「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2014年10月20日
「栄光と力を主に帰せよ」

*≪今日の聖句≫詩編96:7
 「 諸国の民よ、こぞって主に帰せよ/栄光と力を主に帰せよ。」

*詩篇作者は、全地と諸々の国に対して、神への賛美を歌へと呼びかけている。世界が神を知る知識で満たされるように。人間を超えた大いなる栄光の神を知るところにしか、人間の魂を制御する力はない。

*天地万物、時空の創造者については、「聖なる輝きに満ちる主」(96:9) と呼ばれている。無限のエネルギーをもって物をつくられた方は物が神の栄光を告げることを望まれている。物質の根源は命あるものも無機物も全て、神のエネルギーから生じている。

*それは現代科学が到達した知見と一致する。これまで対立してきた科学の道と宗教の道が一点に収斂する。何千年も前からの聖書の民の知恵と、現代の科学者たちの知識が一つの同じものの栄光を表す時代に私たちは立ち至っている。それによって私たちの涙が一つ拭われる。だから、私たちは詩篇の作者の賛美の呼びかけに、現代人に向かって、留保なしに、「共に」「こぞって」、主に「栄光と力」を帰そうと呼びかける。

*「栄光と力」、あるいは「栄光という力」は主のもの。その栄光の力からすべての恵みが溢れ出てくる。その源は人間の目には隠されていて、見えない。人間の限界を超えているから。見えないものを望み見、根源に目を凝らす信仰なしには、神に「栄光と力」を帰することは出来ない。だから、現代以後の時代こそまことに信仰の復権が必要なのである。信仰の目をとおして幼子キリストの内に神の栄光を見ることができた、事々左様に、小さなものと大いなるものは一つである。神は小さなものの中に神の栄光と力を隠されるから。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

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