「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2014年09月22日
「恵み・憐れみ・慈しみ」

:≪賛美頌≫:詩編145:1-8(旧985)*≪今日の聖句≫詩編145:8
「主は恵みに富み、憐れみ深く/忍耐強く、慈しみに満ちておられます。」

*この聖句は旧約聖書の一番偉大なみことばの一つである。「恵み」「憐れみ」「慈しみ」という神の特性を表す三大ワードが連なっている。神の民がその契約主を賛美する言葉として、神を表現するために用いる三つの偉大な言葉である。

*「恵みの神」は宗教改革者ルターが発見した神である。ルターは以前は神を厳しい裁きの神と思い込んでいた。それは中世の教会が民の支配のために教えこんできた神のイメージであった。彼がその虜にされたのは聖書を知らなかったからである。彼が聖書を学ぶ機会を与えられて、聖書の神は今まで自分がイメージしていた神とは違うことに少しずつ気づくようになる。そうしてついに、神の裁きは恵みの裁きであり、罪人を悔い改めに導き、救うための裁きであることを納得するに至る。聖書の神を一言で言えば、それは「恵みの神」である。善には善を報い、悪には悪を報いる因果応報の神ではない。神の全ては「恵みのみ」であるとの結論に至って、彼の宗教改革者としての原点が成った。

*その恵みは、「憐れみ」と「慈しみ」より構成されている。「憐れみ」とは神の母性的愛であり、無限抱擁の愛である。「慈しみ」は神の限りない優しさであり、父性的愛である。憐れみが愛の内面的側面であるのに対して、慈しみはその外面的側面である。神の恵みはこの両者を両手として働く。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
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