうでもないようである。最近のTVでも撃たれたら倒れる真似をするネコや、歌を歌うネコを見たことがある。

【トイレ】ネコを飼う時に、まずしなければならないのがトイレのしつけである。「ネコの砂」や新聞紙などを使うのがふつう。子ネコをもらって来た時に、トイレの砂もいっしょにもらって来ると早くしつけることができる。→
ウンチ

【胴体】ネコの胴体はとても長い。そしてとてもしなやかである。夏はその胴体をしっかりと伸ばして体温を放熱し、冬には毬のように丸くして、体温を逃がさないようにしている。

【動物病院】
犬猫病院

【胴輪】「リード」とも言う。ネコの胴体に付ける器具。散歩や運搬の時に用いる。実際に付けて体に合った物を購入するとよい。

【飛び出し】ネコの飛び出しは有名である。車の運転手にとって、とてもやっかいなことである。この「飛び出し」はネコの習性なので治すことができないであろう。

【トムとジェリー】1940年代に米国で制作されたアニメ。トムがネコでジェリーがトムの相手のネズミである。たいていの場合、トムがジェリーにこてんぱんにやられている。1940年代のアニメではあるが、今でも人気が高く、TVで放送されたり、そのキャラクター商品が販売されている。

【ドライフード】通称「カリカリ」。腐りにくく保存がきくので、旅行などに出かける時に便利である。
缶詰と併用して与えるとよい。

【ドライブ】
旅行

【トラネコ】トラのように縞模様のあるネコのこと。キジネコなどがその例。毛色が茶色いのは、「茶トラ」と呼んでいる。

【泥棒ネコ】『サザエさん』の歌の中に、「お魚くわえたドラネコ・・・」とあるが、台所でうっかりしていて、魚などを持ち逃げされたことはないだろうか。うちのネコも泥棒の天才で、しょっちゅう「コラーッ。」と追いかけている。泥棒は現代のネコのハンティングのようだ。→
狩り

 

【な行】


【縄張り】テリトリーとも言う。ネコは、パトロールをしてネコ地図を描くとともに、縄張りを護っている。したがって、その縄張りの中にオスネコが入って来ると、激しいケンカになるのである。

【縄張り宣言】爪研ぎをすることよって、「ここはオレの陣地だぞぉ」と、縄張り宣言をしているようだ。

【にけ】毛色が2色のネコのこと。「にけ」と呼ぶ地方では、三毛猫のことを「さんけ」というそうだ。これは、「にけ」と「みけ」では発音が似ていて混同してしまうので、これを避けるためである。

【日光浴】室内飼いのネコの場合、とくに必要になってくる。また、冬場は必要だ。ネコは日光浴をした後に体を舐めてビタミンDを摂取するとのことだ。

【日本猫】三毛猫キジネコがその代表的なもの。ジャパニーズ・ボブテールのように尻尾の短いのが日本猫の特徴だと思われがちだが、実は尻尾の長い方が先輩なんだそうだ。

【にゃあ】【ニャア】ネコの鳴き声と言ったら、この言葉が思い浮かぶ。しかし、それだけではない。「ニャーゴ」「ゴロニャー」「ニャーオ」「ハーッ」「フーッ」「ミャァ」など、実にさまざまに表現できる。泣き声は100種類ぐらいあると言われるが、詳しいところはわからない。ちなみに英語では、”mew”(「ミュー」)と鳴くようだ。

【ニャロメ】赤塚不二夫の作品『もーれつア太郎』の漫画に登場していたネコ。赤塚作品にはネコの他、イヌもよく登場していた。

【にゃんこ】幼児の言葉で、「ネコ」のこと。鳴き声の「にゃぁ」と「かわいい子」から造語されたのではないかと思われる。

【妊娠】ネコは生後、半年から1年ぐらいで妊娠可能になる。また妊娠期間は64日ぐらい。生まれてくる子は3〜4匹というところか。→
避妊

【抜け毛】毎日の世話で、この抜け毛に悩む飼い主も多いと思われる。とくに毛の抜け替わる春から夏にかけてが大変である。うちでも毎日ブラッシングしていても、そこら中に抜け毛が散らかっている。なお、毛並みがいちばん美しく見えるのは、秋だといわれている。→
ガムテープ掃除機

【濡れた物】ネコは濡れた物が嫌いである。それで、
ウンチ対策の方法として、ネコがウンチをしそうな場所に水を撒いていつも湿らせておくとよい。ネコは体が濡れるのを好まないので、風呂が好きだというネコは少ない。

【寝子】ネコの別の呼び名。よく寝ることから、「寝子」と言うようだ。

【ネコイラズ】ネズミ駆除剤のこと。昔は米のポン菓子のような感じでそれに色がつけてあったように思う。「ネズミイラズ」ということもあるが、これは解釈の間違いである。

【ネコエイズ】ネコにもエイズがあるなんて、うちのフーが死ぬまで知りませんでした。外を出歩くネコはこの病気にかかりやすいようです。要注意!

