「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2015年07月21日
「パッションの神」

:≪第一日課≫エレミヤ23:1-6(1218)*≪今日の聖句≫エレミヤ23:1

 「災いだ、私の牧場の羊の群れを滅ぼし散らす牧者たちは」と主は言われる。

@「わたしは熱情の神」だとモーセに神は語られた。心から動く、心を動かされる者として神はご自身をそのしもべモーセに明らかにされた。パッションの神こそ聖書の啓示する神である。

@このことばの射程は広大無辺である。宇宙世界は物より前に心が初めにある創造世界だということを意味しているからである。世界は義によって成り立つ世界だということである。神と人間、人間と人間のあらゆる関係において、心が最初にあるということである。だから、心の伴わない行為、心ここにあらずで最初から結論ありき、は人間の行為ではない。悪魔に売り渡された魂の所業である。

@23:1:「『災いだ、わたしの牧場の羊の群れを滅ぼし散らす牧者たちは』と主は言われる。」と、エレミヤは主の心を告げ、熱情の神自らが良い羊飼いを立てることを告げる。牧者が悪しき場合、神自らが良い羊飼いを立てる! これはいわゆる終末論的希望であり、究極的根拠に基づく希望である。今日でもこの言葉は妥当する。そのような終末論的希望を持った信仰の復活が求められている。

@パッション(熱情)の神は、コンパッション(憐れみ)の神である。すなわち、人間の苦しみ(パッション)を共に苦しむ(コン・パッション)神である。「そうして国は救われ、民は安らかに住まうことができるようになる」。その時、民はこの世の力に屈服する次元を超えるための幻を見る高い志を持つ民となる。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
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