
式文解説 Liturgy expositon
ルーテル教会では礼拝に式文を用い、唱和します。それは伝統に裏付けられた知恵の宝庫です。
しかしその意味が不明では心から唱和和することが出来ません。
そこで、式文に盛られている宝のエッセンスを解説するのがこのコーナーです。
毎週水曜日に連載します。
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49:「派遣の部」C:
「僕を安らかに去らせてくださいます」
*「老人は夢を見る」:聖霊降臨主日の使徒言行録中のヨエルの預言「老人は夢を見る」と、シメオン翁の姿が二重写しになる。それは礼拝の終わりが聖霊降臨の時と重なることでもある。礼拝において私たちは霊に満たされて「安らかに去ってゆく」。シメオンは、アブラハムのように、まだ見ぬ先を、夢によって確信を与えられる。そのような「夢」が主の霊によって与えられる。夢や幻は人間を神と結びつける梯である。礼拝とは天と地を結びつける交わりの時である。 |
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