
「みことばの宅配便」 Daily Manna
あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105
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「神はわが砦」
*≪今日の聖句≫詩46:12
「万軍の主はわたしたちと共にいます。ヤコブの神はわたしたちの砦の塔。」
・「万軍の主」:古代においては、神と国家は一体であり、強い神が国家を守る力と信じられていた。現代的意義としては、私たちを守る力は何か?あるいは誰か?という問いへの答えとして、あらゆる力の源として「万軍の主」を比喩的に語ることができる。「万軍の主」は、天使のおびただしい「軍団」を引き連れて、霊的戦いを悪魔に対して戦う。
・「私たちと共にいます」はヘブライ語で「イマーヌ」、「インマヌ・エル」:神(エル)、我らと共に:と同様、「主、我らと共に」という祝福の言葉であり、神が我らと共にいてくださることが全ての救いの本質であることの表現である。
・「ヤコブの神」の「ヤコブ」は、神と戦う者「イスラエル」の元の名前。現代的意義としては、神の前に生きる全ての者を、祝福を得た後だけでなく、その前からの全生涯を治め、導く神のことが言い表されている。
・「私たちの砦」:「私たちの」であって、「私の」ではない。賛美歌の「神は〈わが〉砦」の訳は正確ではない。神と私たちは本来、国家とか民族の主なる神として共同体的な関係にある。近代の個人主義的バイアスの極端な揺れを共同体の価値の回復をもって修正しなければならない。
・以上をもって「万軍の主はわたしたちと共にいます。ヤコブの神はわたしたちの砦の塔」のフレーズが詩篇46篇の合唱部分で繰り返されることの意義を確かなものとしたい。 |
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主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。
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