
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「不信仰 対 巡礼者」
≪福音書日課≫マルコ6:1-13(71)*≪今日の聖句≫ マルコ6:6,12
6:6 そして、人々の不信仰に驚かれた。
6:12十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。
@人間の不信仰がイエスによって驚かれているが、その「不信仰」は変革への勇気のなさに現れている。イエスは郷里の近親関係の世界から飛躍することなく、神の言葉に耳を傾けようとしない人々と決別し、広い世界に宣教の旅に出る。
@これは今日まで、そしてさらに、信仰がよみがえるまで、人類を新たな信仰へと悔い改めさせる運動として悠久の歴史として続いている。イエスの宣教はその出発点として世界を導く転換点となった。それは人類を神の子として取り戻すための長い巡礼の旅へといざなう道であった。
@地球巡礼者という言葉がある。『こわれかけたこの星に今してあげられること』という本で、インド出身で現在イギリスで活動している思想家、教育者であるサティシュ・クマールが言っている、「地球巡礼者になるために必要なこと@」が非常に印象的である。「お金は一切持たず、托鉢しながら、裸足で進むのです。食料を分けてもらえば感謝します。食料を分けてもらえなくても感謝します。感謝の気持ちが巡礼の基本なのです。巡礼の道は感謝の道。ただ存在することに感謝します。」彼は実際、核大国への抗議として14000キロを裸足で歩いた。彼のモットーは人生そのものが霊的巡礼であるということである。
@イエスキリストが弟子たちを宣教の旅に遣わす時に与えた戒めは、クマールの地球巡礼者への誘いのための注意事項と符合している。使徒や預言者が神とともに歩む道を宣べ伝えたように、現在の私たちも一人ひとり独立個人として天の道を知らせる働きを託されている。その際、物質文明の対極的価値観にもとづく戒めを銘記する必要が大前提としてある。
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