式文解説 Liturgy expositon

ルーテル教会では礼拝に式文を用い、唱和します。それは伝統に裏付けられた知恵の宝庫です。
しかしその意味が不明では心から唱和和することが出来ません。
そこで、式文に盛られている宝のエッセンスを解説するのがこのコーナーです。
毎週水曜日に連載します。
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2014年03月26日

41:「聖餐の部」C:「その日の序詞とサンクトゥス」

「喜びをもって主を迎えよう」

・「その日の序詞とサンクトゥス」をもって、主を迎える。

・「サンクトゥス」とは「聖なる」の意味である。「聖なる、聖なる、聖なる万軍の主・主の栄光は、地を覆う」。「この呼び交わす声によって、神殿の入り口の敷居は揺れ動き、神殿は煙に満たされた」(イザヤ6章)。主の栄光を讃える歌である。天地の造り主の圧倒的な権威に震え慄き、イザヤは聖なる経験をした。聖餐は主イエス・キリストにおいて聖なる方に出会う場である。

・「ホサナ、主の御名によって来られる方を讃えよ」。「ホサナ」(「ホザンナ」「ホザナ」とも)はイエス・キリストがエルサレムに入ったとき、民衆が救い主の登場に歓呼した叫び。私たちはイエス・キリストにおいて、神のメシアの栄光を讃える。それは、幼子のように、「ロバの子」に乗って来られる主の栄光である。




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