「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2015年07月24日
「本気度」

*≪今日の聖句≫ マルコ6:34

 イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を 深く憐れみ、いろいろと教え始められた。

@「大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、・・・」 の中に、直観力に基づく宣教の原点を見る。

@今度の強行採決に至る政治的危機状況に直面して、一人の民として真剣に自問 している人々の発言がインターネット上に見られる。「私たちの本気度 が試さ れている」と。ある人が言った「安倍さん一人を悪者にしていいのか」との発言 は私たち一人ひとりが神の前で悔い改めを迫られていることを真 剣に捉えるべ きこととしてはじめて理解できる言葉である。

@それにしても私たちは弱い。だから、「ほとぼりが冷めればすぐ忘れるよ」と 言われてしまう。そのような弱い存在である私たちに対する主の憐れみ は半端 ではない。人間を滅びの淵から引き上げて救いをもたらそうとする主の本気度は この世の常識をはるかに超えて、十字架に至るまでの熱情であ る。その救いの 助けを得てそのつながりの中で、私たちは強くされる。

@牧者は神の本気度(まこと)をもって遣わされる。神は熱情をもって必要な牧 者を遣わす。宗教改革者ルターは改革のための改革ではなく、また単な る社会 的不正義の解決を訴えた社会改革者でなく、飼う者のない人々を憐れむ者とし て、何よりもまず牧会者であった。『牧会者ルター』を著した石田 順朗先生の ことが思い起こされる。私たち一人一人がイエスキリストの本気度に触れて、御 跡に従う者として、ひとりひとり小さなキリストとされて、 飼う者のない羊の ような有様を深く憐れむ、憐れみ深い生き方へと悔い改めの生活をしよう。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
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