【猫風邪】ウィルスなどが原因で気管支炎などの病気になること。うちのネコも風邪を引くことが多く、くしゃみなどしゅっちゅうやっている。

【猫科の動物】猫科の動物は3種の属に分けることができる。@猫属・・イエネコ、ヤマネコ類、ピューマなど、A豹属・・ライオン、虎、ジャガーなどの大型のネコ類、Bチーター属・・チーター

【猫かぶり】本性を包み隠すこと。

【猫かわいがり】甘やかして極端にかわいがること。

【ネコが落ちている】夏場のネコが道路わきなどで寝ていること。または、交通事故に遭って転がっているさま。ネコは車が近付いて来ると一瞬立ちすくみ、そして、その直前を走り抜けようとする習性があるようだ。だから、交通事故に遭いやすいのである。「車はこわいモノ」と、教えてやりたいものだ。→


【ネコキック】後ろ足で蹴上げること。ケンカの時に、前足で「
ネコパンチ」を出し、後ろ足では、「ネコキック」を出す。どちらも、攻撃力が抜群である。

【ネコ語】ネコに理解できる言葉。近いうちに「ミャウリンガル」というネコ語を理解できる”おもちゃ”が市場に出るようだ。

【猫舌】熱い物を食べられない人のことを
猫舌と言うが、野生のネコは本来、生の物しか食べないので、「猫舌」なのが当たり前なのである。

【猫じゃらし】ネコと遊ぶ時のアイテムの一つ。穂先のようになっているもの、羽根の付いているもの、紐にネズミが付いているものなど、いろいろなタイプがある。中には、リールが付いていて、ネコが釣れるようになっている仕掛けのものもある。

【ネコ背】前屈みに丸く背を曲げていることを「ネコ背」と言うが、ネコの場合はネコ背にしておくことによって、俊敏に次の行動へ移せる。つまり、バネのような作用をするのである。

【猫だまし】目の前で「パチン」と手を打っておどかすこと。ネコもびっくりするだろうが、人間(とくに幼児)もキョトンとして、泣きやんだりするのではないだろうか。

【ネコ地図】
パトロールによってネコの頭の中に作成された地図のこと。ふだん通っている道は目をつぶっても通れるぐらいに正確に覚えているということだ。そのネコ地図をもとにして、獲物を捕まえたり、何かに驚いた時に逃げたりしている。

【猫つまみ】ネコを運ぶ時に、首の後ろを持つことがあるが、これは絶対にやってはならないこと。ネコに苦痛を与えるだけである。母ネコが子ネコを運ぶ時に、首筋あたりをくわえて運ぶことがある。その時、子ネコは体を丸めて運ばれやすい体形ををとる。人間が首ねっこをつまんでも同様の体形になるが、これは本能だと考えられる。しかし、人間は母ネコのようにうまくくわれる(つまむ)ことができない。とくに成ネコになると体重もそれだけかかってしまうので、ネコつまみは厳禁なのである。

【猫撫で声】人の機嫌をとるような、やさしく甘えた声のこと。その声に決してごまかされてはならない。

【猫に鰹節】日本のネコの場合は、この諺があてはまる。しかし、外国のネコは肉食のようである。ネコは、鳥を叩き落としたり、金魚なんかでも、
で引っかけて捕食する。また、ネズミを捕まえて食べるのは言うまでもない。

【猫に小判】役に立たないこと。似たものの例として、「馬の耳に念仏」とか、「豚に真珠」という諺もある。それにしても、ネコたちには失礼な諺だね。

【猫にまたたび】
マタタビ

【ネコの歌】ネコの歌は意外に少ない。「ねこ踏んじゃった」や「山寺の和尚さん」の他には、郡上踊りの「猫の子」、江戸小唄の「猫じゃ」。外国の歌(曲)としては、スカルラッティの「猫のフーガ」、ムソルグスキーの「山猫」、ストラヴィンスキーの「猫の子守歌」などがある。

【猫の子一匹いない】人気(ひとけ)がまったくしないこと。

【猫の手も借りたい】たいへん忙しいこと。

【猫の年齢】猫の寿命は10年から12年。1年で成猫になる。2年で24歳ぐらい。後は、1年で4歳ずつ足していくとおよその年齢がわかる。

※ネコと人間の年齢

ネコ

人間

ネコ

人間

1か月

 1歳

 8歳

48歳

2か月

 3歳

 9歳

52歳

3か月

 5歳

10歳

56歳

8か月

11歳

11歳

60歳

1歳

13歳

12歳

64歳

1歳3か月

18歳

13歳

68歳

1歳6か月

22歳

14歳

72歳

2歳

24歳

15歳

76歳

3歳

28歳

16歳

80歳

4歳

32歳

17歳

84歳

5歳

36歳

18歳

88歳

6歳

40歳

19歳

92歳

7歳

44歳

20歳

96歳

  資料:小島正記監修「ネコの飼い方」成美堂出版

 

