
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「主が王となってくださる」
*≪今日の聖句≫ 黙示録7:16-17
「彼らは、もはや飢えることも渇くこともなく、/太陽も、どのような暑さも、/彼らを襲うことはない。玉座の中央におられる小羊が彼らの牧者となり、/命の水の泉へ導き、/神が彼らの目から涙をことごとく/ぬぐわれるからである。」
・「主が王となってくださる」。恵み深い王を戴く民は幸い。それは個人の魂においても、国を統治する王においても共通に妥当する。両者は神の目からは一つである。
・王制の良いところは良い王との信頼関係によって国が立ち、民が喜びを得ることである。逆に、悪い王の絶対権力に支配されるなら、民は苦しみの淵に突き落とされる。両者を天秤にかけるなら、イスラエルの最初の預言者サムエルは近隣のような王制を願う民に対して、よくよく慎重に考えるように促した。力のつよい王国を願望した民は結局、王を戴くことを願った。それ以来、イスラエルには、良い王と悪い王が起こり、民の栄光と挫折の歴史が繰り返される。イスラエルにおいて、王とは本来、神ご自身のみであった。地上の王の理想は神に従う王、神の御心に沿う王であり、その理想像がたえず掲げられた。
・民が飢えたり渇いたりする食料問題や、環境異変による異常気象は、大きく社会全体の問題、統治の問題である。それはほとんど人為的な問題に帰せられる。だから民は良い統治を切望する。民自身が統治することができないから、代表者に委ねる以外にないからである。
・歴史の終末に向けて、真の課題は、良い政治を如何に実現すべきかである。「玉座の中央におられる小羊が彼らの牧者となり、命の水の泉へ導き、神が彼らの目から涙をことごとくぬぐわれる」。そのような政治を担う「良き羊飼い」をどう選ぶべきか。人は、選ぶ基準を確かなものとさせなければならない。ダビデを選んだ時、サムエルはどのような基準で選んだか。今日、私たち一人ひとりが主権者としていつも選びの課題を負っている。宣伝の大きさに惑わされることなく、神の真実に従ってゆこう。そして、同じように、私の魂にも良い羊飼い、恵み深い王、喜んで命を捧げて従うべき王を見出そう。クリストフォロスが長大な旅の末に心から仕えるべき王キリストを見出したように。 |
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◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。
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