式文解説 Liturgy expositon

ルーテル教会では礼拝に式文を用い、唱和します。それは伝統に裏付けられた知恵の宝庫です。
しかしその意味が不明では心から唱和和することが出来ません。
そこで、式文に盛られている宝のエッセンスを解説するのがこのコーナーです。
毎週水曜日に連載します。
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2014年03月19日

 40:「聖餐の部」B:

「聖餐序詞」

@「主が共におられるように」⇔「またあなたと共に」
A「心を込めて主を仰ぎましょう」⇔「主を仰ぎます」
B「主に感謝しましょう」⇔「感謝はふさわしいことです」

これらの三節によって、聖餐に向けての心が整えられます。

@は、一番聖なる言葉「主が共に」(インマヌエル)です。すべての良き事はこの言葉が支配する場において起こります。

Aの原意は「心を高く上げよ」です。コロサイ3:1 「さて、あなたがたは、キリストと共に復活させられたのですから、上にあるものを求めなさい。」 3:2 「上にあるものに心を留め、地上のものに心を引かれないようにしなさい。」キリストの死と復活を宣べ伝える聖餐が行われる時、その事が起こるのです。

Bは「感謝」です。聖餐が「感謝の祭儀」と呼ばれるのは、キリストにおける救いの業に対する感謝の応答だからです。聖餐は、キリストの聖なる体に与かることへの万感の感謝です。




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