【猫の額】狭い所を指す言葉。日本の農業では、「猫の額を耕す」と言われるが、耕地が狭いことのたとえである。

【猫の目】変化、移り変わりが激しいこと。明るさや関心によって、目まぐるしく変化するネコの目を見ていたら納得できる。

【ネコバス】宮崎駿のアニメ映画「となりのトトロ」に出てくる、お化けねこ。足は10本以上あり、目がヘッドライト。風のようにやって来て風のように去っていく・・・。困った時の神頼みのようなキャラクターである。

【ねこばば】拾った物を自分の物にして知らん顔をすること。ネコが自分の
ウンチを土にかくすが、そこから転化したようだ。ネコにとってはいい迷惑であろう。漢字では「猫糞」と書く。

【ネコパンチ】前足で相手をひっぱたくこと。鳥などを叩き落とす時の必殺技。
ケンカをするときにもこの技を使う。「ネコキック」とともに、ネコにとって重要な技。

【猫のことわざ】ネコのに関することわざはいろいろある。「猫に小判」、「猫の手を借りたい」などである。いりいろ調べてみたが、どちらかと言うと、悪い意味のものの方が多いようだ。

【ネコの品種】ネコの品種のおもなものには次のようなものがある。

品種

発生地

毛種・毛色

おもな特徴

アビシニアン

エチオピア

短毛種・ルディ、レッド、ブルー

甘い泣き声。別名「バレエキャット」

アメリカンカール

アメリカ合衆国

短毛種・色、柄ともに豊富

反った耳、先が丸い。

アメリカンショートヘア

アメリカ合衆国

短毛種・茶、白、黒色の縞

背中の大きな縞模様。

アメリカンワイヤーヘア

アメリカ合衆国

短毛種・黒、茶、白色の縞

毛先の曲がった弾力のある毛。

エキゾチックショートヘア

アメリカ合衆国

やや長めの短毛種・毛色は豊富。

ドーム形の頭、丸い目。

エジプシャンマウ

エジプト

短毛種・シルバー、ブロンズなど。

喉から胸にかけてのネックレスのような模様。

オシキャット

アメリカ合衆国

短毛種・茶、ブルー、シルバー。

山猫のような模様。「オセロット」に似ている。

オリエンタルロングヘア

アメリカ合衆国

下毛のない被毛・単色の毛

スリムな体型。

オリエンタルショートヘア

イギリス

短毛種・毛色は豊富。

スリムな体型。絹のような毛。

キムリック

カナダ

長毛種・毛色は豊富。

尻尾がない。跳ねるような歩き方。

コーニシュレックス

イギリス

短毛種・毛は縮れる。

大きな耳。盛り上がった鼻筋。

コラット

タイ

短毛種・シルバーブルー

ハート形の頭。飛び出た丸い目。

サイベリアン

ロシア共和国

長毛種・薄茶、濃茶など。

大型のネコ。

ジャパニーズボブテイル

日本

短毛種・白、茶、黒の斑。

短い尾。「三毛猫」が人気。

シャム

タイ

短毛種・白、顔や手足、尾の先が濃い茶色。

スリムな体型。長い手足と尻尾。

シャルトリュー

フランス

短毛種・ブルーグレーで毛先が銀いろ。

体つきに比べて短い四肢。小さな耳。

シンガプーラ

シンガポール

短毛種・薄い灰茶。

目元のアイライン。

スコティシュフォールド

イギリス

短毛種・毛色、柄ともに豊富。

前に折れ、下向きに垂れた耳。

スノーシュー

アメリカ合衆国

短毛種。顔、耳、四肢、尾のポイント。

目の色はブルーのみ。

スフィンクス

カナダ

無毛種・ブルー、ホワイト。

大きな耳。目はレモン形。

セルカークレックス

アメリカ合衆国

短毛種・縮れた毛。

がっしりとした体格。

ソマリ

イギリス

長毛種・ルディ、レッド、ブルーなど。

尾の毛がとくに発達。

ターキッシュアンゴラ

トルコ

長毛種・白色。

V字型の頭部。細長い四肢。

ターキッシュバン

トルコ

長毛種・白色、頭部と尻尾が茶。

くさび形の頭部。小さい耳。大きな楕円形の目。

デボンレックス

イギリス

短毛種・白、ブルー。縮れた毛。

長い四肢と尾。大きな耳。目は丸みのある卵形。

トンキニーズ

カナダ

短毛種・白っぽい茶、ブルーなど。

やや横についた先の尖った大きな耳。

ネベロング

アメリカ合衆国

長毛種・ブルーのみ。

尻尾の毛が長い。

ノルウェジアンフォレストキャット

ノルウェー

長毛種・茶、黒、白の3色の毛。

やや平たい三角形の頭部。発達した胸の筋肉。

バーマン

ミャンマー

長毛種・胴体は白っぽい。頭部と尾部は茶や黒色。

大きなまん丸い目。小さな丸い耳。

バーミーズ

ミャンマー

短毛種・焦げ茶色。

両目 、両耳ともに離れ気味。まん丸い目。

ハバナ

イギリス

短毛種・焦げ茶、フロスト。

やや縦長の頭部。前傾した耳。

バリニーズ

アメリカ合衆国

長毛種・毛色はシャムに似る。

