使徒信条解説


16:我はそのひとり子、我らの主イエス・キリストを信ずI


「死んで」@

「イエス・キリストの死」

・主イエス・キリストの死は神の子の死として万人の死の代表である。それをパ
ウロは、アダムとの対比で考える。アダムの死が不従順の結果としての 死であ
るのに対して、イエス・キリストの死は従順の死である。前者の結果、全人類に
死が入り込んだ。それに対して、イエス・キリストの従順の死に おいて、全人
類は死から命へとよみがえらされた。それ故、イエス・キリストの死は、死を死
に至らせる死である。その死によって全ての人がイエス・ キリストの後に従っ
て、イエス・キリストに手引されて、死から命へと過ぎ越されるのである。




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