
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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★2015年08月18日(火):「まことの食べもの」
≪賛美頌≫詩34:10-15(865)*≪今日の聖句≫詩34:11
若獅子は獲物がなくて飢えても、主に求める人には良いものの欠けることがない。
*「若獅子」はエネルギーを一番必要としているものの象徴。エネルギーがなくなれば若獅子も動けなくなる。エネルギーを支配する者は世界を支配する。世界はその支配権をめぐる闘争の歴史であった。8月11日に川内原発が再稼働した。日本の支配層の関心は現在までのエネルギー政策を維持することだけであり、新たなエネルギーの開拓をすることは眼中になく、むしろそれを阻害している現状である。
*太陽エネルギーは無尽蔵の恵みである。そして世界は今それにシフトするエネルギー政策を推進している。太陽直接だけでなく水素エネルギーも含めて太陽からの恵みである。太陽のことをもっともっと根源的神学的に真剣に考えてゆかなければならないとおもう。太陽系の99.8パーセントの質量を持つ太陽に太陽系の惑星はすべて依存しているのだから。
*一方、人間は地上に人工の太陽を持とうとの野望を抱く。原爆の最初の実験にトリニティーと名付けたことにその野心が反映されている。しかしそれは幻想である。人間は何にエネルギーを依存すべきか?はきわめて神学的課題である。出来ることと為すべきでないことを峻別する倫理的責務を負っている人間だから。
*「主に求める人には良いものの欠けることがない。」「良きもの」。人間に生の喜びをもたらす神のたまもの。その「欠けることなき良きもの」を神は最初から与えておられる。それが太陽の恵みである。すべて他のものは添えて与えられるべき、最初からの、そして最高最大の恵みは太陽である。わたしたちは毎日毎日、太陽の光の食事を与えられている。実際わたしは毎朝太陽を30分見つめ、そのエネルギーを充てんさせていただいている。太陽のおかげで、すべてのものは生かされていることを実感する。光の食事こそ「まことのたべもの」。神学的にはイエスキリストとの交わりを意味する。
*欠けることなき神の賜る良きものを忘れて、自分たちの達成した最高のエネルギーとしての原子エネルギーを誇ることは人間を傲慢な「若獅子」にして、飢えのために死ぬべき存在へと至らしめる。 |
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