目の色はブルー。被毛以外の特徴はシャムと同じ。

ヒマラヤン

イギリス・アメリカ

長毛種・毛色はシャムに似る。

目の色はブルー。

ブリティッシュショートヘア

イギリス

短毛種・黒、ブルー、白色。

ビロードのような毛。広く丸い頭に太い首。

ペルシャ

アフガニスタン

長毛種・毛色は豊富。

扁平な顔立ち。

ベンガル

アメリカ合衆国

短毛種・オレンジ、茶色。

大きな斑紋。

ボンベイ

アメリカ合衆国

短毛種・黒色

全身が真っ黒。

マンクス

イギリス

短毛種・豊富な毛色。

短い尻尾。尻尾のないのもいる。

マンチカン

アメリカ合衆国

短毛種・黒色、他。

短くつまったような感じの四肢。

メインクーン

アメリカ合衆国

長毛種・豊富な毛色。

胸の襟巻のような毛。

ヨークチョコレート

アメリカ合衆国

長毛種・チョコレート、ラベンダー。

大きな耳。

ヨーロピアンショートヘア

ヨーロッパ

短毛種・茶など毛色は豊富。

骨太、筋肉質。

ラグドール

アメリカ合衆国

長毛種・フロスト、ブルー、チョコレートなど。

「ラグドール」とは、「ぬいぐるみ」のこと。

ロシアンブルー

イギリス

短毛種・ブルーのみ。

平面で構成されたような頭部。

ロングヘアスコティッシュフォールド

アメリカ合衆国

長毛種・毛色は豊富。

スコティッシュフォールドに似る。

雑種

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高価な純血種より、これがいちばん!

品種

発生地

毛種・毛色

おもな特徴



【ネコ踏んじゃった】歌にもあるが、ネコは人間にまとわりついてくることが多いので、踏まれやすいようである。うちのネコも何度踏んでしまったことか。そして、尻尾の長いネコは尻尾も踏まれやすいようである。獣医さんの話では、少々踏まれたぐらいでは骨折しないとのことだった。
なお、ピアノを弾いたことのある人なら誰でも知っている「ネコ踏んじゃった」の日本語の歌詞は、1954年に丘灯至夫(おか・としお)がつけている。さらに、山口保治(やまぐち・やすはる)が原曲につけ足して今の曲ができたということだ。しかし、このあまりにも有名な曲の作曲者は不明なのである。ヨーロッパに昔からあるピアノ練習曲という説と、1842年に作られた「アイ・ラブ・コーヒー・アイ・ラブ・ティー」が元になったという説がある。さらに、世界各国に伝わっているこの原曲にネコが登場するのは、日本とブルガリアだけなのだそうである。

【猫またぎ】ネコも避けて通るような魚のこと。鮮度を失ったボラなどがその例。また、骨しか残っていない魚もそう言われる。

【猫まんま】煮干し入りの汁かけごはん。ペットフードが普及するまでは、これが定番だったように思う。塩分たっぷり、タンパク質などが不足し、当然のことながら、ネコにとっては好ましくない。→
味付け食事

【猫も杓子も】誰もかれも、みんな。最近の流行を見ていると、この言葉のごとくである。

【猫屋敷】ネコをたくさん飼っている家のこと。または、廃屋など、ノラネコのたまり場になっているような所。

【ネズミ】ネコの
狩りの代表的な獲物。しかし、最近は住宅事情もよくなったのか、「トムとジェリー」のようにネコがネズミを捕まえている光景をあまり見なくなったように思う。

【寝相】ネコは「寝子」とも書き、寝ることが大好き。そして寝相も様々。なかには人間顔負けのすごい寝方をするネコもいる。

【寝場所】ネコにとって寝る場所は重要な要素。「涼しい所はネコに聞け」と言われるが、快適な所を寝場所に選んでいる。冬場はもちろん暖かい所である。そして、くぼんだ所、
高い所も好むようである。

【寝不足】ネコは夜行性の動物と言われるが、寝不足は大敵である。成ネコでも人間の2倍の16時間ぐらいも寝るということだ。

【農薬】農薬が散布されると、草にその成分が付く。
放し飼いのネコは、そういう草むらなどを歩いたりするので、毛についてしまうのである。ネコは毛を頻繁に舐める動物であるから、結果的に農薬を体に取り込んでしまうのである。死に至ることもあるので要注意である。

【伸び】起きた時に、前足を出し、「うーん」と伸びをする。また、背中を高く上げるように伸びをすることも多い。

【伸びる】ネコの胴体はとても長い。それか夏の暑い日に見ればよくわかる。ダラーッと伸びきっている。冬とは逆に体を伸ばして放熱効果を上げているようだ。

【ノミ】ネコにとっての害虫の一つ。ノミが見つかったら早めに退治してやること。ノミ取りまたはノミ避けの
首輪を付けたり、滴下式のノミ駆除剤をやるとよい。ノミ駆除剤は獣医さんに依頼するとよい。効果は3週間から1か月ぐらいである。なお、滴下剤は首の後ろから垂らす。そうしないと舐めてしまう。

