式文解説 Liturgy expositon

ルーテル教会では礼拝に式文を用い、唱和します。それは伝統に裏付けられた知恵の宝庫です。
しかしその意味が不明では心から唱和和することが出来ません。
そこで、式文に盛られている宝のエッセンスを解説するのがこのコーナーです。
毎週水曜日に連載します。
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2014年05月14日

47:「派遣の部」@:

 「派遣の部」

*先日4月29日から5月1日まで開かれた日本福音ルーテル教会の総会で2016年に最終提案される新式文のデモンストレーションがあった。内容的にはまだまだ粗削りの状態であり、ようやく出発点に立った観がするが、私にとって評価できる点がひとつあった。それは「派遣の部」が礼拝の最後にまとめられ、礼拝全体が派遣に向かって整えられていることが明確化されているという点である。献金や教会の祈りも派遣の部にパッケージ化され、祝福をもってこの世に派遣されることの強調が鮮やかであった。このパッケージ化によって、礼拝が、主のみことばと聖餐に与かってこの世に派遣されるキリスト者の礼拝であることが明確にされる。




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