【ノラネコ】漢字では「野良猫」と書く。飼っていたネコが捨てたりされて野生化したもの。なお、ノラネコでも飼いネコでも、分類上では、「イエネコ」に入るようだ。生まれた時からノラネコの場合は、成ネコになったらなかなか馴れてくれない。ノラネコは生活条件が飼いネコに比べて厳しいので、寿命も短めのようだ。3年から5年。長くても7年ぐらいか・・・。

【ノラネコ撃退法】ネコを飼っていると、そのうちにノラネコが寄って来るようになる。
ケンカをしたり、エサを取られたりと、被害はつきものである。それで、ノラネコを撃退しなければならない。豆などを撒きおどかしたり、忌避剤を撒いたりと、いくつか方法はある。しかし、何よりもノラネコを作らないことが先決ではないだろうか。

【は行】


【歯】子猫の歯は、生後2から4週間ぐらいで乳歯が生えそろうようだ。そして、それが3か月から5か月で永久歯に生え替わる。ネコの歯は、乳歯26本、永久歯が30本である。ネコには鋭い犬歯がある。ネコでも犬歯というのがおもしろい。その犬歯で、「ガブリ」とかみつくのである。

【パーティーカラー】
三毛猫のような模様。白、茶、黒などの色が、パッチワークのように織りなしている。

【はこすわり】お腹を付け、前足を内に組むようにして座っている姿。くつろいでいる時にこんな座り方をしている。「香箱を作る」とも言うそうだ。


【発情期】年に4回起きるのがふつうのようだ。とくに2月ごろがピークで「節分ネコ」になる。メスのにおいのオスが惹かれて大きな声で
「恋の歌」を歌う。

【パット】足の裏にあるゴムのような肉球のこと。このパットのおかげで、音を立てずに歩いたり、飛び降りたときのクッションにもなるのである。

【パトロール】ネコの日課としてパトロールは欠かせない。自分のなわばりを回り、
ネコ地図を最新のものに更新しているのだと言われる。その目的のいちばんは狩りの成功率を高めるためである。

【鼻】ネコの鼻はいつも湿っているかというとそうではない。例えば、寝ている時は乾いている。起きていても乾いている場合は病気している可能性がある。同時に、目に瞬膜が出ていたら要注意。→


【放し飼い】田舎のネコは放し飼いが多い。うちのネコもそうだ。自由奔放でいいのだが、しかし、近所への対策は必要となる。また、いろいろな”病気の素”を拾って帰るので要注意である。日本で放し飼いがされるようになったのは、書物によると江戸時代の直前(1602年)からだそうである。→
室内飼い

【反省】ネコの辞書には、「反省」や「ごめんなさい」という言葉はない。悪いことをしても、ただ、そそくさと逃げていくだけである。なかには、
ペロペロと舐めていくのもいるが、本気で謝っているということはない。

【ヒキガエル】通称、「ガマガエル」と呼ばれる蛙で、いぼから乳白色の毒液をだす。これは、ネコにとって猛毒らしい。つい噛んだりするが、深く噛んでしまいと毒が体内に入ってしまい、死に至る。

【ヒゲ】ネコにはりっぱなヒゲがある。これはとても大切なものでレーダーの役目をしている。ヒゲは目の上や口のまわりにあり、それを使って障害物の有無を調べたりする。また、ヒゲは
を護る働きもしている。顔を洗うのは、実はこのヒゲをきれいにしているのである。とくに、食事の後はヒゲをきれいにしていることが多いようだ。
その他、ヒゲの使い方としては、
 ・ヒゲを10時10分に向ける→機嫌がよい。
 ・ヒゲを下に向ける→目的の物に関心を寄せたり、高さなどを測っている。

【膝の上】ネコが好む場所の一つ。真ん中が窪んでいて、しかも温かいので寄りつくようだ。とくに冬場にはよくやって来る。

【引っかく】「かむ」とともに、ネコの得意技。これも。、子猫の成長過程の行動である。

【人につかずに家につく】よく言われることではあるが、必ずしもそうではないようである。飼い主の家から近所までを
パトロールして、「ネコ地図」を描くといわれる。→縄張り

【日なたぼっこ】ネコが、庭先が縁側などで日なたぼっこをしているのをよく見かける。とくに冬場に見られる。ネコは日なたぼっこをし、そのあと毛を舐めることによって、ビタミンDを取り込んでいる。
室内飼いのネコは、意識的に日なたぼっこをさせてやる必要がある。

【避妊】メスネコに子どもを産ませないようにするために施す手術のこと。産んだ子を捨ててしまい、「
捨てネコ」をよく見かけるが、そうしないためにも、避妊手術をしたほうがよいと考える。手術費用は3〜4万円といったところか。→去勢妊娠

【ヒマラヤン】ペルシャにシャムをかけ合わせて作られた猫。白い毛が特徴。
長毛種なので、毛の手入れと毛玉対策が必要。→

【品種】今あるネコの品種はいろいろな種を交配して作り出されてきた。ネコの品種にはいろいろあるが、体の大きさや顔の形、毛並みなどの差異は、犬に比べると少ないように思われる。→
ネコの品種の表

【ブタネコ】非常に太ったネコのこと。
食事など注意をこころがけ、また運動をしっかりとさせてシェイプアップさせるとよい。

【ブチネコ】体に斑のもようがあるネコのこと。ふつう、毛色が2色のものを指す。毛色は、白+もう1つの色である。斑のある位置はネコによって異なり、口の周りにあると、髭のように見えることもあって、ユーモラスである。なお、毛色が2色のブチネコを「にけ」(二毛)と呼ぶ地方もある。また、三色の場合は、三毛猫で、地方によっては「さんけ」と呼んでいる。

【布団の上】寒い時、ネコが好む場所の一つ。うちのネコの場合も、冬場には、布団の上で、丸くなって寝ている。布団や膝の上など、くぼんだ所は体温が逃げにくいのだろう。

【ブラシ】抜け毛を取ったりする時に使う。ブラシを嫌がるネコもいるので、小さいうちから慣らしておくことが必要である。ブラシには、ノミ取り用のラバーブラシや目の粗い毛を手入れするためのブラシもある。→
クシ

【ブリーダー】ある種のネコを専門的に繁殖している人。または、そういう施設。飼いたいネコが決まっていて、また、純血種を飼いたいのなら、そこで探すのがよいかも知れない。

【ふりむきネコ】主人に餌をねだる時など、「ニャァ」と鳴きながら、振り向いて来る。自分の主人がちゃんとついて来ているかを確かめるように、振り向きながら、餌場へと導いてくれる。

【風呂】ネコは元来
きれい好きなので、風呂に入れる必要はないということだが、放し飼いのネコの場合は、毛がよく汚れる。そういう時には、入浴も必要になろう。ネコは濡れることをあまり好まないので、小さいときから慣らしておくこと、また、顔を洗う時には、とくに耳に水が入らないように注意しなければならない。

【風呂の蓋】夏場のネコは、この上で寝るのが好きなようである。水槽の網の上で寝ているのも見たことがある。いつだったか、TVで水槽の上で寝ていて、その中に何度も落ちた”まぬけな”ネコを見たことがある。
冬は逆に、風呂の蓋の上は温かいので、この上によくいることがある。しかし、これも危険なのである。とくに湯をはっている時はさらに危険。熱い湯の中に落ちてしまい、大やけどをしてしまうことがあるので、浴室にネコを入れないようにしよう。

【ペットショップ】飼いたいネコもそうであるが、用品を揃えるにはペットショップを訪れるとよい。飼い方など、相談に乗ってくれるかもしれない。

【ペットフード】ドライフードやネコ缶の総称。最近ではペットショップに行かなくても、スーパーマーケットなどで手軽に入手できる。また、ペットのおやつとしてネコ用のものもある。おやつは、人間用のものではなくて、これを与えるとよい。

【ペットホテル】旅行へ行って不在になる時などに、飼いネコを預かってくれる施設。預ける日数は長くても3日ぐらい。そうしないと、ノイローゼになってしまうこともあるそうだ。

【ペルシャ】
長毛種の代表的な品種。ホワイトとブルー(実際には灰色に近い)の種がある。毛の手入れと毛玉対策は怠りなく・・・。

【ペロペロ】あのざらざらのでペロペロ・・・。愛情表現の一つである。

【ベンガル】アメリカ合衆国で作られたネコで、いかにも野生っぽい感じがするネコである。足先も頑丈で、そういうところにも野生の魅力を感じるようである。

【ポインテッド】顔や手足、尻尾などの色が違うもの。
シャムがその代表的なもの。ポイントが浮かび上がるのは、体温の違いからだそうだ。

【ぼけ】人間にもあるが、ネコにもぼけがある。7歳から8歳で始まるそうだ。人間同様に老いたネコにもいたわりが必要である。→
老い

【ボディランゲージ】ネコの身体表現。愛情表現など、ネコ特有なものが多い。尻尾、あるいは、体全体で、身体表現をしている。

【ホットカーペット】冬場のネコの好きな場所の一つ。ネコがその上に寝そべって寝てしまうことがあるが、低温やけどになるおそれがあるので、注意しなければならない。低温やけどを防ぐ方法としては、ホットカーペットの設定温度を下げること。また、カーペットの上にタオルを敷くなどするとよい。

【頬のふくらみ】成熟したオスネコがそのようになる。しかし、そんなオスネコでも
去勢すると、頬のふくらみがなくなり子どもの顔に戻ってしまう。

【ま行】


【前足】【前肢】ネコは前足をとても器用につかう。狩りの時のテクニックもそうであるが、その前足を使ってドアも上手に開けてしまう。ついでに、そのドアを閉めてくれると、もっとよいのだが・・・。→ネコパンチ

【マーキング】イヌが電柱にオシッコを引っかけるように、ネコはスプレーをしたり、至る所で体をすり寄せている。自分の臭いを付けているのであるが、この行動をマーキングという。→スリスリ

【マタタビ】「猫にまたたび」と言われるが、ネコの大好物の一つである。マタタビで酔うとトリップしたような状態になる。ただし、個体差があるようで、すべてのネコが興味を示すとは限らない。マタタビの木は山地に自生している。葉は丸く、ところどころ白くなっている。夏に5枚の花弁の白い花が咲く。実は黄色く熟す。熱湯に浸して乾燥させた果実を薬用にもする。リウマチや中風に効能があるとのことだ。

【待ちネコ】飼い主の帰りを待っているネコ。ネコも飼い主の帰宅時刻がわかるのか、玄関先でひたすら待っていることがよくある。うちのネコの場合もそうだ。また、前に飼っていたネコは私が帰宅すると、どこからとなく現れて来ていた。ネコの体内時計もたいしたものである。

【まとわりつく】ネコは足もとなどに寄って来てまとわりつく。からむようにやってくるので、つい、け飛ばしたり、手足などを踏んでしまうことがある。

【招き猫】座って片方の前足を挙げて人を招くような姿をしたネコの置物。顧客・財宝を招く縁起のよいものとして、お店などに飾られている。
 ・手について   右手を挙げている=お金。左手を挙げている=お客。
 ・毛色について  白色=福。黒色=健康。金色=運。

←これ!

【まばたき】ネコはまばたきが苦手である。じっと見つめていると、ジワーッと目をつむる。あの大きなが乾かないのかと心配するほどだ。目を瞑ると瞬膜が現れる。

【丸くなる】「犬は喜び庭かけまわり猫はこたつで丸くなる」と歌にあるが、冬場のネコは本当に毬のように丸くなって寝ている。これは、体温の放熱を防ぐためである。逆に、夏になると、胴体を精いっぱい伸ばしてねているが、これは体温を放熱するためである。ネコの胴体の見かけの長さが夏と冬とではこんなに違うのかと驚いてしまう。

【三毛猫】日本猫の代表的な品種。白、茶、黒の3色の毛色をしている。オスネコは珍しい。オスの三毛猫は遺伝的に現れにくい。また、生殖能力がないと言われている。

【水】食事とともに大切なのが水。たっぷりと与えるようにする。また、ネコは水たまりの水をよく飲んでいるが、水道水の臭いが嫌いからだといわれる。

【見つめる】ネコはじっと見つめられるのが苦手である。じっと見つめていると、目を細めたり、そっぽを向いてしまうことが多い。ネコは単独行動する動物なので、その習性からかもしれない。

【耳】ネコの耳は嘘をつかない。思わず食べ物の方を向く。また、聞き耳を立てたり、関心がある物の方へ耳だけは向けている場合が多いようである。パラボラアンテナのような耳で音を聴き分けている。なお、あまり大きな音は聴かせないほうがいい。


【ミミズ腫れ】ネコの
で引っかかれた時にできる傷跡。ネコと格闘していると、飼い主にこのミミズ腫れが絶えないのである。

【耳ダニ】耳の穴を覗いて黒くなっていたら、耳ダニがいる可能性が強い。また、耳を掻いて振るようにすることがあるので、そういうしぐさを見たら要注意である。耳ダニの検査は3か月に1度するのがベストだそうだ。

【耳の後ろ】この部位を掻いてやるとネコは喜ぶ。後足を使ってよく掻いているが、うちのネコの場合は、手をのべると耳や顎を差し出してくる。

【ミャァ】子ネコが母ネコを探す時に、よくこんな鳴き方をする。子ネコの場合、連続的に鳴くことが多いので、けっこうやかましいものである。

【ミュウ】英語でのネコの鳴き方。”mew”と鳴くようだ。発音を日本語(片仮名)表記にすると、「ミュウ」になる。

【ミルク】子猫用に調整されたオッパイのこと。ネコの母乳は牛乳より濃いので、ミルクも「ネコ用」のものを与えるとよい。

【身を隠す】ネコは死が近づくと身を隠して飼い主の所からいなくなるとよく言われる。昔のネコはそうだったかもしれないが、今のネコはそうでもないようだ。いずれにしても、静かな場所を死に場所として選ぶようである。

【虫歯】ネコも虫歯になることがある。原因は人間用のお菓子など。とくに、ショートケーキやアイスクリームなどをよく食べる。どちらも甘いので、虫歯の原因になりやすい。

【むだ鳴き】不必要にニャァニャァと鳴くこと。
チンチラヒマラヤンはむだ泣きが少なく、ジャパニーズ・ボブテールなどはむだ泣きがやや多いようである。例外もあろうが・・・。

【目】ネコの目は非常にするどい。また、瞳孔の形が明るい所とくらい所では全然違う。明るい時には針のように細くなり、暗い時にはまん丸くなっている。また、針のように細くなっている時には縦長であるが、これは行動パターンによると言われる。木によじ登ったり、空中で獲物をキャッチしたりする時に、上下方向の物がよく見えるようにするためだそうだ。さらに、光量お調節するのには縦に細くしたりするほうが都合がよいようだ。また、暗くなると、ネコの目は不気味に光る。これはネコの目がナイトビジョンのように光を集めるしくみになっているからである。ネコの目は暗い所でもよく見えるが色は識別できないようである。また、真っ暗闇では、ネコの目をしても見るのは不可能のようだ。目の色は、金色や緑、青色など様々であるが、子ネコの時はみんな青灰色をいていて、生後2〜3か月でそれぞれの色に変化していく。また、左右の目の色が異なるネコもいる。寝ている時はいいが、起きている時に瞬膜が出ている場合は病気を疑おう。→

【目覚ましネコ】うちのネコの場合、朝早くから、「餌をくれ」というように、やかましく鳴く。ネコは人間とは違い、好きな時間に寝て好きな時間に起きる。飼いネコの場合は、人間の生活にだいぶ合わせてくれるが、本能で行動するので、こういう「目覚ましネコ」になるものと考えられる。また、人間とともに生活をしているから、人間の生活リズムを学習して、このようになったとも考えられる。条件反射と言うべきか・・・。

【メスのにおい】メスが発情した時に出るにおい。このにおいは遠くまで届くようで、オスネコはそれを嗅いで発情すると言われる。→発情期

【目ヤニ】ネコの目頭にヤニが出ていることがある。目ヤニがひどい場合は、伝染性呼吸器病などの病気の可能性がある。目ヤニはティッシュペーパーか綿棒で拭いてやるとよい。

【メンソレータム】ウチのネコは、メンソレータムに異様に反応する。またたび以上かもしれない。

【物陰】ネコの絶好の隠れ場所。とくに駐車場のの下を好むようである。夏にはちょうどよい日陰にもなるようだ。だから、車を発進させる時には。下にネコがいないか確認することも必要である。

【モミモミ】ネコのしぐさの一つ。子ネコの時の乳房を揉む名残である。→足踏み運動

【や行】


【やけど】ストーブの上に乗ったり、風呂の蓋から湯船に落ちたり、湯の入った容器をひっくり返してやけどを負ってしまうことがある。ネコは毛が生えているので、やけどの状態がとてもわかりにくい。やけどをした時には、水道の水で冷やし、滅菌ガーゼで傷の部分を覆って病院に直行すること。

【夜行性】ネコは夜行性だと言われている。昼間は目を細めて寝そべっていても、夜になると元気になり、外をふらついているのだ。こまったのは、夜のネコ同士の喧嘩。今まで、何度も目を覚まされ、腹立たしい思いをしている。

【ヤマネコ】野生のネコ。日本では、「ツシマヤマネコ」「イリオモテヤマネコ」。外国では、「オセロット」などが、その部類に入る。こういうタイプのネコが本来の姿だと思うのか、好む人もけっこう多い。また、星座にも、「山猫座」というのがある。

【山猫軒】宮澤賢治の『注文の多い料理店』の中に出て来る。英語読みだと、”Wildcat House”と、なる。

【槍をを立てる】ネコが体を舐めていくうちに、下腹部になると、片足を高く上げていることが多い。この姿を「槍を立てる」という。

【夜遊び】うちのネコもよく夜遊びをする。単に遊ぶだけならよいのでが、ケンカが絶えない。夜の泣き声は相当遠くまで響くので、無断外泊させないようにしないといけないだろう。

【予防接種】ネコの病気予防のためはワクチンの接種も必要だ。日本でネコに使用されているワクチンは、ネコカリシウィルス感染症、ネコウィルス性鼻気管炎、ネコ汎白血球減少症の3種の混合ワクチンだということだ。予防接種は生後2か月ごろから可能。次の接種は、第1回目から3週間後、あとは、1年に1回の割合で受けるようにするとよい。そうすれば、この3つの病気は防げる。予防接種の代金はそんなに高くはないので、受けた方がよいかもしれない。

【夜の集会】ネコは夜行性の動物である。数匹のネコが集まって集会を開くというのは確かなことのようである。うちのネコも夜遊びが大好きである。

【ら行】


【落下】ネコを落下させると、体を捻って上手に着地する。顔や上半身を先に捻り、それから下半身を捻っているようだ。着地の時は、長いしなやかな胴体で重力を逃がしているようである。着地するとき、距離が短くても、また目隠しをしていても平気なようで、うまくできる。

【離乳食】乳歯が生え始めたら離乳期に入る。離乳食はドライフードなどをミルクでふやかしてやるとよいようだ。なお、ネコは大きくなっても、離乳期に与えた餌をずっと好む傾向があるという。→食事

【旅行】ネコにとって旅行は一大事である。車などで移動する場合、キャリングケースなどに入れると思うが、長くても4時間ぐらいにとどめたい。また、移動の途中で放すのは避けなければならない。ネコの心理状態が平時ではないので、どこかに行ってしまい呼んでも反応しなくなる。

 

【わ行】

【わりぃネコ】わるさ(イタズラ)をするたびに、「わりぃネコじゃ!」と言って、追い回しているが、悪さをすると、それがわかるのか、そそくさとどこかに逃げて行ってしまう。

【わるさ】ネコにわるさはつきもの。ウチのネコも、障子紙を破ったり、棚の上の物を落としたりと、いろいろな物を壊される・・・。困ったものだ。


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